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2006-04-30

clmemo@aka の 2005 年度を振り返る

clmemo@aka も開設後、一年が過ぎた。本エントリーでは、過去一年分の記事を振り返り、思い入れのある記事を月一、二本ずつ紹介してみる。期間は 2005 年 5 月から今日まで。2005 年 4 月を含めないのは、ブログ開設が 4 月末でほとんど記事がないから。

2005 年 5 月

Blogger 関連の話で、初めての hack らしい記事。当時は Google のインデックスを使うしか方法がなくて、このブログのインデックス率は低かった。記事を書いてから一か月以上、事実上検索できなかったなぁ。この後、GoogleBlog Search を公開。本ブログでも、Google 検索から Blog Search に検索方法を切り替えて、実用に足るカテゴリー検索ができるようになった。後にカテゴリー検索について何本も記事を書くきっかけになったという意味で、感概深い。

あこがれの Gmail アカウントを手に入れて、愛用の Mew (Emacs 上のメーラー) からメールを読もうとしたら設定問題で躓いた。当時のぼくは、Emacs 以外の環境を使うことなんて考えられなかった。(今もメールの作成は Mew 上でやってる ;) どうしても Gmail アカウント上のメールをローカルでも読めるようにしようと、ssh の本を読み漁って解決。その手順をブログに公開。今も、訪問者のある息の長い記事になった。

2005 年 6 月

地図サービスと路線検索にハマってた。Infoseek の地図に続いてレビューを書いたのが、この goo 地図。この頃、ウェブ地図レビューが続いたなぁ。当時、日本版の Google Local はまだ出てなくて、使えるスクロール地図としては goo 地図が一番進んでた。「goo 地図」で Yahoo! 検索すると検索結果の上位 4 位にこの記事が出るようになり、2006 年 1 月に Yahoo! インデックスが変更されるまでclmemo@aka のアクセス数稼ぎ頭になった。今、書いてる記事の品と比べると、大したレビューじゃなかったんだけどね。

題名通り、そういうまとめサイトのレビュー。何の思い入れがあるかっていうと、この記事で初めて「コメント」が入ったのね。実は、clmemo@aka を 4 月末に開いてから一か月強、コメントが入ってなかった。嬉しかったなぁ。コメントを下さったのは、OpenCage さん。

当時はやったミュージカル・バトン。ChangeLog メモがらみで知り合った zRyu 氏からバトンを渡された。このエントリーをきっかけに、zRyu 氏、のまのしわざ氏メモログ氏とペルー料理を食べることになった。ブログの繋がりって面白いなぁ、と知らしめられたエントリー。

2005 年 7 月

Emacs 上で記事を書き、ATOM PP を使って Blogger に投稿する emacs-atompub のレビュー。Emacs の url パッケージや Blogger 側の ATOM PP に不具合があって、ぼくはこのツールで投稿しなくなった。現在は、記事の作成を emacs-atompub で行い、Blogger 投稿画面にコピペしてる (手間だなぁ :P)。ぼくを Gmail アカウントに招待して下さったのは emacs-atompub の作者さんなので、そういう意味で思い入れがある。現在、emacs-atompub の開発は停まってるようだけど、再開はするのかな?

2005 年 8 月

Six Apart 社 (TypePad とか Movable Type を作ってるブログの会社ね) の、We [love] blog キャンペーン参加エントリー。ぼくがブログを始めた理由とか、clmemo@aka の名前の由来とかを書いた。このエントリーで書いた、ブログへの想いは、今だ変わってないなぁ。後に、キャンペーンの抽選に当たってノベルティー・グッズをゲット。こういう、キャンペーン、またやって欲しい。

2005 年 9 月

組版ソフト TeX の入力支援ツール AUCTeX に preview-latex という機能が追加された。AUCTeX はぼくが 2000 年末から関わりを持ってるプロジェクト。preview-latex 機能は元々、AUCTeX とは別プロジェクトで、初めて見た時は「そこまでやるか」と笑っちゃった。インストールが色々と大変なツールだったけど、AUCTeX に取り込まれて使い易くなった。皆に preview-latex を使って欲しいなぁ、と期待して書いたエントリー。更に、tex-symb.el というコードも書いたのだけど、まだ公開してない。時間を見つけて公開したいなぁ。

2005 年 10 月

日本語ネタ。ソフトウェア・レビューでない記事に限って、時期に関係なくアクセス数を稼いでくれてる。書いてて楽しかったし、エピソードの整理もつけられたし、何より、論理の流れを自分の中で明確に出来た。ブログを書いて、よかったなぁ、と思った一本。ただ、最初に書いた記事だと話の流れに無理があったので、書き直しを入れてる :P。

Bazaar-NG という分散レポジトリー型バージョン管理システムのインストール方法と始め方をメモった記事。Bazaar-NG は、今、ぼくが一番愛用してるバージョン管理。よく使い方を忘れてしまうので、書いた当人が一番この記事を読んでるんじゃないかしらん。自分用のメモに記事を書くのも、ブログの使い方だよね。

2005 年 11 月

Blogger の欠点・長所を挙げて、最後は「Blogger に対する愛」ではないですかね、と結んだ一本。実は記事を投稿した後、「Blogger に対する愛」なんてこっぱずかしい表現を使うんじゃなかったと後悔した。一日中、その事ばかり考えてて、本屋で立ち読みしながら、やっぱりもう少し軽い表現に改めようか? と悩んだ。夜、ブログを見直したら、Hit さんから「Blogger への愛、確かにあるかも知れないですね。」とコメントが入ってた。何か救われた。Hit さんの後にも、続々とコメントが入って好評だった。照れて、「Blogger への愛」を消さなくて良かったと今さらながらに思う。

USB の DVD マルチ・ドライブを使うに当たってハマった事とその解決策を書いた記事。Google 経由でアクセス数の多い記事になった。同じようなトラブルにはまる人がいるのかな? 役に立ってるようで嬉しい。

2005 年 12 月

プログラミング言語 PostScript の藝術的な作品を紹介した記事。はてなブックマークにブクマされて、かなりの訪問者が訪れた。自分のコードではないので、かなり恐縮。

Google Analytics がリリースされて、約 3 週間。Google Analytics 初心者のためのレビューを、半ば物語調に話の流れを作って書いた。三部構成にして、スクリーン・ショットも多用して、かなり力を入れたつもりだった。これはウケるぞ、と期待したのだけど、蓋を開けたら話題にもならなかった。ヘコんだ。今だに、何がいけなかったのか分からない (;_;)。渾身の一本が外れる時って、あるよね。

このエントリーで、初めて 2 チャンネラーとランデヴー。急にアクセス数が増えたので何かと思えば... というやつ。どんなコメントがついてるんだろう、とドキドキ。「これはひどい」とか書かれなかったので、よかったぁ ^^;

2006 年 1 月

最近の clmemo@aka のアクセス数稼ぎ頭。「Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ」さんの所で紹介されたのも大きかった。ただ、氏の「余談ですがこのブログの主催者は WEB 2 世界の住民ですね」という言葉は、さりげなくぼくにショックを (悪い意味ではないよ) 与えた。それを記事にしようと思い続けて、はや 3 か月。ええい、いつ書かう。

2006 年 2 月

Google がこんなサービスもやってるんだぁ、と、軽いレビューのつもりで書いた記事。毎日一本は記事を書こうとしていて、適当なネタがなかったので、間に合わせのために書いただけだったのに... 結果は、はてなブックマークで 43 ユーザー。clmemo@aka の記事中ぶっちぎりのブクマ数になっちゃった。う〜ん、どんな記事が読まれるか、分からんもんだねぇ。びっくり。

2006 年 3 月

Emacs から locate というコマンドを使う方法。ただ、これだけだと記事の量が少なすぎると思い、探ってみた所、locate-with-filter というコマンドを発見。手持ちのネタを書くつもりが、ネタ探しをする羽目になって、自分の知らなかった事を発見。こういう事もあっていいよね。

2006 年 4 月

いろんなオンライン・カレンダーを使ってきて、思う所をブログに書かうと思うものの、構成がまとまらず、そうこうするうちに新機能が追加され、どうしようもなくなって見切り発車のように始めた不定期記事連載。はてさて、どうなることやら。本当は、Google Calendar が出る前に始められれば良かったのだけどね。

あとがき

こんな感じの一年だった。楽しんで頂けたかしらん。

さあ、もう一年、頑張るぞぉ。

coComment 0.4c -- Firefox 用公式 Extention リリース

coComment 公式ブログで、バージョン 0.4c のリリースが発表された。

0.4c 最大のウリは、公式版 firefox 拡張。

主な機能は二つ。一つ目は、coComment サポート・ブログで、coComment を自動的に ON にする機能。これまでは coComment の提供するブックマークレットをコメント前に押す必要があったけど、その手間を省いてくれるというもの。以前、同種の機能を ecmanaut 氏Greasemonkey で実現していたけれど、coComment 0.4a から (coComment 側の仕様変更があって) 使えなくなっていた。

coComment 側は、「もう bookmarklet は要らない」と言っているけれど、coComment 非対応なブログや coComment し忘れた場合には、bookmarklet がまだ必要。一部の Blogger サイトのように、コメントをポップアップ・ウィンドウから入力するタイプにも対応していない。

