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2006-08-31

Blogger in Beta の Dynamic Publishing

Blogger in Beta では、ダイナミック・パブリッシングが採用された。この聞きなれない用語について説明しませう。

ダイナミック・パブリッシングのメリットは、「再構築」が要らなくなること。今まで、「再構築」は、記事をポストした時とテンプレートを編集した時に必須の作業だった。特にテンプレートを編集した時の、再構築は時間がかかったよね。その待ち時間がなくなる!

じゃあ、どうやって構築し直してるんでせう。その説明の前に、再構築が何をやっているかを書きませう。例えば、新しい記事をポストする場合。システムは、次の四つの作業をしている。

  • テンプレートに従って、新規記事の個別記事ページを作る。
  • テンプレートに従って、新規記事をインデックス・ページに追加する。
  • テンプレートに従って、新規記事をアーカイブ・ページに追加する。

この際、「Previous Entries」などのリンク集も、自動更新する。これが再構築という作業 (テンプレートを編集した場合は、全ての記事を作り直すので、記事の数だけ再構築に時間がかかる)。

つまり、新規記事をポストするタイミングで、新しい個別ページ、インデックス・ページ、アーカイブ・ページを作って (読者のために) 用意しておくのが「再構築」という作業。一般に、こういった手法を静的なページ生成という。

これに対して、訪問者が来たタイミングでページを作ってしまおう、ってのがダイナミック・パブリッシング。日本語にすれば、動的なページ生成。ネット上には古いページのまま残ってるけど、見る人がいないんならそのまんまでいいよね。見る人が来たら、その時ページを更新しやうって考え方。

例えば、二本の記事 (A と B) を連続でポストする場合を考えてみませう。静的な方法だと、記事 A をポストした時に、新しい個別・インデックス・アーカイブの三つのページを作る。そして、記事 B をポストした時に、また新しい個別・インデックス・アーカイブの三つのページを作る。さてさて、この時、もし記事 A をポストしてから記事 B をポストするまでの短い時間に、訪問者がいなかったらどうでせう。記事 A をポストした時に作ったインデックス・ページとアーカイブ・ページは誰も見なかったことになる。これじゃあ、記事 A をポストした時に作ったインデックスとアーカイブは、作るだけ時間の無駄だったってことになる。でも、記事 B を作るまでの間に訪問者が来ないとは限らない。だから作らざるを得ない。

動的な方法なら、話は簡単になる。

記事 A をポストした時に、新しい個別ページもインデックス・ページもアーカイブ・ページも作られてない。もし、記事 B をポストする前に誰も訪問者がいなければ、記事 A 用のページは作られない。そして、記事 B をポストした後に訪問者が来れば、その時初めて記事 A・B を含むページを作る。もちろん、記事 B をポストする前に訪問者が来れば、そのタイミングでページを作る。

記事 A・B・C・D…とポストしていって、誰も訪問者が来なければ (それは悲しいことだけど)、その分のインデックスとアーカイブを作る時間を節約できる。これがダイナミック・パブリックシングのメリット。

一言付け加えれば、ページを初めて訪問する人には、ページ生成の時間分、少し待ってもらうことになる。これがデメリットになるんだけど、その時間はそんなに大きくないので、読者には我慢してもらいませう :p

最後に、何故ダイナミック・パブリッシングが大きな変化なのかについて。

それは、動的な方法では、「初めての訪問者」をキャッチしてページを作り直さなきゃいけないので、静的な方法とはアーキテクチャーが全く変わってしまうから。例えば、Movable Type というブログ・ツールの場合、静的なページ生成をするコードは Perl で書かれている。一方、動的なページ生成をするコードは、PHP で全てのコードが書き直されている。Blogger が何言語で書かれているのか知らないけれど、ページ生成のコードはほぼ全面的に書き直されているでせう。そして、見た目には変わっていないように見せるために、大きな努力が払われていると思う。

Blogger in Beta

2006-08-14、Blogger 開発チームは新しい Blogger (Blogger in Beta) を提供するとの告知を行なった。Blogger in Beta では、Blogger アカウントと Google アカウントが統合される。告知の時点ではユーザー数を制限して新 Blogger への移行を行なっていたようだけど、今では、制限がなくなっているっぽい。Blogger in Beta のログイン・ページから Google アカウントへの移行が出来る。

