2009-11-08

10 万円代の CD プレーヤー比較 その 3

10 万円代の CD プレーヤー比較 その 1その 2 の続きにして最終回。「このエントリーを読む前に...」、「エントリーについて」及び「試聴ディスク」はその 1 のエントリーを参照のこと。

試聴機器

試聴は、Refino & Anhelo で行なった。

試聴機器は、アンプに Primare I21 を、スピーカーに Vienna Acoustics の T3G を使った。

PRIMARE I21 インテグレーテッドアンプ プライマー [185,000 円]
PRIMARE I21 インテグレーテッドアンプ プライマー

Vieena Acoustics Model T-3G-PB(ピアノブラック)・ペア スピーカー ウィーンアコースティック [528,000 円]
Vieena Acoustics Model T-3G-PB(ピアノブラック)・ペア スピーカー ウィーンアコースティック

CD プレーヤーの比較

CD プレーヤーの中には第二回で比較対象にした CD プレーヤーも含まれている。一応、最有力候補なだけに、聞き比べないと...

PRIMARE CD21 CDプレーヤー プライマー [180,000 円]
PRIMARE CD21 CDプレーヤー プライマー

音場は左右に広いが、奥行きをそれほど感じない。音像定位は明快。解像度は少し低め。音は清涼なタイプ。低域が強めに感じる。

空間表現能力が高い。左右に広いだけでなく、奥行きがある。解像度は Primare CD21 より高め、というか普通。Primare との大きな違いは音の質。Primare が清涼なのに対して、ATOLL は熱い。これはお国の違いか? (Primare はスウェーデン、ATOLL はフランス。いや、きっと関係ない!)。Primare より、細やかなニュアンスを表現する。

三回目の比較試聴での最有力候補。

YBA CDプレーヤー YC201 CD [267,600 円]
YBA CDプレーヤー YC201 CD

軟らかめの表現で、音が薄い。ATOLL を聞いた後だけに、余計そう思うのだらう。奥行きの表現能力は高い。

特に目立つ良さはないものの、欠点もない。全体のバランスが良い。そう、欧州版の Marantz といった感じか (YBA はフランスのブランド)。

液晶で画面を表示している。他の CD プレーヤーに比べて先進性を感じるが、展示品で多くの人が触ったためか、操作レスポンスが悪かった。

友達に勧められ、懇意にしているオーディオ屋さんにも勧められ、かなり興味を持った Audio Analogue。置いてる店が少ないのが玉に瑕。

デザインはとてもシンプル。再生ボタンと停止/取り出しボタンの 2 つしかボタンがない。他の操作はリモコンで行なう。で、肝心のリモコンがない! 比較試聴で使う曲は 4 曲目なんだけど、それまでずっと待つ元気はなく、結局試聴せずに帰った。とても残念。

あとがき

第三回の試聴はたった 4 機種 (実質 3 機種) しか比較試聴できなかった。

最初、店員に 6 機種くらいを指定して比較試聴したい旨を伝えたのだけど、最初の Primare を聞いている途中で店員がどこかへ行ってしまった。曲を聞き終えて、CD プレーヤーを変えてもらおうと思ったら、店員がいないので大弱り。フロアを探して、カウンターに戻ってた店員を見つけた。CD プレーヤーを ATOLL に変えてもらい試聴していたら、店員再び失踪。今度はフロア中探しても、どこにもいない。たまたま階段を上がって来た別の店員 (試聴は二階でやっていた) にお願いして YBA に切り替えてもらう。その後、Audio Analogue を聞こうとしたらリモコンがない。三度、店員を探して聞いてみたら、リモコンは出していないという。それは残念、と他の機種に目を移していたら、他の場所で他の人が本気 (?) の試聴を始めた。こちらは即決購入する客でもない候補選びの段階だし、残る機種は参考程度に聞いてみやうと思ってたもの (例えば QUAD とかね) なので店を後にした。

さんざな比較試聴だったけど、成果はあった。ATOLL の CD プレーヤーと出会えたこと。

家のシステムとの相性もあるから、Myryad, Primare, ATOLL の三機種あたりをお店に頼んで借し出しをしてもらう。その中で一番良いものを選ぶとしやう。