新機能の二つ目は、新規 coComment のお知らせ機能。「Your conversations」ページに新しいコメントが追加されると、firefox ウィンドウの右下に赤いチェックボックスが表示されて、ユーザーに知らせてくれるようになる。自分のサイトにコメントがあった場合に、メールでのお知らせ機能を ON にしている方も多いと思う。coComment のこの機能は、他人のブログのコメントであっても、coComment を使っていればコメントが入ったことを知ることができるというもの。デフォールトでは、15 分置きに新規コメントの有無を調べてくれる。

extention (拡張) をインストールすると、firefox のウィンドウの右下に小さなアイコン (icon) が表示される。このアイコンは coComment の Conversations Page へのリンクになっている。また、アイコンを右クリックすると、設定用のメニューがポップアップする。項目は、次の六つ。

Homepage
coComment ページへのリンク
Check for new coComments now
Your Conversations ページに新しいコメントが入っているかどうかを調べる
Mark all coComments as read
Your Conversations ページの新規コメントを既読にする
Disable coComment on current page
このページで、coComment を使わない
Disable entire extentions
coComment 拡張の機能を一時的に OFF にする
Preferences
設定 (Notifier の時間間隔の設定など)

Last but not least

ベータっぽい機能だけど、コメントのクロール機能が一部実装された。

JavaScript を埋め込むことで、coComment ユーザー以外のコメントも coComment で管理できるようになる。JavaScript を埋めるということは、自分のブログ以外に使えないということ。

Blogger でコメント入力用ページのテンプレートをいじるにはどうすればいいんだろう。

coComment チーム

最後に、coComment チームから 4 人のメンバーが離れるとのこと。現チームは 10 人位いで開発を行っているということだけど、これからの coComment がどうなるのでせうね。

2006-04-29

Yahoo! 路線検索の印刷用 bookmarklet

最近、ちょっとしたお出かけに、Yahoo! の路線検索を愛用している。きっと、皆さんもお使いのことでせう。説明は要らないよね。

さて、印刷媒体では、リンクを辿ったり、検索ウィンドウから検索をすることはできない。なので、こういったものは、出来れば印刷されないで欲しいのだけど、Yahoo! 路線検索に印刷用オプションはない。そこで、検索結果の上下にあるロゴや広告、「お役立ちボックス」、再検索用のボックスなどを非表示にする bookmarklet を書いた。

動作確認は firefox で行なった。IE で動くかどうかはテストしてないので、動いたら (or 動かなかったら) コメント頂けると嬉しいな。コードは、かなり強引な作りになってるので、時間を見つけて Greasemonkey スクリプトにでも直すつもり。

このブックマークレットのおかげで、「広告部分だけ次ページに飛び出して、紙が無駄になる」ことが減った。GW でのお出かけに、路線検索をプリント・アウトされる方は、お一つ如何でせう。

2006-04-27

Google Talk が新機能アンケートを実施中

Google Talk 開発チームが、新機能のアンケートをやってる。

アンケートはこちらから

アンケート内容の日本語訳は、lomo さんのページをどうぞ。

lomo さんのページには、アンケートの説明の日本語訳がないので、そちらは clmemo@aka でしませう。

If there's something you wish Google Talk had, check out the list below first for some common suggestions. Please select up to five features from this list. If your feature request is not shown, please enter it in the text box below.

もし「Google Talk にこんな機能があれば」と思っているなら、下の共通要望リストを見て下さい。そして、この要望リストから、最大 5 つのチェックをお入れ下さい。もし、貴方の望む項目がリストにないならば、下のテキスト・ボックスに要望をお書き下さい。

Google には、要望リストにのってる項目をやる用意があるってことだよね。Linux 版の開発だなんて、魅力。できれば、Gmail Chat の方も強化して欲しいな ;)

kiko が日本語化

kiko japaneseオンライン・カレンダー・サービスの kiko が日本語化された。画面右上のメニューから「my settings」をクリック、「LANGUAGE」項目のプルダウン・メニューから「Japanese」を選んで「Save」。少々、待たされた後、kiko のメニュー etc... が日本語化される。

今回の多言語化でサポートされたのは、日本語を含めて 6 言語 (フランス語、ヘブライ語、ポーランド語、ポルトガル語、スペイン語)。現在、ドイツ語とロシア語が準備中とのこと。

wiki ベースの Translation

kiko の試みとして面白いのは、多言語化を wiki を利用してユーザー主体でやってるところ。例えば、次のリンク先には、日本語翻訳の wiki ページがある。

ページには次のような、英文と日本文のセットが並んでいて、ユーザーはこれを編集できる (らしい)。

msgid ", then log in again."
msgstr "再度ログインしてください"

拙い訳があれば、進んで修正できるというわけ。

ISO 639.2 (ja とか en とかを定義している規格) にある言語コードなら、(先に挙げた 8 つの言語以外でも) 自由に翻訳を追加することができる。

ぼくが知る限り、wiki ベースで翻訳をさせてしまうウェブ・サービスは初めて。Google Calendar を含めて、海外のオンライン・カレンダーで日本語化されてるサービスもまだないはず。kiko は世界中のユーザーを、他に一歩先んじて手に入れてしまうんじゃないかしらん。

蛇足

kiko は、今回のアップデートで、イベント情報のマウス・ホバーにも対応。30 Boxes よりもこなれてて、ユーザー・インターフェースでも一歩先行く感じ。

clmemo@aka が一歳になりました

今日。2006 年 4 月 27 日は、clmemo@aka 開設からちょうど一年。ブログを始めて、ようやっと一年が経った。

Gmail も、del.icio.us も、はてなの各種サービスも、ブログを始めた後にアカウントを取った。使い始めてまだ一年経っていない。mixi や、Six Apart や、Blogger を通じて知り合った人達との付き合いも、まだ一年未満ということになる。ブログを読んで得た知識も、ブログを書く為に手に入れた知識も、大きな糧になっている。ぼくにとって、この一年の変化はとても大きかった。ブログを通じて得た、人とサービスと知識の「出会い」を失ったら、きっと立ち直れない。

今、ぼくはブログを書くのが楽しい。この一年そうだったように、ぼくはこれからも、ブログを書き続けていくでせう。そう、今までと同じように。振り返れば、ほとんど毎日のように記事を書き続けてきた。本当はこの記事を 500 エントリー目の記念にしたかったのだけど、書くのが楽しくて 4 日分フライングしちゃったくらい!

clmemo@aka を読んで下さってる方々も、楽しんで頂ければと思う。読者が楽しんでくれれば、ぼくのブログへの恩返しになる気がする。

蛇足

最後に、アクセス数で見た clmemo@aka の軌跡をば。最初の半年は、大してアクセスもなかった。大きく増えたのは 12 月かな。miyagawa さんnaoya さんはてブ & del.icio.us されたのが大きかった。一年位い頑張ってると、急にアクセス数が伸びる (かもしれない) という希望になるかしらん。

そうそう、今日初めて 10,000 PV/月 を達成。ちょっと嬉しい :)

counter 2006/04

2006-04-26

はてなリング「coComment」のロゴ

coComment Logoはてなリング「coComment」のロゴを作ったので、ソースを公開。

ロゴの意匠は、coComment の最初の二文字「co」を大きく配し、残る「comment」を下に置いたもの。背景色は、coComment のブックマークレットと同じ色にした。

PostScript ソース

ソース・コードは PostScript を直書きしたもの。構想 10 分。コーディング、20 分程の作品。

%!PS-Adobe-3.0 EPSF-3.0
%%BoundingBox: 0 0 200 200
%%Title: cocomment.eps
%%Creator: Masayuki Ataka
%%CreationDate: Wed Apr 26 18:25:39 2006
%%EndComments

64 dict begin

% Background 318afc
0.19 0.54 0.99 setrgbcolor
0 0 moveto
200 0 rlineto
0 200 rlineto
-200 0 rlineto
closepath
fill

