エントリーを書くのが遅れてしまったけれども、先週、「goo ラボ ネットの未来プロジェクト」ブロガー・ミーティングに参加して来た。
お題は「レコメンデーション」。会場は、タワー・レコード渋谷店 地下一階の「STAGE ONE」 (タワレコ渋谷には何度も行ってるけど、地下に降りるのは初めて!)。
レコメンデーションは、「おすすめ」なんて訳される。一番身近なのは、周りの人の口コミ情報。ネット界隈で有名なのは、Amazon の「おすすめの商品」。
ぼくは、てっきり「goo ラボ」が提供している「レコメンデーション機能」のお話になるんだと思ってた。でも違った。舞台に上がったのは、「goo ラボ」の代表が 2 人。「タワー・レコード渋谷店」の代表が 2 人。前者はネット側の代表。後者は実店舗側の代表。「レコメンデーション」にネットの中と外で係わっている人達を呼んで、何か面白いことは出来ないかな? なんて対談をするイベントだった。この対談を進行するのが、イベント主催者 AMN の徳力さん。
goo ラボの人のお話は、予想の範囲内。「昔は年齢・性別といったスペックで括ってマーケティングを行なっていたけれど、最近はユーザーが多様化してしまった。だから、個人々々に絞ったマーケティング (レコメンデーション) の重要度も上がってる」という主旨の話が印象的だった。
一方、タワレコの人達の話は、予想外に面白かった (まず、タワレコの中の人が登場するなんて思ってもいなかったからね)。
- ポップは、全部、手作り
- ポップを付けると売れる。でも、具体的な数値はない。「ポップ無し」と「ポップ有り」を両方一緒に試せないから。感覚的には売れているんだけど...
- 「最高傑作」という言葉は使わない (最後の切り札として、取っておく)
- どの試聴ブースのどの CD がよく聞かれているか、常に気にかけている
- 「良いと思われる CD を発掘するコツは?」(徳力さん)。「勘です」(タワレコの人)。
対談を聞いてて、機械的なレコメンデーションの仕組みは出来つつあるけれど、既存の (タワレコなんかがやってる) プロのレコメンデーションをネットと融合させる仕組みはないなぁ、と思った。
CD ショップ限定で言いうと、ぼくは HMV の店舗よりタワレコの方が好き。HMV は、ぼくの好きなクラシック CD の売り場が、どんどん小さくなってる。タワレコはまだクラシックに力を入れている。タワレコの中だと、ぼくは渋谷より新宿の方が好き。何でかな? 上手く説明できない。
あと、ネットだとタワレコより HMV の方が好き。理由は、レコメンデーション・ページへのリンクが時系列に並んでいるから。何か月に一回、HMV のレコメンデーションを眺めて、気に入ったボックスを買う。これが、ぼくの CD 購入のスタイル。タワレコのサイトは、ページがごちゃごちゃしていて、買う気が起きない。
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