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2006-10-31

Firefox 2.0 のタブごとにつくクローズ・ボタンが邪魔

Firefox 2.0 から、タブのクローズ・ボタンがタブごとに付くようになった。1.0 では、アクティブなタブをクローズするボタンが、タブ・バーの右端に置かれていて、とてもシンプルだった。この件について、CNET Japan はかう書いている。

タブ毎の「クローズ」ボタン配置を推奨するグループが、それに反対する大多数を押し切ったと、Beltzner氏は語っている...

Beltzner氏は、「Googleが視線トラッキングツールを使ってユーザビリティ調査を実施し、ユーザーがタブを最初に見ることが分かり、正しいタブを閉じようとしているのか判断するのに時間がかかる。先ごろ、NASAエイムスにタブの認識モデリングを行ってもらったが、タブにクローズボタンがあると、操作が速くなるだけでなく、より正確になった。彼らには、誤ってクリックしないための適切なタブ幅など、有益なデータを提供してもらった」と語っている。

モジラ、「Firefox 2」を正式リリース - CNET Japan より引用

確かに、Mozilla を使ってる友人は、ぼくの家で Firefox をいじると決まって「タブはどうやってクローズするの?」と聞いてきてた。タブ・バーの右端にあるクローズ・ボタンに (Firefox の初心者は) 目が行かないらしい。

それに、非アクティブなタブを削除できるのも便利。

とはいえ、旧 Firefox に慣れてる身からすると

  • 何気なくタブの右端をクリックした時に、クローズ・ボタンを押してしまい、タブが閉じられてしまう
  • クローズ・ボタンがタブの美観を損ねる

といった不満もある。

タブ中クリックでタブはクローズする

クローズ・ボタンを 1.0 と同じようにタブ・バーの右端に置く設定は、えむもじらさんや朝顔日記さんのページで紹介があった。けれど、任意のタブをワン・クリックで削除できる、タブ毎のクローズ・ボタンにもひかれる自分がいた。その後ろ髪を断ち切ったのは

  • タブを中クリックすると、タブをクローズできる

という情報。これなら、タブ毎のクローズ・ボタンがいらないじゃないか!

そんなわけで、タブからクローズ・ボタンを遠慮なく消した。設定は、user.js に以下のコードを加えるだけ。

// クローズ・ボタンはタブ・バーの右端に
user_pref("browser.tabs.closeButtons",3);

// オマケ: タブの最小幅 (デフォールトは 100)
user_pref("browser.tabs.tabMinWidth",50);

なお、間違ってタブをクローズしても、Shift + Ctrl + t かタブの右クリック→「閉じたタブを元に戻す」でタブを復活できるとのこと。また、メニューから「履歴」→「最近閉じたタブ」というので、最近閉じたタブも復活できる。

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Firefox 2.0 で「前のページ」に戻るショートカット

firefox 2.0 になって、「前のページ」に戻るショートカット・キーに「BackSpace」が使えなくなった。代わりにhBackSpace を押すと、ページを逆スクロールするようになってしまった。Shift + space と同じ動作 (試しに Shift + BackSpace すると順スクロールした)。

「前のページ」に戻るのに、いちいちマウスに手を延ばすのは面倒。ショートカット・キーをヘルプで探した所、やっぱり他のキーに割り振られてた (もしかしたら、昔から割り振られてたのかもしれない ^^;)。

  • Ctrl + [

ついでに、「次のページ」のショートカット・キーも発見。

  • Ctrl + ]

対になってて覚え易い。

更に、マウス・ショートカットというのがある事も知った。

  • 前のページへ → Shift キーを押しながら、マウス・ホイールを下に回す
  • 次のページへ → Shift キーを押しながら、マウス・ホイールを上に回す

クリクリっと、(数個前の) 前のページにアクセスできてイイ。時々、行き過ぎてしまうこともあるけれど ^^;、そこは職人藝でカバーしませう。

2006-10-30

はてなブックマークにブログの元ネタを集めてる

2006-10-06、はてなブックマークに集めたブックマークを全て削除した。理由は、ブックマークしたものの価値がなくなったから。つまり、それまでは clmemo@aka の記事をセルフ・ブクマして、ブログの目次兼カテゴリーとして利用していた。けれど、Blogger Beta がタグをサポートしてセルフ・ブクマの必要性がなくなった、というわけ。

それで、自由に使えるはてなブックマークが残った。

個人的なソーシャル・ブックマークは、diigolivedoor clip をぼくは使ってる。はてなブックマークは、どんな用途に使おう...

はてなブックマークにブログの元ネタを集める

さて、当ブログはレビュー系の記事が多く、複数のブログから沢山のアイデアを頂いている。当然、レビュー元や関連記事へのリンクが多い。だから

  • 将来のエントリーで取り上げるであろうサービス
  • 将来のエントリーでリンクするであろう記事

へのリンク集が欲しい。

そこで思いついたのが、このブログ clmemo@aka の元ネタ記事を集めるブックマーク。ここ数週間試してみて、感触は良好。

実は、三分の一位いのブックマークは、タイミングを逃したり、記事にするモチベーションが上がらなかったりで、エントリーになってはいない。また、エントリーを書いた後で、いい記事を見付けてしまうこともある。そういう記事は、エントリーにリンクを追加したりせず、はてブに加えるだけに留めている。

そんな感じではあるけれど、ようやく一つ目的をもってはてなブックマークを始められた。もしよろしければ、「お気に入り」なんぞに追加して下さいませ。

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はてなブックマーク以外の利用状況...

なお、元ネタ用ブックマークとそれ以外のブックマークを一緒にしないのは、元ネタ用ブックマークの数が多すぎて、純粋に興味を持った記事だけを探すのが面倒だから。

Google Calendar に Remember the Milk の ToDo リスト情報を読ませる (改訂版)

同名のエントリーを、2006-04-21 に書いた。それから半年。Google CalendarRemember the Milk は、両方とも日本語化された。Remember the Milk にイベント用リンクが追加された。過去の記事は、少し古くなってしまった。記事を新たに書きおこす時期が来たやうに思う。

おさらい

オンラインの ToDo 管理サービス Remember the Milk で、(〆切の) 日付を入れたイベントを Google Calendar に表示する方法を解説する。

設定は 2 ステップ。(1) Remember the Milk で、タスク・リストの webcal URL を発行させる。(2) Google Calendar の外部カレンダーの取り込み機能で、その webcal を読む込む。

なお、Google Calendar は認証付きの webcal 形式を読むことができないので、Remember the Milk 側のリスト設定を「公開」にする。このため、第三者が運よく貴方の webcal url を入手したら、貴方の ToDo を盗み見てしまうかもしれない。プライバシーを気にする人は、そのリスクを考えて設定されたし。

Remember the Milk の設定

公開設定

RTM - Publish まず、Google Calendar に表示させたいタスク・リストを選ぶ。右カラムに「リスト」「共有」「公開」の三つのタブのついた設定ボックスがあるので、このボックスの「公開」タブをクリック。「このリストを公開する」にチェックを入れて「公開」ボタンをクリックする。

webcal url の入手

RTM - Webcal次に「リスト」タブをクリック。右側の「iCalendar (イベント)」というリンクの URL をコピーする (firefox ならリンクを右クリックして、「リンク URL をコピー」を選ぶ)。これで、このタスクの webcal url を入手できた。

Google Calendar の設定

カレンダーの左サイドバーに、カレンダー一覧 (「マイ カレンダー」と「他のカレンダー」が並んでいるやつ) がある。まず、「他のカレンダー」の隣にある「+」ボタンをクリック。

Gcal - add calendar 「他のカレンダーを追加」という設定画面になるので、「公開カレンダーの URL」タブを選ぶ。

「公開カレンダーの URL」入力欄に、先程コピーした Remember the Milk の webcal url を貼り付け。「追加」ボタンを押す。これで設定はお終い。しばらくすると、Google Calendar に ToDo (イベント) が読み込まれる。

2006-10-29

Greasemonkey「Google Reader SBM」アップデート

2006-10-14 に当ブログで公開した「Google Reader から SBM へブックマークするショートカット・キーを追加する」Greasemonkey スクリプトをアップデートした。

変更点は二点。

タイトルの変更

旧ユーザー・スクリプトは、Google Reader から「記事タイトル」を抜き出してブックマークのタイトルに当てていた。これを、

  • ブログ名: 記事タイトル

という書式に変更した。

理由は二つ。一つは、ブログ名が分からないと、どこの記事をブックマークしているのか分かりにくいこと。

もう一つの理由は、ほとんどのブログで、タイトル要素が「ブログ名: 記事タイトル」という書式を取っていること。ただし、いくつかのブログでは「記事タイトル - ブログ名」や「ブログ名 > 記事タイトル」といった書式を使っている。そういうブログに関しては、Google Reader 上からブックマークするのと、そのブログ内でブックマークするので、ブックマークのタイトルが違ってしまう問題が残ってる。

それでも、ブログ名が分からないよりマシと思って、今回の修正を加えた。本当は、オリジナルの記事の title 要素を引いてくればいいのでせう。悲しいかな、それをする技術がない。よいアドバイスがあれば、是非!

