最新の AUCTeX を Mac でコンパイルする方法。
過去記事との違いは二点。AUCTeX のバージョン管理が cvs から git に変わったこと。Mac の TeX 環境に合わせて configure オプションを指定すること。
取得
Savannah (FSF の Git リポジトリ・ホスティング・サービス) から AUCTeX を取得する。
$ git clone git://git.sv.gnu.org/auctex.git
インストール
TeX のシステムが /usr/local/texlive/texmf-local
に入っていたとする。
$ ./autogen.sh $ ./configure --with-texmf-dir=/usr/local/texlive/texmf-local $ make $ sudo make install
以上。
あとがき
--with-texmf-dir
のオプションが覚えられない。オプションなしで configure にディレクトリーの位置を教えることは出来ないものか? 良く分からないので、毎回オプションを指定している。
バージョン管理が Git に移行した。手元でテスト用ブランチの作成が出来るようになった。ありがたい。
> --with-texmf-dir のオプションが覚えられない。オプションなしで configure にディレクトリーの位置を教えることは出来ないものか?
ReplyDeletekpsewhich にパスが通っていれば基本は kpsewhich --var-value TEXMFLOCAL の実行結果を与える、でいいのですが、MikTeX だと確か機能省略版の kpsewhich しかない、とかのオチになってしまうんじゃなかったかな…。なので OS・TeX distribution によらない共通解は難しいように思います。
井汲さん、こんにちは
Deleteなるほど、kpsewitch に依存しているのですね。勉強になりました。
> なので OS・TeX distribution によらない共通解は難しいように思います。
そうなのですね。残念です。