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2006-09-30

mew-absfilter 1.37 へのパッチ その三

Mew でスパム・フィルター bsfilter を走らせる Elisp mew-absfilter.el のお話。本ブログで、mew-absfilter.el を最新の Mew (4.2.53 以降) に追随させる patch を公開していたのだけど、バグがあった。具体的には

(setq mew-use-suffix t)
(setq mew-suffix ".eml")

という設定に対して、mew-absfilter.el が bsfilter を上手く走らせられないというバグ。これは、保存したメールに拡張子 .eml を付けるという設定。拡張子を付けた時に、mew-absfilter.el が拡張子のついたメールを bsfilter に渡せなくなっていた。

この問題を修正するパッチを、問記事の末尾に載せる。対象は素の mew-absfilter.el 1.37。本ブログで提供している古い patch を当ててる方は、逆パッチして下さい。

mew-absfilter.el の設定、前パッチでの修正点 etc... は過去記事を参照されたし。

パッチ

--- mew-absfilter.el.org 2005-05-17 11:54:00.000000000 +0900
+++ mew-absfilter.el 2006-09-29 04:25:09.000000000 +0900
@@ -112,7 +112,7 @@
 
 ;; spam check
 (defun mew-absfilter-collect-message-region (begin end)
-  "Returns a list of message number in region."
+  "Returns a list of message number or number.suffix in region."
   (let (msgs)
     (save-excursion
       (save-restriction
@@ -121,7 +121,7 @@
  (while (not (eobp))
    (when (and (mew-summary-markable)
        (mew-sumsyn-match mew-regex-sumsyn-short))
-     (push (mew-sumsyn-message-number) msgs))
+     (push (mew-msg-get-filename (mew-sumsyn-message-number)) msgs))
    (forward-line))))
     (nreverse msgs)))
 
@@ -178,8 +178,8 @@
      (set-buffer vfolder)
      (save-excursion
        (dolist (msg msgs)
-  (if (or (re-search-forward (mew-regex-sumsyn-msg msg) nil t)
-   (re-search-backward (mew-regex-sumsyn-msg msg) nil t))
+  (if (or (re-search-forward (mew-absfilter-regex-sumsyn-msg msg) nil t)
+   (re-search-backward (mew-absfilter-regex-sumsyn-msg msg) nil t))
       (mew-absfilter-summary-spam-one 'no-msg)
     ;; if msg is not found, try to mark in physical folder
     (push msg spam)))))))
@@ -187,10 +187,16 @@
  (set-buffer case:folder)
  (save-excursion
    (dolist (msg spam)
-     (when (or (re-search-forward (mew-regex-sumsyn-msg msg) nil t)
-        (re-search-backward (mew-regex-sumsyn-msg msg) nil t))
+     (when (or (re-search-forward (mew-absfilter-regex-sumsyn-msg msg) nil t)
+        (re-search-backward (mew-absfilter-regex-sumsyn-msg msg) nil t))
        (mew-absfilter-summary-spam-one 'no-msg))))))))
 
+(defun mew-absfilter-regex-sumsyn-msg (msg)
+  (mew-regex-sumsyn-msg
+   (if mew-suffix
+       (substring msg 0 (- (length mew-suffix)))
+     msg)))
+
 (defun mew-absfilter-sentinel (process event)
   ;; exit status of "bsfilter --list-spam"
   ;;  0: some spams are found
@@ -224,7 +230,7 @@
    (when (mew-sumsyn-match mew-regex-sumsyn-short)
      (let* ((msg (mew-sumsyn-message-number))
      (case:folder (mew-sumsyn-folder-name))
-     (file (mew-expand-folder case:folder msg)))
+     (file (mew-absfilter-expand-msg case:folder msg)))
        (when (eq (mew-summary-get-mark) mew-absfilter-mark-spam)
   (mew-summary-undo))
        (unless mark-only
@@ -239,12 +245,20 @@
    (when (mew-sumsyn-match mew-regex-sumsyn-short)
      (let* ((msg (mew-sumsyn-message-number))
      (case:folder (mew-sumsyn-folder-name))
-     (file (mew-expand-folder case:folder msg)))
+     (file (mew-absfilter-expand-msg case:folder msg)))
        (mew-absfilter-summary-spam-one)
        (unless mark-only
   (mew-absfilter-add-spam (list file))
   (message "Learned as spam"))))))
 
+(defun mew-absfilter-expand-msg (folder msg)
+  "Expand message MSG in FOLDER.
+Function `mew-expand-new-msg' is defined after Mew 4.2.53.
+Use `mew-expand-folder' iff `mew-expand-new-msg' is not available."
+  (if (fboundp 'mew-expand-new-msg)
+      (mew-expand-new-msg folder msg)
+    (mew-expand-folder folder msg)))
+
 (defun mew-absfilter-mark-learn-clean (&optional mark-only)
   "Learn all messages marked with '*' as clean (not spam)."
   (interactive "P")

Google Calendar にもナビゲーション・リンク

Google Calendar nav link Google Calendar の左上隅にも、Gmail と同じ他の Google サービスへのリンクが付いた。

リンク先は、「Google」「Gmail」「Picasa Web Album」「Google Spreadsheets」の四つと、アカウント・ページ (このページには他サービスへのリンク集が含まれる)。

これで、Google Calendar から他のサービスへの移動が楽になった。今のところ、Google Personalized Home, Picasa Web Album, Google Spreadsheets に上記リンクは出ていない。他のサービスにも、早くこのリンクが付くといいな。

Google Reader の auto sort

Google Reader は記事の並べ方 (sort) に二種類の方法を用意している。一つは記事の新しい順 (古い順は用意されてない Xp)。もう一つは、auto sort (自動並び)。これらは、View タブの横にある「View settings...」から選ぶことができる。

さて、auto (自動) とはどういう風に記事が並ぶのだらう。clmemo@aka では、以前 auto ソートについてレビュー記事を書いたけれど、推測の域を出ていなかった。

この度、Help ページに auto の公式な説明が載ったので、紹介しませう。

Auto-sort works by prioritizing subscriptions with fewer items. This means that your friend's blog with an item a month will not be drowned out by higher volume sites such as the New York Times because we'll raise it to the top.

Auto ソートは、より少いアイテムを優先するよう調整されています。つまり、月に一度しか書かないような貴方のお友達の記事を、優先的にトップに表示します。そうすることでニューヨーク・タイムズのように頻繁に更新されるサイトのフィードによって埋もれてしまうことを防ぎます (意訳:文責 @aka)

Google Reader - Common Questions #8. How does auto-sort work? より引用

「fewer items (より少いアイテム)」を優先する。これはコロンブスの卵だね。

確かに、更新頻度の低いブログほど身近な人が書いてることが多い。そういうブログは、気軽にコメントしやすいし、(更新頻度が低いから逆に) 近況のチェックのためにも読み飛ばせない。

なかなか考えられてると思う。

あとがき

二三週間程前から、Google Reader の auto の並び方が変わった。それまでバラバラに並んでた印象があったけど、二三週間前から Subscription が同じものが固まるようになった。おそらく、それまでは違うアルゴリズムを使っていたのではないかと思う。

公式のヘルプに書いたということは、Google Reader の auto ソートの仕様は、これで固まったと見ていいんでせうね。

新 Google Reader の spacebar functionality

Google Reader の魅力は、スペース・バーを押すだけで全ての記事を読めるシンプルさにあった。少くとも、ぼくは、その機能があったから Bloglines よりも、livedoor Reader よりも、そして他のフィード・リーダーよりも Google Reader を好んだ。

ところが、新しい Google Reader から「スペース・バーだけで読む」機能が消えてしまった。Expanded view では、ぼくの望まない所にフォーカスが移るし、List View では j キーとの連携が必要になってしまった。

この事実に、ぼくはすごく動揺した。

けれど、Google Groups の Google Reader チームの書き込みが、ぼくを勇気づけてくれた。

The full functionality of the space keyboard shortcut will be returned soon.

Google Groups: Google Labs - Reader より引用

soon がどれだけ soon か分からないけど、「スペース・バーだけで読む」機能は戻ってくるとのこと。

良かった。早く戻って来ておくれ。

2006-09-29

新 Google Reader - Home をスキップする Tips

新しい Google Reader は、ログイン直後、Home なるトピック・ページを表示する (Home の簡単な説明は旧記事 clmemo@aka: 新 Google Reader でフィードを読む を参照のこと)。

古い Google Reader ファンには、この挙動を野暮ったいと感じる人も多い。彼らは、ログインしたらすぐフィードを読み始めたいと願ってる。そんな人達に Tips を一つ。

以下の URL にアクセスすると、「All items」ページに直接ジャンプする。

Google Reader へのブックマークに、こちらを登録しておきませう。

特定のタグに直接アクセス

「All items」じゃなくて、特定のタグ (例えば「work」とか「fun」とか...) に直接飛びたいという方もいらっしゃるでせう。そういう方は、左サイドバー下のタグ・ナビゲーションで目的のタグを右クリック。リンクの URL をコピーして、その URL をブックマークするといい。同じ事は、登録フィード (Subscription) に対しても有効。

基本的に、左サイドバーのナビゲーションに出てるリンクは URL を持っているとのこと。

あとがき

本記事の元ネタは Google group の記事。Google Engineer からの Tips。

新 Google Reader でフィードを読む

Google Reader の新機能のリスト・アップ及び参考レビューは、前記事を参照のこと。

本記事では、新しい Google Reader の機能を紹介しませう。

大まかな構造

Google Reader - Home 新しい Google Reader は、左側にナビゲーション、右側にコンテンツ (テキスト本文) という二カラム形式。前版で上の方のスペースを無駄に使っていた検索窓はなくなった。

ナビゲーション部分は、縦に三つの区画で仕切られてる。

一番上の区画は、リンク集。「Home」「All items」「Starred items」「Shared items」の 4 つのページへのリンクになっている。Home は最新情報のお知らせ的ページ。フィード・リーダーとしての本分は、All items にある。Starred items と Shared items は、各々、スターを付けた記事と共有する記事を表示する。

真ん中の区画は、新規購読フィードの登録ボタン。「Add subscription」ボタンを押すと、フィード URL を入力するボックスが現れる。「Browse」は、いろいろなフィード登録 (検索、フィード・パック、etc...) のページへのリンク。

下の区画は、タグ一覧 (「ラベル」は「タグ」に名称変更された)。「+」をクリックすると、そのタグの付いたフィード一覧が表示される。タグ名の横には未読記事数が表示され、タグ名をクリックすると、そのタグのついた記事が右カラムに表示される。

「only list updated」リンクを押すことで、未読記事を含むタグだけを表示させることができる (全てのタグを表示させるには「list all」をクリック)。

Home

まず、Google Reader

にアクセスすると現れるのが「ホーム」と呼ばれるページ。このページには、次の項目が並んでる。

  • Recently starred (最近スターされた記事, 一行のみ)
  • Recently shared (最近共有された記事, 一行のみ)
  • A look at what's new (最新のお勧め記事, 記事の概要を二、三個)
  • The latest messages from the Google Reader team (Google Reader チームからのお知らせ)
  • Tips and Tricks