URL の自動修正

いくつかのブログ (特にメディア系のブログ) は --- フィードからの訪問者をアクセス解析するためでせうか --- フィード内の「元記事 URL」の末尾に ?ref=atom?ref=rss 等を付けて下さる。この件については、ただの日記さんの記事に詳しい。

問題は、「?ref=atom」有りと無しで、SBM が別の URL と認識してしまうことにある。

そこで、URL の末尾に以下のトラッキング用文字列が付いていたら、それを削除するようにした。

  • ?ref=atom
  • ?ref=rss (?ref=rssall)
  • ?from=RSS
  • ?from=atom
  • ?fr=RSS
  • &f=rss (&f=rss1027)
  • &f=atom

具体的なコードは、下記:

url = url.replace(/(\?|&)(ref|from|fr|f)=(RSS|rss.*|atom)/,'');

旧ユーザー・スクリプトをご利用の方は、是非アップデートを。

TeX Q & A の RSS 配信

日本語TeX情報というサイトがある。「LaTeX2e 美文書作成入門」の作者、奥村晴彦氏が開設しているサイトで、TeX (LaTeX) の情報はおそらく日本一。ここ数年は、サイトが wiki 化されて、より情報が集中し易くなっている。

今回の話題は、日本語 TeX 情報に付属の掲示板「TeX Q & A」。奥村氏をはじめとして TeX のパワー・ユーザーが集う掲示板で、TeX (LaTeX) 全般の話題を扱っている。書き込み総数、4 万 5 千以上 (2006-10-29 現在)。TeX で困ったことがあれば、この掲示板に聞くとほとんどの問題が解決する。というか、FAQ 的な問題は、既に誰かが質問しているので、質問する前に掲示板内を検索しませう。たいてい答えが見つかるはず。

さて、この掲示板。有志の手によって RSS も配信されている (配信開始は 2006 年夏。公式なものではないけれど、掲示板からもリンクが張られている)。

新着書き込みから「リストのみ」「リスト + 要約」「リスト + 要約 + 本文」の三種類のフィードが提供されている。

あとがき

TeX Q & A 掲示板では、奥村氏の好意による「新着書き込み」のメール配信も行なわれていた。けれど、ぼく自身、メールからフィード・リーダーに情報収集のツールを移行してしまい、メールを読むことが少くなった。

最近は、返事が必要なものをなるたけメールに集めている。読むだけで済ませられるものは、フィード・リーダーがいい。それに、Google Reader のようなオンライン型のフィード・リーダーを使ってると、どこでもフィードの既読管理が出来る。メールで読んでた時は、読み飛ばしがちだった TeX Q & A の書き込みを、フィード・リーダーだと全て読んでるのも不思議。

TeX Q & A をチェックするのが大変という人は、一度フィード・リーダー経由での購読を試してみては如何? TeX に興味がある人も、この機会に是非。

Sumibi.org でアルファベット・ひらがな・カタカナを指定して入力する Tips

Sumibi.org の Nishiyama さんが jus 関西で購演するというので、京都女子大に行って来た。

Sumibi.org Sumibi.org というのは、Ajax で動作する日本語入力 (IME)。海外旅行や海外出張で、日本語入力環境のない PC を使う羽目になった場合でも、ブラウザーさえ動けば日本語が入力できるというもの。海外出張先の PC から、mixi やブログの更新をする人達に使われているらしい。海外の図書館で、日本語の検索が必要になった時なんかにも更利とか。

使い方は簡単。Sumibi.org

にアクセス。文節をスペース区切りで入力する。

例えば、「僕はブロガーの卵です」という文章は

boku ha buroga- no tamago desu

という風に入力する。漢字変換候補が現れるので、調整。よければ「確定」ボタンを押す。

ひらがな・カタカナ指定

Nishiyama さんから教えてもらった Tips を紹介しませう。それは、入力語を強制的に「ひらがな」「カタカナ」にする方法。上の例文の「boku (ぼく)」を例に説明しませう。

「boku (ぼく)」の候補は「木」「目」「僕」... となってて、カタカナの「ボク」は候補の 4 つ目に、ひらがなの「ぼく」は 6 つ目に現れる。そこで、文節の最後に「.k」「.h」を付ける。すると第一候補が各々「カタカナ」「ひらがな」になる。

つまり、入力は次のやうになる

boku.h ha buroga- no tamago desu
(ぼくはブロガーの卵です)

boku.k ha buroga- no tamago desu
(ボクはブロガーの卵です)

※括弧の中は、第一候補を繋ぎ合わせて文章を作った例。

アルファベット指定

Sumibi を使うと、アルファベットのままで入力したいものが日本語に変換されてしまうことがある。例えば、「sumibi wo tsukau (sumibi を使う)」という文章。変換すると、「sumibi」が「炭火」になる。ここはアルファベットのままにしたい。

そういう場合、文節の最後に「.l」を追加する。つまり、こんな感じ。

sumibi.l wo tsukau

あとがき

この Tips は、Sumibi の FAQ ページに紹介されている。

でも、気付いてる人は少ないと思うし、「.k」みたいな形で「カタカナ」指定する新規性にびっくりしたので取り上げた。

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2006-10-28

Google Reader アップデート (2006-10-28)

Google Reader がアップデートした。今回は、バグ・フィクスが中心。

新機能は一つだけ。Google Reader のサイドバーの「Add subscription」からフィードを登録した時、フィードにタグ (フォルダー) を設定できるようになった。登録完了画面の中に「You have subscribed to "..."」という文言とフォルダー設定用のプルダウン・メニュ一が現れる。

今、試してみた所だと、ブックマークレット経由でフィードを登録すると、このフォルダー設定は現れなかった。

旧 Google Reader では、

  • ブックマークレット経由でもタグを設定できた
  • タグをキーボードから入力できた (補完入力付!)

という感じで、この部分については新バージョンで退化してしまったように感じる。ブックマークレットからの登録は、そのうち修正されるとして、タグの入力をキーボードからも出来るよう戻して欲しいなぁ。

バグ修正リスト

今回のアップデートで修正されたバグは以下の通り。

  • ブログ・ロール (Google Reader の共有アイテムを表示するブログ・ツールね) に挿入された JavaScript コードを動かなくした (ポップアップ広告などが表示される弊害があったため)。
  • 「Add to Google」ページからフィードを登録する時、確認メッセージを表示するようにした。
  • キーワードによるフィード検索機能の Opera 対応。
  • フィードやフォルダーの切り替え時に、スクロール情報をリセットするようにした (意図せず他のフィードが既読になる不具合の修正)。
  • ブログ・ロールの「none」カラー・スキームの修正。
  • (タグの共有機能で送られる) メールに含まれる URL を直した。
  • Next ブックマークレットで、正しく「既読」にするようにした。
  • フィード or フォルダーを素早く切り替えた時に、お互いの記事が混ざるバグを修正。
  • IE でショートカット・キー gt, gu が正しく動作するようにした。

Remember The Milk の Google Gadget

Google Gadgets - Remember the Milk Remember the Milk から、同サービスで管理している ToDo を表示する Google Gadget が公開された。Google Personalized Home に、「期限切れタスク」と「近日中のタスク」を表示する。

このガジェットを使うと、タスクの表示の他に

  • タスクの追加
  • タスクの完了
  • タスクの延期
  • タスクの編集

といったこともできる。

また、オプションから、「期限のないタスクを表示」することも可能 (らしい... ぼくは試してない)。

タスクの追加

Remember the Milk - Add task ガジェットの上部にある「タスクを追加」リンクをクリックするか、日付 (「今日」とか「火曜日」と表示されてる部分) の横にある「+」記号をクリックする。すると、スクリーン・ショットのようなタスク編集画面が現れる。

編集できるのは、「タスク名」「リスト」「重要度」「期限」「リピート」「時間」「タグ」「場所」「URL」の 9 項目。「リスト」と「場所」はプルダウン・メニュー形式で、タイポの心配がない。「タグ」の入力には、入力補完記能もスペル・チェックもないので、誤入力には気をつけたい。「期限」は、「one week later」といった自然言語入力に対応している。便利。

また「今日」の横にある「+」記事でタスクを追加すると、「期限」に今日の日付が入る。当たり前のことだけど、細かな気配りがイイ。

タスクの完了・延期・編集

タスク名の前にある下三角をクリックすると、「完了」「延期」「編集」というメニューが現れる。

「編集」では、「タスクの追加」と同じ画面が開いて、タスク内容を編集できる。

Remember the Milk のタスク・ページに行かなくても、タスクの「完了」「延期」が出来るのは、手間が省けて便利。もしかしたら、Remember the Milk のタスク・ページでやる事の 8 割方は、Google Personalized Home 上で出来てしまうかもしれない。

Emacs 22 pretest スタート

FSF の誇る超高機能エディター Emacs。その最新バージョン 22 のプリテスト (pretest) が始まった。

バージョン番号は 22.0.90。GNU の pretest 用 FTP サーバーからダウンロードできる。

Emacs 22 は、もともと Emacs-21.4 として開発が進められていた。ところが、Emacs にセキュリティー・ホールが見つかったため、そのバグ・フィクス版として Emacs-21.4 がリリースされた。そして、元の開発版が Emacs-22 に格上げ。更にそれまで Emacs-22 として開発が進められていたものは、Emacs-23 に繰り上げられた。

そんなわけで、Emacs-22 に目玉となる新機能はない。LEIM が標準ディストリビューションに加わり、Emaics の UTF-8 サポートに CJK が加わったのが大きな変更かしらん。後は、Emacs Lisp Reference Manual や The Introduction to Programming in Emacs Lisp manual といったドキュメントが標準ディストリビューションに加わったり、いくつかの大きなパッケージ (calc, ERC, Org, SES, url, Tramp etc...) が標準ディストリビューションに加わったり。そんな感じ。

あとがき

思い返せば、今のバージョン 21 の pretest が始まったのは、2000 年秋。そこから約一年のテストを経て 2001 年 10 月 22 日に Emacs-21.1 がリリースされた。

あの時は、一か月に一つ位いの割合で、プリテストのバージョン番号が上がっていった。21.0.99 が出た時には、遂にプリテストも終わりかと感動したもの。まさか、21.0.100 が出るとは思わなかった。結局、21.0.103 位いまで出たっけね。

今回の Emacs 22 のプリテストは、一体どれ位いかかるんだらう。遅くとも、2008 年までには、Emacs-22.1 が出て欲しいな。

2006-10-27

Google Personalized Home 日本語版にもタブが付いた

Tabs in Japanese Google Personalized Home の日本語版にもタブ切り替え機能が付いた!