2006-08-06 に書いたあとがきの内容が、大当たり。とても嬉しい。

的外れかもしれないけれど、もっと水面化で大きなバージョン・アップを計画してるんじゃないかな? 今は、嵐の前の静けさなんじゃないか。そんな期待をしてしまう、今日この頃。

clmemo@aka: Blogger の開発が遅い? より引用

なお、Blogger in Beta は、文字化けが起きる、FTP に未対応、ブラウザー互換性が低い、日本語化されていない、等いくつか問題もある。

新機能

新機能のレビューは、クリボウさん、Long Tail World さんのお二方が詳しい。

Blogger in Beta での投稿の流れは、Blogger のメモさんがスクリーン・ショット付で解説して下さってる。

上記ブログ記事の焼き直しになっちゃうけど、一応新機能を列挙しておきませう。大きな変更は 3 つ。

  1. Blogger アカウントと Google アカウントの統合
  2. Dynamic Publishing
  3. 新しいテンプレート

ここでは、新しいテンプレートについて書きませう (ダイナミック・パブリッシングの話は次回)。

Blogger in Beta では、テンプレート機能が刷新される。新しいテンプレートで出来ることを列挙する。

  • ラベル付け (いわゆるタグ付けによるカテゴリー化)
  • 新アーカイブ・リンク (サイド・バーのアーカイブ・リンクに個別ページへのリンクが付いた)
  • 動的なレイアウト変更 (マウスでドラッグ・アンド・ドロップ)
  • 動的な色やフォントの変更 (マウスで変更したい所をクリックして、色パレットから選択)

このために、かなりの数の新命令 (タグ) が追加されるらしい。新テンプレートの編集は、(先日まで出来なかったものの) 今日から出来るようになった。

新しいテンプレートで用いる言語は、以前のものと完全に異なります。なので、もしあなたが以前のテンプレートに慣れていたとしても、レイアウト可能なブログのテンプレートを直接編集するためには、いくつかの新しい手法を学ばないといけません。

クリボウの Blogger Tips: Blogger Beta でもテンプレートの HTML 編集が可能に より引用

新テンプレートは、敷居が高そう。

その他

この他、細々と色々な新機能が追加されてる。それらをリストアップして、本記事は終わりにしやう。

  • プライベート・モードのブログを作成可能
  • RSS 2.0 を正式サポート (フィードにコメントを含められるようになった)
  • コメント通知に記事タイトルが含まれるようになった。
  • 投稿時間の予約設定が可能に (!?)
  • 「前のエントリー」「次のエントリー」へのリンクが作れる。
  • Navbar が改良された。
  • ダッシュボードが改良された (全ての記事へアクセス可能に。今までは最新 300 エントリーまで)

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Hit さんの一連のエントリーも参考になる。

Google Reader の良い点と悪い点

Google Reader の良い点と悪い点を、メモに書き出した。まとめの意味も兼ねて、ブログの記事にしてみる。

なお、本記事では Google Reader 内で読む記事 (エントリー) を「アイテム」と呼び、ブログ上で読む場合と区別する。また、ブログの提供するフィードは、Google Reader では、サブスクリプションと呼ぶことにする。

Google Reader の良い点

  • アイテム単位の既読管理ができる。
  • 既読記事が全て保存されている。
  • ラベル (=タグ) をサポートしている (share 機能、label selector)。
  • スター機能
  • 豊富なキーボード・ショートカット (label selector, subscription selector)。
  • モバイル版と Google Personalized Home 用モジュール版が用意されている。
  • アイテムの並びを「自動」化できる。

Google Reader の悪い点

  • 既読記事・未読記事の検索機能がない。
  • 古い順にアイテムを並び替えられない。
  • 一括既読機能がない。
  • 本文のフォント・サイズが変えられない (本文フォントが、ちょっと小さめ)。
  • 最初のアイテムが既読になる (回避方法なし?)。
  • 未読アイテムの数が分からない (逆にストレスにならなくて良い?)。
  • フィードのラベル付けが面倒 (livedoor Reader のような UI 希望)。
  • 認証フィードに未対応。
  • Linux の firefox など、固定フォントを利用する環境で、レンズ部分が倍に広さになる。