ホームは挨拶的なページかな。

このページへのショートカット・キーは g h

All items / Starred items / Shared items

ナビゲーションの二つ目 (Home の下)、「All items」からは、登録したフィードを読むことができる。「All items」リンクの隣には、未読記事数も表示されるようになった。ただしカウントされるのは 100 件まで。それ以上は「100+」と表示される。

その下の Starred items リンクは、スターを付けた記事のみを、Shared items は共有マークを付けた記事のみを表示する。表示形式は、All items に準ずる。

これらのページへのショートカットは以下の通り。

g a
All items へ
g s
Starred items へ

フィードの閲覧のために、Google Reader は二つのビューを用意している。

Expanded view

Google Reader - Expanded view Expanded view は、Bloglineslivedoor Reader のような外観。アイテムが一つずつ順に並んでる。なのでスクロールするだけで全ての記事が読める。並びは、「auto (自動)」と「newest (新しい順)」の二種類。画面上の「View settings」から選ぶ。

記事を読む時、使えるショートカットの一覧をば。

SPACE
スクロール
Shift-SPACE
逆スクロール
j
次の記事へ
k
前の記事へ

さて、Expanded view での「既読」のタイミングに言及しておかう。Expanded view では、ユーザーがスクロール・オーバーした時、アイテムは既読になる。具体的なタイミングは、記事がフォーカスされた時に枠が青くなるので、それを目安にすればいい。フォーカスは (jk といった明示的な記事の移動でなく)、スペース・キーでスクロールした場合やホイール・マウスで記事をスクロールした場合にも移動する。この自動既読機能は、Settings から ON/OFF が切り替えられる。デフォールトでは ON。

また、View の上方に「Mark all as read」というリンクが加わった。これをクリックすると、全ての記事を「既読」にできる (ショートカットは Shift-a)。

既読にした記事は「Mark all as read」左横の [show all] リンクをクリックすると現れる。

その他、使いそうなショートカットを紹介しませう。

v
オリジナルの記事を別ウィンドウで開く
s
記事にスターを付ける
S
記事を共有 (share) する
m
記事の既読/未読をトグルする
r
更新 (Reflesh)
t
タグ (旧ラベル) を編集する

解説が必要なのは共有の「Shift-s (S)」かな。

もし貴方が共有したいと思う記事 (アイテム) に出会ったら、「Shift-s」を押すか、アイテムの下にある「Share」アイコンをクリックする。すると、その記事は他のユーザーがブログから閲覧したり、フィード・リーダーで読んだりすることができるようになる。

かういふことは、昔の Google Reader でも出来たけど、操作が繁雑だった。この機能の目玉はワン・アクションで記事を共有できるやうになったことにある。

ちなみに、古い Google Reader での共有の説明はこちら。

そして、新しい Google Reader のワン・アクション共有機能で作った共有ページはこちら。

List view

Google Reader - List view List view は Gmail のような外観。アイテム一つ一つがこんな感じに一行で表示される:

ブログ・タイトル    記事のタイトル - 記事本文の冒頭     更新時間

List view では、記事本文が隠れてしまっている。これは、その記事をマウスでクリックするか、RET or o キーで開くことができる。

記事を開いた後のキーボード・ショートカットは Expanded view に準じる。

Expanded view と違うキーボード・ショートカットだけ説明しませう。

j / k
次 / 前の記事を開く
n / p
次 / 前の記事にフォーカスを移す (ただし開かない)
o / RET
フォーカスした記事を開く

list view は、旧 Google Reader のインターフェースに最も近い。ただし、旧 Google Reader の魅力だった「Shift キーだけ押せば全ての記事を読める」機能はなくなってしまった (開いた記事の最後まで来ると、次の記事を開かず、そのままスクロールする!)。非常に残念。

Expanded view と List view

Expanded view と List view は、ワン・キーでビューを切り替えられる。

1
Expanded view へ
2
List view へ

Expanded view は短めの記事をななめ読みする時に、List view はヘッドライン (タイトル名) だけから記事をピックアップしながら読む時に便利そう。

あとがき

新 Google Reader でのフィードの読み方はここまで。設定 etc... の話は、またの機会に。

Google Reader 新バージョン - 新機能のリストアップ

Google Reader の新バージョンが登場した。

Google Reader v2 インターフェースは刷新され、新しい機能も追加された。これは、アップデートというより、バージョン・アップと呼ぶにふさわしい。既にいくつかのブログが新しい Google Reader をレビューしている。

これらのレビューを読むと、今回のインターフェースの変更は概ね好意的に迎えられたように見える。一方、Google Groups では賛否両論が飛びかっている。

ぼくの感想? ううん、どうだらう。新しいインターフェースで、今までの使い勝手が実現できない恐れを抱いてる。何故、ぼくは Google Reader をメインのフィード・リーダーとして使っていたのか? その理由みたいなのが新しい Google Reader に触れてみてハッキリしてきたように思う。それは、新しい Google Reader で失くなったモノが気づかせてくれたということ。失われたモノが復活するのかどうなかが分からない。もしかしたら、ぼくは新しいインターフェースに失望しているのかもしれない。この感情を一言で表すなら、きっと「動揺」という言葉が当てはまると思う。そう、ぼくは新しいインターフェースに、大きく動揺している。

新 Google Reader の変化

まずは、新しい機能と失くなった機能をさらってみやう。この後の記事で、いくつかの新機能を紹介する。少々お待ちをば。

新しい機能
  • Home ページ
  • Expand view と List view の二種類の閲覧形式 (→ 解説ページ)
  • All as read (全て既読) 機能
  • 未読数表示機能 (ただし 100 以降は 100+ と表示)
  • フォルダー・ナビゲーション (タグ一覧)
  • ワン・クリック共有機能
  • Next ブックマークレット
  • Subscribe ブックマークレット (フィード登録用ブックマークレット)
  • Google Reader の新ロゴ & favicon
変更点
  • 「ラベル」は「タグ」or「フォルダー」へ名称変更
  • 既読記事の表示は「Read items」or「show read」から「show all」へ
  • ショートカット・キーの変更
  • フィードの登録 (Add subscription) が分かり易くなった
失くなった機能
  • 滑らかなスクロール機能
  • マウス操作で任意の購読フィードを選択する機能
  • 指一本で全ての記事を一つ一つ読む機能
  • 購読フィードのタグをキーボードで編集する機能 (ドロップダウン・メニューに)
  • 記事を読みながら、未読記事一覧を見る機能
実現されなかった機能
  • 検索機能
  • 古い順からの記事表示

Google Reader 新バージョン

Google Reader... か、変わりすぎ。。。

これで、こっそり書いてた Google Reader の解説ページも一から書き直しかぁ... はぁ。

変更点は後で書く。

Blogger Beta に「最近のコメント」を付ける

他のブログを見てると、サイドバーに「最近のコメント (Recent Comments)」なんてのがあったりするね。そのブログでのホットな記事を知る手がかりになるので、ぼくはこの機能が好き。

Recent Comments Blogger では「最近のコメント」を表示することは叶わなかったけど、Blogger Beta では標準の機能 (新テンプレート必須) だけで出来るようになった (clmemo@aka でもサイドバーにのせた)。やり方を紹介しませう。

元ネタは Bloggeratto から。

概略

ポイントは二つ。

  1. Blogger Beta はフィードを表示する機能 (widget?) がある
  2. Blogger Beta は Blog Comment Feed配信する

この二つを新機能を組み合わせるだけ。つまり、ブログのコメント・フィードを Feed widget で受け取るようにするだけ。コメント・フィードに関しては前記事を参照のこと。

設定方法

  1. Blogger 管理画面から Template > Page Elements。
  2. サイドバーの「Add a Page Element」をクリックして「Choose a New Page Element」をポップアップさせる。
  3. 「Feed - Add content from a site feed to your blog.」を「ADD TO BLOG」する。
  4. Feed URL に「http://○○.blogspot.com/feeds/comments/summary」を入力 (○○ の部分は自分のブログに合わせて変えて下さい) して「CONTINUE」。
  5. フィードの設定 (表示するコメントの数、日にち、コメントした人の名前) をして「SAVE CHANGES」。

シンプルでお手軽。是非、お試しを。

Blogger Beta のコメント・フィード

Blogger Beta の新機能の一つに、コメント・フィードがある。本記事では、この新機能を説明しやう。

Blog Comment Feed

Blog Comment Feed は、ブログ全体のコメントを配信するフィード。このフィードで配信されるのは、コメント部分だけ。なので、記事のフィードは別に手に入れる必要がある。ブログだけじゃなくて、コメントでの議論にも関心がある人向けのフィード。

設定は、管理画面から「Settings > Site Feed > Switch to: Advanced Mode」と辿り、「Full」or「Short」を選ぶ。

すると、本当はブログのトップページの一番下に「Subscribe to Comments」というフィードへのリンクが現れるはずなのだけど、現れない。バグかな?

とりあえず、次の URL にアクセスすることで Blog Comment Feed を取得可能。

  • http://○○.blogspot.com/feeds/comments/full (全文フィード)
  • http://○○.blogspot.com/feeds/comments/summary (要約フィード)

どうも、管理画面の設定に関わらず上記の URL にアクセスできるみたい。

Per-Post Comment Feeds

Per-Post Comment Feeds は、記事ごとのコメントを配信するフィード。一つの記事ごとに、その記事についたコメントだけをフィードにしている。特定の記事のコメント議論に関心がある場合に購読するとよいでせう。

ブログのコメントなんて、多くて数件 (ぼくのブログでも 10 件以上のコメントが来たことはない)。こんな Per-Post Comment Feeds なんて意味あるの? と思うかもしれない。けど、コメントの来る所には来るのね。例えば、クリボウの Blogger Tips では、

というエントリーで 100 を越えるコメントを受けている。

coComment を見ると、Petition » WIR HABEN BEZAHLT! - Für günstige, legale und DRM-freie Musik. という記事は 1959 件、Michele : The Oh-So-Long Meet n' Greet は 985 件のコメントが届いてる。コメントが本文より面白いエントリーはないわけじゃない。

もし、そんなエントリーに出会って、そのブログが Blogger Beta で運営されてたら、Per-Post Comment Feeds を探してみてはいかがでせう。

Per-Post Comment Feeds は、上記設定が為されてれば、記事の末尾に「Subscribe to: Post Comments」という形で現れる。

このフィードのアドレスは

  • http://○○.blogspot.com/feeds/Blogger の記事管理番号/comments/full

という書式なので、ユーザーが機能を ON にしてないとアクセスは難しい。

2006-09-28

Google Notebook に共有編集機能とモジュール

Google Notebook がアップデートした。

今回アップデートされた機能は 4 つ。一つ一つ説明しませう。

共有編集機能

目玉といってもいいのが、この共有編集機能。特定の人にノートを表示・編集する権限を与えるというもの。誰でも見れるけど、編集権は与えない「Publish」機能とは少し毛色が違う。

共有には、ノートブックを開いて右上にある「Sharing options」をクリック。「Invite Collaborators」の枠にカンマ区切りで「ノートブックを共有する相手」のメール・アドレスを入力する。「Save Settings」ボタンを入力すると、invite メールに載せる文面入力画面が表示されるので、招待文を書いて「OK」を押す。