英語版は 2006-09-15 に登場したタブ。日本では、一か月強遅れのリリース。

使い方は、特に説明する必要ないよね。「タブを追加」で新規タブを作成。タブ部分をダブル・クリックでタブ名の変更・削除。ガジェットをタブ部分にドラッグ & ドロップして、タブ間のガジェット移動。

タブの切り替えには、少々のタイム・ラグがある。気になる方は Tabs モジュール (ガジェット) の併用も考えてみては如何。Tabs モジュールについては、過去記事をどうぞ。

Linux に Macromedia Flash 9 プラグインをインストールする

Flash 8 が必要と言われた。Linux 用の Flash はバージョン 7 が最新版。Flash 8 のページを見られない。

GIGAZINE さんの所で「Flash 9 のベータ版公開」な記事があった事を思い出したので、重い腰を上げてインストールすることにした。というわけで、作業メモ。

Flash 9 のダウンロード

Flash 9 の Linux 版を下記サイトからダウンロード。

GIGAZINE さんのサイトには RPM も置いてあったけど、よく分かんなかったので TAR.GZ ファイルを使った。

Firefox へのインストール

ダウンロードしたファイルを解凍して、firefox の plugins ディレクトリーに入れるだけ。

$ tar xzvf ~/download/FP9_plugin_beta_101806.tar.gz
$ cd flash-player-plugin-9.0.21.55/
$ cp libflashplayer.so ~/.mozilla/plugins

日付やバージョン番号は、変わるかもしれないので、適宜読み換えられたし。

上記作業で、firefox 2 は Flash 8/9 を認識するようになった。再起動の必要なし。

Opera へのインストール

せっかくなので、Opera にも同プラグインをインストールした。参考にしたサイトは以下。

インストール作業は、libflashplayer.so を opera の plugins ディレクトリーに入れるだけ。

$ cp libflashplayer.so /usr/lib/opera/plugins/

上記参考ページによると、openmotif のインストールや libXm.so ファイルのシンボリック・リンク付けが必要とある。ぼくの使ってる Fedora Core 2 では、openmotif は最初からインストールされてたし、libXm.so ファイルのリンク付けは必要なかった。

あとがき

フラッシュのインストールをぼくに思い立たせたのは、iLike というサービス。Last.fm っぽい、音楽でつながる SNS みたい。

Going My Way の kengo さんが招待して下さったので、いざ登録しようとしたら、Flash 8 が要るよと書かれてた。フラッシュのインストールは無事終わったのだけど、iTunes 用のプラグインのダウンロードが必要という。それも、WinXp と Mac Tiger のみの対応。ぼくは Linux と Win2000 しか持ってない。というわけで、対応 OS の幅を iLike 側が広げてくれるまで、ぼくはここで足踏み。

Going My Way さんのレビューを読んで、使ってみたいなぁ、と嘆息する今日この頃。

Google Alerts でウェブ・ニュース・ブログの情報を集める

Google Alerts の英語版がブログ検索をサポ一トした。英語版にアクセスするには、Google Alerts の URL 末尾に hl=en を追加する。

Google Alerts は、キーワードに関するトピックをメールでお知らせしてくれるサービス。日本語版では、「ウェブ」「ニュース」「ウェブとニュース」「グループ」の四種類から検索エンジンを指定可能。

英語版の Google Alerts では、「ウェブとニュース」が抜けて、新たに「Blogs」と「Comprehensive」が加わった。「Blogs」を選ぶと、Google Blog Search でキーワードを検索してトップ 10 に入ったブログをメールでお知らせしてくれる。「Comprehensive」は「総合的な」という意味。Web, News, Blogs, Groups のメタ検索に対応している。

なお、Google Alerts のブログ検索では、blogurl:ブログURLinpostauthor:ブログの作者名 といった演算子を使って、検索するブログの範囲を制限することが可能。

※ Google Alerts では、元の検索エンジンと同じ演算子を使えるということなのかしらん?

2006-10-26

Vox 正式版リリース!

Six Apart の一寸 SNS っぽいブログ・サービス Vox。ついに正式版がリリース!

Vox は、TypePadMovable Type よりもカスタマイズ性を抑えられており、ブログの初心者にもおススメできるサービス。その一番の特徴は、「近所」「友人」を設定して、アクセス・コントロールがかけられる点。昨今のプライバシーの問題に、一早く取り組んだブログ・サービスと言える。

ベータ版の間は既存ユーザーからの招待が必要で、少し閉じた感があった。けれど、正式版公開で誰でもメンバーになることができるようになった。ユーザー登録は、下記ページから。メール・アドレスを入力すると、登録用コードの入ったメールが届く (らしい)。

Vox を使ってると、ブログを書くの楽しくなる。例えば、「今日の質問」なんてのが用意されてて、質問に答えるだけでエントリーが一つ出来ちゃう。他のユーザーも同じ質問に答えてるので、連帯感が生まれ易い。ちょっとしたバトン感覚。

「今日の質問」の他にも、工夫がある。「ご近所」のブログを一つのページに集めてみたり、(他の人のブログに残した) コメントの返事を管理したり... 「ブログは毎日書くのが大変」なんて言ってる人に、使ってみて欲しい。

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Firefox 2.0 に任意のフィード・リーダーを登録する

firefox 2.0 から、ロケーション・バー右端の青色のフィード・アイコンをクリックすると、閲覧中のサイトのフィードをフィード・リーダーに登録できるようになった。まず、フィードのプレビューとフィード・リーダーの選択画面が表示される。「購読」ボタンをクリックすると、選択したフィード・リーダーのフィード登録画面に遷移する。

ただ、ほとんどのフィード・リーダーはブックマークレットを用意しているので、メリットを感じないかもしれないね。ぼくは、ブックマーク・ツールバーのスペースを少し節約できる点が気に入ってる。

フィード・リーダーは候補は、(firefox のライブブックマークの他に) 6 つ。その内訳は次の通り。

  1. My Yahoo!
  2. Google
  3. Bloglines
  4. はてな RSS
  5. livedoor Reader
  6. goo RSS リーダー

2 番目の「Google」は、少し説明が必要かな。Google は「Google Personalized Home」と「Google Reader」の二つのフィード・リーダーを持っている。前者はパーソナライズド・ホームの簡易フィード表示機能。後者は、Google のオンライン・フィード・リーダー。firefox の「Google」を選ぶと、上記二つのフィード・リーダーの選択画面が表示される。

ここら辺の動作は、Google の「Add to Google」ボタンと一緒。詳しくは過去記事をどうぞ。

フィード・リーダーを追加する (about:config 編)

firefox で用意されてる以外のフィード・リーダーを追加するには、about:config をいじる必要がある。解説は以下のページが詳しい。

例えば、Google Reader を追加する場合、about:config で次の項目を追加する。

browser.contentHandlers.types.6.title
Google Reader
browser.contentHandlers.types.6.type
application/vnd.mozilla.maybe.feed
browser.contentHandlers.types.6.uri
http://google.com/reader/view/feed/%s

数字の 6 は、フィード・リーダーの数に応じて変える。0 から 5 までの数字は予約されてるので、ユーザーが追加するフィード・リーダーには、6 以降の数字を順番に使うことになる。番号を飛ばして設定はできない。

フィード・リーダーを追加する (JavaScript 編)

JavaScript コードを書くことで、上記 about:config での設定を簡便にできる。コードの書き方は、以下の通り:

navigator.registerContentHandler("application/vnd.mozilla.maybe.feed",
  "http://google.com/reader/view/feed/%s",
  "Google Reader");

href と javascript: の併用で、リンク形式にする事ができる。いくつか、作ってみたので、よければお試しあれ。クリックすると、フィード・リーダーが追加される。

かういふリンクは、サービス側で用意してくれると助かるね。livedoor Reader なんかは、もう作っているかも :)

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2006-10-25

Google Maps の「詳細」吹き出し

Google Maps がちょっと進化。ローカル検索で、「詳細 (more info)」リンクをクリックすると詳細情報が吹き出しで表示されるようになった。

例を見てもらうのが一番分かり易い。下のリンク先は「西陣」にある「蕎麦屋」をローカル検索したもの。二軒の蕎麦屋が見つかる。

Google Maps - more info 「A」の「蕎麦屋にこら」をクリックすると、地図上の「A」クリップに吹き出しが表示される。ここで「詳細」リンクをクリックすると、吹き出しがその場で大きくなって、「蕎麦屋にこら」の詳細情報が表示される。詳細情報には、ミニマップの他、「概要」「詳細」「レビュー」「ウェブ ページ」の 4 つのタブが表示される。

大きくなった詳細吹き出しを元の大きさに戻すには、吹き出し右上にある「四角が斜めに重なってる」ボタン (「x」ボタンの隣) をクリックする。

今までは、この詳細情報は別ページに表示される仕様だった。そのせいで、複数の店舗の詳細情報を流し見るのに、いくつものページを開かなくちゃいけなくって面倒だった。今回の吹き出し仕様は、直観的で操作性も高い。ぼくは好き。

ところで、詳細ページをブックマークしたりするのに、吹き出しは困る。そういう場合は、「詳細」リンクを中クリック (firefox の場合) して新しいタブに表示するとよいでせう。

2006-10-24

Firefox 2.0 をインストールする

firefox のバージョン 2.0 が明日 (2006-10-25) 朝、リリースださうね。バージョン 1.5 から、約 11 か月ぶりのメジャー・バージョン・アップということで、楽しみにしてる方も多いんじゃないかしらん。

さて、一日も早くバージョン 2.0 を試してみたいお歴々に御朗報。明日、公開予定の firefox 2.0 が FTP サイトで手に入る。簡単にレビューなぞしてみませう。

ダウンロード

firefox 2.0 の公式 FTP は以下の通り。

ただ、ぼくが試した時はサーバー・エラーでダウンロードに失敗した。きっと、とても混んでるんだと思う。結局、ぼくは日本の FTP サーバーからダウンロードした。

linux 版の firefox は、上記ページから更に「linux-i686/ja/」とディレクトリーを降る。「firefox-2.0.tar.gz」というファイルを見つけてダウンロードしませう。

インストール

ぼくは、インストール方法の説明を見つけられなかった。とりあえず、firefox 1.5 と同じ手順でインストール成功。

# cd /usr/local/bin
# tar xzvf ~/firefox-2.0.tar.gz
# /sbin/ldconfig

これで、firefox 2.0 が /usr/local/bin/firefox/ 以下にインストールされる。もしかしたら、特権ユーザーで一度起動して、ならし運転する必要があるかもしれない。

# /usr/local/bin/firefox/firefox

.zshenv (or .bashrc/.tcshrc) で PATH を通してお終い。

# Ex. .zshenv
path=($HOME/bin /usr/local/bin/firefox /usr/local/bin /usr/bin /bin /usr/X11R6/bin)

Firefox 2.0 の新機能

えむもじらさんの説明が、一番まとまっているかと。

個人的にはタブ周りの改善 (クローズ・ボタン、タブ一覧、タブの復帰) が一番大きい。新機能と銘打たれてる、フィッシング対策とスペル・チェッカーは、Google Toolbar を入れてると出来たことなので、新鮮味はない。検索プラグインや RSS 回りも改善されたというけど、ここら辺は使ってみないと分かんないな。

拡張機能

firefox 2.0 に対応していない拡張機能がいくつかある。cl.pocari.org さんが、30 個を越える拡張機能の対応状況を調べて下さってる。

なお、Blogger Web Comments 1.3 は Firefox 2.0 に未対応。coComment 0.2.3.0 と Diigo Toolbar for Firefox 0.5.2006102100 は Firefox 2.0 に対応済。

CopyURL+ の公式版は Firefox 2.0 に未対応だけど、有志が 2.0 対応をしている。下記サイトを参照されたし。

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2006-10-21

Google Maps の印刷プレビュー

久しぶりに Google Maps の地図を印刷して、二点、便利な点に気付いた。

Google Maps の印刷は、地図の上にある「印刷」リンク (プリンターのアイコンが付いている) をクリックする。ウェブ・ブラウザーのメニューから「印刷」は選ばない。