10 万円代 CD プレーヤー購入の計画は、遂に第二段階へとさしかかる。しかし、その計画は思わぬ頓挫を迎えることになる。。。

2009-11-07

10 万円代の CD プレーヤー比較 その 2

10 万円代の CD プレーヤー比較 その 1 の続き。「このエントリーを読む前に...」、「エントリーについて」及び「試聴ディスク」は過去エントリーを参照のこと。

試聴機器

試聴は、オーディオスクェア 横浜店で行なった。

試聴機器は、アンプに Primare I21 を、スピーカーに Vienna Acoustics の T3GB を使った。ぼくは今、アンプに Primare I30 を使っている。一ランク下の Primare I21 を使えば、自分の環境に近くなり良いと考えた (本当は I30 を使えれば良かったけど、置いてなかった)。T3GB はまたまた写真が手に入らず、残念。

PRIMARE I21 インテグレーテッドアンプ プライマー [185,000 円]
PRIMARE I21 インテグレーテッドアンプ プライマー

CD プレーヤーの比較

CD プレーヤーの中には、第一回で比較対象にした CD プレーヤーも含まれている。これはアンプとスピーカーを変えてどう感じるかを確かめたかったため。大枠、印象が変わることはなかったけれど、認識が深まったり、他に良い点・悪い点を見つけたりということはあった。

CEC CDプレイヤー(シルバー) CD3800-SL [69,300 → 52,000 円]
CEC CDプレイヤー(シルバー) CD3800-SL

第一回で聞いた時よりも良く感じる。つまり、LUXMAN L-550AII + Sonus faber Minima Vantage より Primare I21 + Vienna Acoustics T3GB の方がぼくの好みに合っているということだらう。あと、試聴環境が変わったのもあるかもしれない。

解像度は低い。平面的な音で、奥行きがない。

定位は安定した。前、聞いた時は定位が安定しなかったのに。アンプの違いかな? Primare は左右のセパレーションをはっきり出すアンプだから、定位の良さに繋がるのかもしれない。

管が滑らか鳴ったのが印象的。

CEC ベルトドライブ方式CDプレーヤー TL-51XR(CEC) [126,900 円]
CEC ベルトドライブ方式CDプレーヤー TL-51XR(CEC)

3800 と比べて、解像度が高く、音場は左右・奥へと広く深い。特に低域の解像度が高くなったように感じる。これは SN が上がったのかも。楽器の分離感も高くなり、一つ一つの楽器を聞き分け易くなった。ボーカルはより力強くなり、アタック感も上がった。残響感が良い感じに残る。

CEC TL-51XR の上位機種 TL53Z は聞くことができなかった。

第一回での最有力候補。

TL-51XR に比べて透明感が向上。見通しが良くなった。また、奥行きも少し増した。残響は TL-51XR に比べると薄いけれど、不満はなく、むしろ奇麗に感じる。弦が小編成になった時、特に聞きやすかった。

Myryad Z112-CD は Primare CD21 を聞いた後に、もう一度聞き直した。音場が広く、楽器の分離感が高い。奥き行きの表現もまずまず。CD21 と比べると、平面的に感じる代わりに、音にキレを感じた。

ヤマハ CD&SACDプレーヤー CD-S2000(S)シルバー CD-S2000S [176,400 → 139,800 円]
ヤマハ CD&SACDプレーヤー CD-S2000(S)シルバー CD-S2000S

最初、CD-S1000 だと思って聞いていた。なので全く印象が変わって驚いた。CD-S1000 で不満に思っていた点がほぼ解消されてる。前回のレポートは何だったのかと頭をひねるが、店員さんに CD-S2000 であることを教えてもらって納得した。

CD-S1000 と同じく空間表現能力に秀でている。空間が広い。加えて解像度が高い。重みも加わった。CD-S1000 にあったフワリ感がなくなった。欠点は、低域がふくらんで締まっていない点。

CD-S1000 の購入を考えているなら、少し無理してでも CD-S2000 を買うべきだと思う。CD-S1000 のフワリ感を気に入っているのでなければ!