Going My Way さんによると、共有ノートブックは Google Account に入っていないと閲覧・編集できないという。なかなか考えられてるね。

この共有機能。使用用途として、ぼくは購入予定のリスティングに使おうと思ってる。も少し詳しく言うと、旅行用のバッグを買おうと思ってる。それで、よさそうなバッグがネットに出てると、それを Google Notebook でクリックする。親にも、よさそうなバッグがあれば、共有ノートブックにクリップしてもらう。半年位いしたら、その中から買うものを一つに絞る。かういふノートは、不特定多数の人に見られたくないし、気の許せる相手にはクリップを勝手に追加してもらいたい。共有編集機能は、こんな時にもってこいなんじゃないかな。

あと、会議のメモも Google Notebook で取ると面白いかもね。会議参加者が一つのノートブックを共有して、自分の意見を個々のノートに書いてくの。ちょっとした、グループで使う IM みたいな感じ。後でノートブックを見直せば、全員分のノートが見られる按配。同期がどれ位いスムーズかにも寄りさうだけど、どうかな。

ドラッグ & ドロップの改善

ノートのドラッグ・アンド・ドロップが使い易くなった。具体的には、ノートの移動先に点線が現れる (Google Personalized Home のモジュールの移動みたいな感じ)。あと、開いたノートを動かそうとすると、ノートが小さくなる (これは前から?)。

ごみ箱の undo 機能

ごみ箱 (Trash) に入れたノートに undo 機能がついた。Trash に入れたノートは、30 日間保存され、その後削除される。その前なら、削除したノートを復活 (Restore) することもできるし、完全に削除 (Delete forever) することもできる。

Google Notebook モジュール

Google Personalized Home 用のモジュールが公開された。

ブラウザー下のミニ・ノートと同じ体裁のノートブック編集・閲覧用のモジュール。正直、どれ程の使い勝手か分からないけど、Google Notebook を多用していて、Notebook を開くのが面倒という人には便利かも。まあ、ちょっとしたノート・パッド代わりのモジュールを入れるよりは Notebook モジュールを使う方が管理とか検索の点で優利っぽい。むしろ、これは Personalized Home より Google Desktop のガジェットとして使う方がいいのかな。

Bloglines でメルマガを受け取る

最近、気になる情報はほとんどブログから手に入れるようになった。言い換えれば、フィード・リーダーにほとんどの情報が集まってる。

もちろん例外もある。そんな例外の一つが、メール・マガジン。今回は、メール・マガジンを Bloglines で読む方法を紹介しませう。

Bloglines

Bloglines には、「メール登録フィード」という機能がある。これは、Bloglines にメルマガ専用のメール・アドレスを作ってもらい、そのメアドにメールを送らせようというアイデア。Bloglines は、受け取ったメールを、他のフィードと同じように管理・表示する。

Bloglines が用意するメール・アドレスは、

ユーザー名.数字の羅列@bloglines.com

という書式になる。ユーザー名の設定は、Bloglines の画面右上「アカウント」から「ブログ設定」タブをクリック。「ユーザー名」に好みの文字列を入力する。

ユーザー名を設定したら、メール登録フィードの設定に移りませう。

Bloglines Mail Feed Bloglines の左カラム下、「その他」の二項目にある「メルアド作成/受取登録」というリンクをクリック。

メール登録用の画面が開くので、下の方にスクロール。スクリーンショットにある「新しいメール登録フィードの作成」を見つけやう。

「名前」には、フィードとして表示する名前を入力。例えば、Eiga.com のメール・マガジンを購読するなら、「Eiga.com」とでも入力しやう。「フォルダー」はお好みで設定されたし。ぼくは「Mail Magazine」というフォルダーを新規に作った。他の設定項目は、特にいじる必要はないでせう。

「メール登録フィード」の作成ボタンを押すと、「メール登録フィード一覧」に新しいメール・アドレスが次のやうに表示される。

Eiga.com    username.123456@gmail.com

メルマガの登録に、この新しいメール・アドレスをコピペすれば OK。

メルマガ以外にも...

メルマガ以外にも、Google アラートや ROM を決めこんだ ML、返事を書く事のない事務メールなどの受け取りにも Bloglines のメール・フィード機能はおススメ。

他のフィードもこの機能をサポートしたらいいのにね。例えば、livedoor Reader とか、Google Reader とか、Feedpath とか。

あとがき

世の中には、メルマガをフィード・リーダーで読もうと考える人は多いらしい。例えば、ITmedia ではメール投稿用アドレスを用いてブログを経由してFEED化 (きゅーり.jp: メルマガをブログで受信するなんて) する方法が紹介されてる。これに対してきゅーり.jp さんは、

システム管理をやっている立場から言わせてもらえば、絶対にやめてもらいたい方法。なぜならシステムの負荷が半端じゃないからだ。

きゅーり.jp: メルマガをブログで受信するなんて より引用

とおっしゃってる。ぼくもそう思うし、この方法は一種のスプログだと思う。手段はちゃんと選んで欲しいもの。

Bloglines のやり方は、とってもスマートで好感が持てる。きゅーり.jp さんによると mail2feed なサービスもあるらしいけど、そっちは調べてないのでまたの機会に。

Add to Google ボタンを付けた

当ブログのサイドバーに、Site Feed へのリンクと、「Add to Google」ボタンを付けた。

Site Feed は、FeedBurner で作ったフィード。「Add to Google」ボタンで登録するフィードも同じもの。

「Add to Google」ボタンを押すと、Google Personalized Home 及び Google Reader へのフィード登録画面に遷移する。ボタンの作り方は、旧エントリーを参考にされたし。

なお、上記ページで紹介しているページでは、画像付きの「Add to Google」ボタンしか作れない。でも、画像は重いから要らないという方もいらっしゃるでせう。(例えばクリボウの Blogger Tips さんなんかセンスのいいリンクを作ってる) そんな方は、次の URL にリンクを張る方法もある。

  • http://fusion.google.com/add?feedurl=あなたのフィードへの URL

Blogger Beta に HaloScan を取り付けた

Blogger は、TrackBack に対応していない (代わりに、Backlink が付いてる)。そこで、clmemo@aka に、HaloScan を取り付けた。これで本ブログでも Trackback の送受が出来るようになった。

実を言えば、HaloScan そのものは随分前から使ってた。ただ Blogger Beta 移行時に、テンプレートを新しいものに替えたので、HaloScan のコードが消えてしまっただけ。

Blogger Beta に HaloScan を付けるには

Blogger Beta に HaloScan のコードを追加するには、テンプレートを直接編集する必要がある。ここら辺の作業は、クリボウさんの解説を参考にした。とても纏まっているので、どうぞご覧あれ。

大まかな流れはかうなる。

まず、head 要素内に、HaloScan 用の JavaScript コード (下記) を追記する。

<script src='http://www.haloscan.com/load/<samp>HaloScan のユーザー名' type='text/javascript'></script>

次に、Trackback というリンク (大低、記事の末尾にあるやつね) を表示するためのコード (下記) を追加する。

<span>
 <a expr:href='"javascript:HaloScanTB(" + "\"" + data:post.id + "\"" + ");"' target="_self">
  <script type="text/javascript">postCountTB('<data:post.id/>');</script>
 </a>
</span>

これだけ。

Trackback リンク表示用のコードをどこに挿入するかは、クリボウさんの説明に詳しい。見つけにくければ、post-comment-link という文字列を検索するとよいでせう。

注意点は、テンプレートの編集 (Edit HTML) する時に、「Expand Widget Templates」にチェックを入れること。変更点の保存 (SAVE TEMPLATES) を忘れないこと。

クリボウさんによると、新規テンプレートに変更した時、Trackback リンク表示用のコードは引き継がれるけれど、head 要素内のコードは引き継がれないとのこと。

Trackback autodiscovery

今回、HaloScan の Trackback autodiscovery のコードは付けなかった (Trackback Autodiscovery については Autodiscovery とは何ぞやを参照のこと)。

理由は二つ。まず一つは、Blogger Beta のテンプレート編集にコメント (<!-- コメント -->) を書くことが出来ないこと (これはおそらくバグで、いつか直るでせう)。もう一つは、Autodiscovery を使ったと思わしきトラックバック・スパムが多かったこと。

Autodiscovery を使ってトラックバックされてた方には、ご不便おかけします。

トラックバック・ポリシー

トラックバックは、記事に関連するものであれば大歓迎。ただし、文字化けしているトラックバックは、こちらで勝手に削除します。

言及トラックバックについては、できれば言及ありの方が嬉しい。というのも、HaloScan の管理画面はトラックバック元しか表示しない。なので、トラックバックを受け取っても、どの記事へのトラックバックなのか分からないから。

詳しいことは、ここら辺のエントリーを読んで下さい。

2006-09-27

atom.xml 復活

フィード・リーダーに、Blogger 諸氏の少し古いエントリーが山のように入って来た。しかも、よく見ると Blogger Beta に移行した人達のエントリーが再配信されてるっぽい。もしや、先日エントリーにした、Blogger Beta の atom.xml が Invalid request URI を返してた問題が解決したのか? そう思って

  • http://at-aka.blogspot.com/atom.xml

にアクセスしたら、

  • http://at-aka.blogspot.com/feeds/posts/full

にリダイレクトされた。おおっ! ちゃんと直ってる! だから古いエントリーをフィード・リーダーが拾ったんだね。

改めて、Known Issues ブログを見てみたら、2006-09-26 (アメリカ時間) に修正済とある。この問題をエントリーにしたのが、2006-09-25。おそらく修正されたのが、2006-09-27 の午前中。思ってたより、早かったよ。よかった、よかった。フィードを配信できないブログなんて、新規記事が存在しないに等しいからね! 一安心。

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Autodiscovery とは何ぞや

クリボウさんのブログのコメント欄で、こんなことを聞かれた。

JUGEMの独自タグにも{trackback_auto_discovery}というやつがあります...これはどういう用途で使われるのでしょう?

クリボウの Blogger Tips: Blogger beta に HaloScan をとりつける より引用

コメント欄の返事にするには勿体ないネタなので、記事にしませう。というわけで、今回のお題は (トラックバック) Autodiscovery。

トラックバックって?

まず、トラックバックの説明をしませう。

ネットでは、自分のウェブページから他人のウェブページにリンクを張ることが簡単に出来る。けれど、逆に他人のウェブページから自分のウェブページにリンクを張らせること (いわゆる逆リンク) は出来ない。というか出来なかった。

トラックバックは、この逆リンクを張らせる仕組みの一つ。トラックバックを使って逆リンクを張るには、自分と相手がお互いトラックバックの仕組みを持っている事が不可欠。

トラックバックの手順はこんな感じになる。トラックバックを受ける側 (逆リンクを張る側) は予めトラックバック URL なるものを用意しておく。逆リンクを張らせたい人間は、このトラックバック URL にトラックバック・ピング (通知) を送る (これをトラックバックを打つなどと言う)。トラックバック・ピングを受けると、ピングを受けたページは自動でピングを送ったページにリンクを張る。つまり、ピングを送った側からすれば、逆リンクが自動的に作れたことになる。

一般に、トラックバックは

  • 私のウェブページで、あなたのページを紹介しましたよ
  • 私のウェブページから、あなたのページにリンクを張りましたよ
  • 私のウェブページの内容は、あなたの興味を引いたり、あなたの疑問に答えていますよ

といった事を知らせるために打つものとされている。なお、全く無関係なサイトにトラックバックを打つことはトラックバック・スパムと呼ばれ、嫌がられるのでやめませう。

Trackback Autodiscovery

トラックバックを打つ場合の作業を考えませう。ぼくらは、トラックバックを打ちたいページに行って、そのページのどこかにあるトラックバック URL を探す。見つけたら、トラックバック URL をコピーして、自分のトラックバック・ピングを打つツールにその URL を貼り付ける。

ここで、トラックバック URL を探す作業が手間だと思いませんか? コピーする作業が手間ではありませんか?