印刷ページに行くと、印刷ウィンドウが表示されるけど、とりあえずキャンセルする。すると、Google Maps の印刷プレビューの画面が残される。

メモがとれる

Google Maps 印刷機能の優れている所の一点目は、プレビュー画面にメモ機能があること。地図の右上に「メモ」を入力するためのテキスト・ボックスが用意されてる。

ここに、予定だとか、電話番号だとか、道順だとかのメモ書きを書き付ける。書きたメモは、当然、プリント・アウトにも表示される。

今までぼくは、そういった情報を別紙で印刷するか、プリント・アウトに手書きで書いていた。メモが地図に書けると、情報が一箇所に集まって見易いし、手書きの文字より見易い。なにより、コピペが使えるのがイイ。

プレビューから印刷するには、「メモ」の右上にある「印刷」リンクをクリックする。

プレビューの地図はスクロール地図

地図ページを印刷する時困るのは、いくらウェブ上で地図の位置取りをしても、実際に印刷してみると位置がズレてたりすること。例えば、駅から目的地の行き順を印刷したい時など、なるたけ大きな倍率で、駅を地図の片方の端に、目的地を地図のもう一方の端に印刷したい。それで、ウェブ上でそのように地図を表示させるのだけど、印刷してみると目的地が印刷されてなかったりする。もしくは、思ったより倍率が高くなかったりする。

Google Maps のプレビューの地図は、スクロール地図になっていて、印刷範囲の微調整が出来る。おまけに、倍率まで変えられる。

他の地図サービスが、何故、同じ機能を印刷プレビューに付けないのか不思議な程シンプルな機能。難しいことはしてないよね!。Google Maps の印刷プレビュー。印刷する前に是非一度お試しを!

2006-10-20

Google Reader が Opera に対応

Inside Google によると、Google Reader が Opera に対応したらしい。

2006-09-29 のバージョン・アップ以来、Google Reader は Opera ブラウザーで動かなくなっていた。有志から Opera 対応用の JavaScript コードが提供されたこともあったけど、一部の人には使えなかったらしい。

Opera ユーザーな人達は、是非新しくなった Google Reader をお楽みあれ。

2006-10-19

Google ブログ検索日本語版スタート

Google のブログ検索 (Blog Search) に日本語版が登場した。

ウェブ検索と同じやうに、シンプルなユーザー・インターフェース。「すべてのブログ」と「日本語ブログ」との選択が可能。

Google Blog Search では、昔から日本語ブログの検索は可能だった。方法は、設定ページで検索言語を「日本語」に指定するというもの。そのため、英語ブログ・日本語ブログを交互に検索する場合に、設定を切り替える手間が増えて少々面倒だった。今回の日本語インターフェースは、ラジオ・ボタンで検索言語を切り替えられるので、使い勝手が向上している。

また、ブログ検索でインデックスするブログの量も増えたとのこと。今までの Google Blog Search は、検索インデックスに偏りがあったので、この処置は嬉しい (尤も、どのブログ検索もインデックスには偏りがあるけれどね)。

Google Blog Search は、Weblogs.com の更新 PING を使ってインデックスを作っている。もし、貴方のブログが Google のブログ検索に引っかからないなら、Weblogs.com へ更新 PING を打つのもよいでせう。また、Google Blog Search は更新 PING を受け付けるサービスもやっている。そちらのサービスを使う手もある。

この他の Google のブログ検索の特徴については、過去記事を参照されたし。

Google ブログ検索が気に入ったら、ブログ内検索を AJAX で導入する記事もどうぞ。

2006-10-18

Google Transit (mobile) を PC でも使おう

Google の乗換案内サービスに、Google Transit というのがある。電車に限らず、バスや飛行機の乗換・ルート検索が行なるのが特徴。ただし、利用できるのは、米国内のわずか数都市。

この Google Transit が、日本国内でも使えるようになった!! ただし、携帯電話限定。いわゆる Google mobile のローカル検索機能として提供されるみたい。

利用方法は簡単。携帯向け Google (http://google.jp) にアクセスして、「ローカル/乗り換え」リンクをクリック。「乗り換え」から「出発」場所と「到着」場所を入力して、「乗り換え検索」ボタンをクリックする。

オプションで、時刻の指定と「出発時刻 (デフォールト)」「到着時刻」「最終電車」の選択が可能。

なお、下記 URL に直接アクセスすると普通の PC からでも Google Transit mobile を使うことができる。(http://google.jp 経由だと、http://www.google.co.jp にリダイレクトされてアクセスできない)。

検索後の追加オプション

検索結果の末尾に、更に次の 3 つのオプションが表示される。

  • 「時間順」「料金順」「回数順」の選択
  • 「有料特急を使わない」チェック・ボックス
  • 「飛行機を使わない」チェック・ボックス

また、駅名が一意でない場合、検索結果の末尾に駅一覧が表示される。

例えば、「赤坂」を例に考えませう。「赤坂駅」と名の付く駅は東京の他に、山梨、福岡、群馬の計 4 か所に存在する。そこで、出発に「新宿」、到着に「赤坂」と入力すると、新宿から東京の赤坂への乗り換え案内が表示される。

もし、貴方が山梨の赤坂に行きたいのであれば、検索結果下に到着駅一覧のプルダウン・メニューがあるので、それをクリックし「赤坂駅 (山梨)」を選び、もう一度「乗り換え検索」ボタンをクリックする。

なお、駅名を一意に指定する場合は、県名を駅名の後に続けるといいみたい。つまり、山梨県の赤坂駅なら、「赤坂 山梨」と入力する。

地名からの検索

Google Transit (mobile) の凄い所は、山発点・到着点に地名 (住所) を指定できる所。例えば、東京駅から東京タワーに行く場合とか、六本木ヒルズから北海道大学に行く場合だと、かうなる。

Yahoo! の乗り換え案内なんかだと、出発地・目的地の最寄駅を調べて、駅の間で「乗り換え検索」を行なっていた。それが、出発地・目的地を入力するだけで自動的に最寄駅を調べてくれる。最寄駅を探す手間が省ける。これは便利。

出発地・目的地は、有名なスポット名に対応している。更に、住所でも OK。

ただし、Google Transit (mobile) は、一部を除きバス路線をサポートしていない。そのため、バスで 15 分程の距離を、1 時間以上歩かされることもしばしば。京都のようにバス網の発達した都市や田舎などでは、適切な検索結果を得られないことが多いでせう。

もう一つ不満点を挙げると、出発地・目的地と最寄駅の位置関係が分からないこと。Google Maps で両者を表示する、とか一工夫あると嬉しいな。

あとがき

Google Transit (mobile) は、携帯版のみのリリースとなっているわけだけど、この機能だけで十分に PC 版として公開してしまっていいんじゃないかと思う。シンプルな UI が好きな方は、「http://www.google.co.jp/imode?site=local」をブックマークしてみては如何。

2006-10-17

Blogger Beta の Edit Posts ページがアップデートされた

Blogger - Posting - Edit Posts Blogger Beta の管理画面。過去記事を管理するための「Posting > Edit Posts」ページがアップデートされた。

変わった点は、3 つ。

  1. 記事タイトルの後ろに、その記事に付けられたラベルが緑色で表示されるようになった。
  2. 左サイドバーが追加され、編集する記事をラベルで絞り込めるようになった。
  3. チェックを入れた記事にラベルを付与するためのドロップダウン・メニューが追加された。

これで、記事の管理が大分楽になりそう。

ラベル名の変更もサポートして欲しかったけど、今回の更新にさういふ新機能はないみたい。残念。また、ラベルを一括追加する機能はあっても、一括削除する機能はない。もしあれば、ラベル名の変更を「一括削除→一括追加」で行えたのにね。

Google Personalized Home にカスタム可能なコーナー・ブックマークを付ける

Google Corner Bookmark Gmail の左上隅に付いてる Google サービスへのリンク。あれ、何て言うんだらう。正式な名称が知りたい。それはともかく、あの角のリンク集を Google Personalized Home に付けるモジュールを紹介しませう。

このモジュールの優れている点は、「+」マークをクリックすると、リンクのカスタマイズが出来る所。Google 標準のサービス数点から選べる。また、3 つまでカスタム・リンクを作成可能。上のスクリーン・ショットではカスタム・リンクを使って、「Docs & Spreadsheets」を「Docs」に (だって名称が長いんだもの)、Google Reader 用のリンクとして「Reader」を加えてみた。

元ネタはこちら (ただし、このモジュールを Google の新機能と間違えて紹介してて、コメント欄で突っ込まれまくってる)。

ちなみに、同じやうなモジュールに Google Menu というのもある。

こちらもリンク先のカスタマイズが可能。

2006-10-16

Google Reader を 2 カラム表示させる Greasemonkey

2006-10-10、Google Reader はサイドバーを隠すショートカット・キー (u) を追加した。Google Reader は、デフォールトで表示幅を 580 px に制定しているけれど、サイドバーを隠すとその制限も外れる。

サイドバーを隠すメリットは、(1) テキストを読むことに集中できる。(2) テキストの表示部分を広く取れる。という所にあらう。

Google Reader - 2 columns けれど、ぼくは横幅が広くなりすぎるのを好まない。視線が左から右に動きすぎて、逆に疲れてしまう。そこで、テキスト部分を 2 カラム表示する Greasemonkey スクリプトを書いてみた。c キーで、2 カラム化のトグルができる。

このスクリプトは、本気で Google Reader を良くしやうってものじゃあない。テキストの量が少なすぎても、多すぎても、(2 カラム化すると) 逆に見栄えが悪くなってしまう。テキスト量は、中間もしくは一ページに若干収まらない程度が丁度いい。

ちょっとしたギミックと思って、お使い下さい。そして楽しんでもらえると、嬉しいな。

あとがき

というわけで、これが一週間前のエントリーで予告していたスクリプト。

あと、この手の話については、もう一つ Greasemonkey スクリプトを書いてるので、お楽しみに。

clmemo@aka: Google Reader アップデート (2006-10-10) より引用

もし、このスクリプトが気に入ったら、C (shift+c) も押してみてね。

2006-10-15

Blogger Beta Tips

今回は、Blogger カスタマイズ関連のブログ紹介。

Blogger の使い方やカスタマイズ方法をメインに扱ったブログには、「クリボウの Blogger Tips」という大御所がある。もう一年以上続いているブログで、説明も丁寧かつ分かり易い。Blogger ユーザーなら、是が非にでもフィード・リーダーの登録して欲しい!