% CO Font
1 1 1 setrgbcolor
/Helvetica-Bold findfont 180 scalefont setfont

5 80 moveto
(c) show

85 80 moveto
(o) show

/Helvetica-Narrow-Bold findfont 54 scalefont setfont
1 30 moveto
(comment) show


end
showpage
%%EOF

これを cocomment.eps という名前で保存し、convert コマンドで 60x60 のサイズにリサイズした。

$ convert cocomment.eps -resize 60x60 cocomment.png

livedoor Reader の j/k で「次/前のフィード」にも移動する Greasemonkey スクリプト

副題: 最速な人が最速な件について

昨日のエントリー

で、livedoor Reader の愚痴 (?) を書いた。つまり、「次のエントリーを読む」のショートカット・キー j で、フィードの最後に行くと「次のフィード」に進んでくれない、と...。そしたら、「最速インターフェース研究会」の中の人が、j キーを「次のエントリー or 次のフィードを読む」に再割り当てする Greasemonkey スクリプトを書いて下さった。

仕事が早い! そして、期待通りに動く! うちの記事を読んでの反応なのか分からないけど、もしそうなら、「最速」の名に恥じぬ最速ぶり。すごいなぁ。ありがとうございます。

ついでに SPC も

ちなみに、Google Reader だと Space キー だけでも全ての記事を読むことができる。そして、Shift+Space で全ての記事を逆順に読むことができる。

こちらもできるようにならないかしらん。と他力本願モード。

おわび

livedoor Reader は、最初の「livedoor」が小文字なんですね。大文字にしてました。すみません。

おやすみ、子猫ちゃん

Cute Overload 大好きなぼくとしては、このビデオを紹介しないわけにはいくまい。Top 100 - Google Video で見つけた子猫ちゃんのビデオ。

Sleepy Head Cat

ref

mixi レイアウト・アンケートの結果が発表されて思うこと

2006-04 初めに行われた mixi による「レイアウトに関するアンケート」の結果が、2006-04-25 に発表された。過去記事はこちら。

アンケート結果の要点は以下の通り。

  • 回答総数 25,000
  • 「2 列・横幅 800 px」と「3 列・現行通り (横幅 950 px)」のユーザー切替型
  • レイアウトの変更は 2006 年 5 月中を予定

詳しくは、mixi の「運営者からのお知らせ」をお読み下さい。

アンケートは周知されたか

今回のアンケートについて、「サービスの利用者に対して使い勝手を聞く」という意味で、ぼくは好感を持ってる。ユーザーの声を聞こうという姿勢は、これからも無くさないで欲しいと思う。

ところで、このアンケートが行われていることを、どれ位いのユーザーが気付いていただらう。例えば、POLAR BEAR BLOG さんは、アンケートが行われていることに、ぼくがコメントして初めて気付いたという。

確かに@akaさんに教えてもらえるまで知りませんでした。それこそページ上部のバナー部に表示しても良かったのに・・・。

アンケートの告知は、POLAR BEAR BLOG さんのおっしゃる「バナー部」にこそなかった。けれど、それより少し下の「運営者からのお知らせ」にはリンクがちゃんとあった (スクリーン・ショットを取り忘れたのが痛恨!)。mixi 運営者側からすれば、かなり分かり易い所に「告知」はした、といえるかもしれない。

ただ、いちユーザーの意見を言えば、「運営者からのお知らせ」は読まない。ウェブページのバナー広告を、意図的に読み飛ばしてしまうように、あそこのスペースも読み飛ばしてしまう。それは、自分にとって重要なメッセージがそこにない、という経験による。同じ理由で、3 カラム目の mixi ニュースも読み飛ばす。

今回は、正にその経験則が外れた例ですな。

だからといって、「運営者からのお知らせ」を読むようになるか? きっと、それはない。時間が余って、ボケっとした時に、ちょっと意識を向ける位いだらう。今回、ぼくがアンケートの告知に気付いたのは、そうした「閑」があったから。運が良かったんだと思う。

公式アナウンス部分を読まない理由を、ぼくは「いつもそこに有益な情報がないから」と書いた。もし、誰かが、自分に必要な情報をフィルタリングしてくれたら、ぼくは公式アナウンスを読むでせう。そのフィルタリングに、ぼくはブログを (無意識に) 使ってる。

mixi のレイアウトが変更された時、色んなサイトが文句の声を上げた。ぼくのブログ巡回路で、いくつもそういう記事を目にした。だから、mixi のレイアウト問題は、皆の観心を集めていることなのだと気付くことができた。これは、重要な情報をブログがフィルターしたってことなんじゃないかな。

ところが、今回のレイアウト・アンケートについては、言及してるブログに出会わなかった。ブログ検索をかけてみても、今回のアンケートのヒット数は (思いのほか) 低い。もしかして、みんな「運営者からのお知らせ」部分を読んでなくて、気付いてないんじゃないかと疑ってしまう (回答総数 25,000 は、多いようにも見えるけど...)。

mixi 運営者であれば、有名ブロガーの知り合いも多いでせう。例えば、ネタフルさんとかに根回しして、「重要な情報」だけブログに取り上げてもらうようにする。そういうアナウンス方法もありなんじゃないかな。つまり、はてなだね。面白いサービスをリリースしたら、個人のブログでも取り上げる。通り一辺倒な、公式ブログじゃなくて、非公式なブログを活用する所に、多くの人の目を引きつける力があるんじゃなからうか。

2006-04-25

NEC の VoToL 発売開始

NEC 製のポータル・ビデオ・プレーヤー VoToL の発売が 2006-04-26 付で開始された。

こちらの試作機のレビューがかなり詳しめ (via Engadget Japanese)。

どうやら、当初の計画通り、NEC Direct のみの直販みたいね。価格は 39,900 円。アフィリエイトとか出来ないのかな...

これから出てくるであろう、レビューが楽しみ。

ref

Online Calendar つれづれ (Weather Reports 編)

天気予報の情報が ics (iCalendar) 形式で公開されていれば、オンライン・カレンダーに天気予報が表示できる。その手順を、Google Calendar を例に、Going My Way さん達が記事にしている。詳しい方法は、下記リンク先を参照のこと。

StarChartLog さんは、天気予報情報にメリットついて次のように書いてる。

行楽の予定を入れてるときに天気予報も一緒に見られるのは便利です

天気予報とカレンダー

天気予報をカレンダーに表示させるというアイデア自体は目新しいものじゃない。例えば、mixi 付属のカレンダーや、Yahoo! Calendar には、デフォールトで天気予報を表示させる機能がある。

今回の Going My Way さん達の記事で面白い所は、天気予報の情報を iCalendar 形式で引っぱって来たことでせう。この方法なら、カレンダー側で天気予報情報を用意する必要がない。iCalendar 形式のインポートさえサポートしていれば、全国の天気予報が (地域の制限はあるようだけど) 手に入る。

Goodpic さんが、上手い表現でこの良さを記事になさってるので、そちらもどうぞ。

もう一つ ics ファイルのメリットを挙げやう。それは、複数の地域の天気情報も表示できる、ということ。実家の天気とか、甲子園の天気とか (高校野球を見る時は、この情報、重要ね)、自宅以外の天気情報を好きなだけ増やせる。Google Calendar なら、必要な地域の天気予報だけ表示・非表示を切り替えられるから、さぞかし便利でせう。

もすこし進んだ天気予報とカレンダーの関係

今までの話から、「オンライン・カレンダーは自身で天気予報情報を取得せず、ics ファイルで情報を得るようにする方がいい」と言えやうか。

あいや、しばし待たれい。ぼくが、今、天気予報とカレンダーの関係では一番進んでると思ってる、30 Boxes の例を紹介させて欲しい。

30Boxes event with weather information30 Boxes には、イベント会場 (場所) を入力すると Google Maps へのリンクと一緒に、その場所の今後 3 日間の天気を表示する機能がある。スクリーン・ショットは

Trip to boston [boston, MA] 4/26

なイベント情報を表示させたもの (明日は「Scattered Thunderstorms」らしい :P)。

もし、あなたが全国を行脚するセールスマンなら、各地の天気情報を ics ファイルで予め手に入れるのはバカげてるでせう。30 Boxes は、必要な出先の天気予報だけ教えてくれる。無駄がないし、半自動的なので手間もかからない。

というわけで、ぼくは、これからのオンライン・カレンダーに、「現住所」と「イベント場所」の両方の天気情報表示を期待してる。

ちなみに、30 Boxes の天気予報機能は、米国以外で使えない。非常に残念。

ref

Livedoor Reader を使い始めて...