その答えとして出てきたのが、Trackback autodiscovery。その一例を、見てみませう。

<!-- Trackback autodiscovery code
<rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xmlns:trackback="http://madskills.com/public/xml/rss/module/trackback/">
<rdf:Description
  rdf:about="Trackback"
  dc:identifier="パーマリンク"
  dc:title="エントリーのタイトル"
  trackback:ping="トラックバック URL" />
</rdf:RDF>
-->

これは RDF という規格で書かれている。見ての通り、trackback:ping="..." にトラックバック URL の情報が書かれてる。少し Perl を噛じった人なら、この規格通りに書かれたテキストから、トラックバック URL を抜き出すプログラムを書くことができる。

つまり、上のコードをページ内に書いておくと、Trackback Autodiscovery 機能をサポートしたツール (やサービス) を使ってる人は、トラックバック URL を探す作業をプログラムに任せて楽できる。それが Trackback Autodiscovery の目的でありメリット。

ブログ・システムによっては、記事の投稿画面にトラックバックを打つページの入力欄がある。そこに相手ページの URL を入力しておくと、(autodiscovery 機能を使って) トラックバック URL を取得し自動でトラックバックを打ってくれるそうな。

Trackback Autodiscovery は有用か?

かように便利な Trackback Autodiscovery だけど、ほぼ半自動でトラックバックが打ててしまうため、トラックバック・スパムにも悪用されているらしい。例えば、たつをの ChangeLog さんは、Trackback autodiscovery を削除したことで、トラックバック・スパムを大幅に減らせたという。

トラックバックスパムを劇的に減らす、手軽な方法をご紹介。

最近実行していているんだけど、単に Trackback Auto Discovery の設定を消してしまうだけ...

...Blog検索エンジンの検索結果の各記事に対して Auto Discovery してトラックバックを送りまくるというスパムシステムがあるらしく、そういうのに対して効果絶大。

[を] トラックバックスパムを劇的に減らす方法 より引用

このエントリーには、手作業でトラックバック URL を入力するのは面倒、という主旨のコメントが入っており、たつをさん自身も、Autodiscovery を削除することは「諸刃の剣」であることを認めている。

トラックバック Autodiscovery を入れるべきか入れないべきか、一般論で判じるのは難しい。とりあえずトラックバック・スパムの量を見ながら、決めてはどうでせう。

追記

Autodiscovery には、トラックバックの他にも、Foaf autodiscovery とか RSS autodiscovery、Account autodiscovery といったものがある。いずれも、何かしらの URL や文字列 (メタ情報) を自動で汲み上げる為に利用される。

Google Calendar に Doodle と Phases of the Moon

Google Calendar天気予報 を表示する機能に加えて、Doodle と月の満ち欠けを表示する機能が加わった。天気予報は、US でしか使えない機能だけど、Doogle と月の満ち欠けは日本でも表示できる :)

Google Calendar Doodle Doodle も月の満ち欠けも、カレンダーの日付部分にアイコンで表示される。Doodle は、何か特別な日に Google の検索ページに現れる遊び絵のこと。カレンダー上には、赤青黄のボールのアイコンで表示される。そのアイコンをクリックすると、その日の Doodle がポップアップする。スクリーンショットは、2006-08-15 の Doodle アイコンをクリックした所。これはインドの独立記念日の Doodle だね。一方、月の満ち欠けは、「満月」「半月」「新月」がアイコンで表示される。これは、クリックしても何も起きない。

設定方法

これらの新機能は、「Fun Calendars」というカレンダーとして提供されている。設定方法は以下の通り。

  1. Google Calendar の左カラム「Calendars」ボックスの「Other Calendars」横にある「+」をクリック
  2. 「Add Other Calendar」ページが開くので「Browse Calendars」タブをクリック
  3. 「Fun Calendars」から「Google Holiday Logos」(Doodle) を「Add Calendar」する
  4. 「Fun Calendars」から「Phases of the Moon」(月の満ち欠け) を「Add Calendar」する
  5. ページ下の「OK」をクリック

かういふ遊び心が入ってくると、Google Calendar も楽しくなるね。

Google Calendar に天気予報 (US only)

Google Calendar に天気予報を表示する機能が加わった。といっても、米国のみの新機能。

とりあえず、設定方法をば。

Google Calendar weather forecast setting

  1. Google Calendar の右上 Settings リンクをクリック
  2. General タブを選ぶ
  3. Custom view: 設定の下に「Locatins:」と「Show weather based on my location:」設定があるので、住所と表示温度 (C or F) を設定
  4. 「Save」ボタンを押す

設定項目の「Locatinos:」と「Show weather...」は、「Country:」を「United States」にしないと現れなかった。日本にはまだ対応していないらしい。残念。

日本では...

日本で天気予報を Google Calendar に表示させる別解としては、livedoor の天気予報を使う Tips が知られている。

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2006-09-26

Google Transit の対象地域が増えた

Google Transit Google Transit は、Google が提供する交通情報サービス。路線、バス、車や徒歩で、現在地から目的地までのルートを検索できる。いわば路線検索のパワーアップ版サービス。

サービス・イン直後は、アメリカはオレゴン州のポートランドのみの限定サービスだった。Google Operating System によると、Google Transit の対象地域が増えたという。新しい対象地域は以下の五つ。

  • フロリダ州のタンパ
  • ハワイのホノルル
  • オレゴン州のユージーン
  • ペンシルバニア州のピッツバーグ
  • ワシントン州のシアトル

ハワイに行く機会があれば、是非使ってみたいものだね。

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Google マップに提供されてるゼンリン地図が更新された

Google Maps では、 Zenrin から国内地図 (航空写真じゃない方ね) の提供を受けている。この度、この国内地図がアップデートされた。

国内の地図全てが、新しい地図に挿し替えられたっぽい。地図の精度が高くなり、見易いフォントが使われるようになった。

地図そのもののアップデートに加えて、もう一つの目玉がある。それは、航空写真と (普通の) 地図とのハイブリット表示が出来るようになったこと。これは、アメリカなんかじゃ随分前から使えた機能。ようやく日本でもお目見え。

この他にも、細かな「地図」上の改善が多い。いくつか列挙しませう。

  • 地下鉄駅・地下通路情報の表示
  • 一方通行の道を矢印表示
  • 主要道路に道路番号表示
  • カーフェリーなどの航路情報の表示
  • アイコンの種類増 (お城、フェリーのりば、公園、ゴルフ場、マクドナルド、ローソン、松屋 etc...)

地図として使う分にも、かなり使い易くなった。Google Maps API を使ってマッシュアップしてる人達も、今回のアップデートは嬉しいでせうね。

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FeedBurner のフィードを更新

先日、エントリーにした通り、今、Blogger Beta の Atom フィード (atom.xml) の調子が悪い。そのせいで、atom.xml を使ってフィードを作ってる FeedBurner もフィードの更新をしてくれない。

そこで、FeedBurner が参照してるフィードを atom.xml じゃなくて feeds/posts/full の方に変更した。手順は以下の通り。

  1. FeedBurner の My Feeds から、clmemo@aka のフィードのページを開く
  2. Edit Feed Details... をクリック。
  3. Original Feed: を「http://at-aka.blogspot.com/feeds/posts/full」に変更。
  4. Save Feed Details をクリック。

これで、FeedBurner 経由でこのブログを読んでくれてる人達には、フィードがちゃんと届くようになるはず。

さて、atom.xml を subscribe してる人達には、どうやって知らせればいいかな?

2006-09-25

Blogger の Atom フィードの調子が悪い

Known Issues for Blogger in Beta によると、現在、Blogger の Atom フィードが「Invalid request URI」エラーを返すという。

対処策として、現在の Atom フィードの URI を

  • http://○○.blogspot.com/atom.xml

から

  • http://○○.blogspot.com/feeds/posts/full

に変えて欲しいと言っている。

Blogger Beta で最新のアイテムをフィード・リーダーで読めないという事があれば、そちらを試して下さい。

なお、この不具合は一時的なものであるらしい。早く直るとよいね。

2006-09-24

clmemo@aka のラベル貼り終了

ようやっと、本ブログのラベル貼り (タグ付け) を終えた。サイドバーを見てもらえば分かると思うけど、「Labels」部分がすごいことになってる。とにかくラベルの種類が多い。数えてみたら、130 を越えている。節操なく、ラベルを貼ったという感じ。

でも、これで、clmemo@aka の過去記事も読み易くなったんじゃないかと思う。

以下、ラベル・トップ 5 をご紹介。

clmemo@aka: About this blog (65 エントリー)

本ブログに関連した記事。CSS を変更したとか、新しいブログ・ツールを導入したとか、テンプレートをいじったとか...

Blogger はカスタマイズの自由度が高いので、かうしたエントリーの数も自然、多くなる。Blogger Beta のテンプレートは手強そうなので、このラベルを貼る記事の数も増えることでせう。さういえば、この記事も「About this blog」になるから、66 エントリーに増えるね。

clmemo@aka: Emacs (58 エントリー)

ぼくの愛用するエディター、Emacs に関連するエントリー。Emacs は、ぼくのプログラミングの原点であり、今もって欠くことの出来ないツール。EmacsLisp を書いていないと反省しきりな今日この頃。

clmemo@aka: Blogger (55 エントリー)

このブログの運営に使ってるブログ・サービス Blogger に関連するエントリー。ただし、拙ブログのカスタマイズは、「About this blog」ラベルを付けて分けて管理している。Blogger の最新機能 etc... の紹介が中心。

clmemo@aka: 検索 (42 エントリー)

検索ネタ。Google, Yahoo!, 地図検索にブログ検索。検索にかなりエントリー数を割いているらしい ^^;

clmemo@aka: Google Personalized Home (34 エントリー)

Google Personalized Home に関連するエントリー。Google Personalized Home のモジュールの紹介が主。

clmemo@aka: Google Reader (34 エントリー)

Google のフィード・リーダー、Google Reader に関連するエントリー。Google Reader ネタは、サービス・イン直後からずっと追っている。近日中に、まとめページを公開する予定なので、乞うご期待。

あとがき - ラベル貼り

旧エントリーにラベルを貼る作業は単調だったけど、過去のエントリーを振り返る好機にもなった。ブログ開設当初の拙い筋の運び方を読み返すに、何度赤面したことか! 随分と文章を書く力がついたものだと、我ながら感心した ^^;

さて、ラベル貼りの作業だけれども、ラベルを貼るのに、200 エントリーに約 100 分かかった。1 エントリー平均 30 秒でラベルを貼った計算になる。作業は、ダッシュボードの「Posting > Edit Posts」から、予め十数個分の記事 (の編集画面) をタブで開き、各々にラベルを貼ることの繰り返し。予め編集画面を複数個タブで開いておくのがコツ。こうすることで、

