2011-09-30

三洋の洗濯乾燥機 AWD-TQ80 を買った

昨日、洗濯機を電機屋さんで注文した。Panasonic の NA-FV60B2 というモデル。
ところが、この洗濯乾燥機は乾燥時に多量の蒸気が出るという。そこで早速、調べてみた。

色々ある洗濯乾燥機の乾燥方式

ぼくが買おうとした洗濯乾燥機が採用していた乾燥方式はに排気式 (空冷式とも呼ばれる)。排気式は、70〜90 度の熱風をヒーターで作り出し、ファンで洗濯物に風を当てて乾燥させる。洗濯物から出た水分は、そのまま洗濯乾燥機の外に出てくる。熱風を使うので生地が痛みやすいと言われているが、コイン・ランドリーや家底用の乾燥機も同様の方式なので痛み具合に関しては (一人暮らしなら) それほど気にしなくて良いのではないかと思う。一方、洗濯乾燥機から出てくる蒸気だけれども、これはかなりの量らしい。単純に洗濯物を部屋干しする時と同じだけの蒸気が出るのではないかと思う。コイン・ランドリーなどでは、こういった蒸気は外へ出すようにパイプを通している。一方、家庭の洗濯乾燥機置き場など狭いもの。そこに大量の蒸気が出ればカビが発生しやすくなる。換気しやすい場所に設置することが必要そう。
ぼくの引越先は、置き場が狭く換気も厳しい環境なので、排気式の洗濯乾燥機はいささか厳しい。
乾燥方式には排気式の他に、水冷式ヒートポンプ式の二種類がある。
水冷式と排気式の「乾燥方式」は同じ。違いは洗濯物から出た蒸気に対処法。排気式はそのまま排気するけれど、水冷式は蒸気を冷やして水に戻す。デメリットは冷却のために水道水を使うので、水道代が多めにかかること。メリットは蒸気がほとんど出ないこと。
ヒートポンプ式は乾燥方式が違う。排気・水冷式が 70〜90 度の熱風を送るのに対して、ヒートポンプ式は「乾燥した温風 (50〜65 度)」を送る。湿度の低い風を使うことで、低温の風でも乾燥を可能にする。衣類の痛みも軽くなるし、冷却水を使わないメリットがある。ただしヒートポンプ式は、今のところ、ドラム型洗濯乾燥機にしか採用されていない。機構的に縦型の洗濯乾燥機には導入が出来ないらしい。技術革新が起きることを望みたい。
まとめ

乾燥方式の比較
排気式 水冷式 ヒート・ポンプ式
温度 70〜90 度 50〜65 度
蒸気 たくさん出る ほとんど出ない
冷却水 使わない 使う 使わない
採用機種 縦型 ドラム型

三洋の洗濯乾燥機を買う

水冷式の洗濯乾燥機はだいたい 10 万円代。もちろんインバーター式。決算前ということで、6 万円代まで値引きされた商品が 2 つあった。一つが三洋の AWD-TQ80。

三洋の洗濯乾燥機には「エアウォッシュ」という機能があって、水洗いできない革製品や靴をオゾンで除菌・消臭してくれるという。雨の中を歩き回って、靴がビショビショになり臭くなった経験がある身としては、この機能にひかれる。
ただし、三洋の洗濯機 & 冷蔵庫事業は中国ハイアール社に事業譲渡されてしまった。値段が安くなるのには、それなりの理由があるからだという割り切りも必要。
さて、もう一つの候補を書いておく。日立の白い約束。日立には「白い約束」シリーズと「ビートウォッシュ」シリーズの二つのラインナップがある。今、この時期は「白い約束」が買い換え時期らしい。現品限りの一品が 69,000 円代まで落ちていた。探せば他の家電量販店でこれより安く手に入る可能性がある。また、日立 7.0kg 洗濯乾燥機HITACHI ビートウォッシュ BW-D7LV-N は水冷式でありながら Amazon 価格 64,920 円 (配送料別)。これは既に製造終了品。日立に在庫はなく、家電量販店からの取り寄せができない機種。こういった機種に目を向けるのも良いかも。
選択
三洋の洗濯乾燥機は面白い機能が多くついていて、白い約束シリーズより五千円以上安かった (家電量販店にて)。また、三洋には五年間保証がデフォールトで付いていたけれど、白い約束にはそういうオプションがなかった (長期保証には別途追加料金が必要だった)。値段・機能・保証という三点のメリットとハイアール社譲渡というデメリットを考えて、メリットを取った。
Amazon で買えるビートウォッシュは値段も機能も魅力的だったけれど、洗濯機が壊れた時なんかの対処を考えると近所の家電量販店に安心を求めてしまった。

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