PRIMARE CD21 CDプレーヤー プライマー [180,000 円]
PRIMARE CD21 CDプレーヤー プライマー

空間がすごく広い。音場の左右の広さは驚き。これは CD-S2000 を聞いた直後に感じたことなので、よほど空間が広く感じるのだらう。聞きやすい。音は清涼。Myryad Z112-CD と YAMAHA CD-S2000 の良さを兼ね備えて、プラスαした感じ。

ただし、使っているアンプが Primare I21 ということで、相性の良さが最大限に発揮されている可能性もある。今回の試聴では、その真偽までは分からなかった。

二回目の比較試聴での最有力候補。

Unison Research 社の真空管を使った CD プレーヤー。

Primare CD21 を聞いた後、Myryad Z112-CD を聞き直している。本機の試聴は Myryad Z112-CD の後。

奥行きがグッと増す。管の表現が細やか。弦の表現が滑らか。音の質感がとてもいい。

(今回の試聴で) ステージ感を強く感じた唯一の CD プレーヤー。奥行きの表現は、Myryad Z112-CD より少し上か。ただ、他が凄いので音が平面的な印象を拭えない。アタック感が強く、音のキレが凄く良い。細やかな音も聴こえる。

今、音場に対して広さだけでなく奥行きも求めているので、候補から外した。しかし、素晴らしい CD プレーヤーであることには変わりない。Synthesis が無名なのは非常にもったいない。

Myryad 社の元リファレンス CD プレーヤー。後継の MXC7000 が発表されたため、展示処分品として半額近いプライスになっていた。Myryad Z112-CD をあれだけ気に行ったのだから、最高品を展示処分とはいえ、22 万円。無理して買うのもアリ?

ステージが半端なく広い。楽器の分離感も圧倒的。狭さという言葉を感じさせない。Z112-CD の良い所は更に良くなっている。

奥行きには不満。Z112-CD より良くなっているのだけど、他の部分も同じやうに良くなっているので、相対的に奥行き不足が解消されたとは言えない。

音は滑らかになった。「自然」に音が鳴る感じ。Z112-CD はこれに比べると、頑張って音を作っています、と感じる。

エソテリック SACD/CDプレーヤー X-05 [428,400 円]
エソテリック SACD/CDプレーヤー X-05

値段相応。聞き易い。音場表現能力が高く、空間が広い。ステージ感がある。見通しがとてもよく、舞台を見ているよう。残響感は残りすぎず、カラっとしている。

あとがき

第二回目はここまで。やはり、アンプ・スピーカーを変えると、少し視点が変わる。自分の持ってるシステムと全く同じものが店にあるならまだしも、そうでないならアンプ・スピーカーも変えて変化の具合を見てみるのも重要だと思った。

個人的な好みは、予算内で Myryad Z112-CD と Primare CD21。特に Primare CD21 はアンプとの相性も良さと相まって、グッと来た。けれど、CD プレーヤーにアンプを Primare で揃えてしまうのは負けなんじゃないか、という声も聞こえて辛い。予算オーバーを覚悟するなら Myryad MXC6000 も十分候補。ただし、この子は (特価なのもあって) 他の人が先に買ってしまった。

Esoteric は相変わらず別次元の音を出している。次に買う本気の CD プレーヤーは 50 万円代を想定しているので、このクラスになるはず。その間をどんな CD プレーヤーで埋めるか? 難しいところ。

比較試聴の第三回は軽めなので、あまり期待しないで。。。

2009-11-06

10 万円代の CD プレーヤー比較 その 1

実家の CD プレーヤー (20 年もの) が限界に近づいて来たので、自分の CD プレーヤー を差し出すことにした。ぼくが使っているのは、CEC の CD3300R。定価 47,250 円。

CEC CD3300R(SL) CDプレーヤー
CEC CD3300R(SL) CDプレーヤー

これを機に、自分の CD プレーヤーを 10 万円台のものにアップグレードを企てる。そこで、色んな CD プレーヤーを比較試聴したので、参考にメモを残しておく。なお、比較試聴は 3 回やったので、エントリーも 3 つに分ける。

このエントリーを読む前に...

オーディオ装置は、人の趣味・趣向が多分に発揮されやすい。そのため自分が良いと思う製品を、他人が気に入らないことはままある。また、繋げているアンプやスピーカーとの相性、試聴場所の環境だけでも、良い製品を見逃しがちになりやすい。

そして、一番の問題が、このエントリーが書いているぼく自身がオーディオに精通していないこと。音が変わるのは分かるんだけど、それを上手く言葉に表現できない。より上品に音が鳴るやうになったのを、元気がなくなったと感じているかもしれない。

だから、このエントリーの感想は「良い」という表現に注目して読んで欲しい。このエントリーを読んで、「あの CD プレーヤーはダメなのか。なら試聴するのはよそう」とは思わないで欲しい。それは単に、ぼくがその CD プレーヤーの良さを見つけられなかっただけなのかもしれないから。「この CD プレーヤーの感想に興味を持った。少し試聴してみようか」と思って頂けたら嬉しい。