Livedoor による Livedoor Reader が 2006-04-20 にリリースされた。既に、各所で絶賛の声が聞かれる。Livedoor ID を持っていなかったので、手を出さずにいたけれども、数々の誘惑の前についに撃沈。Livedoor のアカウントを取得して試してみることにした。

ちなみに、ぼくを陥落させたのは、ただ氏の記事。

Livedoor Reader

ベータ版という事を考慮に入れると、左カラムに購読ブログ、右カラムに記事という構成のフィード・リーダー (Bloglines に代表される) の中では一番いいかもしれない。記事取得の早さ。操作におけるレスポンスの早さ。Google Reader の「スター」に似た「ピン」機能 (ピンをとめた記事は、後でブラウザーのタブで一気に開ける!) お気に入りのフィードを設定できる「レーティング」機能。「Shift-Z」で広告部分の非表示。基本をまとめ、魅力的な機能を加えてソツがない。開発ブログが日本語で公開されてて、更新頻度が高いのもいい。

ただ、新しいツールなので、何分使い勝手の分からない所もあった。

例えば、キーボード・ショートカットで記事を読み進める時、

  • 次の記事へは「j」キー
  • 次のブログへは「s」キー

で移動する。「ブログ A」の最後の記事で「j」キーを押すと、「ブログ B」の最初の記事を読むかと期待したのだけど、Livedoor Reader はそのようには動いてくれない。明示的に「s」キーで次のブログに移らなきゃいけない。Qwerty キーボードだと、「j」は右手、「s」は左手で押すキーなので、「j」「s」を打ち分けるのは面倒。カップ片手にブログを流し読みすることができない。vi なショートカットを使うなら、「s」は「h」か「l」に割り当てればよいのに...

Atom における不具合

atom で配信された記事を全文表示できないバグがあった。

この不具合について記事を書こうと思ったのだけど、最新の開発ブログを読むと修正済とのこと。Blogger の基本フィードは ATOM なので、この修正は嬉しい。

ATOMフィードの読み込みについて

ATOMフィードを表示するとき、コンテンツ部分が全文表示されないという問題を解決いたしました。再度ご確認いただけますようお願い致します。

ぼくを誘惑した記事達

ref

2006-04-24

はてなリング「coComment」

此の儀、内容に合わせて言葉改め致す。

この度、coComment ユーザーのための「はてなリング」を作りました。

coComment ユーザーの皆様方は、お誘い合わせの上、是非御参加下さいませ。

目的

coComment ユーザーの交流。

参加条件

coComment のユーザー・アカウントを持っていること。

FAQ

coComment とは何ですか?
コメントを管理するサービスです。

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2006-04-23

ついに 500 エントリー

500 entries[告知] 本エントリーをもって、clmemo@aka は全記事数が 500 となりました。

でも、このブログ、まだ一歳になってない。一日一本以上のペースで書いてる計算。う〜ん、ブログを書き始めた時は、まさかこんなに沢山書くとは思わなかったなぁ。書くのが楽しくてしょうがない。一年未満で、ブログはぼくの一部になってしまった感がある。

もう少ししたら、clmemo@aka も一歳を迎えるので、一年を振り返る記事も書いてみたいな。そして、次の目標は 1000 エントリー。来年の今頃に到達できてるといいな。これからも、どうぞ clmemo@aka をよろしく。

ref

2006-04-22

Livedoor Reader 登録用の設定を Google Toolbar に加える

Livedoor Reader が評判ですな。Bloglines よりサクサク動くとか、インターフェースがこなれてるとか。先年のインスパイアーされ過ぎなサービス群とは、一線を画したサービスみたい。

Livedoor ID があれば、すぐに始められるとのこと。といっても、ぼくはまだ手を出していないのだけどね :P

Google Toolbar に

Livedoor Reader には登録用ブックマークレットも用意されているとのことだけど、ブックマークレットもスペースを取る。もし Google Toolbar v2 (for firefox) をお使いなら、そちらの「お気に入りの登録リーダー」に「Livedoor Reader」も加えてしまいませう。やり方は簡単。次のコードを、user.js につっこむだけ。

user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.livedoorreader.desc", "livedoor Reader");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.livedoorreader.id", "livedoorreader");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.livedoorreader.order", "6");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.livedoorreader.title", "livedoor Reader");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.livedoorreader.url", "http://reader.livedoor.com/subscribe/%feed%");

あとがき

実はこのコード、「おばのろぐ」というブログに書いてあった。

アクセス解析でリファラーを見てたら、こちらから訪問者があったので気付いたわけ。

それで、実は最近、トラックバックがすごくて「文字化けトラックバック、削除中」みたいなことをしてる。もしかしたら、「おばのろぐ」さんのトラックバックを気付かずに削除しちゃったかもしれない。もし、消してたら、トラックバックし直すかコメント頂けると嬉しいです。スミマセン。

追記: ほとんど同じ内容の記事を StarChartLog さんもお書きになってます。

StarChartLog さん、トラックバックありがとうございます :)

イベントを共有する eventcast

「ソーシャル・イベント・サービス」っ云うんでせうか。イベント情報を登録し、他のユーザーと共有する eventcast なるサービスが始まった。

ノリはソーシャル・ブックマークと同じで、ユーザーが情報を登録。ソーシャルに他のユーザーが情報を共有するというもの。ソーシャル・ブックマークがページの URL とタイトルを保存するのに対して、ソーシャル・イベントはイベントの内容と日時を保存する。そして、eventcast のトップページには「人気のブックマーク」ならぬ「今日のイベント」が表示される。

「今日のイベント」を眺めてるだけでも楽しい。でも、興味を持ったらアカウントを取得して「マイページ」を持とう。自分でイベントを追加できるし、他のユーザーが作ったイベントをクリップできる。クリップしたイベントは、自分のマイページで確認できるようになる。気に入ったイベントは、ボタン一つで「Yahoo! カレンダー」「iCal」「Google Calendar」に登録できる。

タグ付け、グループ機能、お気に入りユーザーの登録、プロフィール公開、足あと機能。イベントやユーザーを繋げるソーシャルな仕組みも一通り押さえている。特に目を引くのは、イベント会場と Google Maps のマッシュアップ。地元で最近開催されるイベントを探すのに、地図とのマッシュ・アップは外せないね。それと、イベントへのコメント & トラックバック機能。イベントを通した繋がりを作るというのは、いいアイデアだと思う。

現在登録されてるイベントを見ると、コンサートや試合といった本当のイベントから、映画の公開日、新製品の発売日、DVD のリリース日、新刊の発売日と様々。なかには、「そういうアナウンスもあったね」と忘れてるものも... 製品アナウンスがあった時は興味がなくとも、後で気になってくる製品もあったりして、そういうのって結局忘れちゃうんだけど、eventcast ならよいタイミングで思い出させてくれるきっかけになるかもしれない。

日本で開発されているのも好印象。開発者ブログも近く公開されるそうなので、こちらも期待。

Feedburner 経由での読者数が急増

FeedBurner statics

FeedBurner の readers 数が増えてる。2006-04-19 で 50 subscribers だったのに、2006-04-20 は 103 subscribers。って倍増じゃん。

明日になれば、元の 50 程に戻っているんでせう。でも、ちょっとくらい嬉んでもいいよね。

内訳は、Firefox Live Bookmark が 37。Google Desktop が 16。Bloglines が 15。あとは、一桁なフィード・リーダーがゴロゴロっと。Livedoor FeedFetcher が 3 subscribers なのは驚き。geek な方々も clmemo@aka を読んで下さってるんですね。ありがとう :)

2006-04-21

Google Calendar に Remember the Milk の ToDo リスト情報を読ませる

2006/10 の Remember the Milk / Google Calendar の状況に合わせて、記事を改訂しました。→ clmemo@aka: Google Calendar に Remember the Milk の ToDo リスト情報を読ませる (改訂版)

Going My Way さんが、Google Calendar に ToDo リストを追加する方法について言及している。

ここは、一寸、対抗意識を燃やして、「Going My Way さんとは違う別の ToDo リスト」を Google Calendar と一緒に使う方法を書いてみる。

Remember the Milk

Remember the Milk というオンライン ToDo 管理サービスがある。レビューは、気が向いた時にやることにして、とりあえず今は参考サイトを御覧あれ。

ToDo には、大きく分けて二つの種類がある。一つは、ブログのネタ帳とか、積ん読している本のリストに代表される「締切のない ToDo」。もう一つは、事務書類や役所の手続きのように「締切のある ToDo」。

Remember the Milk は、「締切のある ToDo」をイベント情報に変換。webcal 形式でカレンダー・サービスと情報を共有することができる。つまり、「鯉幟を買う -- 締切 5/1」という ToDo を Remember the Milk に入力すると、自動的に Google Calendar の 5/1 に「鯉幟を買う」というイベントが追加されるわけ。Remember the Milk の締切設定に時刻を指定すれば、Google Calendar もその時間を表示してくれる。

この機能は、webcal 形式を理解するカレンダー・ツールなら何でも使えるはずだけど、ぼくの推す kiko30 Boxes では (webcal をサポートしているはずなのに) ダメだった。そんなわけで、今回は Google Calendar に絞って設定方法を書く。

Remember the Milk の設定

Remember the Milk - Publishまず「Tasks」の中から、Google Calendar と共有したい ToDo リストを選ぶ。右カラムの設定ボックスから「Publish」タブをクリック。「Make this list public」にチェックを入れ、「Publish」ボタンを押す。(その ToDo リストは公開設定になる) 続けて「List」タブをクリック。「iCalendar」リンクを右クリックして、「リンク URL をコピー」する。