Google Reader の一番の特徴は、既読管理をアイテム単位で行なえることでせう。Bloglines などの一般のフィード・リーダーでは、既読管理はサブスクリプションごとに行なわれている。だから、一日に何本もの記事がアップされるブログでは、一本のアイテムを読んだら残りのアイテムも読まない。そうか、残りのアイテムを全部、未読に戻すかしないといけない。Google Reader では、全てのアイテムがごっちゃになって表示されるので、そういう事にわずらわされることはない。Google Reader にも、サブスクリプション・セレクターは用意されているけど、あくまで副次的な機能でしかない。

また、アイテムの並びを自動化できる点も面白い。普通、ユーザーは重要なアイテムから読みたがる。けれど、ブログの世界で、情報は玉石混淆なので、新しい記事ばかり読んでいては、古くて重要な記事を読み飛ばしてしまうかもしれない。アイテムの並びを「auto」にすると、Google Reader が重要そうなアイテムを勝手にピックアックしてくれる。アルゴリズムがどうなってるのか分からないけど、新着アイテムばかり追うよりはましにアイテムが読める。

アイテムを読む時に役に立つのが、キーボード・ショートカット。SPC を押し続けるだけで、アイテムのスクロールと次のアイテムへの移動が出来る。極端な話、SPC キーだけで、全部のアイテムを読むことが出来る。気になる記事があれば、s キーでスターを付けられるし、オリジナルの記事が読みたければ v キーからその記事を別ウィンドウで開くことができる。

これらの機能・特徴を見てみると、Google Reader は、ある一定の文量のアイテムを SPC キーを押すだけで全部読めるように、そして読む順番等を (ユーザーに考えさせるのではなく) 全て機械側で受け持つように設計されているように見受けられる。

そのせいか、要旨やヘッドラインだけしか載っていないフィードを読むには、テンポが悪い。

さて、Google Reader の長所を、あと三つばかり挙げませう。

一つはラベル機能。サブスクリプションとアイテムにラベル (タグ) を貼ることが出来る。ラベルは、一つのサブスクリプション (or アイテム) に対して複数付けられる。これは、カテゴリーにはない利点。例えば、このブログに対して「Blogger」「Google」「Tech」のようなラベルを付けるのもあり。また、ラベル・セレクターを使って、「Official」なラベルを付けたサブスクリプションをまとめ読み、ということも出来る。Google Reader の共有機能は、このラベルを基本に動作する。

もう一つの長所は、Google Reader 本体以外のインターフェースが用意されていること。つまり、モバイル版と Google Personalized Home 用モジュール。モバイル版は、携帯電話から記事を読む時に重宝する。最近、スター機能と unread 機能も追加され、実用上、ほぼ問題がなくなった。Google Personalized Home のモジュールは、Google Reader にアクセスするまでもないけれど、新着記事を確認したい時に便利。これらの機能もラベルを活用して、モバイルで見るサブスクリプションに「mobile」ラベルを貼ったり、特に新着が気になる記事に「hot」ラベルを貼ったりしとくと、より効率的にアイテムを読めるようになる。

最後の一つは、全ての既読アイテムが保存されていること。今あるフィード・リーダーのほとんどは、ユーザーが明示的にアクションを起こさないと、記事を保存することが出来ないと思う。すると、「昔、○○の記事を読んだ気がするけど、保存・ブックマークしていなかった」という失敗も出てくる。でも、Google Reader は違う。記事は全て保存されてるから、探せば必ず見つかる。

問題は、Google Reader に検索機能がないこと。現時点では、膨大な数のアイテムの中から、手で目的のアイテムを探さないといけない。これは、非常に愚かしい。Google Reader チームも、その事は十分分かっていて、Google Group にトピックを立てている。それによると、検索機能は Google Reader のシステムを大幅に変更しないと実装できないので、すぐには対応できないとのこと。「検索」が付けば、全記事保存機能は、かなりの武器になりそう。検索機能には期待してる。

もう一つ。Google Reader はアイテムを古い順に並べ替えられない。これも、システムの設計の問題という。おそらく、保存してある全ての記事を逆順にソートし直す必要があるのがネックなんでせう。

上記二つの問題以外によく取り上げられるのが、一括既読機能がないこと。これもシステムの設計の問題らしい。やはり、全てのアイテムを読むことを前提に、設計されているのかしらん。

他は、上の悪い点一覧に書いた通り。早々に、バグ・フィクスしてくれると嬉しいな。特に、フィードのラベル付けについては、livedoor Reader のように、アイテムを読んでる途中でも、ラベルを変更できるようなインターフェースを希望。