エントリーについて

試聴した順に感想を書いた。写真 (といっても Amazon から取って来たものだけど) が手に入るものは、なるべく写真を掲載するやうにした。値段は、Amazon の売価を書いた。一部売価の分からないものは、定価を調べて書いた。

試聴機器

試聴は、オーディオスクェア 相模原店で行なった。

試聴機器は、アンプに LUXMAN L-550AII を、スピーカーに Sonus faber の Minima Vintage を使った。Minima は写真が見つからず残念。

LUXMAN L-550AII 純A級プリメインアンプ L550A2 [241,999 円]
LUXMAN L-550AII 純A級プリメインアンプ L550A2

試聴ディスク

サー・ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレーヤーズのモーツァルトのレクイエムから、4 曲目「怒りの日」全曲と続く 5 曲目「奇しきラッパの響き」のソプラノが歌い終わるところまでを試聴した。

モーツァルト:レクイエム(ドルース版)
モーツァルト
モーツァルト:レクイエム(ドルース版)
曲名リスト
1. フリーメーソンのための葬送行進曲K.477(479a)
2. レクイエム ニ短調K.626(ドルース版)
3. モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618

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CD プレーヤーの比較

CEC CDプレイヤー(シルバー) CD3800-SL [69,300 → 52,000 円]
CEC CDプレイヤー(シルバー) CD3800-SL

お店に行ったら、ぼくの持ってる CD3300R はもう生産終了で実機がなかった。まずは、自分の持っている音がどのレベルなのかを確かめないことには比較もできないので、CD3300R の後継と言われる CD3800 を聞く。

まず解像度が低い。音場は左右にそこそこ広いものの、奥行きは出ず平面的。定位も安定しない。

CEC ベルトドライブ方式CDプレーヤー TL-51XR(CEC) [126,900 円]
CEC ベルトドライブ方式CDプレーヤー TL-51XR(CEC)

音の厚みが増して、ボーカル (合唱・ソロ) が力強くなった。解像度も向上。アタック感も良くなった。定位も安定。音場は更に左右に広がり、見通しが良くなった。

CEC ベルトドライブ方式CDプレイヤー TL53Z(CEC) [231,000 → 174,000 円]
CEC ベルトドライブ方式CDプレイヤー TL53Z(CEC)

音場は、TL-51XR と比べて少し左右に狭く感じるが、一方で奥行きが出るようになった。中域の解像度が向上。弦や合唱の響きも豊かになった。ただし、TL-51XR と比べて高域が弱く感じる。軽いというのか。

音場が広い。広さで言ったら、CEC TL-51XR よりも上。見通しがすごく良い。高域も聞きやすく、アタック感の表現もいい。響きが自然 (TL53Z の響きの良さが、逆に響きすぎていると思える)。ステージ感が出ているように思える。

1 回目の比較試聴での最有力候補。

解像度の高さがピカイチ。今までの試聴機では群を抜く。音場は左右に広く、Myryad よりも奥行きがある (むしろ Myryad は奥行きはない方かもしれない)。当然、音の見通しが良い。ただ、残響感が少し残り、低域が強めでキビキビ感に不足を感じた。

Myryad と並んで、1 回目の比較試聴における最有力候補。

オニキス CDプレーヤー CD-15(ONIX) [130,500 円]
オニキス CDプレーヤー CD-15(ONIX)

音が薄く、アタック感も弱い。奥行きがなく平面的。ただし、見通しはいい。以上、Soulnote と比べての感想。

全体を通して評価すると、CEC3800 と CEC TL-51XR の間くらいか? 弦の質感は出ないけれど、ボーカルは良く聞こえた。

真空管を使った CD プレーヤー。真空管が温まらないと良い音が出ない。真空管は 5 〜 10 分程で温まる。

音場は、横の広がりは中位い、奥行きは中〜小といったところ。アタック感は弱い。ボーカルには生々しさが、弦と管には滑らかさがある。質感の良さで勝負するタイプかな。

マランツ SACD/CDプレーヤー SA-15S2-N [139,800 円]
マランツ SACD/CDプレーヤー SA-15S2-N

端正。その一言に尽きる。アタック感は小さい。音場も左右に中程度、奥行きも中程度。解像度もそこそこ。小さくまとまっている。グッと来るものがないけれど、中庸の美を感じた。ある意味、この価格帯では最もジャンルを選ばない CD プレーヤーかもしれない。