さて、クリボウさんのブログと同じやうなコンセプトで始まったブログが一つある。

一番最初の記事は 2006-09-29 で、比較的新しめのブログ。九月中に 9 本。今日までに計 18 本の記事が投稿されている。

話題は、Blogger Beta のカスタマイズ周りの記事が中心だけど、Blogger でも使えるネタもチラホラ見える。

記事には言葉足らずな説明もないし、スクリーン・ショットも多い。サンプル・コードもちゃんと出してくれてる (文章だけで説明を終わらせないってこと)。Blogger ユーザーには頼もしいブログが一つ増えた、と思う。

追記: 「Blegger Beta Tips」は、ブログ名が「クリボウの Blogger Tips」に似ている。そこで、クリボウさんに、「これはクリボウさんの隠れブログですか」と聞いてみた。クリボウさんの答えは、ノー。クリボウさんのサイトには、ブタさんが表示されるとのこと :)

Gmail で次/前のメールを読むためのショートカット・キー

Gmail の inbox で、次 (前) の conversation に移動するショートカット・キーは j (k) に割り振られている。

では、conversation を開いた後、複数のメールがスレッド表示されてる所で、次 (前) のメールに移動するには?

答: n (p) にメール移動用のショートカットが割り振られてる。

覚えておくと、Gmail でメールを読むのが少し楽になる :)

Google Groups Beta で...

さて、先日 Google Groups Beta がリリースされ、Gmail ライクなメッセージ表示が採用された。そのレビューで、ぼくはこんなことを書いた。

このディスカッション・ページ、かなり使い勝手がよくなっているものの、Gmail と同じショートカット・キー (j, k, space) は使えない。おそらく近日中に使えるようになると思うけど。

clmemo@aka: Google Groups のベータ版と新機能 より引用

大間違い。

使うべきショートカット・キーは j, k じゃなくて n, p だった。道理で動かないはずだよ。恥ずかしい。

蛇足ながら、メッセージの開閉は o or RET に。スクロールはスペース・キーに割り当てられている。

2006-10-14

Google Browser Sync のアップロード容量

ブラウザーの履歴やパスワード情報を複数のコンピューター間で同期させる firefox 拡張に Google Browser Sync がある。今日、Google Browser Sync 関連の過去記事に、こんなコメントを頂いた。

履歴のサイズが3Mあたりを超えていると同期が出来なくなるようです。

clmemo@aka: Google Browser Sync のブックマーク同期における二つの問題 より引用

この件について調べてみた所、Google Groups でピッタシな記事を見つけた。

要点をまとめると次のやうになる。

  • 一度にアップロードできる最大の容量は 4 MB (越えると「Upload is too large」のエラー)
  • アップロードは合計、10 MB までできる
  • Google 側のテストでは、firefox のデフォールト設定のままなら、上の制限で十分であると判断された (デフォールト設定のままでもエラーになる人はいる!)
  • アップロードに圧縮はかけていない (ユーザーから、圧縮をかけて 4.6 MB の履歴を 1 MB まで減らせたとの指摘と、圧縮アップロードの要望あり)

以上、2006-06-08 から始まるスレッドから。

Google Browser Sync は、2006-09-11 にアップデートされているけれど、このアップデートは次バージョンのための準備的なバグ・フィクスとのこと。本エントリーで問題にしているアップロード容量は、修正されていない。

アップロードのエラーが出る人は、firefox の設定で履歴の保存日数を少くするか、Google Browser Sync の History の同期を諦めるしかないみたい。

ref

Blogger Beta に Google AdSense を貼り付ける

Google AdSense Page Element Blogger Beta の新テンプレート・セット (layouts-enabled templete) を使っている人達に朗報。Templete の Page Elements から、「AdSense Page Element」が選べるようになった。

今までは、「HTML/JavaScript Element」に、Google AdSense のページで発行された JavaScript コードを貼り付けるという手順を踏んでいた。この作業が、Blogger の中だけで完結する。手間が省けてイイ。JavaScript etc... をいじる必要もなくなるので、設定も楽。

AdSense の追加

「Page Elements」ページで「Add a Page Element」をクリック。上から三段目右の「AdSense」を選ぶ。Google AdSense に Sign in していれば、スクリーン・ショットのような設定画面が現れる。

Sign in していなければ、Sign up (新規 Google AdSense アカウント作成) 用の画面になる。その中の、「Identity」の前に「Already have an AdSense account? Sign in」という文言があるので、「Sign in」をクリック。Google AdSense のメール・アカウントと (そのアカウントで設定した)「郵便番号」or「電話番号」の入力が求められる。

AdSense の設定画面からは、広告のフォーマットと色使いを指定できる。プレビューがその場で見られるのもいいね。

Google Reader に「はてなブックマーク」するショートカットを追加する Greasemonkey

[注:2006-10-29] アップデートしました。10/29 以前に greader-sbm.user.js をインストールされた方は、アップデートをお願いします。

ヒビノキロクさんが、Google Readerはてなブックマークを連携させる Greasemonkey スクリプトを公開された。「b」キーで閲覧中の記事をはてなブックマークにブックマークする (正確には、ブックマーク用の画面を別ウィンドウで開く)。とっても便利。

さて、ぼくははてなブックマークの他に livedoor clip も愛用している。こちらにもワン・キーでブックマークできると嬉しい。というわけで

  1. b キーで、はてなブックマーク
  2. B キーで、livedoor clip

する拡張版 Greasemonkey を書いた。

ソースはこんな感じ。

// ==UserScript==
// @name          Google Reader - Social Bookmark
// @namespace     http://at-aka.blogspot.com/
// @description   Add shortcut keys 'b' for bookmarking Hatena Bookmark and 'B' for livedoor clip.
// @include       http://www.google.com/reader/*
// @include       https://www.google.com/reader/*
// @include       http://reader.google.com/*
// @include       https://reader.google.com/*
// ==/UserScript==

var entry = new Array();

function greader_get_title_and_url ()
{
  var current_entry = document.getElementById('current-entry');
  var a = current_entry.getElementsByTagName('a')[0];
  var h2 = current_entry.getElementsByTagName('h2')[0];
  var title = '';
  if (h2.firstChild == a) {
    title = a.firstChild.textContent;
  } else {
    title = h2.textContent;
  }
  entry['title'] = encodeURIComponent(title);
  entry['url']   = encodeURIComponent(a.href);
}

function greader_open_link (link)
{
  window.open(link);
  // if you prefer to open a tab in background, you can use this alternative.
  // GM_openInTab(link);
}

function greader_hatena_bookmark () {
  var b_hatena = 'http://b.hatena.ne.jp/add?mode=confirm&is_bm=1';
  var link = b_hatena + '&title=' + entry['title'] + '&url=' + entry['url'];
  greader_open_link(link);
}

function greader_livedoor_clip ()
{
  var livedoor_clip = 'http://clip.livedoor.com/clip/add?';
  var link = livedoor_clip + 'title=' + entry['title'] + '&link=' + entry['url'];
  greader_open_link(link);
}

function greader_delicious ()
{
  var delicious = 'http://del.icio.us/post?v=4';
  var link = delicious + ';title=' + entry['title'] + ';url=' + entry['url'];
  greader_open_link(link);
}

function GRT_key(event)
{
  var element = event.target;
  elementName = element.nodeName.toLowerCase();
  var typing = false;
  if (elementName == "input") {
    typing = (element.type == "text" || element.type == "password");
  } else {
    typing = (elementName == "textarea");
  }
  if (typing) return true;
  var key = String.fromCharCode(event.which);
  if ((key == "B" || key == "b") && !event.ctrlKey && !event.altKey) {
    greader_get_title_and_url();
    if (key == "B"){
      greader_livedoor_clip();
    } else { // "b"
      greader_hatena_bookmark();
    }
    try {
      event.preventDefault();
    } catch (e) {
    }
    return false;
  }
  return true;
}

document.addEventListener("keypress", GRT_key, false);

こんなことを書いてると、del.icio.us にも対応したいという人があるでせう。そんな人の為に、greader_delicous という関数を用意しておいた。関数 GRT_key の中で greader_hatena_bookmark(); を見付けて greader_delicious(); に書き換えると、b キーで del.icio.us にブックマークできるようになる。

それ以外のソーシャル・ブックマーク・サービスを使う場合は、次のコードを雛型に自分用のブックマーク関数を作られたし。

function greader_hatena_bookmark () {
  var b_hatena = 'http://b.hatena.ne.jp/add?mode=confirm&is_bm=1';
  var link = b_hatena + '&title=' + entry['title'] + '&url=' + entry['url'];
  greader_open_link(link);
}

そして、上の greader_delicious と同じ要領で GRT_key を書き換える。

本当は、もっと簡単にソーシャル・ブックマーク・サービスの切り替えが出来ればいいんだけどねぇ。よいアイデアがあればコメント下さい。

2006-10-13

Gmail に Google Reader を埋め込む Greasemonkey

Gmail Reader Mihai Parparita 氏が、またとんでもない Gmail 用の Greasemokey スクリプトを公開した。なんと、Google ReaderGmail インターフェースに埋め込んでしまうという荒技。百聞は一見にしかず。スクリーン・ショットをご覧あれ。

これを使うと、Gmail から離れることなくフィードの確認ができる。ビューの切り替え (1, 2) やサブスクリプション・セレクター (g u)、タグ・セレクター (g t) などはショートカット・キーから操作可能。オリジナル記事を開くショートカット、「v」を除く全てのショートカットが使える。

欠点は二つ。フィードの読み込みに時間がかかること。Google Reader 用の Greasemonkey が使えなくなること。Greasemonkey は、頑張れば Gmail 上でも動かせるようになるかな?

Google Groups では、Gmail と Google Reader の融合を! って声が多かったけど、これはちょっと方向性が違うような気がしないでもない。ぼく自身、Gmail の inbox と Google Reader の List View が似ているから、List View のように Gmail の記事もプレビューできればいいのにと思ってた。けれど、かうして埋め込まれた Google Reader を見て考えてみた。メールを List View のやうに開いたとして、その中に Gmail のスレッドを表示する? それはキーボード・ショートカットの相性が悪いんじゃないか?

この Greasemonkey スクリプトを作った Parparita 氏は、さういふインターフェースのテストを手軽にやらせて、ユーザーの声を聞こうとしてるんでせうね。

ref

Parparita 氏の Greasemonkey スクリプトを紹介した過去記事はこちら。

Gizmodo のアクセス解析結果を見る

先日、TechCrunch がアクセス解析の結果を公開してると書いたところ、satomi さんから早速反応があった。Gizmodo もアクセス解析の結果を公開していると!