Google Calendar の設定

Google Calendar の「Settings」から「Calendars」タブをクリック。「Other Calendars」項目の「Add calendar」ボタンを押す。「Add Other Calendar」画面になるので、その中から「Public Calendar Address」タブを選ぶ。「Public Calendar Address」に、Remember the Milk の設定でコピーした iCalendar の URL を「貼り付け」て、その URL の末尾に「events/」と加える (URL は webcal://www.rememberthemilk.com/icalendar/ユーザー名/数字の羅列/events/ という形式になる)。最後に「Add」ボタンをクリックしてお終い。しばらくすると、Google CalendarRemember the Milk の ToDo 情報を読み込んでくれる。

問題点

Remember the Milk 側の問題で、「Complete (タスク終了)」した項目が iCalendar 項目に残ってしまう。やり終えた ToDo は、カレンダー上で見えなくなると嬉しいのだけど、そういう事はまだできないそうな。

それと、Google Calendar が Authentication (認証) に対応していないせいで、Remember the Milk 側の ToDo を「公開」設定にしないといけない。プライバシーを気にする人は、やめとく方がいいかもね。

Google Calendar 自身が (いやさ、全てのオンライン・カレンダーが) ToDo 管理もサポートするようになればいいなぁ、と思う今日この頃。

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2006-04-20

Microsoft が「お気に入り」管理サービスを開始

パーソナライズド・ホームや新メール・サービスを「Windows Live」の名を冠してリリースしている Microsoft が、「ブックマーク」にも手を拡げてきた。その名も、

ブックマーク (IE で言う所の「お気に入り」) をフォルダーやタグで管理できて、公開レベルを設定可能。IE や firefox からのインポートをサポート。日本語も問題なく通る (メニューやヘルプも日本語化済!)。

試しに、手元の firefox のブックマークをインポートしてみた。

まず、「追加 > インポート」から「お気に入りのインポート」をポップアップ。「Netscape Navigator や Mozilla Firefox のブックマークを Bookmark.htm ファイルからインポートします」との文言が出るので、「bookmark.html」のパスを firefox のプロファイルから探して入力。そう、自動で探してくれない。どこに bookmark.html があるかを、ユーザーが教えてやらなきゃいけない。ちょっと不親切だよね。で、パスを入力したら「次へ」。すると、firefox の「ブックマーク」が読み込まれる。

firefox の「ブックマークの管理」を見れば分かるけど、ブックマークはいくつかのフォルダーに分かれてる。普通のブックマークを入れてるフォルダーに、「ブックマーク・ツールバー」のフォルダー、それに「クイックサーチ」用のフォルダー。Windows Live Favorites は、そのフォルダー構成をそのままにインポートしてくれる。ちなみに、firefox ブックマークの「キーワード」が、Windows Live Favorites には「タグ」として読み込まれる。

読み込んだブックマークは、フォルダーやタグで管理できる他、画面トップにある「お気に入りの検索」から検索をかけることもできる。

Windows Live Favorites はソーシャル・ブックマークじゃない

さて、この Wisdows Live Favorites。ソーシャル・ブックマークとして使うには制限が多すぎる。例えば、

  • 新規ブックマーク追加用の bookmarklet が用意されていない (IE の「お気に入り」と同期させて使うみたい)。
  • お気に入りとフォルダの追加件数が 1,500 件に達するか、保存容量が 2 MB に達すると、それ以上お気に入りを追加できなくなります (from ヘルプ)
  • del.icio.usはてなブックマークのようなブックマークのコメント機能がない。

ちよつと使えないでせう。

では、ダメダメなサービスかというとそうでもない。というか、Microsoft は、このサービスをソーシャル・ブックマークとしてリリースしたわけではないと思う。

ここから、ぼくの私見。

おそらく、Microsoft は、ブックマークをホスティングさせるサービスを狙ってるんじゃなからうか。firefox で言えば、ブックマーク情報を含む bookmarks.html ファイル専用のオンライン・ストレージが狙いじゃなからうか。つまり、ブックマークそのものをオンラインに置くのが目的ではなくて、Bookmarklet をオンラインに置けるようにするのが目的なんじゃなからうか。

言い換えれば、Microsoft Live Favorites の競合相手は、del.icio.usはてなブックマークではなく、blummy ではないのか。blummy は、ブックマークレットをオンライン上に保存する謂わば bookmarklet 専用ソーシャル・ブックマークだけど、それをもう少し別の形 (ブックマークごと管理) でやろうとしてるのが Microsoft Live Favirites ではないのか。

そう考えると、ソーシャル・ブックマークとしては容領の小さすぎることも、インポート・エクスポートがウェブ・ブラウザーに特化していることも理解できるやうな気がする。

Microsoft、侮り難し。と思いつつ、インポートしたブックマークレットを見てみれば、favicon を使うようにした bookmarklet はインポートされてなかった。ギャフン。

Google Local の「キーワード + 場所」検索

2006-04-16 の記事で、Google Local (aka. Google Maps) を使って「場所を絞り込んだキーワード検索」をするには、キーワードと場所をスペースで区切ればよい。ということを書いた。けれど、それはぼくの早とちりだったらしい。

先の記事の根拠は、「NEC関西ビル」で検索に失敗し、「NEC関西ビル 大阪」で検索に成功したことによる。この時、Google Local は、「NEC関西ビル」と「大阪」のどちらが「キーワード」でどちらが「場所」なのかを自動判別しているらしい。でも、その判定に必ずしも成功するとは限らない。

例えば、「東京 京都」を Google Local のトップ画面から検索してみやう。「東京アカデミー京都校 (京都)」とか「京都造形芸術大学東京事務所 (東京)」が見つかる。どうやら、「東京」と「京都」の両方をキーワードとして検索したらしい。

ならば、「東海東京証券」の「京都支店」や、「京都銀行」の「東京支店」を探すにはどうすればいいか。それには、Going My Way さんの云う、「loc: 」演算子が有効。「キーワード loc: 場所」という風に指定する。

今回の例は、ちょっとこじつけっぽいね。でも、キーワードと場所をスペース区切りするだけでは、ダメな時はあるので、そんな時に、「loc:」を使うのを思い出して頂ければ...

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2006-04-19

Gmail から Google Calendar に Create Event

Gmail のヘルプ曰く、「メール本文にイベント情報が含まれていると、『Add to calendar』リンクを右カラムに出す」。

けれど、イベント情報の検知は完璧じゃない。別のヘルプによると、「Add to calendar」リンクはカレンダー関連のキーワードに反応して出るという。悲しいかな、現在、日本語は未サポート。(イベント情報を含んだ) 英文メールでも「Add to calendar」リンクが出るのを、ぼくは見たことがない。キーワード探知の精度が低いのか、まだぼくの Gmail インターフェースではサポートされていないのか...

では、「Add to calendar」リンクが出なければ、Gmail から Google Calendar へ予定を入力できないのかというとそんなことはない。メールを開いて、プルダウン・メニュー (Mark as unread とかラベルを付けるためのメニューね) を開くと「Create Event」という項目が加わってる。これを選ぶと、下のスクリーン・ショットような Google Calendar イベント入力用のウィンドウがポップアップする。「What」「When」「Where」を手入力して、「Save」すれば Google Calendar にイベントが入力される。Gmail はメール本文を解析して「What」や「When」「Where」を埋めようと頑張ってくれるけど、今の所、その精度は高くないかな (スクリーン・ショットの「What」や「When」はぼくが手入力したもの)。

Create Event

なお、Gmail から Gmail にイベント・メールを送る時は「Add event info」を試して欲しい。イベント情報入力用のフィールドが出てくる。そのメールを受け取った人は、Google Calendar にイベント情報を簡単な入力できるようになる。詳しいことは、スクリーン・ショット付で Going My Way さんが説明されてるので、そちらを参照下さい。

2006-04-18

coComment で 1000 コメント

coComment でのコメント数が 1000 に到達した人が現れた。

coComment はコメント数を、相手の返事コメント分も重複して数える。例えば、A さんが coComment を使ってコメントを書き、それに B さんが coComment を使って返事を書く。この場合、A さんのコメント数は 2。B さんのコメント数も 2 と数える。なので、実際のコメント数は 1000 には届かないでせう。とはいっても、相手が返事コメントを coComment を使って書くとは限らないので、500 以上のコメントは書いてるのではないかしらん。

coComment はコメント数を重複して数えない。純粋にユーザーがコメントした数を数えていた。ちゃんと確認もせず、記事にしてごめんなさい。

coComment を clmemo@aka で紹介したのが、2 月の頭。当時、coComment はベータ・リリースが取れたばかりの、ほやほやのサービスだった。そこから約 2 か月半で 1000 コメント。やっぱりすごい。

きっと周りの人達も coComment を使ってるから楽しいんでせうな。ぼくも coComment ユーザーを増やそう。う〜ん、coComment 用のはてなリングでも作らうかしらん。リングの欲しい人、この指止まれ!