デノン SACD/CDプレーヤー DENON DCD-1650SE-SP [137,000 円]
デノン SACD/CDプレーヤー DENON DCD-1650SE-SP

音場が小さく、見通しが悪い。そして音の押し出しが強い。音のリアリティーを感じられて楽しい。楽器の実在感が高いのはいいことだけど、小さな場所に音がギュッと集まる感じなのは困りもの。

オーケストラを鳴らしているから、そう感じるのかもしれない。ジャパニーズ・ポップスなんかは向くのかも。

マランツ CD/スーパーオーディオCDプレーヤー SA8003-N [78,480 円]
マランツ CD/スーパーオーディオCDプレーヤー SA8003-N

解像度が低い。響きは強めだけど、音は薄めで厚みがない。特にコントラバスのうねりが弱い。そのわりに音場は広く、見通しはいい。今まで聞いてきた CD プレーヤーと比べるとワンランク明らかに落ちるけど、何だかんだ言ってバランス良くまとまっている。

ソニー SACD/CDプレーヤー SCD-XA5400ES [132,000 円]
ソニー SACD/CDプレーヤー SCD-XA5400ES

音場は左右に広いが、奥行きがない。見通しはいい。楽器の実在感が弱く不満。高域が少しキツめ。音の輪郭がはっきりしているが、小さな音を拾えているわけじゃない。

音数の少ないもの。特にボーカルが中心になる曲と相性が良いかもしれない。ジャパニーズ・ポップスとかに合うかも。

ヤマハ CDプレーヤー CD-S1000(S)シルバー CD-S1000S [133,350 → 110,000 円]
ヤマハ CDプレーヤー CD-S1000(S)シルバー CD-S1000S

奥行きがあって、音場が左右に広い。こういうのを空間表現能力が高い、と言うのだらう。

解像度は低い。楽器のリアリティもない。そのせいか、フワリとした音場になってしまう。フワフワして落ち着かない。ステージ感がないというのだろうか。音も全体的に薄く淡く厚みがない。

LUXMAN D-05 SACD/CDプレーヤー ラックスマン [267,750 円]
LUXMAN D-05 SACD/CDプレーヤー ラックスマン

YAMAHA CD-S1000 の空間能力と Myryad の良さが合わさった感じ。解像度も非常に高い。凄く良い音。

エソテリック SACD/CDプレーヤー X-05 [428,400 円]
エソテリック SACD/CDプレーヤー X-05

音場の広さ・奥行き、ともに他を圧倒している。特に後ろに配列されている楽器がよく表現されている。解像度の高さも LUXMAN D-05 を越える。倍音成分が少し弱いかな (響きが少し弱い)。

LUXMAN D-06 SACD/CDプレーヤー ラックスマン [420,000 円]
LUXMAN D-06 SACD/CDプレーヤー ラックスマン

Esoteric X-05 ほど奥行き表現能力は高くない。音場の広さは同じくらいか。解像度は X-05 に少し落ちる程度。それよりも音色がいい。倍音成分の扱いに長じているのだらう。

あとがき

第一回目はここまで。ちゃんと聞き比べてみると、どの CD プレーヤーも個性を持っていることに気付かされた。

個人的な好みは Myryad Z112-CD と Soulnote sc1.0 の 2 機種。Myryad は、この比較試聴まで目にも止めたことのないブランドだったので、この出会いはびっくりだった。逆に Soulnote の良さは各所で聞きまくっていて、友達が既に何人か買っているので、ここでぼくも買ったら負けかな? と思っている (この天邪鬼め!)。

最後の三機種は、明らかに予算 (10 万円代) オーバーなプレーヤーだった。でも、上級機がどう鳴って、その下はどこで力を抜いているのか? そういう視点で見るとまた面白い試聴だった。上級機は、全体的に上品にレベルが高いのに対して、10 万円代は何かを犠牲にして一つ良さを出そうとしているように感じた (例えば Myryad は奥行きの無さを犠牲にしている)。無理して音を作っているといふのかな。なので、自分の個性に合うものを見つけるのは大変かもしれない。でも、見つかると、とっても幸せになれそう。