@aka氏がTechCrunchのアクセス解析のエントリを立ててくれたので、「ギズモードもあるよん」ってURL拾ったげようと思ったのだ。ブログの彼の写真の下にあるgawker traffic by dayってのがソレ。クリックすると、ゴーカーメディア傘下の全ブログの過去1ヶ月の最新アクセス状況が閲覧できる。

Long Tail World: 偉人ハード・ゲイ:Hard Gay is Everywhere より引用

オオッ! 確かに gawker 傘下のアクセス解析が見れる!! Lifehacker も Gawker のブログなんだねぇ。知らなかった。

ところで satomi さんは TechCrunchのアクセス解析と違って生ログは出ないTechCrunchのアクセス解析と違って生ログは出ない (Long Tail World: 偉人ハード・ゲイ:Hard Gay is Everywhere) と書いているけれど、Visitor/PV グラフの左下にある「ブログの名前」をクリックすると、生ログが見れた。Gizmodo と Lifehacker のリンクだけ、ここにも貼っておきませう。

Gawker 社とその創設社 Nick Denton に興味のある方は、Long Tail World の過去記事もどうぞ。

クラシック音楽の mp3 へのリンク集 Classic Cat

クラシック音楽の mp3 (実演) が置いてあるページへのリンク集がある。Classic Cat というサイト。

Gigazine さんの記事によると、リンクの総数は 3200 とのこと。サイトに入ると、「Top 100 Composers」というリンク一覧があるので、そこから作曲家の名前を選ぶ。リンク先には作品一覧があって、そこで作品を選ぶと、mp3 のあるサイトへのリンクが表示される。Top 100 Composers に、探してる作曲家の名前がない場合は、右の方にある「See all composers」リンクをクリック。

サイトのトップ・ナビゲーションには、作曲家以外にも、「Performers」「Instruments」「Genres」「Top 100」などのタブが並んでる。

有名かつ小編成な曲なら、だいぶ揃っている。つまり、一人で演奏できるピアノ曲や歌曲なんかの品揃えはいい。二人で演奏できるヴァイオリン・ソナタなんかも、まあまあ。けれど、交響曲のように編成が大きくなると全曲揃えているものは少くなる。J. S. バッハの「マタイ受難曲」やベルリオーズの「幻想交響曲」は抜粋しかなかった。また、少しマイナーになると見付からない曲も多い。例えば、モーツァルトの「ピアノ協奏曲 23 番」、シベリウスの「フィンランディア」、スメタナの「モルダウ」 (う〜ん、そんなにマイナーかなぁ?)。ただし、小編成なものは変にマイナーなものまでリストに載ってる。例えば、カッシーニの「アヴェ・マリア」とかバラキエフの「イスラメイ」。

音楽を聴くのに、アカウント登録とかは必要ないので、Classical Music Archives より手軽に使えそう。

2006-10-12

Google Docs & Spreadsheets その後

先日 Google Docs & Spreadsheets の記事を書いた後、3 つ程動きがあった。駆け足で紹介しませう。

公式アナウンス

Official Google Blog で、writelyGoogle Spreadsheets が統合され、一つのサービス名になったことがアナウンスされた。

公式ブログ

Google Docs & Spreadsheets 用の公式ブログがスタートした。また、Google Group に Google Docs & Spreadsheets Help Group というグループが出来た。

Gmail / Google Calendar のナビゲーション・リンク

Gmail navi link Gmail の左上 (Gmail ロゴの上) に表示されてる Google 各サービスへのナビゲーション・リンクに、Google Docs & Spreadsheets が追加された。今まであった Spreadsheets の代替。Google Calendar も同じく。

蛇足ながら、このリンクには、最近ベータが公開されている Google Groups (beta) へのリンクも追加された。

Google Reader Mobile に「Subscriptions」リンク

Google Reader のモバイル版のページ下に、「Subscriptions」というリンクが追加された。「購読記事 (フィード/サブスクリプション)」の一覧を表示する。

今までの Google Reader Mobile は、記事を読むのに、トップに並べられた記事を順番に読むか、タグ (ラベル) を指定して読むかの二通りに限られていた。「Subscriptions」リンクが追加されたことで、「フィード」を指定して読むことも可能になった。読みたいフィードが決まってる時に重宝するでせう。

Google Reader Mobile へのアクセス方法 etc... は過去記事を参照されたし。

Google News が携帯電話に対応した

Google News が携帯電話から見られるようになった。携帯用の Google ホームからアクセスできる (「ローカル」リンクの下に「ニュース」リンクが出来ている)。

Going My Way さんの記事は、携帯画面の写真が沢山あってオススメ。

モバイル版の「Google ニュース」の構成は、上から順に

  • 三本のトップ・ニュース
  • 「すべてのトップニュース」リンク
  • 「セクションを展開」リンク
  • 各セクション (社会、国際、経済、政治、スポーツ、科学・技術) へのリンク

という感じ。

ニュースは、ニュース元と関連ニュースの二本のリンクが用意されている。ここら辺は、オリジナルの Google News と同じ。ただし、表示されるニュース、それと関連記事の数が Google News と違ってる。もしかしたら、携帯用のコンテンツを配信してるニュースしか取り抜っていないのかもしれない。

「セクションを展開」リンクは、各セクションごとのニュースを二本ずつ表示する。

ニュース配置のカスタマイズや、カスタム・ニュースの設定などは出来ない。

携帯版 Google ニュースに、デスクトップからアクセスするには、下記 URL を使う。

なお、モバイル版の Google Personalized Home からは Google News モジュールを見ることは出来なかった。残念。

あとがき

今回の携帯用 Google ニュースは、フル・ブラウザーに対応していなくても見ることができる。かなりの人が恩恵を受けられるんじゃないかな。ちょっぴり暇な時、時間を潰すのにもってこいでせう。

Google AJAX Search でブログ内検索

Blogger Beta になってから、ナビゲーション・バーのブログ検索 (「SEARCH THIS BLOG」とあるやつね) が使いものにならなくなった。英語はいいんだけど、日本語の検索が全く通らない。仕方がないので、Blog Search の検索ボックスを、サイドバーに自前で付けようと考えたのだけど、せっかく付けるのなら最近 1.0 がリリースされたばかりの Google AJAX Search を付けてみようと思いたった。

Google AJAX Search は、ウェブサイトに検索結果を AJAX に表示するツール。JavaScript をちょこちょこ書くだけで、Google ウェブ検索はもとより、Blog 検索、ニュース検索、Google VideoGoogle Maps などと連携した検索結果を表示できる。

検索結果の表示が素早いことと、ブログから離れずに検索できるのがメリット。

論より証拠。Blog 検索とウェブ検索を、当ブログのサイドバー上端に付けたのでお試しあれ。

Google AJAX Search を取り付ける

Google AJAX Search のインストール方法を、今回ぼくがやった手順をもとに説明しませう。

Google AJAX Search を使うには、以下のものが必要になる。

  1. Google アカウント
  2. テンプレートで JavaScript を編集できるブログ・サービス
  3. 300px のサイドバー (Google AJAX Search の横幅は最低 300px は必要っぽい)
  4. Google AJAX Search のバージョン・アップに追随する覚悟 (後方互換性は考慮されないとある)

全て揃っていれば、まず API key を手に入れやう。API key は、サイトごとに割り当てられる。

上記サイトに行き、利用条件を読む。OK なら、「I have read and agree with the terms and conditions」にチェックを入れ、「My web site URL:」に貴方のブログの URL を入力。「Generate API Key」ボタンを押す。サイト URL は、ぼくの場合「http://at-aka.blogspot.com」と入力した。

API キー生成ボタンを押すと、86 文字の API キーと簡単なサンプル・コードが表示される。サンプル・コードの中には、既に貴方の API キーが埋め込まれている。こちらも参考の為に、保存しとくとよいでせう。

次は、テンプレートの編集。head 要素に次のコードを追加する。

<link href="http://www.google.com/uds/css/gsearch.css" type="text/css" rel="stylesheet"/>
<script src="http://www.google.com/uds/api?file=uds.js&amp;v=1.0&amp;key=貴方のAPIキー" type="text/javascript"></script>
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
function OnLoad() {
  // Create a search control
  var searchControl = new GSearchControl();

  // Add in a full set of searchers
  var blogSearch = new GblogSearch();
  searchControl.addSearcher(blogSearch);
  searchControl.addSearcher(new GwebSearch());

  // BlogSearch
  blogSearch.setSiteRestriction("貴方のブログ URL");

  // Tell the searcher to draw itself and tell it where to attach
  searchControl.draw(document.getElementById("searchcontrol"));
  }
//]]>
</script>

そして、body 要素の編集。開きタグを次のように編集する。

<body onload="OnLoad()">

最後に、検索ボックスを表示させたい場所に、次のコードを挿入する。

<div id="searchcontrol"></div>

これでお終い。

一行分だけ説明。blogSearch.setSiteRestriction("http://at-aka.blogspot.com/"); というコードは、blog 検索の範囲を当ブログ (http://at-aka.blogspot.com/) に制限している。これは、当初の目的のブログ内検索を実現するため。ここの部分は、各々のブログ URL に併せて変えられたし。

Blogger Beta の場合

Blogger Beta の場合、body 要素に onload を指定すると、何故か navbar が消えてしまう。従って、上のやり方は少々よろしくない。従って、ぼくは次のようにした。

まず、head 要素には下記のコードだけ追加する。

<link href="http://www.google.com/uds/css/gsearch.css" type="text/css" rel="stylesheet"/>
<script src="http://www.google.com/uds/api?file=uds.js&amp;v=1.0&amp;key=貴方のAPIキー" type="text/javascript"></script>

次に、Templete の Page Elements の編集から、サイドバー部分に「HTML/JavaScript」ウィジェットを追加する。そして中身には次のように書く。

<div id="searchcontrol"></div>
// Create a search control
var searchControl = new GSearchControl();

// Add in a full set of searchers
var blogSearch = new GblogSearch();
searchControl.addSearcher(blogSearch);
searchControl.addSearcher(new GwebSearch());

// BlogSearch (○○は自分のサイト用に書き換える)
blogSearch.setSiteRestriction("http://○○.blogspot.com/");

// Tell the searcher to draw itself and tell it where to attach
searchControl.draw(document.getElementById("searchcontrol"));

以上。

Google AJAX Search については、次のブログも参考になる。

2006-10-11

Google Reader アップデート (2006-10-11)

