Google の路線検索サービス Google Transit が日本に対応した。
Google Transit の日本語版は 2006-10-18 に携帯バージョンが先行公開されていた。Google Transit の良いところは、出発点・到着点に地名を入力すると最寄り駅を自動的に探してくれる点。携帯版とはいえ、この機能はほかの路線検索サービスにはない特徴なので、clmemo@aka では PC からモバイル版 Google Transit にアクセスする方法を記事にもした。
そんな Google Transit が、ついに公式サービスとしてスタートしたという訳。
まず、Google Transit のインターフェースを見てみませう。
こちらは、出発地点・到着地点・出発時刻 (or 到着時刻) を入力するだけのシンプルなもの。このシンプルさは Google らしい。「経路を表示」ボタンをクリックすると路線検索が実行される。
正式サービスになった Google Transit が、モバイル版と大きく変わったのが、検索結果の表示方法。下のスクリーン・ショットを見れば分かる通り、経路候補の隣に Google Maps による経路地図が表示されるようになった! 他の経路を選択すると、経路地図も合わせて更新される。
また、「経路」内の駅や空港の「乗車」「乗り換え」「歩く」といったリンクをクリックすると、その駅や空港近辺の地図が拡大表示される。特に JR と私鉄の乗り換えなどでは、駅と駅の (歩く) 経路が表示されるので、僕のように道に迷いやすい人間には重宝しそう。
なお、Google Transit では、出発地点・到着地点に複数の候補がある場合、まず最有力の候補を使う使用になっている。例えば、スクリーン・ショットの場合だと、本当は「新潟〜香川県高松市」の路線検索がしたかった。ところがぼくが単に「高松」と入力したため、Google Transit は「石川県にある高松駅」を探してしまった。こういう場合「以下の候補から選択してください」というメッセージが表示されるので、そこから「高松駅(香川)」を選び直す。こういった手間が嫌なら、「高松(香川)」とか「香川県高松市」という風に場所を細かく指定すればいい。
この他、面白いのは「逆の経路を表示」というリンク。リンク・クリック一つで、帰りの経路を表示することができる。
最後に Google Transit のオプションについて。Google Transit では、「出発時刻」「到着時刻」「最終時刻」の三つの時間指定と「時間順」「料金順」「乗り換え回数順」の三つの並び替え指定をサポートし、「有料特急」と「飛行機」を使わない指定ができる。
あとがき
今回は新しくサービス・インした Google トランジットを取り上げた。Google Transit は、バスも含めた乗り換え検索ができるのだけど、残念なことに、バス経路については網羅度が足りない。特に、バス路線の発達した観光都市・京都で、バス検索ができないのが痛い。そこらへんは今後に期待。とはいえ、すごいサービスが始まったと思う。
四国に渡るには瀬戸内海を泳げとはいわれないようですね。大西洋じゃないから?
ReplyDeleteでも私が京都に行くルートはどうやっても検索できません。
そうそう。瀬戸内海は泳がなくてもいいんです :)
ReplyDelete> でも私が京都に行くルートは...
Google Transit では、時々、変なコースが選ばれてしまう事がありますね。私の場合、神奈川から東京に出るのに、いつも新幹線を使えと言われてしまいます。そんな財政的余裕はないのに :p