比較試聴は第二回第三回と続く。お楽しみに。

2009-11-05

オーディオ試聴用ディスク選び

オーディオ製品の試聴に使うディスク選びに困っている。ここで言うオーディオ試聴用ディスクといふのは、オーディオ試聴会等で「お気に入りの一枚があればかけますよ」と言われた時に出したり、自分で製品 (アンプやスピーカー) を買う時に候補を絞り込むためにかける一枚のこと。

なぜ困るかというと、まず自分が好きな曲でないと聞く気にならないし、曲が長すぎると他の人の迷惑になる。かといって、録音が新しく、曲が短いものを選ぶと、自分の好きな曲といふわけにいかない。ここら辺の落とし所が難しい。

ぼくはクラシック音楽が好きなので、まずクラシックの曲が上手く鳴ってくれることを願う。

というわけで、ぼくが考える「クラシック音楽好きのオーディオ試聴用ディスク」の条件を書いてみたい。

  1. 好きな楽曲であること
  2. 適切な演奏時間であること (長すぎない、短かすぎない)
  3. 録音が新しく優秀であること
  4. 大編成 (オーケストラ) を含むこと
  5. 小編成 (弦楽四重奏等) を含むこと
  6. 弦の器楽ソロ (ヴァイオリンやチェロ) を含むこと
  7. ピアノの器楽ソロを含むこと
  8. 合唱を含むこと
  9. ソロ・ボーカル (テノール、バス、ソプラノetc) を含むこと
  10. 一曲目に「お気に入りの曲」が収録されていること

好きな楽曲であること

これは外せない条件。どんなに良い曲でも、良い録音でも、好きでもない曲を長々と聞くのは疲れる。そもそも、好きでもない曲が良く鳴ったところで、嬉しくもない。演歌が最高に良くなるスピーカーを見つけられても、クラシックが良くならないんじゃ楽しくないでせう。

好きな曲が良く聞こえてこそ、その周辺 (ぼくで言うならポップスや映画サントラ) が楽しめる、と信じている。

適切な演奏時間であること (長すぎない、短かすぎない)

概ね 5 分を越えない方が良さそう。

10 分を越える曲を試聴会でかけると、周りの人が退屈して迷惑になる (いくら当人が名曲・名演だと思っていても)。また、長すぎる曲はスピーカー等の比較試聴時にも時間がかかる点が問題。当人の集中力も続かない。

一方、短か過ぎるのも考えもの。長年同じディスクスを使っていると、ここのチェロがとかオルガンがとか、は聞くべきポイントがいくつか見つかってくる。短かい曲だと、そのポイントが少なくなってしまう。

録音が新しく優秀であること

録音は優秀である程いい。新しい録音なら、なおいい。古い録音 (特に 50 年代以前) は、音が割れていたり、低音が入っていなかったり、マイクに入り切っていないことが多いので避ける方が良い。

大編成 (オーケストラ) を含むこと

小編成では良く鳴っても、大編成になると苦手、というオーディオ機器が多い。沢山の楽器が鳴っていても、音を飽和させずに再生できるかを聞きたい。多くの楽器の音色を聞くことが出来るのも良い。

音場の広がり・奥行きにも気を付けてみたい。

小編成 (弦楽四重奏等) を含むこと

楽器一つ一つが生々しく鳴っているかしらん? 演奏者の立ち位置 (音像定位) が分かるかしらん? 大編成では分からないことが、小編成だと分かる。

弦の器楽ソロ (ヴァイオリンやチェロ) を含むこと

特に貴方が弦楽器好きなら。弦楽器の弦の質感が再現されているか、がポイント。

ピアノの器楽ソロを含むこと

実はピアノは再生するのが大変な楽器。音のレンジも広いし、小さな音から大きな音まで出るし、和音まで奏でてしまう。これを越える楽器は、教会設置のオルガンしかないんじゃないかと思う。閑話休題。ピアニストのタッチが見えるか? 低域の音が沈み込むように表現されるか? 高域の音は輝いているか? 色々とチェックするポイントは多い。

ソロ・ボーカル (テノール、バス、ソプラノetc) を含むこと

楽器が鳴るのと、人の声とは全く別物。自分の好きなパート (テノールとかソプラノとか) が、ちゃんと歌えているか?