  1. Edit Posts に戻るステップを一つ削れる
  2. 編集画面を開く時の待ち時間を最小に出来る

という二つのメリットが得られる。一度に開く編集ページの数は、マシンのメモリー量 etc... と相談されたし。ぼくの環境 (firefox / Pentium III 866 / 512MB) だと、十個位いが適当だった。

ラベル貼りの作業を途中で中断する場合は、その時の「Edit Posts」ページをブックマークしとくとよいでせう。

2006-09-23

雨降りお知らせメール 月形半平太

携帯電話向けのサービスをもう一つ紹介。前エントリーで紹介した niwango は、携帯から「天気 東京都中野区」といったメールを送ると、その地域の天気予報を返信メールでお知らせしてくれるサービスだった。今回紹介するのは、予め天気予報を知りたい「場所」をサービスに教えておき、「雨が降る時だけ」お知らせをメールしてくれるサービス。

このサービスは、POLAR BEAR BLOG さんの記事で知った。

天気予報でも、関東・関西といった単位はもとより、「東京都三鷹市」というレベルまで限定して調べることができるようになっているのはご存知の通り。そこに「天気が雨の場合にのみ通知」という条件設定までできるようになったのが、今回のサービスですね。

POLAR BEAR BLOG: 「○○な時だけ」サービス より引用

niwango はメールを打つだけで使える手軽なサービスだったけど、月形半平太は会員登録が必要。登録画面では、お知らせメールを送る先のメール・アドレスと、予報する「場所」を設定する。また、お知らせメールを送る曜日と時間帯の指定も可能。この曜日・時間指定のおかげで、日曜や夜中にお知らせメールは要らないといったカスタマイズが出来る。

ITmedia の記事によると、精度がいまいちらしい。それでもないよりマシかな。

希望を言えば、メール配信を中断する機能もあるといいな。帰省中や旅行中に「雨が降る」メールをもらっても意味がないからね。

あとがき

昔、雨が降ることをお知らせするサービスはないものか? とエントリーを書いたものだけど、同じやうな所に目を付ける人はいるものなのだね。

雨が降り始めた時に携帯にメールで通知してくれるサービスがあったらよいなぁと思う。

例えば、水に反応して定型メールを携帯に送るセンサーのようなものがあれば、庭に置くだけで使えて便利だと思うのだけど。誰か作ってくれないかな。

clmemo@aka: こんなメール通知サービスないかな? より引用

携帯メール問い合わせサービス niwango

携帯メールで特定のメール・アドレスに「問い合わせ文」を送ったら、その答えがメールで返ってくる。かういふサービスは、Google の携帯サービスで有名だね。Google では g@google.jp 宛の本文にキーワードを入れてメールすると、そのキーワードの検索結果がメールで返ってくるんだった。ワールド・カップの時は、国名を本文に入れて送ると、その国の試合経過・結果を教えてくれもしたよね (ref. clmemo@aka: 携帯で FIFA ワールド・カップの結果を知る)。

検索では、Google に一日の長がある。そこで検索以外に特化するサービスがある。それがニワンゴというサービス。

携帯メールで情報を手に入れるメリットを、ITmedia は次のように書いている。

...ケータイ向けサイトの接続に時間がかかりイライラした人は、メールで情報を入手してみればストレスがなくなるかもしれない...

...返信メールは受信ボックスに残るため、いちいち確認のためにWebサイトにアクセスする必要もない。

ITmedia Biz.ID:ケータイのメールを使って乗換情報を素早く入手する より引用

ニワンゴの使い方

ニワンゴは、次のメール・アドレスにメールを送ると返事を返す。

  • m@niwango.jp

件名は空で、本文に「コマンド」を入力。例えば、電車の乗換情報なら次のような本文を書く。

乗換 京都 東京

ここでは「乗換」がニワンゴのコマンドというやつになる。

メールを送ると、すぐに返事が届く。乗換情報の場合、乗り換えの接続と所要時間、到着時間、切符代、それから他の乗換候補への URL が返事に入ってる。

ニワンゴのコマンド

ニワンゴには、「乗換」の他にも色んなコマンドが用意されてる。詳しい説明は

を見てもらうとして、ぼくが面白そうと思ったものをピックアップ:

  • 乗換 出発駅 到着駅
  • 終電 出発駅 到着駅
  • 始発 出発駅 到着駅
  • 時刻表 駅名
  • 天気 都道府村or区市町村
  • 週間天気 都道府村or区市町村
  • 台風
  • グルメ 場所 店名orジャンル
  • 地図 [ 住所・駅名 / 郵便番号 / 電話番号 / スポット名 ]
  • 国語 単語
  • 英和 単語
  • 和英 単語

ニワンゴの利用は無料。要るのはパケット代だけとのこと。覚えとくと、携帯しかない時に役に立つかもしんない。

2006-09-22

Writely Account と Google Account が統合された

Writely のログイン・アカウントと Google Account が統合された。

Writely は、2006 年 3 月に Google が買収したオンライン・ワープロ。当初、ログインには Writely のアカウントが必要だったけれど、これが Google Account と統合されたとのこと。

柔軟材さんの記事によると、

ログインしていない状態で(もしくは一度もWritelyを利用していない状態で)Writely[https://www.writely.com]にアクセスするとwww.google.comドメインのログイン画面に飛ばされます。

柔軟材: Writely Google Account より引用

とのこと。ぼくは、Google アカウントと同じメール・アドレスで Writely のアカウントを取っていたので、何もしないで移行してしまった (らしい)。

もし、Writely アカウントを Google アカウントとは別のメール・アドレスで持っている場合、旧 Writely アカウントでログイン後、Google アカウントへの移行用のリンクが現れるらしい。もし、現れていないようなら、次のリンク先でアカウント移行の作業ができる。

Google Co-op と firefox

Google Co-op は、Google 検索に自分主導の検索最適化をかけられる点が優れている。惜しむらくは、日本語検索で機能が ON にならないこと。英語インターフェース (URL に &hl=en を含む) でないと使えない。

そんな嘆きを知ってか、拙記事 (Google Co-op unix manpages) を (ひ)メモさんが取り上げて、Good なアイデアを書いて下さった。

そのアイデアとは、firefox のスマート・キーワード機能を使うというもの。

つまり、前記事の unix manpages の場合なら、firefox に次のブックマークを新しく作る (メニューの「ブックマーク」から「ブックマークの管理」→「新しいブックマーク」)。

かうしておくと、firefox のロケーション・バー (アドレス・バー) に

  • man ls

と入力したら、Google の英語インターフェースで「man ls」と検索したのと同じことになる。

これは便利。

せっかくなので、ぼくは

というスマート・キーワードも作った。これは、「en ipod」から「ipod」を英語インターフェースで検索する。Google Co-op の Digg や Wikipedia と使うためのもの。

firefox では、Ctrl+L でフォーカスがアドレス・バーに移る。ショートカットも併用すると、Google Co-op の使い勝手も大分改善するんじゃないかな (日本語インターフェースでも Google Co-op が使えるようになると、もっとよいけどね :p)。

2006-09-21

YouTube のフィード配信

Google Video のフィード配信について記事を書いたことだし、YouTube のフィード配信についても調べてみた。以下、調べたことのまとめ。YouTube の場合は、既に記事がいくつか出ているので、まずは参考にしたサイトをばリストアップ。

予め用意されているフィード

下記のページに、YouTube が用意しているフィードの一覧がある。

具体的には、

  • Recently Added
  • Recently Featured
  • Top Favorites
  • Top Rated

の 4 種類と、Most Viewed Videos (今日、今週、今月、オールタイムの 4 種) と Most Discussed Video (今日、今週、今月の 3 種) の計 11 フィード。

タグ (検索) によるフィード

YouTube の説明によると、「TAG」というタグの付いたビデオのフィードは、次の URL で用意されている。

  • feed://www.youtube.com/rss/tag/TAG.rss

以下、cl.pocari.org, antipop, tokix.net からの情報:

  • 「feed://〜」は「http://〜」でもよい (see フィード・リーダーの対応表) 。
  • タグ名は日本語でも取得できる (ex. feed://〜/tag/タグ.rss)。
  • 複数タグの指定は + (%2B) で繋ぐ (ex. feed://〜/tag/tag1+tag2+tag3.rss)。
  • タグの実体は検索 (→ コメント、キーワード、ユーザー名でもヒット。表記ゆれもあり)

YouTube のフィードは、RSS 2.0 によるメディア・フィード。メディア・フィードに対応しているフィード・リーダーなら、(動画へのリンクの代わりに) 動画プレーヤーを表示する。

ユーザー名によるフィード

  • feed://www.youtube.com/rss/user/ユーザー名/videos.rss

Vox に言語切替機能

先のエントリーで、チーム Vox のブログの、バージョン 12 のお知らせを読んで知ったのだけど、最新の Vox で言語を設定できるようになったってね。

このリリースからアカウント設定のメニューで表示言語を変更できるようになりました。現在 Vox がサポートしている言語はフランス語、英語と日本語です。これに伴い、「検索する」画面で表示される内容も言語によってフィルターできるようになっています。

【お知らせ】Vox 新バージョン Release 12公開!!! - チームVoxのブログ より引用

Vox 右上のナビゲーションから「アカウント > アカウント設定 > 言語」で言語を変更可。プルダウン・メニューで表示される言語候補は沢山あるけれど、実際に使えるのは (公式ブログにある通り) 英語・日本語・フランス語だけっぽい。

この「選択してもブログに反映されない言語」一群は、将来、サポートする言語って心意気なのかしらん。中国語とか、タイ語とか、トルコ語とか、ウェールズ語とかの名前が見えるんだけど... 本気か!? Six Apart?

Vox のリーダー

Six Apart のブログ・サービス vox では、トップ・ページからコメント (自分のコメントとその返事コメントの両方) を読む事が出来てイイ! SNS っぽいね。という事を書かうと Vox をチェックし直したら、そのコメント一覧がトップページにない (泣)。

なんと、つい先日のバージョン・アップで、その機能がなくなってしまったという。

今回の最大の変更点は Vox のトップページです。Vox のコミュニティーで毎日何が起きているかをすぐに見られるような場所に変更しました...

...Voxのトップページはリリースを重ねるうちに変更されていきます。最新のコメントも今回の変更で表示されなくなりました...