2006-04-17

Google Analytics にタイムゾーン設定

今朝、Google Analytics を開いてみたら、タイムゾーン設定のメッセージが! (2、3 日前から出てたという話も...)

New! お住まいの地域のタイム ゾーンでレポートを表示できます。

次のリンクをクリックして、プロフィールに適用するタイム ゾーンを設定してください。 [プロファイルの設定] ページで各プロファイルのタイム ゾーンを個別に設定することもできます。

今までタイムゾーンが日本じゃなかったので時差計算が大変だったけど、その苦労もなくなるのだねぇ。設定画面には、国名とタイムゾーンのプルダウン・メニューがある。タイムゾーンのメニューには +9:00 な項目がなかった (バグ?) ので、国名から「日本」を選んだ。国名は和訳されてるけれどアルファベット順に並んでるので、一見ランダムに並んでるように見える。「イタリア (Italy)」「ジャマイカ (Jamaica)」の近くにあるので、頑張って見つけてね。

ヘルプによると、タイムゾーン設定は過去のデータに反映されないそうな。

すでにご利用中のお客様の場合、新しいタイム ゾーンは変更後のデータにのみ適用され、過去のデータには適用されませんのでご注意ください。 タイム ゾーンを変更した時間の前後には、レポート データが欠落、または重複する場合があります。

日本時間の場合、データに欠落があるように見えるのかな。時間帯関連のデータ (どの時間帯に訪問者が多いとか) が全てダメになるのは、ちょっともったいないね。

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文字化けトラックバック、削除中

此の儀、内容に合わせて言葉改め致す。

文字化けしたトラックバックは全部削除することにしました。

一週間ほど前から、トラックバックが一日に四、五つ送られて来るようになりました。ところが、トラックバック先を見てみると、ほとんどがアフィリエイトや SEO なサイトばかりです。もちろん、サイトへのリンクはありません。

困るのは、このトラックバックが全て「文字化け」してることです。始めのうちは、スパムじゃないかもしれない、とトラックバック元に飛んで確かめていたのですが、全部スパム系でした。スパムの確認方法は、(1) タブで一気に開く。(2) 確認 (3) 怪しいサイトから削除、という手順を取ったのですが、文字化けしてるので、どのサイトをチェックしてるのか分かりません。一つ一つチェックするにも、ページ・ロードしてる時間がもったいなくて泣きそうです。

そんなわけでの、方向転換です。

ちゃんとしたトラックバックを送られてる方もいらっしゃるでしょう。お手数ですが、文字化けしなくなるまでトライして下さい m(_ _)m。文字化け (失敗した) トラックバックは、一括に削除するので何度失敗してもお気になさらず、成功するまで頑張って下さい。きっと、その方が、他の読者も文字化けトラックバックを読まずに済むようになり、皆がハッピーになると思います。どうしてもトラックバックに失敗するようなら、コメントに貴方の記事へのリンクを含めて下さいませ。

そして、ちゃんとしたトラックバックなのに文字化けしてしまった皆さん。トラックバックを削除してしまったかもしれません。ごめんなさい。

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mixi のレイアウトに関するアンケート

2006-02-08、mixi はトップページのレイアウトを変更した。それまで、2 列 800 px (?) だった横幅を、3 列 950 px に変え、3 列目に mixi ニュースや mikly 情報を追加。それで、横スクロールしなくちゃいけなくなったとか、3 列目の情報は要らないとか、3 列目を非表示にする Greasemonkey を最速さんが作るとか、色々と物議を醸し出した。

そんなユーザーの声を聞き、mixi は、新レイアウトのアンケートを取っている。

アンケートの終了は、2006-04-19 (水) 19:00 まで。あと二日しかない。不満をお持ちの方々は、アンケートに回答してはどうでせう。

ちなみに、アンケートは 4 択。「2 列、800 px」「3 列、800 px」「800 px, 2列/3列の選択制」「現行通り (3 列、950 px)」。各々の候補にはサンプル画面へのリンクがあり、それぞれに評価 (「非常に良い」から「非常に悪い」までの五段階 + 評価しない) とコメントを加えることができる。

「選択制」がよいかなぁ。3 列で使いたいって人もいるだらうし。個人的には、Windows Live 位いにフレキシブルでも良いと思うけどね。

Google Toolbar v2 の「お気に入りの登録リーダー」を増やす

先日のエントリー「clmemo@aka: Google Toolbar for Firefox v2 から Google Reader にフィードを登録する」を書きながら思ってた。about:config をいじって云々って面倒だなぁ。user.js をいじって一発登録できないもんかしらん...

そしたら、Going My Way さんが、Google Reader だけじゃなくて「My Yahoo! Japan」と「はてな RSS」への応用例を記事にされた。それも、かなり丁寧な説明で (でも、about:config をいじってるんだけどね)。

Going My Way さんの記事を参考に、user.js 用のコードを書いた。

user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.googlereader.desc", "Google Reader");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.googlereader.id", "googlereader");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.googlereader.order", "6");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.googlereader.title", "Google Reader");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.googlereader.url", "http://www.google.com/reader/view/feed%2F%feed%");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.myyahoojp.desc", "My Yahoo! Japan");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.myyahoojp.id", "myyahoojp");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.myyahoojp.order", "7");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.myyahoojp.title", "My Yahoo! Japan");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.myyahoojp.url", "http://e.my.yahoo.co.jp/config/jp_promo_content?.module=jp_rss&.url=%feed%");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.hatenarss.desc", "はてな RSS");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.hatenarss.id", "hatenarss");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.hatenarss.order", "8");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.hatenarss.title", "はてな RSS");
user_pref("google.toolbar.subscribe.aggregators.hatenarss.url", "http://r.hatena.ne.jp/append/%feed%");

firefox を一旦終了させて、上のコードを user.js に貼り付ける。firefox を起ち上げると、「Google Reader」「日本版 My Yahoo!」「はてな RSS」が「お気に入りの登録リーダー」に追加される。user.js がどこにあるかは、次のサイトを参考にされたし。

about:config をいじるより、楽だと思うのだけど。どうかしらん。

2006-04-16

Kiko と 30 Boxes の Google Calendar に対する反応

Google Calendar がリリースされて、三日。天下の Google が放った大本命 (?) に対して、先行するオンライン・カレンダー・サービス達は戦々恐々としてるのか??

ぼくが Google Calendar と同じ位い推してる 30 Boxes と Kiko の開発者が、ブログでこの件について言及したので紹介しやう。

30 Boxes 開発者の反応 (2006-04-13)

30 Boxes 開発者は大人な反応。Google という巨人がオンライン・カレンダー界に参入してきたことで、この業界への注目が集まるであろうことを歓迎している。

これからの 30 Boxes は、Google Calendar との integration (統合?) をサポートしていくとのこと。でも、30 Boxes は、Google Calendar よりも「ボックス (月間テーブル)」の表示では負けないよ。Google Calendar よりももっと良いものを提供していくよ。と意欲を燃やしてる。

そのせいかしらん。今まで 30 Boxes の右サイドにあったミニカレンダーが消えて、ウィンドウ全体にカレンダーが表示されるようになった。ミニカレンダーはどこは行ったのかというと、カレンダー右上にカレンダー用のアイコンが用意されて、マウスを hover させるとミニカレンダーがポップアップされるようになった。デフォールトでミニカレンダーを隠してしまおうってのは、30 Boxes が初めてじゃないかな? カレンダーが大きく使えるので、操作性アップ! Google Calendar との違いをアピールしてるかのよう。

それと、いずれ clmemo@aka で取り上げようと思ってるけど、Gmail の検索ボックスから 30 Boxes に予定を「自然言語入力」させる Greasemonkey スクリプトがあるので、(2006-04-16 現在では) Google Calendar 以上に Gmail と相性のいいカレンダー・サービスだと思う。Google CalendarGmail integration がまだぼくの Gmail インターフェースに現れないので暫定的な意見だけど、少くとも Google Calendar 以前のオンライン・カレンダーでは、一番 Gmail とマッチしてたサービスでせう。

30 Boxes も負けてませんぞ。

kiko 開発者の反応 (2006-04-13)

kiko の開発者は、Google Calendar を明確な competiter (ライバル) と認めている。

でも、彼は友人の「Google Calendar を恐れているか (a friend asked if I was scared of Google calendar)」という問いに「ノー」と答えてる。

