2018-09-13

Apple Watch series 4 が発表された

2018-09-13 (水) 02:00、Apple がイベントを開催して、Apple Watch series 4 を発表した。

Apple Watch series 4 は Apple Watch シリーズ初めて外見の変更が行なわれた。ディスプレイが大型化し、iPhone X のようにエッジまで画面が表示されるようになった。今までの 38mm モデルと 42 mm モデルは廃止され、40 mm モデルと 44 mm モデルに変更される。なお、ディスプレイ・サイズが大きくなってもバンドの規格は変わらない。series 1 で買ったものも利用可能。

Apple Watch series 4 は 2017-09-14 (金) 予約開始。2017-09-21 (金) に発売開始。GPS モデルはアルミケースのみで 45,800 円 (税別) から、GPS + Cellular モデルはアルミ、ステンレスの 2 種で 56,800 円 (税別) から。色はゴールド、シルバー、スペースグレイの 3 色展開。

なお、Apple Watch series 1 の発売は終了したもよう。旧モデルは Apple Watch series 3 が残る。価格は 31,800 円 (税別) から。

毎度のことながら、Apple および Nike、Hermès の新バンドも発売される。

新しいウォッチ・フェイス

series 4 には 4 つの新しいウォッチ・フェイス (文字盤) が追加される。

インフォグラフ文字盤

新しく追加されたインフォグラフ文字盤は最大 8 つのコンプリケーションを表示できる。これはユーティリティ文字盤を改良したもので、ユーティリティが 4 つ (左上・右上・中右・下) しかコンプリケーションを表示できなかったのに対し、左上・右上・右下・左下・中上・中右・中下・中左の 8 箇所にコンプシケーションを表示できる。

今まで、コンプリケーションを一番多く表示できるウォッチ・フェイスはモジュラー文字盤だったけど、これからはインフォグラフ文字盤がその座を奪う。

インフォグラフ・モジュラー文字盤

モジュラー文字盤もアップデートされる。こちらはよりグラフィカルな情報を表示できるようになった。

深呼吸文字盤

深呼吸アプリがウォッチ・フェイスとして登場する。アプリを開かずとも、文字盤からすぐに深呼吸できる。深呼吸のアニメーションは 3 種類用意されている。

新モーション文字盤 ?

新しい 3 つのモーション文字盤が追加される。1 つ目はファイヤー文字盤。炎が広がるアニメーションが表示される。2 つ目はウォーター文字盤。泡が画面一杯にアニメーションする。3 つ目はヴェイパー文字盤。煙? の動くアニメーション。

1 つ 1 つが新しい文字盤なのか、モーション文字盤のカスタマイズ盤として登場するのか、よく分からない。

デジタル・クラウン

デジタル・クラウンは再設計されて、Haptic フィードバックをサポートする。Haptic フィードバックにより、デジタル・クラウンをくるくる回した時にカリカリというフィードバックが得られるんじゃないかと思う。

スピーカーとマイク

50% 大きな音を出せるよう改良された。

マイクはスピーカーとは逆側に配置されるようになった。これで、電話でスピーカーの音をマイクがひろうことが少なくなり聞きとりやすい通話が可能になる。

SiP

チップセットは Apple S4 にアップデートされる。Apple Watch series 初の 64 bit CPU で、かつ Dual-Core! Apple S3 と比べて、最大 2 倍の高速化を果たした。

転倒検出 (Fall Detect)

加速度センサー、ジャイロスコープが新しくなって、2 倍のダイナミック・レンジ、8 倍のサンプリング・スピードに対応した。この変更に伴って、Fall (転倒) の検出機能が追加された!

転倒を検出すると、Apple Watch は画面にアラートを表示する。その画面から緊急通報サービス (緊急 SOS / Emergency Call) に電話をかけることができる。さらに、60 秒経っても何も反応がなければ緊急通報サービスに自動的に発信が行なわれる。

心拍センサー

心臓 (Heart) に関する機能が 3 つ追加された。

Too Low

低すぎる心拍数を検出したら Apple Watch は通知を送る。心拍数が低いのは良いことだけど、低すぎる状態が続くのは良くないので、この状態を検出したら通知を飛ばしてくれる。

Rhythm

心拍数のリズムが正常でないことを検出したら、Apple Watch は通知を送る。これは、心房細動 (AFib: Atrial Fibrillation) の可能性があるため。

心電図 (ECG: Electro-cardiogram)

Apple Watch では心電図機能が追加される。デジタル・クラウンを 30 秒間押さえることで心電図データを取ることができる。結果は PDF 出力して、医師に見せることが可能。FDA 認可 (FDA Clearance; FDA はアメリカ食品医薬品局 Food and Drug Administration) も受けている。

心電図アプリは今年の秋にリリース予定。ただ、日本の Apple のサイトに心電図の紹介がないので、もしかしたら日本ではすぐに使えないのかもしれない。(医療の法津的なからみとかあるのかも?)

バッテリー

バッテリーは 18 時間持つ。

あとがき

Apple Watch series 4 はディスプレイの大型化が大きく目を引く。でも、転倒検出や心拍・心電図機能のようにユーザーに常に寄り添う機能が強化されていることに面白みを感じた。

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