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2006-08-30

非力なマシンで Google Personalized Home を使う

vox は楽しいね。特に、毎日、ブログのお題を提供してくれる「今日の質問 (QotD)」って機能が面白い。今日 (2006-08-30) のお題は、ブラウザーのホームページ (スタートページ) は何ですかって質問だったので、Google Personalized Home だよって答えてみた。

さて、ここからが本題。ぼくの質問に、Hit さんがコメントを下さった。曰く、「非力なマシンでは、JavaScript を多用したページはつらい」とのこと。Hit さんは、Google Personalized Home じゃなくて、素の Google をスタートページにしているという。

御説、確かにごもっとも。

そこで提案。モバイル版の Google Personalized Home を使ってみてはどうでせう。

Google Personalized Home mobile

モバイル版の Google Personalized Home は以下の URL からアクセスできる。

モバイル版では、Google 検索と Google Personalized Home のモジュールが利用できる (一部制限あり)。

使えるモジュールは、以下の通り。

  • Gmail (Gmail の受信チェックが出来る)
  • Google Reader (Google Reader のモバイル版)
  • ブックマーク
  • 天気予報
  • 各種 RSS (asahi.com や nikkansports.com など)

カスタマイズは、Google Customize Page から出来る (カスタマイズ前に、Google Personalized Home に一度アクセスする必要があるけれど)。

モバイル版 Google Personalized Home ページには、Google NewsGoogle Maps へのリンクがないけれど、それはブックマークに登録しておけばいい。

あと、検索について一つ。モバイル版の検索窓から検索すると、検索結果は Google mobile proxy で携帯用に最適化される。つまり、余計な HTML コードと JavaScript が削除され、巨大なページは複数ページに分割される (オリジナルのサイトにアクセスすることも、もちろん可能)。非力なマシンで、ウェブ・サーフィンするには、ぴったしじゃないかしらん。

携帯のフルブラウザーで閲覧できる位いだから、Safari や Opera でもアクセスできると思う。モバイル用ページを、非力マシン用に使うアイデア。如何でせうかね。

あとがき

ここまで書いといて何だけど、ぼくはモバイル版の Google Personalized Home が軽いかどうか確かめてない。というか、ぼくは非力なマシンを持ってないので確かめようがない。携帯電話で表示されるんだから、きっと軽いに違いない、と思ってこの記事を書いてる。

非力マシンで人柱になって下さる方は、是非、使用感などをレビューして下さいませ。

Windows Live Mail を firefox で使ってみて

最近、Google で「Windows Live Mail」を検索すると、本ブログの旧エントリーが三番目に表示されるようになった。おかげで、Windows Live Mail エントリーへの訪問数が増えた。

ただ、一点申し訳なく思うのは、旧エントリー執筆時、Windows Live Mail は IE にしか対応していなかったこと。そのため、firefox から見た Windows Live Mail のレビューは出来ていなかった。

今、試してみたら、Windows Live Mailfirefox に対応していた。せっかくなので、Windows Live Mail を再レビューしてみやう。

Windows Live Mail レビュー

Windows Live Mail には、下記 URL からアクセスする。

表示は、デフォールトで 3 カラム。右のカラムには他のサービスへのリンク (アドレス帳やカレンダー) と、受信箱や下書き、フォルダーへのリンクが並ぶ。真ん中のカラムは、メールの一覧。差し出し人とサブジェクトが表示される。一番右はメール本文の表示領域。中のカラムで選択したメールの本文を表示する。

画面右上にある「カスタマイズ」をクリックすると、上記「3 カラム」と「3 ペイン」表示を切り替えることができる。3 ペイン表示では、2 カラム表示で右カラムの上にメール一覧が、下にメール本文が表示される。つまり、Outlook と同じ表示になる。表示の切り替えは、とてもスムーズ。