彼は Google Calendar によって新規ユーザーの獲得が難しくなるだろうことを素直に認め、kiko が (Google Calendar よりも優れた) 最高のカレンダー・サービスにならなくてはならないと考えている。また、Google Calendar が「検索」などの分野で kiko より優れていると認めている。一方で、ユーザー・インターフェースは Google Calendar より優れていると考えている。

why would they have to jack our entire UI from us :P

なぜ、彼ら (Google Calendar の開発者達) は我々のユーザー・インターフェースを盗まなかったんだろう

kiko: events in tabsぼくは、この言葉に奢りはないと思う。今の kiko のインターフェースは、オンライン・カレンダーの中で一番優れてる。例えば、サイドバーにあるミニカレンダーをクリック一つで表示・非表示にできたり (これはデフォールトで隠す 30 Boxes とは違うアプローチだけど強力!)、予定をラベルで管理できたり (一つのイベントに複数のラベルが貼れる) と、オンライン・カレンダーとして進んだ部分を持ってる。特にカレンダーが「タブ」を持つ構造になっていて、予定を「タブ」に入れて開くアイデアは秀逸。複数の予定を続けて見る時に便利。ここら辺、kiko は他の追随を許さない!

kiko の自信は、これから投入する幾つかの新機能にもあるらしい。既に webcal 対応とか発表されて、いい感じに進化してる。kiko は、タスク・リスト (To Do リスト?) も取り込むらしい。私見だけど、カレンダー・ツールは To Do 機能を含まなくちゃだめだと思う。kiko がどんな回答を出すのか楽しみ。

うん。kiko は、世界一のオンライン・カレンダーになる気が満々のように見える。そして、ダメなら、「selling to enterprise」すりゃいいじゃないか... と。

あとがき

こんな感じで、皆さんめげてないようです。この一年、オンライン・カレンダー業界からは、目が離せませんな!

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2006-04-15

Google Local でキーワードと大まかな場所を使って検索

Google Maps (aka. Google Local) で使う検索には二種類あると思う。つまり、

  1. キーワードを入力する
  2. 住所を入力する

例を挙げると、1. は

それで、2. は

  • 東京都港区芝公園4-2-8

みたいな感じ。

さて、今回取り上げたいのは、1. の例で、Google Maps が「キーワード」だけで場所を特定できない場合。最近の個人的な例を挙げると、「NEC関西ビル」が見つからなくて困った。

リンクを辿れば分かると思うけど、山口は下関に飛ばされてしまう。「NEC関西ビル」は大阪にあるのに!

解決方法を探した所、Going My Way さんのエントリーで、「loc: 」演算子を使えばよいと分かった。

つまり、

で「大阪」の「NEC関西ビル」を探してくれるというわけ。

こりゃ、便利だわいと記事を書いていたら、「NEC関西ビル loc: 大阪」と書くべき所を「NEC関西ビル in 大阪」と入力してしまった。

あれっ? 「loc:」じゃなくても、ちゃんと探してくれるよ。もしかして、「in」も要らない?

あれま。OK じゃん。

というわけで、キーワードと地名をスペース区切りで入れるだけでも検索できる。なかなかに便利。

オンライン・カレンダーとの連携

Google Calendar の「Where」に入力したアドレスには、Google Maps へのリンクが自動的に張られる。そして、もちろん、この記法 (キーワード 地名) も使える。

Location (場所) に Google Maps へのリンクを張る機能は、Google Calendar の他にも、次の二つのサービスがサポートしている。

ただ、30 Boxes は、少し前まで問題なく使えていたのだけど、最近バグが入った模様。日本語の住所に対して文字化けを起こして、目的地に飛ぶことができない。早く直ってくれるとよいな。

2006-04-14

Google Calendar に「日本の休日」を表示させる

昨日リリースされたばかりの Google Calendar。タイムゾーンの次に設定しておきたいのは「日本の休日」を追加すること。方法は簡単。

  1. ページ右上の「Settings」から「Calendar Settings」を開き、「Calendar」タブをクリック
  2. 「Other Calendars」セクションの「Add calendar」をクリック
  3. 「Add Other Calendar」から「Holiday Calendars」タブをクリック
  4. 世界中の休日カレンダーが (36 個?) 並んでるので「Japanese Holidays」を見つけて「Add Calendar」ボタンを押す

これで「Other Calendars」に「Japanese Holidays」が追加される。

追加される休日は「元日」「成人の日」「建国記念日」「春分の日」「みどりの日」「憲法記念日」「国民の休日」「こどもの日」「海の日」「敬老の日」「秋分の日」「体育の日」「文化の日」「勤労感謝の日」「天皇誕生日」。休日が日曜と重なる場合は、「振替休日」が表示される。

2006-04-13

Online Calendar つれづれ (基本編)

2006 年は、「カレンダーの年」とはよく言ったもので、アメリカを中心に AJAX なオンライン・カレンダーが続々とリリースされてる。3 つ、4 つのオンライン・カレンダーのアカウントを取って、比較記事でも書いてみやうかと思い立ったのが、2 月の頭。アウトラインを考えてはマインド・マップにまとめ、新しいサービスの名前を聞けばアカウントを取得し... ようやく記事を書き始めれば、アップデートの告知が入り。そんなこんなで、一つの記事として書き上げるのは (ぼくには) 無理だという事に気付いた。

そこで、「全体のまとめ」じゃなくて、機能を絞った比較記事を不定期に書くことにした。

現在、アカウントを持ってるオンライン・カレンダー・サービスは次の通り。他に見逃してるサービスがあれば、教えて下さいませ。

さうさう。Trumba が抜けてるね。30 日間のフリー・トライアルが用意されてる有料カレンダー・サース。ただ、これだけ色んなサービスが揃ってると、トライアル期間が過ぎたら (お金を払う気はないので) アカウントが消えてしまうサービスは敬遠してしまうんだよね。お金を払だけの価値がある! というレビューがあればトラックバックを是非!

オンライン・カレンダーに求めること

上記のサービスを試して、ぼくがオンライン・サービスを使う上で「絶対外せない」と思った条件が二つある。それは、

  1. 動作が軽快なこと
  2. 日本語が通ること

基本中の基本のようでいて、完璧を求めるのは難しい。

動作が軽快なこと

カレンダー・ツールの利用方法って様々で、月間カレンダーで大まかな予定を調べたり、週間カレンダーでミーティングする空き時間を探したり、今日一日の予定を確認したり、イベントの開催場所を調べたり... 「メールを読む」だけのメーラーなんかと比べて、ページの移動が激しい。このページ遷移のレスポンスが遅いのは、使い込む程にストレスに感じる。

例えば、電話で「今週末の予定は空いてますか?」と聞かれて、週間カレンダーで予定を調べる。この時、のっそりとページが読み込まれるのは見るに耐えない。会議の開催場所を調べようとカレンダーを開けば、(会議は 5 分後に始まるから時間がないのに) ページがゆっくり表示されて泣きそうになった。

ウェブ・メールやフィード・リーダーなら、少し位い動作が緩慢でも「困る」ことはない。でも、カレンダー・ソフトは、必要な時にすぐ見られないと困る。イベントの入力には、少し位い手間がかかってもいい。でも、「カレンダーの閲覧」。特に、週間・月間・日にちカレンダーの切り替えと翌月・翌週・翌日のカレンダーの表示。ここはキビキビとした動きがないと使いものにならないと感じた。

2006-04-13 現在、各サービスを比べると、30 Boxes, Google Calendar, kiko, Planzo の動きは非常にキビキビしている。サービスを利用していて、ストレスを感じたことがない。続いて、AirSet, Spongecell, Yahoo! Calendar がいい。多少、のっそり感があるけれど、我慢できない程じゃない。残る CalendarHub は遅い。遅すぎて使う気が起きない。

日本語が通ること

ぼくら日本人からすれば、この条件は必須だと思う。けれど、海外のサービスで、完璧な日本語サポートをしているサービスは少い。

「日本語」といっても、カレンダー上で日本語が使えれば万全というわけじゃない。例えば、ユーザー名、RSS 配信、メール・SMS・IM でのリマインダー、「場所」がウェブマップへのリンクになるなら、その日本語地名のサポート、人名の日本語サポートなどなど。

おそらく、全てをサポートしているのは Yahoo! Calendar と思う (国産だし...)。一方、CalendarHub は一部の日本語が化ける。他の海外サービスは、流石にイベント名で日本語が化けることはないけれど、完璧かどうかは分からない。Planzo は、RSS・mail reminder で日本語が化けるし、30 Boxes もメールが iso-8859-1 で送られてた (これは直ったのかな?)。

あとがき

最近のサービスは、ここで挙げた二つの条件は十分に満たしてるので、困ることはないと思う。でも、もし今貴方が使ってるサービスが重かったり、日本語が通らないのなら、乗り換えを考える方がいい。候補は沢山ある。