【お知らせ】Vox 新バージョン Release 12公開!!! - チームVoxのブログ より引用

ちょっと意気消沈。けれど、読み進めてみると希望が戻ってきた。

...最新のコメントも今回の変更で表示されなくなりましたが、これはリーダーに移動しています。コメント等も探しやすいように今後改善するようにいたします。

【お知らせ】Vox 新バージョン Release 12公開!!! - チームVoxのブログ より引用

Vox の「リーダー」機能を使うと、最新のコメントをチェックできるという。「リーダー」はバージョン 11 でお目見えした新機能。さういえば、そんな告知もあった。

この新機能、「リーダー」を少し見てみやう。

リーダー

リーダーの説明を、チーム Vox の記事から引用しませう。

「リーダー」は、Vox の中のあらゆるアイテム、近所・友達・家族の最新情報・あなたの興味のあるタグが付けられたアイテムなどを総合的にすばやく1画面の中で確認できる機能です。

【Vox 使い方講座】新機能「リーダー」を使ってみよう! - チームVoxのブログ より引用

Vox Reader リーダーには、vox の右上にあるナビゲーションから「読む」をクリックしてアクセスする。「機能」というより、Vox 内の友達の最新情報を一か所にまとめた「ページ」に近い。

リーダーはナビゲーションの左カラムと、メイン・コンテンツを表示する広めの右カラムの二カラム構成。ナビゲーションには、「友達」「家族」「ご近所さん」「タグフィールド」のリンクが並ぶ。例えば「友達」を選ぶと、「友達」として登録した Vox ブログの最新記事が表示される。リンク横の「三角印」をクリックすれば、「友達」の中の特定のブログだけ選ぶことも可能。これは、フィード・リーダーで購読フィードをディレクトリー分けしているようなものに近い。

面白いのは、「記事」の他に、「フォト」「音楽」「ムービー」「本」などの絞り込みが出来るところ。それから、表示する記事を、最近の「1 日」「3 日」「一週間」「二週間」の間から選べること。

更に左カラムのナビゲーションの一番下「最新のコメント」をクリックすると、

  • 他人の Vox ブログに残した自分のコメント
  • そのコメントに対する、他の人の返事

が表示される。

コメント全文が表示されるので、コメントを残したページに行ってコメントを確認する必要がない。coComment のような機能を Vox というブログの中で完結させた感じ。

リーダーは少々、動作がもっさりしているのが欠点かな。それに Vox の中だけでしか使えないのも勿体ない。Movable TypeTypePad でも実装されればいいのに。というか、Blogger やその他のブログ・サービスでも、かういうサービス利用者を SNS 的に繋げるページを作ってもいいと思うな。

2006-09-20

Google Video のフィード配信

Google Video RSS Google Video のトップページは、Popular, Featured, Comedy, Featured on AOL, Music, Movie Trailers, TV Shows, Sports, Category といったジャンルの代表ビデオが並ぶ体裁を取っている。注目して欲しいのは、ジャンル名 (?) の右上に「RSS」というリンクがあること。

この「RSS」をフィード・リーダーに登録しておけば、最新のビデオを簡単にチェックできるようになる。ぼくは、Movie Trailers のフィードを Google Reader に登録して、最新映画の予告編をチェックしている。

RSS の出力

Google Video の RSS リンクは、トップページでしか現れない。けれど、一工夫することで、ビデオの検索結果に対しても RSS を配信することができる。

例えば、「evangelion」を Google Video で検索してみやう。すると、次の URL にジャンプする。

ここで一工夫。上記 URL の末尾に &output=rss という文字列を追加する。

これで「evangelion」をキーワードにした RSS が手に入る。フィード・リーダーの RSS フィード登録ページから、上記フィード URL を登録して、設定はお終い。

この隠しフィードの存在は、Google Operating System で知った。

同ページでは、"label:matt cutts" で「matt cutts」というラベルを検索する方法も紹介されている。

Unix の man マニュアルを Google Co-op で検索する

Unix の man マニュアルも Google Co-op に用意されたよ、というお話。登録は下記ページから。

Google Co-op manpages 例えば、grep の man マニュアルを探す場合、Google 検索 (英語インターフェース) で

man grep

と入力する (grep の前に man が必須。grep だけでは検索できないので注意)。すると、grep コマンドの最小限の説明と、複数 Unix システムでの man マニュアルへのリンクが表示される。現在サポートされてる Unix distribution は以下の通り。

  • XFree86
  • Fedora Core 5
  • FreeBSD 6.1
  • MacOSX/Darwin
  • OpenGroup (POSIX)
  • IBM AIX
  • HP-UX

移植性を意識しなくちゃいけない shell script や Makefile を書く時に、重宝しそう。

Blogger Beta のコメント問題解決

Blogger Beta にアカウント移行すると、旧 Blogger のブログにコメント出来ないという不具合がある。今日、Blogger Buzz にて、同不具合を修正したとの告知があった。

試したところ、ちゃんとコメントすることができた。

ちなみに、前エントリーで紹介した「Known Issues for Blogger in Beta (Blogger Beta の既知不具合ブログ)」でも、この不具合が取り上げられていた。ブログを読むと、短いスパンで情報がアップデートされてるのが分かる。不具合が多くても、更新にスピード感があると気分がいい。

2006-09-19

Blogger Beta の Known Issues ブログ

Blogger beta は、beta というだけあって不具合満載。それでも構わず beta に移行する (ぼくのやうな) 人柱な人達のために、Blogger の開発チームが不具合報告用のブログを開設している (ただし英語)。

ブログのサブタイトルには、かうある。

The latest on what's still a problem, what's getting fixed, and what's been taken care of, direct from the Blogger team.

何がまだ不具合として残っていて、何が修正されて、そして何に関心が払われているかの最新情報を Blogger チームから直接お届けするブログ (意訳)

Known Issues for Blogger in Beta より引用

ブログの開設は 2006-09-05。ほぼ毎日のやうに更新され、現在のエントリー数は 27。Beta に移行する/した人達には欠かせないブログになりさう。

実は、このブログの存在を知ったのは昨日だったりする。もっと早くに知っていればなぁ。残念。

Google Analytics 最大プロファイル数 50 に

Inside Google より、Google Analytics の最大プロファイル数が 50 に増えたと知った。

Google Analytics のプロファイル数は、サービス・イン直後に「50 個提供する」とあったものの、いろんなゴタゴタから、最初は 5 つ。次に 10 個と制限されていた。どうやら、その制限がなくなったみたいね。

Profiles 50

Google Analytics にログインすると、スクリーン・ショットのようなメッセージが表示されるはず。50 もプロファイルがあれば、個人ユーザーとしては使い切ることはなくなりさう。

Google Calendar 日本語化

Google のオンライン・カレンダー・サービス Google Calendar が複数言語をサポートした。

Official Google Blog によると、今回新たにサポートされた言語は 17: フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、中国語 (簡体字・繁体字)、日本語、韓国語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語、ノルウェー語、スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語、ポーランド語、そしてイギリス英語。

Gmail の言語設定が「日本語」なら、Google Calendar の表示言語も自動的に「日本語」に切り替わるっぽい。明示的に言語設定を切り替えるには、「Settings」の「General」タブからプルダウン・メニュー「Language」を使う。言語設定を日本語にすると、Google Calendar 左上のロゴも「Google カレンダー」に変わる。

ネット上の評価では、デフォールトのフォント・サイズが大きいという声が上がってる。ぼくも、確かにフォントが大きいやうに思う。その場合、ブラウザーの「表示」メニューからフォント・サイズ設定を「小さなフォント」にするとよいでせう。firefox なら、Ctrl - (コントロール・キーを押しながらマイナス・キー) でフォントが一回り小さくなる。フォントを小さくすると、カレンダー内の表示が崩れる。その場合、カレンダーのタブ (「日」「週」「月」とか) を別のタブに切り替えると元に戻る。

表示言語を日本語にすると、「Quick Add」リンクが消えていた。Gmail の場合もさうだけど、いくつかの機能は英語版でしか使えないのかもしれない。

その他の変化

今回のバージョン・アップで、(日本語が表示されないという) 印刷時の不具合が改善された。ただし、表示言語は日本語に設定する必要がある (表示言語を「English US」のまま印刷した場合、日本語が表示されない)。

それから、リマインダー (通知) 機能で国内の携帯電話がサポートされた。docomo.ne.jp や vodafone.ne.jp、ezweb.ne.jp などにイベント開始前の通知メールを送れるようになった。

日本での使い勝手が、随分向上した印象を受ける。さうさう、日本語でのイベント検索も出来るようになってるので、そちらもチェックしてみてね。

2006-09-18

Blogger Beta の新テンプレートへ移行

今日は一日仕事で clmemo@aka を、Blogger Beta が提供する新テンプレートに移行させた。

新テンプレートでは、今までのテンプレート用のタグが全く使えなくなる。ぼくの旧テンプレートは、既製のテンプレートを使わず、全くの白紙から自作したものなの。新しいテンプレート・タグを覚え直して、一から作り直すのは、思ったより大変で挫折した。覚えることが多すぎて、いきなりは一寸無理だった (日本語の解説ページも、まだ少いしね)。

そこで、まず既製の新テンプレートを採用し、少しずつ手を加えていくことにした。

やったことは、こんな感じ。

  1. 新テンプレート「Thisway Green」を選ぶ。
  2. 「Page Elements」設定から、サイドバーに「Labels」「Link List」をウィジェット追加。
  3. 同設定ページで、ウィジェットの設定 (旧テンプレートからバナーをコピーしたり、姉妹サイトのリンクリストを作ったり)
  4. 同設定ページで、「HTML/JavaScript」ウィジェットを使って、Google Analytics etc... のコードを追加。
  5. テンプレートを編集して、FeedBurner のフィード情報を head 要素内に追加。
  6. テンプレートを編集して、最低限のアフィリエイト (Google AdSense と Amazon おまかせリンク) を追加。
  7. 旧エントリーのラベル付け。

最初の 6 項目は、ハマリつつも 3〜4 時間位いで終わったかな。

むしろ大変なのが、旧エントリーにラベルを付ける作業。clmemo@aka は 700 以上のエントリーがあるんだよね。これを全部手作業でラベルを付ける。ラベル付けには、日本語も通るし、英語なら補完も利くし、ラベル一覧から選ぶことも出来て、いいんだけど数が数なだけにね。今、このラベル付けの作業をやってる途中。ようやく、500 ほどの記事にラベルを付けた。後、200 ちょい。ハァー、一体誰がこんなに沢山の記事を書いたんだらう!

旧テンプレートでも、ラベル付けが出来るようになってるので、新テンプレート移行に躊躇されてる方は、先にラベル付けだけでもしとくといいでせう。ラベル付けをしてると、古いエントリーを書き直したくなる衝動に襲われるけど、そこは我慢。一心不乱にラベルを付けることをおススメする。

ラベル付けが終わったら、テンプレートを見直して、CSS を自分好みに変更していくつもり。その作業は、後々記事にするのでお楽しみに。

2006-09-17

Google Maps の衛星写真アップデート (2006/09)

今月初め (2006-09-09 頃)、Google Maps (及び Google Earth) の衛星写真が大幅にアップデートされた。

日本国内の写真もアップデートされたので、Google Japan Blog で更新情報が流れるかと期待したけれど、何の告知もない。何処の写真がアップデートされたのか、有志が情報を共有したりもしていたけれど、やっぱり洩れがある。

ようやく、Google Maps API Blog で公式情報が上がったので紹介しませう。

日本国内のアップデートは以下:

  • 千葉
  • 愛媛
  • 香川
  • 神奈川
  • 奈良
  • 静岡

ちなみに国外は、米国の 17 の都市、ドイツの 7 つの都市、オランダの全てで高解像度の衛星写真が提供されたさうな (詳しくは上記ブログを参照されたし)。

2006-09-16

Google 検索で関連フレーズ

Google 検索で関連検索フレーズを表示させる Tips。元ネタは、Google Operating System さん。

やり方は簡単。調べたい言葉の前に define: を付けるだけ。例えば、apple の関連フレーズを調べるには、

で検索する。すると、candy apple, big apple, apple macintosh, apple desktop bus, apple newton, apple talk, apple computer, apple i, apple ii, apple iii という風に、「apple」に関連したフレーズが表示される。

「apple newton」が関連フレーズとして表示されるのは面白いね。きっと、皆さん、「ニュートンの林檎」を検索しているんでせう。

関連フレーズ機能は、日本語インターフェースでも、テキスト・ブラウザーからでも使える。最初のサービスは、英語・JavaScript 付で提供されることが多いから、これはありがたい。

ちなみに、英語版の「Related phrases:」で日本語で「関連用語:」と訳されている。でも、結果を見る限り、検索用語に「関連するフレーズ」を返していて、関連用語 (apple に対して orange とか) は返さない。日本語の訳は、適切ではないと思う (そういうわけで、本記事では「関連フレーズ」に統一した)。

define: と define

Google の検索構文には、define: とよく似たものに define がある。両者の違いについては、過去記事に書いた。気になる方は、参照されたし。

関連フレーズと Google Suggest

関連したフレーズを探すのであれば、Google Suggest が使えるとおっしゃるむきもあらう。「apple」を Google Suggest させてみると、apple store, apple japan, apple ipod が候補の上位に現れ、下の方には確かに (関連フレーズで現れた) apple computer も表示される。

では、関連フレーズは用なしか?