また、「カスタマイズ」からは、Windows Live Mail の色テーマを変更することもできる。

「オプション」からは、各種設定を行える。設定項目は以下の通り。

  • 個人情報
  • パスワード
  • 秘密の質問と答え
  • 連絡用電子メール アドレス (パスワードを忘れた時のためのメール・アドレス)
  • 言語 (日本語に対応しているのがイイね)
  • 色の選択 (カスタマイズで選べるものと同じ)
  • デザインの選択 (Hotmail 時代の旧表示に戻せる)
  • ベータ版の利用停止
  • 迷惑メールの処理と確認
  • 受信許可と受信拒否
  • 返信先アドレス
  • プレビュー ウィンドウの設定 (カスタマイズの 3 カラム・3 ペインの切替と同じ)
  • 送信済みメッセージの保存
  • フォルダへの自動仕分け (いわゆるフィルター機能)
  • 送信メール用の署名設定 (シグネチャーの設定)

日本語化されている点、メールを検索できる点、メールの振り分けをドラッグ & ドロップで出来る点などは評価出来ると思う。

一方、メール画面上部に陣どる広告は邪魔かな。

最後に、Windows Live Mail の受信箱は、live.com の「メール」コンテンツから受信の有無を確認することができる。これは、Google Personalized HomeGmail の受信箱を見られるのと同じ。新着メールのチェックに便利。

あとがき

Windows Live Mail は、Gmail のような革新的なユーザー・インターフェースこそないものの、直観的に分かり易くデザインされている。ただ、広告の位置とか、色使いとか、もう一つこなれていないように見受けられる。

2006-08-29

Kiko オークション、終了

オンライン・カレンダー・サービス kiko のオークションが終わった。落札価格は 258,100 ドル (約 3000 万円) とのこと。

落札者は、Powerjoe1998 さん。

日本からは、Ogijun さんがビットに参加 (なんと、一番最初のビットが Ogijun さん)。Wiki で kiko 購入後の展望などを語っていたけれど、「弾切れ挫折」とのこと。残念。

kiko の今後については、kiko の本家ブログでこんな風に書かれてる。

They plan to keep improving the software and to keep the site open, so don't worry about that.

彼ら (kiko を競り落とした人達) は、ソフトウェアを開発し続け、サイトも閉鎖しない予定である。だから心配しないで欲しい。

Kiko Calendar : Blog より引用

この言葉がどれほど信頼できるものかは分からない。新しい kiko のオーナーから、何かコメントが出れば、記事にしませう。

Google Apps for Your Domain

Google から Google Apps for Your Domain なるサービスが提供された。

以前、Gmail for your domain というサービスがあった。Gmail を @gmail.com じゃなくて、自分の所有しているドメイン (例えば @blogger.com) で使えるようにするサービス。一つのドメインに対して、25 とか 400 のアカウントが用意されてて、例えば小さな IT ベンチャーなんかが全社員に Gmail を提供するのに便利なサービスだった。

Google Apps for Your Domain は、Gmail for Your Domain の後を継ぐサービス。Gmail だけじゃなくて Google Talk, Google Calendar, Google Page Creator も使えるよう拡張されている。

既に、レビューがいくつか上がってるのでご紹介。

Googling Google なども書いているけれど、後々 WritelyGoogle Spreadsheets も、このサービスに加わるかもしれない。

Google のサービスの中でも、Google Calendar, Google Talk, Writely, Google Spreadsheets は、他のユーザーと一緒に使って初めて味が出る。独自ドメイン (ex. 会社やサービス) に所属するメンバー全員に、アカウントを無料提供することは、Google ユーザーを増やす点で、Google にとって利点が大きいでせう。

特に、大学が Google Apps を採用した場合の効果は計り知れないと思う。何と言っても、大学生が社会に出るまでの 4 年間、GmailGoogle Calendar といったツールを半強制的に学生に使わせることが出来るのだから。大学内に於いては、IM として Google Talk が標準で用意され、予定の共有に Google Calendar が使えることが保証されている場合を想像してみて欲しい。誰が、わざわざ他の IM やオンライン・カレンダー・サービスに手を出すだらう。

この利用者のメリットは、ドメインの所有者が Google Apps for Your Domain を使うメリットにもなる。

あとがき

Google Apps for Your Domain が使われるようになると、ドメイン提供の Gmail と自分の Gmail アカウントの複数アカウントを持つ人々が増えそう。そうなると、アカウントの管理が大変になる。

というわけで、Google には複数アカウントを管理するマスター・アカウント機能を作って欲しいもの。

実は、もう開発している、ってことはあるかな?

