Vagrant 1.1+ の情報を書きました。
最近、Vagrant (ヴェイグラント) という名前を良く聞く。
VirtualBox というツールがあって、これを使うと他の OS を動かすことができる。一般に仮想 OS 環境と呼ばれるもの。Mac OS や Windows の中で Linux を動かしたり、Linux の中で Windows (勿論、ライセンスは必要) を動かしたり... といったことができる。
vagrant は VirtualBox で簡単に OS をセットアップするツール。ruby の gem として提供されている。
vagrant の準備
VirtualBox サイトから最新の VirtualBox をダウンロードしてインストールする。
Vagrant スタート
vagrant を始めてみる。
今回はローカル環境にインストールしたいので、~/project/vagrant/
以下に vagrant をインストールする。
$ mkdir -p ~/project/vagrant $ cd ~/project/vagrant $ cat <<'EOF' > Gemfile source 'https://rubygems.org' gem 'vagrant' $ bundle install --path vendor/bundle $ rbenv rehash (rbenv を使ってる人だけ)
以下、vagrant を使ってインストールする OS を選択する。流れは以下の通り:
$ bundle exec vagrant box add {name} http://.../...box $ bundle exec vagrant init {name} $ vi Vagrantfile (Vagrantfile の編集) $ bundle exec vagrant up
{name}
部分のデフォールトは base。base を使う場合は vagrant init 時の {name} は省略できる。
OS の選択
vagrant 用に提供されている OS イメージは下記サイトで公開されている。
例えば、「Ubuntu 12.10 Quantal x86_64 (Guest Additions 4.2.2)」を vagrant でインストールするなら URL は「https://github.com/downloads/roderik/VagrantQuantal64Box/quantal64.box」になる。
Vagrantfile の編集
Vagrantfile の中身はほとんどコメント・アウトされている。書くべき内容は次の二つ。
Vagrant::Config.run do |config|
config.vm.box = "base"
config.vm.network :hostonly, "192.168.50.12"
end
base
の部分は、vagrant add の時に付けた名前が付ける。デフォールトなら "base"。
vagrant up したら...
ssh でログインできる。
$ bundle exec vagrant ssh
インストールが終わったら、四つのコマンドを覚えておけばいい。
- vagrant up: vagrant 仮想 OS の起動
- vagrant ssh: vagrant 仮想 OS へのログイン
- vagrant halt: vagrant 仮想 OS の終了
- vagrant destroy: vagrant 仮想 OS の破棄
あとがき
今回の vagrant の内容は「入門 Chef Solo」を参考にした。電子書籍は何時でも読めるし検索性に優れるけど、自分のメモにはなり得ない。やっぱり自分でブログの記事に落とし込まないと、頭の中に残らない。
入門Chef Solo - Infrastructure as Code
伊藤直也
伊藤直也 2013-03-11
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