公式にはコメントされていないけど、今日 Google Reader のアップデートがあった。内容は、以下 4 点のバグ・フィクス。

  • r キーで Refresh されないバグの修正
  • 本文上の「Refresh」リンクで既読記事が表示されるようになるバグの修正
  • 左サイドバー下の「Refresh」リングが動かなかったのを修正
  • 「Settings」回りをいじると、u キーが効かなくなるバグの修正

ref

Google docs & Spreadsheets

Google のオンライン・ワープロ・サービス writely と、同じく Google のオンライン・表計算サービス Google Spreadsheets が統合 (?) されて、Google docs & Spreadsheets になった。アクセス・ポイントは以下:

旧 Writely、Google Spreadsheets のログイン画面にアクセスしても、上記 Google Docs & Spreadsheets にリダイレクトされる。

Google Docs & Spreadsheets は、Writely と Google Spreadsheets の入り口的なサイトという感じ。トップ・ページには、最近編集したワープロ文書と表計算シートがリスト表示されて、全ドキュメントを検索することができる (今の所、検索は英語のみ)。ファイルを開くと、今まで通り Writely (or Google Spreadsheets) での編集画面になる。ただし、Writely の方は、中身は今まで通りだと思うけど、インターフェースが大幅に Google 寄りに変更されている。

現在、二つの旧サービスで統合されているのは、入り口部分だけ。そのうち、ワープロ機能と表計算機能が Microsoft Office のように連携する日も来るかもしれない。それとも、もしかしたら、連携用のサービスを新しく作ってしまうかもね。

ところで、Google は結構、自社のサービス名を変更する。例えば、Gmail for Your Domain を Google Apps for Your Domain に変えたり、Google Maps を Google Local にした後 Google Maps に戻したり。さういふことを考えると、Google Docs & Spreadsheets というサービス名も、後で変わるんじゃないかとぼくは思ってる。Google Office とかにね。

2006-10-10

はてなブックマーク・カウンター

先週、サイト全体でのはてなブックマーク数を数えあげるカウンターがリリースされた。

例えば、clmemo@aka の総被はてなブックマーク数は次のやうになる。

  • clmemo@aka のはてなブックマーク数

このボタンの作り方は、簡単。img 要素に次の src を指定するだけ。

<img alt="このブログのはてなブックマーク数" src="http://b.hatena.ne.jp/bc/あなたのブログのURL"/>

ブログの URL は、http:// から始める (最初、コレにハマった)。当サイトの場合、src="http://b.hatena.ne.jp/bc/http://at-aka.blogspot.com/" となる。

livedoor Reader の人気サイトとの比較

このカウンターを使って、livedoor Reader の上位登録ブログをランキングし直したサイトも作られてる。livedoor Reader, はてなブックマークともに、偏りがあるのが見て取れて面白い。

はてぶカウンタ++

さらに、複数サイトのはてなブックマーク・カウンターも現れた。下記サイトで、サイト名を RET 区切りで入力すると、画像 URL が手に入る。

複数ブログを管理してる人には、心強いんじゃないかしらん。

Google Reader アップデート (2006-10-10)

Google Reader が、メジャー・バージョン・アップ後初めてのアップデートをした。

主な改良点は 4 つ。

  1. スタート・ページの設定
  2. 左サイド・バーの表示/非表示 (u キー)
  3. 「Refresh」リンク
  4. 一本指でフィードを読む (space キー

以下、各論

スタート・ページの設定

Google Reader のスタート・ページ (ログインした時に最初に表示されるページ) を

  • Home
  • All items
  • Starred items
  • Shared items
  • 各 Tag items

の中から選べるようになった。設定は、「Settings > Preferences」から。

これで、「clmemo@aka: 新 Google Reader - Home をスキップする Tips」で説明したように、特別な URL をブックマークする必要がなくなった。もちろん、今でも前エントリーで説明した方法は使える。

左サイド・バーの表示/非表示

u」キーに

  1. 左サイドバーを隠し
  2. テキストの表示幅を最大化する (max-width の設定をキャンセルする)

機能が追加された。もう一度「u」を押すと、左サイド・バーが現れる。

これは、下記二つのエントリーで書いた Greasemonkey を足した様な機能だね。

ただ、Google Groups には、「u」キーが使えないとの報告が入っている。Google Reader Team も、「Settings」ページに行くと、「u」キーが使えなくなると言っている。ぼくの環境でも、「u」キーは使えない。開発陣も、現状は把握してるみたいなので、近い内にバグ・フィクスされるでせう。

あと、この手の話については、もう一つ Greasemonkey スクリプトを書いてるので、お楽しみに。

「Refresh」リンク

左サイド・バーのサブスクリプション (購読フィード)・リストの下に「Refresh」リンクが付いた。けど、壊れてる。う〜ん、ドラ○もんの鈴のよう!

また、キーボード・ショートカットの「r (refresh)」は動かなくなった。それと、「Mark all as read」右横にある「Refresh」ボタンを押すと、フィードを更新後、既読アイテムも表示するようになる。こここら辺の問題も、Google Reader Team は把握しているので、近くバグ・フィクスされるはず。

それより、大きな変更がある。今回のアップデートで新着フィードの更新時間が短くなった (数分置き)。滅多に、「Refresh」ボタンを押す必要もなくなるんじゃなからうか。

それから、新着フィードが届くと、そのフィードが一瞬黄色に光る。かうしたギミックはちゃんと動くんだから、Google らしい。

一本指でフィードを読む

スペース・バーが戻って来た!

List View で、Space バーを押し続けるだけで、全てのアイテムを読めるやうになった。新 Google Reader になって、スペース・キーはスクロールの機能しか割り当てられていなくって、次のアイテムに移るのに「j」キーを打たなくっちゃいけなかった。それが、記事の最後まで来たら、スペース・キーで自動的に次のアイテムに移るよう (旧 Google Reader と同じ動作に) なった。

同様に、記事の頭で「Shift+space (逆スクロール)」すると、前の記事に戻るようになった。

また、キーボードの上矢印・下矢印で、アイテムの小さな上下移動ができるようになったのも嬉しい。

とはいっても、まだ旧 Google Reader の使用感にはあと一歩及ばない。List View で読む時、次のフィードがその場で開かれるのか、リストの画面トップで開かれるのかが分からないのがいけない。ユーザーは、視線をどこに動かせばいいのか予測がつかない。このことを、分かり易く書いてる記事があったのでリンクを張っとかう (ただし英語):

あとがき

この他にも、bookmarklet からのフィード登録時にプレビューが表示されるようになったとか、小さなバグ・フィクスがいくつも入っている。次のアップデートで、かなり安定してくるんじゃないかな。

最後に、Google Reader を楽しむのに参考になるエントリーを二つ紹介:

TechCrunch はアクセス解析の結果を公開してる

Long Tail World の satomi さんに教えてもらったのだけど、あの人気ブログ Techcrunch のアクセス解析結果を見ることができる (アクセス解析は、日本語版と英語版の両方に対して行なっているらしい)。

最近 100 件の Referre や Entry Page、日・週・月・年ごとの訪問数とページ・ビュー、ウェブ・ブラウザーのシェアなどを見ることができる。

具体的には、Firefox の閲覧者が半数を越えている、とか。1 日 5 万人近い人が訪問するけど、土日は急激に訪問数が減る、とか。PV / Visits は 1.4 程度、といった情報が掴める。

人気サイトのアクセス解析なんて、めったに公開されてないので、眺めるだけで面白いんじゃないかな。

ただし、ブログを始めたばかりの人達は、あまりの雲の上的な訪問数にショックを受けるかもしれない。お気を付けあれ :p

Site Meter

TechCrunch が (公開用に) 使ってるアクセス解析は、Site Meter というアメリカのアクセス解析サービス (実は clmemo@aka も使ってる)。

このアクセス解析サービスでは、アクセス解析の結果を「公開」「非公開」のどちらかに設定することができる。無料だと最新 100 件までの詳細情報が、有料版だと最新 1000 件までのデータが手に入る。まあ、TechCrunch ほどメジャーなサイトだと、最新 1000 件でもデータ量が少なすぎるんだけどね。TechCrunch のソース・コードを見ると、Google AnalyticsMeasure Map のトラッキング・コードが見える。Site Meter は、「読者」用のオマケなのかもしれない。

2006-10-09

coComment リングの登録について

此の儀、内容に合わせて言葉改め致す。

先日、はてなリング - coComment の登録を、現在の自由参加から、承認制にしてはどうかとのコメントを頂きました。理由は、「宣伝目的から、全く関係のないサイトをリングに登録する不心得者」の存在です。

確かに、そのような不心得者がいることは重々承知しております。しかし、coComment リングはマイナーなリングです。私としては、出来ればリング参加の敷居は低いままにしておきたいです。

そういうわけで、承認制は、そういう宣伝目的な人が現れた時に導入する、という事で如何でしょうか。

※せっかくコメントを頂いたのですが、返信先が分からなかったので、ブログにてお返事です。

Movable Type 誕生から五年

2006-10-08 は、Movable Type が生まれてから 5 年目の誕生日とのこと。10 分程遅れたけれど、お祝いの言葉を! おめでとうございます!!

GoogleBlogger がなければ、このブログはあり得なくって。Six ApartMovable Type がなければ、clmemo@aka は今ある姿ではなかった。Six Apart は、ぼくの人生に大きな影響を与えている。

次のお祝いになる十周年でも、元気な姿を見られんことを!