追記

Googling Google によると、Google Personalized Home も Google Apps として提供されるみたい。

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2006-08-28

シャープ製携帯電話に不具合 その四 - ソフトウェア・アップデート

シャープ製の DoCoMo 携帯電話で、「特定の言葉を入力・変換すると、端末がフリーズする」不具合の件で、ぼくの持ってる SH902i のソフトウェア・アップデートが提供されたので、手順を簡単に説明する。

簡易操作手順書は、上記お知らせページにて PDF で配布されている。こちらからも、リンクをば貼っておかう。

ソフトウェア・アップデートの手順

ソフトウェア・アップデートの手順は、SH902i, SH902iS, SH902iSL, SH702iD で共通。

ソフトウェアの更新方法には、即時更新と予約更新の二方式がある。本記事では、即時更新の方法を取り上げる。

ソフトウェア・アップデートをするには、電池が満たんであることが望ましい。

  1. 待受画面で [●][3][8] を押す (※)。
  2. 端末暗証番号を入力。
  3. あとは、画面の説明に沿って「OK」を選ぶだけ。

端末暗証番号入力後、「ソフトウェア更新有無の確認」「即時/予約アップデートの選択」についての質問がある。ぼくは、更新有無の確認を行ない、即時アップデートを選んだ。

即時アップデートを選ぶと、ソフトウェアがダウンロードされ (十数秒で完了)、ソフトウェアの更新 (十分少々) が自動的に実行される。

ソフトウェアのアップデートは、全部合わせて 15 分弱で終わった。

※ SH901iC, SH90iS, SH700iS, SH700S の場合は、[●][3][#] を押す。SH506iC, SH852i の場合は、[●][3][^][●] を押す。

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2006-08-27

mobile 版 30Boxes

オンライン・カレンダー・サービス 30 Boxes に、モバイル版が登場した。携帯電話で、下記 URL にアクセス。メール・アドレスとパスワードを入力してログインする。

モバイル版 30 Boxes の利用には、フルブラウザーが必要っぽい。少くとも、i-mode でのアクセスはできなかった。上記 ref. ページのコメントによると、xhtml 対応のブラウザーが必要とある。

モバイル版 30 Boxes では、その日のイベント一覧の確認と削除。One Box (自然言語入力) 形式のイベントの追加をサポートしている。前日と翌日のイベント一覧へはリンクが用意されていて、それ以外の日付にはテキスト・ボックスに日付を入力してジャンプする形式を取る。

ToDo リストと Buddies へのアクセスも可能。ただし、ぼく自身が ToDo と Buddies を使ってないので、レビューできない。ごめんなさい。

問題点は一つ。携帯版は、タイムゾーンを認識していないらしい。つまり、米国との時差は 17 時間あるから、午後 5 時以前に携帯版にログインすると、前日のイベントが表示される。これさえ直れば、使い勝手のいいイベント管理が携帯から出来るのではないかと思う。

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ソーシャル・ブックマーク雑感

ボムガールさんが、複数ソーシャル・ブックマークのエントリーを書いてらして、ちょっとしたアンケートをやっているので答えてみる。

ボムガを観覧してくださってる方が、どこのサービスを利用しているかちょっと興味あります。「回答してもいいよ」って方はコメントかトラックバックよろしくお願いいたします。

  1. どこのソーシャルブックマークサービスを利用していますか?
  2. 複数のサービスを利用している場合、その理由はなんですか?
  3. そのブックマークの良い点はどこですか?
  4. そのブックマークの悪い点、改善してほしい点はどこですか?
  5. 現在利用しているソーシャルブックマークサービス以外で気になるところはありますか?

ボムガール | ソーシャルブックマーク雑感 より引用

どこのソーシャルブックマークサービスを利用していますか?

現在、利用しているサービスは、5 つ。

メインの Social Bookmark は、diigolivedoor clip

使い分けはこんな感じ。まず、SBM のコメント欄にページ内のテキストを引用する場合は、diigo。それ以外 (コメントがない場合 or 自分のコメントを書く場合) は、livedoor clip。後で読む記事は、「unread」チェックボックスにチェックを入れて、diigo に保存。

del.icio.usSpurl は、ブックマーク用ウィンドウの表示にもたつきを感じるので、diigo の同時ブックマーク機能を使ってブックマークしている。ただ、最近、del.icio.usdiigo のブックマークが反映されてない気も... 後で調べやう。

はてなブックマークは、本ブログのインデックス & タグ付けのために利用している。セルフ・ブックマークばかりになっているので、他のユーザーさんに対して心苦い。Blogger がタグ付けをサポートするするので、これからはてなブックマークは使わなくなるかもしれない。

複数のサービスを利用している場合、その理由はなんですか?