個人的には、30 Boxes, kiko そして Google Calendar が頭一つ抜けてるように感じる。自然言語入力の手軽さでは、30 Boxes が一枚上だし、ユーザー・インターフェースは kiko がとてもイイ。Google Calendar には、「検索」と各種 Google サービス (Gmail や Google Talk) との連携が期待できそう。ただ、どのサービスも完成にはほど遠い印象。これから、どんどん進化するでせうね。

coComment 0.4b リリース

coComment の最新版がリリースされた。

今回の更新の目玉は、「Your Conversations」ページに表示されるコメントの数が 50 に制限されたことでせう。coComment チームは、ページのロードが早くなるはずだと言っている。coComment の People ページを見ると、coComment のヘビー・ユーザーはコメント数が 3 桁に届きそう。さぞかし、「Your Conversations」ページが重かったでせうなぁ。かくいうぼくも、コメント数が 200 を越えてるので、この変更は嬉しい。ただ、不満も二つ。次ページへのリンクがコメント一覧の下にしかないこと (コメント一覧の上にもリンクが欲しい)。一番古いコメントへのリンク (Oldest ページ) へのリンクがないこと。この二点は改善して欲しいな。次の更新に期待かな。

あとは取り立てる程の変更でもない。coComment の introduction ページに、ドイツ語版・フランス語版の翻訳ページが加わったこと (日本語ページは作る人いるのかな?)。タグにピリオドを含められるようになったこと。あと、coockie に関するヘルプ・ページが追加されたこと。

cookie について補足説明: coComment は bookmarklet 実行時に、「誰が」coComment を利用しているか知る必要がある。つまり、ユーザーを特定しないと、誰のコメントか分からないわけ。で、それを調べるのに coockie を利用してる。ので、firefox 等の cookie を ON にしておいて下さいね。という話。

Greasemonkey for coComment

coComment 用の Greasemonkey スクリプトも 2006-04-13 日付で更新されてる。是非更新を!

2006-04-12

SimplePie が Yahoo! と叫ぶ

ウンデンの Big Brother さんから、SimplePie なるツールを教えてもらった。

最初、何をするツールなのか分からなかったのだけど、phpspot開発日誌さんのページを読んで朦げながら実体がつかめてきた。どうやら、SimplePie というのは PHP のクラス・ライブラリーのようで、フィード (RSS や Atom) をパースしてくれるらしい。SimplePie の売りは、パースが高速でかつ使い易いこと。ユーザーは、そのパース結果を利用して自分用のフィード・リーダーを作ることができる。

SimplePie を使えば、サーバー・インストール型のフィード・リーダー (フレッシュリーダーみたいなの) を簡単に作れるようになるんでせう。

Yahoo! と叫ぶ

SimplePie のトップページには簡単な機能解説が並んでる。そこで目についたのが、次の見出し。

Yahoo! Bloglines is del.icio.us!
Time to feed, The Newsgator Plucks a Google of Rojo Newsvines.

Yahoo! (My Yahoo!)、Bloglines と、フィード・リーダー関連のサービス名が並んでるだけのように見えて、ちゃんとした文章になってる。ちょっと訳してみやう。

いやっほー! ブログのひもは美味しいよ!
エサの時間だ、ニュースゲーターは 10 の 100 乗もの赤いニュースの蔓 (つる) を引き抜く。

何となく意味が通るでせう。よく考えたものだなぁ、と感心しちゃった。

一応、簡単な註をば。Yahoo は、「イャッホー」とか「ワーイ」みたいな感嘆詞。lineには、「行」や「線」のほかにも「ひも」という意味があったので、Bloglines は「ブログのひも」としてみた。delicious は「美味しい」でよいよね。feed は「エサを与える」という動詞。Newsgator はよい訳が思いうかばなかった。ぼくのイメージでは、ワニ (alligator, gator) の親戚なのだけど、皆さんはいかが考えます? Google of は、十の百乗を表す数学用語「googol」(Google の社名の由来でもある) を言ってるんだと思う。Rojo は、「赤」を意味するスペイン語。vine は、「ブドウの木」または「蔓 (つる)」。最後に Pluck は、「むしり取る」「引き抜く」「摘む」という意味の動詞。

もっとよい訳があれば、コメント・トラックバックを下さいな ;)

2006-04-11

はてなアンケートの回答数上限で思ったこと

昨日取り上げたはてなのアンケート、結果が出たように思える。

アンケートの設問は、はてなダイアリーの RSS フィードを「全文」配信するか「抜粋」配信するか。回答数は、21 時 50 分現在、賛成 334、反対 506。回答数上限は 1000 件とあるので、現時点で反対が過半数となり、全文配信の否決は決定的。

アンケートについて各々で色々とつっこみが入ってるけど、それは別エントリーで書くとしませう。

今回書きたいのは、「アンケート」がまだ続いてること (21 時 50 分現在)。はてなが、回答数上限を増やすのでもない限り、もう賛成票が反対票を上回ることはない。これ以上続ける必要があるのかしらん。過半数を越えた時点で、反対 500、賛成約 330。そういう結果でよくないの? 賛成派としては、もう票を入れても決定は覆らないのだし、投票するモチベーションが下がってる。反対派も、自分の意見は通ったのだから投票のモチベーションは上がらない。結論は出ているのに、既定の 1000 票が集まるまでアンケート主催者側がアクションを起こさないというのは、いかがなものか。

では、片方の意見が過半数となったらアンケートを打ち切るのか? いやいや、そうじゃない。アンケートの回答数に上限を定めるんじゃなくて、「先に 1000 票取った意見を採用」。こっちの方が分かり易いんじゃないかな? もし、1000 vs 999 みたいな接戦になったら、1500 まで投票を延長するとかしてもいいと思う。

今のやり方だと、過半数後に入った票はノイズになりそう。それで、1000 票分のアンケート結果として出しても、正確性に欠けるでせう。

2006-04-10

フィード - 全文 vs 概要

はてなはてなダイアリーの RSS フィードは、「全文掲載」か「概要のみ」のどちらがよいか? というアンケートをやってる。

ぼくは「全文」なフィードの方が好き。

それで、何故、ぼくは「全文」を好むのか (自分でもよく分かってなかったので) 考えをまとめてみた。

何故ぼくは全文掲載を好むのか

ぼくの愛用フィード・リーダーは Google Reader で、取得している全てのフィードを読むようにしている。

まずぼくは「Space」キーで記事を順に読む。長文で興味から外れるは、「j」キーでスキップする。一方、興味を強く持ったり、後でコメントしようとかブックマークしたいという記事には「s」キーでスターを付ける (後で読み返すため)。それから、ブログ・ネタになりそうな記事には「l」キーでラベル編集モードに入り「aka」ラベルを付けている。まとめると、スターを付けるとかスキップするという脱線はあるけれど、基本は「読む」という作業に集中してる。

この読み方は、フィードが全文掲載なことを前提にしていて、概要のみのフィードでは効率が悪いことに最近気づいた。というのも、「概要のみ」の表示だと、記事が面白いかどうかが分からない。そこで、概要に表示された少量の本文から、その記事が面白いかどうか「推理」する。面白そうと思えば、別ウィンドウに開くようにするし、面白そうでなければスキップする。が、この「推理」というのが厄介。「読む」作業に集中している所で、「推理」という別作業が (不定期に) 入るとテンポが乱れる。

もう一つ。「推理」を始める前に、その記事が「概要」かどうかを判定する作業が要る。その記事は、単に短い記事なだけなのか、「概要」なのか? ちょうど文章の終わりで「概要」が切り出されたんじゃないのか (それなりに意味の通る所で「概要」が切れてると、パッと見、気付けなくてハマる)。

こういう手間が面倒になったので、「概要のみ」のフィードは、Google Reader から unsubscribe して、Bloglines に「abstract only」というフォルダーを作って纏めてしまった。おかげで、「読む」ことだけに集中できるようになった。

「abstract only」な記事も「推理」のみに集中できるので、それなりにいい。ただ、「推理」に関していえば「外れ」がどうしても出てしまう。Bloglines に登録してるのに読んでない記事に出会う (はてブ 経由とかで) ことが時々あって、それは大低、推理を外してるんですな。その度に、もったいないことをしたと思う。全文が読めれば、読みこぼさなかったろうにと思う。

きっと、「全文」と「概要」のどちらがいいかってのは、フィードの読み方や購読数、使ってるフィード・リーダーのスタイルによって変わるものでせう。で、ぼくはこんな感じにフィードを読んでるので、全文掲載を好むわけです。

蛇足: 「概要のみ」のメリットは、一覧性が高いとも聞くけれど、Google Reader なら、記事のスキップは簡単に出来るし、レンズ部分にマウスを当ててホイールを回せば、タイトルだけ斜め読みすることも出来るので、困ることはない (「Mark all as read」機能がないという文句もあるけれど :P)。