そうは思わない。Google Suggest では、「big apple」のように「検索キーワード」が後置されるタイプのものが候補に上がらない。

例えば、アカデミー女優のシャーリーズ・セロンを検索したいとしやう。けれど、ぼくは彼女の名字 (theron) しか分からないとする。そこで、Google Suggest に theron をかけてみる。

現れた候補は一つだけ。「theronious monk」だった。

一方、theron を関連フレーズで検索してみる。

現れた候補は二つ。charlize theron と potnia theron だった。

このやうな有名人の検索やフレーズの一部しか分からない場合などに、関連フレーズは役立つ。

Gmail の添付ファイルを Zip 圧縮してダウンロードする

Gmail では、メールにファイルが添付されていると、メール本文の末尾に「Download」リンクを表示する。もし、そのファイルが Excel や PDF などであれば、「View as HTML」リンクを表示する。更に、複数のファイルが添付されてたら「Download all attachments」リンクを表示する。全ての添付ファイルをダウンロードする場合、ファイル一式は zip 形式で圧縮されている。

さて、今回のお話は (複数添付ファイルじゃなくて) ファイルを個別に zip 形式でダウンロードする方法。

「Download」リンクを右クリックして、ダウンロード・リンクの URL を取得。ブラウザーのアドレス・バーにその URL を貼り付ける:

(例) https://mail.google.com/mail/?view=att&disp=attd&attid=0.1&th=00112233445566

ここで、disp=attddisp=zip に書き替えてやると、ファイルは zip 圧縮してダウンロードされる。これは、添付ファイルの数が単数でも複数でも、同じように動作する。

zip 圧縮してダウンロードするメリットは、ファイルの転送量が少くなること。遅い回線で添付ファイルをダウンロードする時に、力を発揮するでせう。

元ネタは、Google Operating System さんから。

カウンター 100,000 越え

昨夜 (2006-09-15)、clmemo@aka の訪問数が 100,000 を越えた (Site Meter 調べ)。

一万アクセスに達したのが 2005-12-27。ブログ開設から八か月での到達だった。

それから九か月半で十倍のアクセス。まさか、こんなに早く十万アクセスに辿り着くとは思わなかった。読者の皆さん、ありがとう。

次の目標は 1,000,000 アクセス。遠い目標だなぁ。来年の九月までに達成できるかな?

ref

100,000 Access

2006-09-15

LaTeX 用の PS/EPS ファイルを Gnuplot と m4 で作る

最近、LaTeX に貼り付ける PostScript ファイルを Gnuplot で作る際にやってることをまとめておく。

まずはおさらい。例えば、y = sin x という式を、sin.eps というファイルで保存する場合、

set terminal postscript eps
set output 'sin.eps'

plot sin(x)

上のようなコードを書いて sin.gp というファイルで保存し、次のコマンドを実行するんだった。

$ gnuplot sin.gp

すると、sin.eps というファイルが出来る。

PS ファイルと EPS ファイル

ここで少し脇道に逸れて、set terminal postscript landscapeset terminal postscript eps の違いを説明しやう。前者 (landscape は省略可) は、A4 用紙一杯に横向きで図を描く。後者は、小さめの図を描く。

landscape は印刷するのに向く。その代わり LaTeX に貼るには不向き。図を 90 度回転させたり、小さくする手間がかかるし、図を小さくするとフォントまで小さくなり見難くなる。これを修正する手間が、更にかかる。

一方、eps は図が最初から小さく、landscape のように図を回転させる必要もないので、LaTeX に貼るのに最適。ただし、eps 単体を印刷すると、図の小ささが際立つ。

そろそろ本筋に戻らう。色々と図を作って思ったのは、印刷用の図と LaTeX 用の図を一緒に作っておくと便利ということ。

片方のファイルを先に作っておき、必要に応じてもう一方のファイルを作る、というのは面倒で、しかも、もう一方のファイルが必要になる時に限って、急を要することが多い。最近は、ファイル・ストレージの容量も大きくなってきたので、最初から両方の図を作る方がいいという結論に達した。

そういうわけで、上の sin.gp を、もう少し実戦的に直すと下のやうになる。

#
# sin.gp
#
set xlabel "x label"
set ylabel "y label"
set xrange [0:10]
unset key

# ps
set title 'Sin function'
set size 1.0
set terminal postscript landscape enhanced color
set output "sin.ps"
plot sin(x)
# eps
unset title
set size 0.6
set terminal postscript eps enhanced mono
set output "sin.eps"
replot

landscape/eps に共通な設定を最初に書く。xlabel, ylabel を書いておくのは、図の最低限の嗜み。図によっては、xrange 等の設定を加える。

landscape (#ps 以降) では、title を設定する。印刷した後だと、何のファイル/データを印刷したのか分からなくなりがちなので、ここに情報を書いておき、忘れないようにする。逆に eps (#eps 以降) では、title の設定を無効にする。LaTeX では、そういう情報を caption に書くので、title 部はあるとかえって邪魔。

次にサイズの指定。set size 1.0 はサイズを変えないということ。set size 0.6 は小さめのサイズにするということ。eps のフォントと線は、LaTeX に貼るにはまだ小さく細い。そこで、set size で小さめの図を作る (この時、フォントの大きさと線の太さは変わらない)。そして、LaTeX 側で拡大する。すると、フォントの大きさと線の太さが大きくなるという仕組。縮小率は、0.6 倍位いが適当。

terminal の指定で、enhanced はギリシャ語などを表現する時に使う。color/mono は色付きか白黒か。論文などは白黒がベースなので、eps は白黒で作る。けれど、印刷する時はカラーの方が見易いかな? と思う。ここら辺はお好みで。

m4 を使う

さて、上のコードでは、output ファイル名を sin.ps と sin.eps とした。二つのファイルは、拡張子が違うだけなので、basefile name (拡張子の前の部分) を変数に保存したら、後の編集が楽になる。けれど Gnuplot 4.0 では変数に文字列を代入することは出来ない (4.1 では出来るようになるらしい)。

ぼくは、m4 マクロを使ってこれを解決している。上の例は、m4 を使うと次のように書ける (ここでは、data ファイルをプロットする例を書いた)。

changequote([[,]])dnl
define([[base_filename]],[[sin]])dnl
define([[data_filename]],[['sin.txt','cos.txt']])dnl
define([[PLOT]],[[

# ps
set title 'Sin and Cos'
set size 1.0
set terminal postscript landscape enhanced color
set output "base_filename[[]].ps"
plot data_filename
# eps
unset title
set size 0.6
set terminal postscript eps enhanced mono
set output "base_filename[[]].eps"
replot
]])dnl

dnl --------------------------------------------------------------------------------
#
# sin.gp
#
set xlabel "x label"
set ylabel "y label"
set xrange [0:10]
set style data dots

PLOT

水平線の入るまでが m4 の定義部分。入った後が gnuplot の PS/EPS 共通設定。

m4 から gnuplot 用のファイルを生成し、そこから PS/EPS ファイルを作る Makefile は次の通り。

#
# Makefile for sin
#
all: ps

M4 = m4
M4FLAGS =
GNUPLOT = gnuplot

SRC = sin

ps: $(SRC).ps
$(SRC).ps: $(SRC).gp $(SRC).txt cos.txt
 $(GNUPLOT) $<
$(SRC).gp: $(SRC).m4
 $(M4) $(M4FLAGS) $< > $@

#
# clean
#
RM = rm -f
clean:
 $(RM) *~
distclean: clean
 $(RM) $(SRC).gp
psclean:
 $(RM) *.ps
epsclean:
 $(RM) *.eps
allclean: distclean psclean epsclean

これで、make 一発で ps/eps ファイルが作れる。

Gmail の誤スパム判定と戦う

Gmail のウリの一つは、強力なスパム・フィルター。Gmail は勝手にスパム・メールをスパム・フォルダーに振り分けてくれる。時々、スパム・フィルターをすり抜けてくるメールを、ユーザーは「Report Spam」するだけでいい。

でも、Gmail も万能じゃない。ごく稀に、スパムでないメールをスパム判定してしまう (そういったメールは、「Not Spam」と Gmail に教えてあげやう)。マーフィーの法則か、誤スパム判定されたメールに限って、重要なメールだったりする。そこで、誤スパム判定されないための Tips と、誤スパム判定されたメールをより素早く救出する Tips を一つずつ紹介しませう。

Contacts List に登録する

誤スパム判定されない為には、どうすればいいか。Gmail には、「このメール・アドレスから届いたメールはスパムじゃないよ」と教えてあげるホワイトリスト機能がある。ヘルプを引用しませう。

友人または知人のメール アドレスを連絡先リストに追加してください。 Gmail では、連絡先から送信されたメッセージは必ず配信されるようになっています。

Gmail: ヘルプ センター - メールに迷惑メールのマークが付けられないようにするにはどうすればよいですか。 より引用

はい。ただ、メール・アドレスを「連絡先リスト (Contacts List)」に追加するだけ!

事務や連絡用メーリング・リストなど、自分が連絡を取ることがない相手のメール・アドレスも「連絡先リスト」に登録しませう。メールが届く可能性の少しでもあれば、メール・アドレスを「連絡先リスト」に登録しませう。

これで少くとも、未知のメール・アドレスから来たメール以外、スパム・フィルターでメールを失うことはなくなる。

誤スパム判定されたら...

誤まってスパム判定されたら、「迷惑メール (Spam)」から目で「誤まってスパムとなった」メールを探さないといけない。そしてスパムでないメールを見つけたら、そのメールにチェックを入れて、「Not Spam」と Gmail に教えてやる。

この時、役に立つのが検索機能。

Gmail の検索は、デフォールトでスパムを無視するようになっている。そこで、in:spam 構文を使う。この構文を使うと、スパム・メールを対象にメールを検索できる。

例えば、大学関係者であれば

in:spam from:ac.jp

で、教育機関からのメールを探す。

何かプロジェクトが動き出しているなら

in:spam プロジェクト名
in:spam プロジェクトに関係ある地名
in:spam cc:プロジェクトの責任者のメール・アドレス

などで検索してみるのも良いでせう。ここら辺は、非常に泥臭いけれど、想像力を膨らませて....

