2015-04-10 (金) 16:05 に Apple Watch の予約を終えた。
予約するモデルは決めていて、朝の (回線が生きている) うちに「お気に入り」にしておいた。開始 5 分前からスタンバイ。iPhone から Apple Store アプリを起動して、予約開始を待つ。16:01 を過ぎても予約画面にならず。16:03 にアプリを再起動させたら予約画面が現れた。
「お気に入り」から商品画面を開いて予約開始。
Apple Care オプションのことを忘れていて躊躇したり、クレジット・カードのセキュリティ・ナンバーを求められてあわてふためいたり。準備万端のつもりだったけど、まだ隙があった。反省。
予約は 2 分ほどで完了した。
モデルについて
ぼくが予約した Apple Watch のモデルはスタンダードなステンレス・モデル:
- ウォッチ: 38mm ステンレスケース
- バンド: ミラネーゼループ
- Apple Care: なし
- お届け予定日: 4/24-5/8
- 注文金額: 77,800 + 6,224(税) = 84,024 円
Apple Watch にぼくが求めること
ぼくは Apple Watch に大きな期待を寄せていない。特にこの第一世代については、本当に Apple のギーク向けだと思っている。
ぼくは Apple Watch に対して、iPhone の既視感を覚えている。iPhone 初代機 (日本では結局発売されなかったね) が出た時を思い出してみる。
当時、携帯電話の主機能は「電話」だった。メールが見れて、ネットが使ることもできた。iPhone というスマートフォンが出た時、求められたのはやっぱり「電話」機能だった。iPhone は熱狂をもって迎えられたけれど、一部の人間を除いて、熱は確実に冷めていった。第二世代になって、App Store が開放され、多くのアプリが生み出された。Apple も着実に改善を加えていった。多くの失敗を糧として、iPhone は「電話」する道具ではなくなっていった。象徴的だったのは iPhone 4 で発生した「普通に持つと電話できない」アンテナ問題。明らかに Apple の手落ちで、購入者にはバンパーが無料で配られた。ぼくは、あの時、「電話が出来ない」ほどの重大な欠陥があってもリコールしないことに驚いたし、バンパーを配られただけで鎮静化していったことに衝撃を受けた。あの時点で、多くのユーザーは iPhone に「電話」を求めていないと感じた。スマート「フォン」なのに「フォン (Phone)」を必要とされなくなった iPhone。今、iPhone は (Android も)、電話以外の体験をユーザーに提供している。
さて、Apple Watch。ネット上の批判の多くは「腕時計」としての Apple Watch の欠点を挙げているものが多い。Apple Watch の主機能を「時計」と考えている人達が多いのだと思う。Apple Watch は供給を上回る需要があるようだけど、半年後に Apple Watch を使い続けている人がどれだけ残るか。Apple が用意するプリインストール・アプリも、まだ少ない Apple Watch 用サードパーティー・アプリも、「あると便利」を越えていない。あると便利だけど、ないと不便、なほどの魅力を Apple Watch は「まだ」持っていないと思う。Apple Watch に「時計」としての機能を求めなくなる「何か」を、ぼくは期待して Apple Watch を買う。その「何か」にアーリー・アダプターとして出会いたいがために。
結局のところ、ぼくは Apple Watch に「機能」や「デザイン」を求めていない。スマートフォンに電話機能を求めなくなったように、スマートウォッチに時計機能を求めなくなるような「可能性」を求めている。その可能性と出会える「チャンス」を買っている。
(そんなわけで、スマートウォッチは「時計として使えるか?」と質問してくる友達には、第一世代は「様子見でいいよ」と答えてる)
Apple Watch モデル選定で考えたこと
半年後の自分を想像して、Apple Watch を着けているかな? って考えた。
充電に関しては言えば、そもそも電池が一年保つ「腕時計」と同じカテゴリーでないと考えているので、割り切って毎日充電してると思った。一日バッテリーが保たないことも想定済 (iPhone 3G もバッテリーがヘタったら、夕方 5 時くらいにはバッテリーが切れてたし...)。
大きさは、38mm と 42mm のどっちが良いのか? Android Wear を持つ友人は、画面は大きい方が良いと言う。小さな画面なので、押し間違えやすく、その場合のストレスが大きいのが理由。一理あると思った。
一方で、自分の腕に身に付けるものとして大きな物を着け続けるか? という疑問もあった。ぼく、悲しいけど、身体が小さいのよね。邪魔になったら着けなさそう。
操作性か利便性か。きっとぼくは利便性の高くないと身に付ける気がしなかったので小さめのを選んだ。これは賭。自分で使ってみないと、正解は分からないと思ってる。
最後にバンド。腕時計のバンドってちょっと苦手。きつすぎて手首が痛くなったり、ゆるすぎてダボダボになったり。自由に長さを変えられるバンドでないと使わなくなる気がした。色んなバンドを見て興味ひかれたのがミネラーゼループ・バンド。磁石でスクラブを閉じるらしく、長さは可変。
Apple Watch スポーツ (とスポーツ・バンド) を買って、単品売のミネラーゼループ・バンドを買う手もあった。トータル・コストはそっちの方が安い。何故そうしなかったって? うーん、見栄。こういう虚栄心って、使い続ける源動力になると思う (言い訳)。
ちなみに、自由に長さを変えられるバンドはミネラーゼループの他にレザーループというのもある。これは 42mm 用 Apple Watch にしか提供されていないのでチェックからもれてた。もし、42mm モデル前提でベルトを探してたら、ミネラーゼループと大きく悩んだと思う。
バンドは Apple Watch の第二、第三世代でも使い回せると踏んで多少の割高には目をつむった。来年は、バンド無しモデルも出るんじゃないかな? (一世代ごとにバンドの規格も変わったら涙目!)
Apple Watch スポーツと普通の Apple Watch では、材質 (アルミとステンレス)・重さ (25/30g と 40/50g)・ディスプレイ (Ion-X ガラスとサファイアクリスタル) が違う。判断材料とするにも、正直、イメージできなかったのでスルー。実物触って悩むことにする。
あとがき
きっと Apple Watch が届いたら、テンション上がるんだろうなー。楽しみ。
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