2017-03-29

iOS で Kindle 本 (特に小説・技術書) を読む人は 10.3 にアップデートしない方が良い

[追記: 2017-03-30] 不具合を修正した Kindle 5.9.1 がリリースされました

iOS 10.3.0 が 2017-03-28 (火) にリリースされた。

残念なことに iOS 版 Kindle アプリ (5.9; 2017-03-21) に不具合があるようで、ダウンロードした本が読めないケースが発生している。

本を開こうとすると、ローディング・インジケーターが回り続け、先に進めない。

この不具合が発生しているのは主にリフロー型の本。

  • 小説
  • 新書
  • ビジネス書
  • 技術書

等々、フォント・サイズを変更できる「文章」メインの本で不具合が起きている。

「マンガ」や「雑誌」に代表される固定レイアウトの本ではこの問題は発生していない。また、リフロー型でも英語の本は問題なく開くことができた。

とりあえず、上に挙げた種類の本を iPhone や iPad で読む人は iOS 10.3 へのアップデートを (Kindle アプリが更新されるまで) 控えるのが良いと思う。

あとがき

iOS 10.3 の beta テストを試していて、この不具合に出喰わした。ぼくは beta テストを iPad Pro 12.9 に入れていたので、最初「12.9 インチという大きなディスプレイ」に Kindle アプリが不具合を起こしているのかと思った。でも周りの様子を聞くと、どうやら違うらしい。iOS 10.3 beta がおかしいらしい、と分かってきた。流石に Amazon も iOS 10.3 正式リリースまでには対応すると思っていたら、Kindle が対応しない内に iOS 10.3 がリリースされてしまった。

幸い手元には iPad Pro 9.7 もあるので技術書を読むことは出来る。だけど、iPad Pro 12.9 の画面サイズに慣れちゃうと、9.7 インチは物足りないとも思ってしまう。

Amazon さんには一刻も早い修正をお願いしたいところ。

おそらく原因は iOS 10.3 でファイル・システムが HFS+ から APFS に変更されたため、ファイル名の Unicode 正規化形式が NFD から NFC に変わって、濁点を含むファイル名パスを解決できなくなったからじゃないかと思うのだけど... サテ。

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