合唱を含むこと

ソロと合唱はまた違う。沢山の人が歌うのは、小編成と大編成のオーケストラほどの違いがある。

一曲目に「お気に入りの曲」が収録されていること

再生ボタンを押したら、すぐに再生が始まると便利。特に比較試聴する時に、毎回、スキップ・ボタンを押すのは面倒。

ぼくが使っている曲

少し前までは、ベートーヴェンのコリオラン序曲 (ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団) を使っていた。あまり話題にならないけど、良い曲・良い演奏だと思う。大編成で、何度も聞いてるおかげで聞き所のポイントを掴んでいるのが大きい。ただ、録音が古いのと演奏時間が長い (7 分強) が難点。より良い楽曲を探していた。

今、ぼくが使っているのは、モーツァルトのレクイエムから「怒りの日」。レクイエムはぼくが大好きな曲の一つ。「怒りの日」は演奏時間も 1 分半〜 2 分と短い。その中に、大編成のオーケストラと合唱団が入っている。余裕のある時は、その次の「奇しきラッパの響き」も聞く。まずトロンボーンのソロから入り、バス・テノール・メゾソプラノ・ソプラノが順に一人ずつソロで歌う。「怒りの日」と比べて小編成になるのも魅力。

難点は、ピアノのソロが聞けないこと。一曲目に収録されていないこと。この 2 点。

まあ、全ての理想を満たすものを探すのは難しい、ということで。

録音は、サー・ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ。1991 年録音。実は何気に、この版に収録されてるドゥールース版アーメン・フーガも大好きだったりする。

モーツァルト:レクイエム(ドルース版)
モーツァルト
モーツァルト:レクイエム(ドルース版)
曲名リスト
1. フリーメーソンのための葬送行進曲K.477(479a)
2. レクイエム ニ短調K.626(ドルース版)
3. モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618

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2009-11-04

HT-03A を落としたら

iPhone を落としたら液晶が割れてしまった、なんて話を聞く。あと、SIM カードが飛び出すってことも (ぼくは) あった。G ショックのやうに、スマートフォンはそれほど耐ショック性は高くない。では、HT-03A はどうでせう。

HT-03A を落とすと、まず、

  1. 裏蓋が外れる
  2. 中に入ってるバッテリーが飛び出す
  3. SIM カードも挿さりが悪くなる

最初の 2 つは落ちついて対処すればいい。落ちたバッテリーを挿し直し、裏蓋を付けてあげる。

問題は 3 つ目の SIM カードの挿さりが悪くなることか。落とし方にもよるけれど、少しゆるんじゃうと、SIM カードを認識しなくなってしまう。通話等が出来なくなって、一瞬壊れてしまったかと焦るかもしれないけれど心配いらない。一度裏蓋を外して、SIM カードをしっかり挿す。

ああ、後、何かの実験で SIM カードを抜いた時も注意。ひどい時は、前後 (?) 逆に挿してることもある。落ちついて対処しませう。

フタが壊れる

よほどショックが強いと、フタのフック部分が折れてしまうことがある。これがなかなか難題。

蓋が外れたショックで当人はあわててる。そこでフタを閉めようと思うけど、フック部分が折れているので、フタは嵌ってくれない。力まかせにフタを閉めると、折れたフック部分が完璧にへしゃげてしまう。蓋も、形がいびつになって、変な隙間が空く。

蓋が閉まらなくておかしいな? と思ったらフック部分をチェックしてみませう。完全に折れて取れてしまっていたらどうしようもないけれど、曲がっている程度なら、元のある形に戻してやる。マイナス・ドライバーか何かを隙間に突っ込み、テコの要領で曲がりを戻すだけの簡単なお仕事です。

何はともあれ、一番なのは「落ちつく」こと。かな。

HT-03A モニター期間延長

ブログ・エントリー clmemo@aka: AMN の HT-03A モニター・キャンページ期間が終わるや同モニター参加者との twitter とのやりとりと願いが通じたのか、DoCoMo HT-03A のモニター期間延長が決まった。

モニター期間は当初予定の10月30日(金)から 2週間延長して11月13日(金)までとさせていただきます。 11月14日、15日には返却手続きを行い 必ず11月16日(月)に弊社に届くよう返却手続きをお願いいたします。

【AMN】HT-03Aモニターキャンペーン 期間延長について - masayuki.ataka@gmail.com - Gmail より引用

これで安心して、バージョン 1.6 の機能や Latitude の使い勝手を楽しめる。上手くいくと、ADC2 second round のアプリも試せるかもしれない。楽しみ楽しみ。