もし、ブラウザーが firefox なら、スマート・フォルダー (要・Greasemonkey) に、上の「誤スパム判定されたメールを見つける検索式」を保存しておくと便利。

ぼくは

in:spam from:所属機関のメール・アドレス

という検索式を「Salvage from Spam」という名前で保存している。

この検索を使う方法では、全ての誤判定されたメールを見つけることはできない。検索式を過信せず、時々スパム・メールを目でチェックして欲しい。

Google Earth と Picasa がアップデート

Google のプロダクト Google Earth (地球儀) と Picasa (写真管理) が相継いでアップデートした。

Google Earth のアップデート

Google Earth アップデートの目玉は、日本語インターフェースの正式対応。日本語の地名検索も、まともに動作するようになった。

Windows 版のバージョン番号は、4.0.2080。

残念なことに、Linux 版では日本語を利用しようとすると起動時に落ちる。アップデート版の使用には、ja.qm ファイルの削除が必要。Linux 版のバージョン番号は、4.0.1693。

Picasa のアップデート

Picasa Web Album ユーザーのみがダウンロードできていた 2.5 beta が正式版になった。英語版だけど、ダウンロードは下記 URL からできる。

2.5 の目玉は、Picasa Web Album にデータを一括アップロードできる機能。他には、

  • フォルダーの階層表示
  • サムネイルが大きくなって見易くなった
  • Canon 30D, Nikon D200, DNG などの RAW フォーマットのサポート
  • 編集したことをローカル・ディスクに保存できるようになった
  • スターのついた写真をスクリーン・セーバーにする
  • 色で検索 (see clmemo@aka: Picasa 2.5 の色検索機能)

といった所。2.5 beta を使ってる人には、小さなアップデート程度の違いしかないね。

Linux で Picasa 2.5 を動かす方法は次の記事を参照されたし。picasaweb-setup-beta.exe を picasa2-setup-3291.exe に変えるだけで、やる事は同じ。

Google Personalized Home (en) にタブ機能が加わった

おまたせ!

ついに、Google Personalized Home にタブ機能が付いた。

残念なことに、日本語インターフェースにタブ機能は現れていない。利用には、英語インターフェースが必須。

タブ機能

Tabs

スクリーン・ショットの見ての通り、検索ボックスの下にタブが付いた。基本的な機能を列挙しませう。

  • 「Add a Tab」をクリックすると新しいタブの追加ができる。
  • タブをダブル・クリックするとタブ名の変更及び削除ができる。
  • モジュールをタブの上にドラッグ & ドロップすると、そのタブへモジュールを移動できる。

Tab の数は、最大 6 つまでらしい。

モジュールを追加するには、タブを選択した後「Add more to this page」リンクからモジュールを選ぶ。

Tabs モジュールとの比較

以前、Google Personalized Home にタブ機能を追加するモジュールを紹介した。

タブ・モジュールでは、実質一ページに全てのモジュールをロードしておいて、表示するモジュールをタブごとに切り替える方式を取っていた。メリットは、タブの切り替えがスムーズなこと。だって、タブの切り替え時にモジュールのロードはなくって、その表示/非表示を切り替えているだけだからね。欠点は、最初のモジュールのロードに時間がかかること。

Google のタブ機能は、一つのタブに一つのページを割り当てているらしい。そのせいでせう。タブの切り替えに、わずかなタイムラグが生じる。また、ロゴを変えるとか、背景色を変えるといったモジュール機能は、そつのタブの中でしか有効にならない。その代わり、最初にページを開く時のロード時間は、タブ・モジュールに比べて短い。

2006-09-14

2 days of Saturday という表現

一昨日の Remember the Milk のエントリーで、次のような英語表現が現れた。

within 1 week of today

その時は、初めてお目にかかる言い回しだったので意味が取れなかった。少し調べてみたので、成果を書いておく。

辞書を引いて...

困った時は、辞書を引きませう。リーダーズ+プラス V2 で前置詞 of を引いた。

上の表現として合いさうなのは、6 番目の説明。引用してみやう。

6 [距離・位置・分離・剥奪] …より, …から.

  1. within ten miles of London ロンドンから 10 マイル以内に.
  2. ten miles north of Chicago シカゴの北 10 マイル.
  3. deprive sb of a thing 人から物を奪う.
  4. recover of a cold かぜが直る.
  5. back of… _…の後ろに (behind).

用例としては、一番最初のものが適当かな。「within 離れた分 of 起点」で、「起点から離れた分までの間」という用法があるらしい。

「within 1 week of today」は、「today」が起点になって、そこから「1 week」分離れた所。つまり、「今日から一週間の間」という意味になる。

少し応用例を書き出してみやう。

  • within 10 days of Monday. 月曜から 10 日以内
  • within 2 weeks of tomorrow. 明日から二週間以内
  • within 1 month of 1st. 月初めから一か月以内 (1st は月の 1 日目のこと)
  • within 7 days of 7/4. 7 月 4 日から 7 日間以内

ところで、この用法は方向の指定がない。つまり、「within 10 days of Monday」は月曜日から前後 10 日という風になる (と思う)。

Remember the Milk では...

Remember the Milk の中で、「within ○○ of □□」の使える検索構文は二つある。

一つは dueWithin: で、もう一つは completedWithin:。前者は「期限」を、後者は「タスクの完了」を指定する検索構文。

注意すべきは、dueWithin: は未来を、completedWithin: は過去を検索するということ。

例えば、dueWithin:"2 days of tomorrow" は、明日から前後一日。つまり、今日・明日・明後日以内の due (期限) を探しそうなものだけど、Remember the Milk は「明日から未来へ一日」。つまり、「今日と明日」の due を探す。

同じように、completedWithin"2 days of 1st" は、その月の 1 日と 2 日、そして前の月の最後の日に完了したタスクを探しそうなものだけど、Remember the Milk は「その月の最初と前の月の最後の日」の完了タスクを検索する。

これが、英語としても正しいのか、Remember the Milk 特有の構文なのか分からない。英語に詳しい人、教えて!

Gmail でスマート・フォルダーを可能にする Greasemonkey

Gmail には、スマート・フォルダー機能がない。スマート・フォルダー機能とは、「検索式」に名前を付けて保存し、あたかも、その検索にマッチしたメールだけを集めたフォルダーを作る機能のこと。実際には、裏で検索しているだけなのだけどね。ユーザーには複雑な検索式を入力する手間が省けるメリットがある。

今回は、そのスマート・フォルダー機能を実現する Greasemonkey スクリプトを紹介しませう。

Gmail Saved Searches をインストールすると、Gmail の左カラムに黄土色の「Searches」ボックスが現れる。このボックスの中には、ユーザーが設定した「保存した検索式」と、最近の「検索式の履歴」が表示される。ボックス内の「Edit searches」リンクをクリックすると、以下の項目を設定できる。

  • 検索式の保存とその表示順序
  • 表示する検索履歴の数 (及び、履歴をスマート・フォルダーの上と下のどちらの表示するか)
  • 「Searches」ボックスの表示場所 (一番上、Contacts の下、Labels の下のいずれか)

これでぼくは、「after:2006/1/1 label:○○」という検索式を「2007 Work」と名付けて保存している。今年度の仕事関係のメールをクリック一つで探せるので便利。

保存した検索式は、ブラウザーの Cookie に保存される。従って、ブラウザーを変えたり、Cookie を消したら、検索式をもう一度最初から入力し直さないといけない。そこが不便といえば不便。

today, yesterday, oneweekago

Gmail Saved Searches をインストールすると、「保存する検索式」で次の三つの検索構文が使えるようになる (隠し機能!)。

today
今日の日付に変換される
yesterday
昨日の日付に変換される
oneweekago
一週間前の日付に変換される

例えば、「from:foo before:oneweekago」を「今週一週間の foo さんの手紙」として保存して、Searches ボックスから検索すると、「from:foo before:2006/9/7」のように自動展開される。

残念なことに、上記構文は、普通の Gmail 検索では使えない。

Power Gmail Tweaks

Power Gmail Tweaks は、Gmail Saved Searches の欠点を補った Greasemonkey。

検索式を、Cookie ではなく Contacts List に保存することで、ブラウザーを越えて「保存した検索式」を使い回せるようになっている。

ただし、このツール。Gmail Saved Searches との併用は出来ない。また、検索式の履歴機能、Searches ボックスの位置変更にも対応していない。

好みに応じて使い分けられたし。

ref

Google Earth が国内のビルの 3 次元描画をサポート

Going My Way さんのブログによると、Google Earth が国内のビルの三次元描画をサポートしたという。ビルの三次元描画は、アメリカの大都市のみのサポートだったけど、今回のアップデートでは国内各地のビルを三次化しているらしい。

花小金井とかで見てもちゃんとビルの表示がされています。衛星写真ではまだ更地で工事中のいなげやのビルとかが3D表示ではもうできています。最初は都心とか大きな街だけかなと思いましたが、日本各地で3D表示ができています。ものすごい情報量です。

Going My Way: 日本全国の都市の建物の3D表示に対応したGoogle Earth より引用

ビルを三次元描画するには、左下のレイヤー選択から「建物3D表示」にチェックを入れる。

海外のブログでも、今回のアップデートは取り上げられている。

Linux 版でトラブル (;_;)

Linux 版の Google Earth で、早速、この新レイヤーを拝みたいと思った所、Linux 版 Google Earth のアップデートがあったとメッセージが出た。その情報に従って、アップデート版を入れたら、Google Earth が起動しなくなっちゃった。

起動ウィンドウが出て、新しいレイヤーを読みこんでる旨メッセージが出たら Google Earth が落ちてしまう。何か変なことをやっちゃったかな?

古い Google Earth for Linux のインストール・バイナリーが残ってたので、旧バージョンを上書きインストールするも状況は変わらず。Linux 版と Google のサーバーとの間で不具合が出ているのか、アップデートした時に何かファイルが上書きされてしまったのか。う〜ん、原因が分からない。

とりあえず、Google Earth for Linux のインストール手順と、日本語化の方法を書いた記事へのリンクを書いとくよ。

(追記) Linux 版トラブル解決

Going My Way さんから IM があって、Google Earth for Linux での上記の問題 (起動できないというやつ) の解決方法を教えて頂いた (kengo さん、ありがとう)。方法は簡単。

  • ja.qm ファイルを削除する

これだけ。

ja.qm ファイルは、Google Earth を日本語化する言語パック。これを入れてる Linux ユーザーは、起動時にクラッシュする (Windows 版は大丈夫)。Linux の ja.qm は以下の場所にインストールされている。

  • /usr/local/google-earth/lang

このファイルを削除すると、当然のことながら、英語インターフェースに戻る。

このクラッシュはアップデート直後のみに起こるのかもしれないと思い、少し動かしてから ja.qm を上記の場所にコピーしたけれど、やはり起動できなかった。Google Earth for Linux で日本語は、少々おあずけみたい。

なお、今回のアップデートに関しては以下のサイトが詳しい。