2006-10-08

Six degrees of Wikipedia

「6 次の隔り (Six Degrees of Separation)」という話がある。間に 6 人の友人を挟めば世界中の人と繋がってる、というお話。骨子は、「6」という数字ではなくて、六程度のせいぜい一桁な数字で世界が繋がってる、ということ。興味があれば、うちの過去記事とか Long Tail World の記事とかをどうぞ。

映画俳優のケビン・ベーコンが、平均して 3 人弱の共演者を通じてほとんどの映画俳優と繋がってる、という事を書いてる。

この「隔り」は、リンクが張られる関係であれば、何でも調べられる。今回は、Wikipedia の「隔り」を調べてみませう。

Six degrees of Wikipedia

Six degrees of Wikipedia (Wikipedia の 6 次の隔り) は、Wikipedia の項目同士の隔り具合を調べるサイト。

トップページにあるのは、二つのテキスト・ボックスだけ。入力できるのは、Wikipedia に登録されてる項目名のみ。左のテキスト・ボックスに入れた項目から、右のテキスト・ボックスに入れた項目へ、Wikipedia 内のリンクを辿って行く道筋を調べてくれる。

面白いのは、Wikipedia 内のリンクが (基本的に) 片方向リンクだということ。人と人との繋がりとか、共演者同士の繋がり。世間一般の繋がりを考えた場合、ほとんどは双方向リンクなのだから、ウェブの世間ってのはちょっと変わっているよね。

そんなわけで、左右のテキスト・ボックスに入れた項目を入れ替えると、結果が変わる。

ぼくは、このサイトで遊んでみて、4 つ以上のリンク数を出せた試しがない。皆さん、6 degrees の出る項目を探してみてはどうでせう。

あとがき

記事冒頭で紹介した過去記事「clmemo@aka: 6 次の隔りとケビン・ベーコン数」は、本当はこの記事の前書きのつもりで書いた。ところが書き進める内に、話が長くなってしまったので、記事として独立させてしまった。

ケビン・ベーコンの話を書いた後、早速このエントリーを書かうとしたのだけど、残念なことに Six degrees of Wikipedia にアクセスできなくなってしまった。どうも、このサービスは落ち易いらしい。それから、ぼくはこのサービスの事を忘れていた。

そして今日。Long Tail World さんが、ぼくの過去記事を発掘して下さった。さういえば、と思い出してサイトにアクセスしたら、サービスが動いてる。よし、とばかりに記事にした。

Six degrees of Wikipedia は、何時動かなくなるか分からないので、お早めにお遊びあれ。

ソーシャル・ブックマークからフィード・リーダーへの登録喚起が出きないものか

今回の記事は、こうなったらいいなぁ、というぼくの希望。

フィード・リーダーにブログを登録するタイミングの一つに、ソーシャル・ブックマークにブックマークした時というのがある。

ネット・サーフィンをしてて、面白い記事に出会う。記事を読んでて気付く。この語り口、このサイト・デザイン。ぼくは何度かこのブログを訪ねたことがあるぞ、と。果たして、ソーシャル・ブックマークをひっくり返してみると、そのブログの記事をいくつかブクマしている事を知る。それなら、このブログはフィード・リーダーに登録しやうか、となる。

「自分が何度もブックマークするやうなブログは、フィード・リーダーに登録する価値がある」という理屈。

ここからが本題。ぼくは、このプロセスをもっと自動化したい。

つまり、ソーシャル・ブックマークにブックマークする時、そのブログの記事を一定数ブックマークしていたら、「このブログは○個ブックマークされています。○○リーダーに登録しますか」と聞いて欲しい。

すると、自分好みな記事を書くブログを、沢山登録できるやうになると思う。

それに、このブログは何度も見たやうな... と調べ直したりしなくて済むから、ストレス・フリーにも繋がる。

もう少し突っ込むと、一回目の Suggestion を無視した場合でも、二回、三回と聞いてくれると嬉しい。例えば、ブックマークが 5, 10, 25 個ごとに聞いてくるとか。そうすると、何か月か経って気分が変わった時に、機会損失しなくて済む。

かういうサービスは、ソーシャル・ブックマークとフィード・リーダーの両方を持ってる所が、やると面白いと思うんだよね。はてなさん、Livedoor さん、やってみませんかね。

clmemo@aka のページランク

当ブログのページランクが、何と「5」になってた。今日、発見。今までず〜っと 3 だったんだよね。何時の間に、ページランクが更新されてたんだらう。嬉しいなぁ。

有名サイトさん (gigazine や Going My Way などなど) を見ても、ページランクは 5。「ブログ」という括りでは、辿り付ける所まで来たのかな。

ちなみに、Blogger なブログで言えば、クリボウの Blogger Tips さんや Long Tail World さんなんかがページランク 5。他に誰か忘れてるかな?

2006-10-07

Firefox の検索窓

ぼくは、firefox に Google Toolbar をインストールしている。なので、Toolbar に二つの検索窓が出来てしまう (Google Toolbar のものと、Firefox のデフォールトのもの)。一つあれば十分なので、Google Toolbar の検索窓だけ残して、Firefox のものは消してしまった (メニューから 編集 > ツールバー > カスタマイズ で検索窓をアイテム一覧に移動)。スッキリ。快適。

さて、Google 以外の検索が使いたくなった時、困ってしまう。Firefox の検索が表に出ていないから...

そしたら、CLON さんで面白い事を知った。

検索窓を消しているときに Ctrl-K とかすると検索窓だけのウィンドウが開いてそこで検索できた

CLON - 2006/09/27 - うーん より引用

ナント! デフォールトだと、Ctrl + K で検索窓にフォーカスを移るようになる。けれど、検索窓を隠していた時では、ポップアップするようになっていたのか!! 知らなかった。コリャ、便利。

CLON さんによると、Firefox 2.0 では、この機能が使えなくなるかもしれないとのこと。使えたらいいのにぃ。

Google で数字の範囲を指定して検索する

最近の検索エンジンは、タイプ・ミスや表記のゆらぎに対応している。例えば、Google で「シュミレーション」と検索すると「もしかして: シミュレーション」と聞いてくるし、「バイオリン」で検索すると「ヴァイオリン」も検索されるといった具合。

そんな検索エンジンでも、ブレなく検索するのが「数字」。「2005 king kong」という検索は、間違っても 2004 年や 2006 年の「King Kong」を検索しない。

この数字に対する厳格さは、検索がブレなくて嬉しい反面、あいまいな検索が出来なくて困ることがある。

例えば、King Kong の映画化一作目を検索したい時、貴方はその制作年を覚えているだらうか。普通、1920〜30 年代の白黒映画という位いしか知らないと思う。そんな時に役に立つのが、Google の数字範囲を指定した検索。

数字範囲を指定した検索

数字の範囲を指定するには、数字と数字の間を「..」(ピリオド二つ) で結ぶ。例えば、1920 年から 1940 年までを検索する場合は、「1920..1940」とする。先の King Kong の場合だと、次のやうな検索式で検索する:

すると検索結果のトップに、「King Kong (1933)」とリンクが現れる。

数字の範囲指定は、西暦の他にも色々な所で使える。例えば、金額 (500..1000 円)、日にち (5..10 日)、距離 (10..30 km)、重さ (20..50 トン)、頁 (40..60 ページ) 等々。覚えとくと、検索の幅が広がる。

あとがき

数字範囲指定検索については、Advanced Search Tips の Numrange search の項に説明がある。

このネタは、いつか書かうと思ってたけど、放置してた。先日の Google Accessible Search のエントリーで、Advanced Search Tips にリンクを貼った時に、このヘルプを見つけたので、これを期会とばかりに記事にした。

同じやうな数字範囲指定検索を Goo でも出来たやうに記憶しているのだけど、情報が見つからない。誰かご存じの方、いらっしゃいますか?

2006-10-06

Google Groups のベータ版と新機能

Google Groups にベータ版が登場。インターフェースが刷新され、いくつかの新機能が追加された。ベータ版の表示言語は、今のところ英語のみ。

Google Groups beta と現行の Google Groups には別々の URL が振られて、共存している。数か月のテスト後、ベータ版が正式版に格上げされるのでせう。

Google Groups beta

Google Groups beta 新機能の説明は、下記 Welcome ページに詳しい。

また、Welcome ページから辿れる Tour ページを見ると、一通りの新機能が分かる。

ただし、両ページともに英語で書かれてる。せっかくなので、ぼくなりの説明を日本語でしませう。

Google Groups ベータの変更点は、大きく分けて三つ。

  1. ユーザー・インターフェースの改良 (Discussion ページは Gmail 風に)
  2. グループごとにウェブ・ページを持てるようになった (Google Page Creator とのコラボ)
  3. ファイル・アップデート (容量は 100 MB)

更にグループ管理者向けの新機能として、グループの概観変更 (グループ・ロゴの追加かテーマ機能) とメンバー管理機能 (ぼくはグループ管理者をやってないので説明は省略!) が挙げられやう。

スクリーン・ショットは Google Reader の Group を撮ったもの。

色使いがとっても落ちついて見える。広告が自然に配置されるようになったのは、大きい (どこにあるか分かるかな?)。

画面は 2 カラム構成。右カラムがサイドバー型のナビゲーションになっている。ナビゲーションの肝は「Home」「Discussions」「Pages」「Files」の四つ。

Home

「ホーム」ページは、下記「Discussions」「Pages」「Files」の一覧ページになっている。どのページが最近更新されたかが一目で分かる。

Discussions

Gmail like UI 「Discussions」は、旧 Google Groups のこと (と思っていい)。ナビゲーションが増えて困乱したら、まず Discussions を見ませう。今まで使ってたグループ・ページと同じ画面が現れる。

違うのは、ディスカッションの一つをクリックした後。Gmail のスレッド表示が現れる (Google Blog では、Gmail の message cads for discussions と呼んでいる)。操作方法は、Gmail と全く同じ。「Collapse all」リンクをクリックすると、全てのアイテムが閉じられる。返事を書くには「Reply」をクリック。「Reply to author」をクリックすると、Google Groups 宛じゃなくて、そのメッセージを書いた本人にメールを送る。

左のサイドバーは、右上隅の「x」ボタンをクリックすると消せる。再び表示させるには、ディスカッションの Subject 右についてる「More options」から「Show message list」をクリック。そのディスカッションの新着メッセージをメールで送る設定も、同じ所から。

このディスカッション・ページ、かなり使い勝手がよくなっているものの、Gmail と同じショートカット・キー (j, k, space) は使えない。おそらく近日中に使えるようになると思うけど。

Pages

「Pages」はグループごとのウェブ・ページ。ページは、メンバーなら誰にでも追加・編集することが出来るっぽい。気持ちとしては、グループ付の Wiki と考えればいいと思う。Wiki の文法を覚えてもらう代わりに、Google Pages のエディターを持ってきて編集の敷居を下げた感じ。

ちなみに、Google Groups には三つのページが作られている。

  • Share the "Shared items"
  • suggestions for google reader
  • suggestions for google reader mobile

Google Groups の Discussion での議論をまとめるのに向いてそう。

ウェブ・ページ編集後は、ページを編集した旨を Discussion に投稿するかどうかを聞かれる。Discussion に投稿したテキストは、(Discussion ページで見られる他) ウェブ・ページの下にも表示される。Wiki の変更履歴機能も兼ねてるみたい。

Files

ファイルを 100 MB までアップロードできる。ただし、Group Owner の承認がないと、アップロードする権利はないみたい。ファイルのアップロードを承認されてると、「Files」の下にアップロード用の「参照...」ボタンが現れる。

ファイルのダウンロードは、誰でも可能。