2015-09-10

第 4 世代 Apple TV 発表される

2015-09-10 (木) 2:00 の Apple イベントにて Apple は第 4 世代 Apple TV を発表した。Apple TV のアップデートは 2012 年 3 月の第 3 世代発売から数えて 3 年半ぶり。Apple TV 本体、OS、リモコンともに大きく刷新された。予約開始日は不明、発売は 2015 年 10 月後半とのこと。ストレージ・サイズで 2 モデル用意されていて、32GB が 149 ドル、64GB が $199。

tvOS

Apple TV 第 4 世代で、ついに Apple TV 用のアプリを開発できるようになった。Apple TV 用の App Store が公開され、Apple TV 用の OS「tvOS」が発表された。tvOS のベータ版及び Developer Tool は今日公開開始。

Apple TV に繋がる大画面テレビを活かしたアプリやゲームが多くリリースされることが予想できる。

主なスペック

主要スペックは次の通り:

  • CPU: A8
  • サイズ: 98mm x 98mm x 33mm
  • 重さ: 425g
  • Wi-Fi: 802.11 a/g/n/ac with MIMO
  • LAN ポート: 10/100BASE-T
  • Bluetooth: 4.0
  • IR Receiver
  • HDMI: v1.4 x1
  • USB: Type-C (サービス & サポート用)

ビデオ画質は最大 1080p, 60 フレームに対応。1080p というと Blueray 画質。HDMI 1.4 という規格から 3D 動画の再生は可能なはず。そういうコンテンツが用意されるか、は別の話になるけれど。あと、4K 動画は... かなり厳しそう (see also. 4Kコンテンツへの本格対応を果たしたHDMI2.0規格はどのように進化しているのか - GIGAZINE)

音声は AAC と MP3 が 320Kbps まで対応。FLAC は未対応 (残念)。Dolby Digital 5.1 と Dolby Digital Plus 7.1 にも対応しているとのこと。

リモコン

Apple TV のリモコンも大きく刷新された。特に (小さいながらも) タッチパネルを搭載したことと、Siri に対応した点は使い勝手の向上に大きな影響があると感じた。Apple イベントでは、Siri で「Skip ahead 7 minutes (7 分先にスキップして)」と操作していたのが印象的だった。こういう操作が出来ると非常にありがたい。

リモコンの主要スペックは次の通り:

  • サイズ: 124mm x 38mm x 6.3mm
  • 重さ: 47g
  • タッチパネル
  • マイク: デュアル・マイク (Siri 用)
  • 物理ボタン: メニュー、ホーム、Siri、再生/ポーズ、ボリューム・アップ/ダウン
  • Bluetooth: 4.0
  • IR transmitter
  • センサー: 加速度センサー、ジャイロセンサー
  • バッテリー: 1 か月
  • ライトニング・コネクター (充電用)

デモでは、リモコンの加速度センサーを使ってゲーム・アプリで遊んでいた。

リモコンの充電はライトニング・コネクターで行なう。付属品にライトニング・コネクターから USB への変換ケーブルがあったので、PC の USB ポートや USB 充電器 (例えば Anker PowerPort) を用いて充電するんだと思う。

あとがき

Apple TV 第 4 世代にはスペックだけでは言い表せない魅力がある。例えば映画再生中にその映画の俳優情報を画面下に表示させるとか、天気予報を画面下に出すとか、MLB で一つの試合を見ている途中にもう一つの試合を同時に流すとか。どこからが Apple TV (tvOS) の基本機能で、どこまでがその番号やアプリの提供する機能・情報なのか分からなかったけど、大きな進化が起きそうな予感を持った。

一つだけ残念な点を挙げると、第 3 世代 Apple TV には付いていた光オーディオ出力がなくなってしまった。自分のオーディオに直接 Apple TV をつなげられないのは非常にショッキング。第 4 世代 Apple TV のために DAC を買ったと言っても過言ではないのに。この件についてはまた別に記事を書く。

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