複数サービスを使うのは、ブログのネタにするため?

あとは、使用用途ごとに使い分けたりとか、かな?

そのブックマークの良い点はどこですか?

diigo の良い点は、annotation (注釈) 機能。ブックマークしたページで、注目箇所をハイライトさせたり、メモを残したりできる。他のサービス (del.icio.us など) にも、同時にブックマークできるのもイイ。

livedoor clip の良い点は、日本人ユーザーが多い所 (これははてなブックマークの良い点でもある)。コメントが日本語で読めるのもいい。つまり、日本に限定されたコミュニティー性の高さが、心地よいと感じるのかな。

そのブックマークの悪い点、改善してほしい点はどこですか?

del.icio.usSpurl。ブックマーク用のウィンドウを軽快に出して欲しい。ブックマークするプロセスは、なるたけスムーズにやりたいんだよね。ここで、ウィンドウが出るのに一呼吸あると、ストレスになっちゃう。

現在利用しているソーシャルブックマークサービス以外で気になるところはありますか?

沢山ありすぎて、フォローできてない。

というか、diigo が高機能すぎて使いこなしきれてないので、いつかレビューでも書いて頭の中を整理させたい。

あ、でも、BlinkList は使ってみたいな。

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2006-08-26

chalow ML 停止中

ChangeLog メモをブログ化するツール、chalow のメーリング・リストが停止中とのこと。

zRyuさんに管理して頂いているchalowメーリングリストが、現在、サーバの関係で停止中です。

停止の連絡がMLで流せないとのことなので、ここで連絡させて頂きます。

[を] chalowメーリングリスト、一時停止中です より引用

chalow ユーザーであれば、開発者たつを氏のブログをチェックしていることと思うけど、一応本ブログでもアナウンス。

続報 etc... は、はてなリング - ChangeLog メモの掲示板にも書く予定。

2006-08-25

Bose MediaMate II を使って一か月

Bose 製のスピーカー、MediaMate II を買って一か月が過ぎた。後追いレビューを書いてみる。

購入当時のぼくの評価は、こんな感じ。

...フォークの音楽を聞くと、低音が出過ぎているのがよく分かった。

高音...良い音を出してくれたけど、低音の良さに比べると今一つ。

スピーカーが届いてから、数日聴いたわけだけど、次第に中高音も出るようになって来た気がする。どうやら、エージングという効果らしい。

一か月も鳴らし続ければ、高音〜低音までそれなりのバランスに落ちつくのかもしれない。

clmemo@aka: Bose 社製スピーカー MediaMate II より引用

前記事を書いた時、MediaMate II は低音が出過ぎだったけど、中高音も (エージングの効果か) 次第に出るようになっていて、ぼくは明るい未来を夢見ていた。あれから一か月。エージングの効果が低音にも現れたらしく、ひどく低音の強調されたスピーカになってしまった。特に管弦楽曲を聴くと、中位いの高さのヴァイオリンの音色が聴き難い。ティンパニーやコントラバスの音ばかり表に出てきて、バランスの悪さが気になるようになってきた。

最悪なのが、低音が出過ぎた音ばかり聞いてると、頭が痛くなること。これでは、メインのスピーカー・システムとして、ちょっと使えない。

実は、サブのスピーカー・システムとして ONKYO の GX-70AX を持っている。主に DVD で映画を観たり、片手間に音楽を聴いたりするのに使ってるのだけど、こちらの方が、クラシック音楽がよく鳴る。MediaMate II は、サブのスピーカー・システムとして使って、メインには ONKYO のスピーカーを使おうかと今、思案中。

クラシック音楽メインで聴こうという方は、Bose MediaMate II を、ぼくはおススメしない。

※映画を再生したり、ロックを聴く人には、いいのかもしれない。

Bose 製スピーカーの返品について

雑誌のチラシを見ていると、Bose 社製のスピーカーを 30 日間試用して気に入られなけば返品できるとの文言をよく見かける。

Bose 社のオンライン・ショップ (bose-export) を見ても、「30 日間返品・返金保証」の説明にこんなことが書いてある。

ご自宅で30日間、お客様ご自身の耳でじっくりお聴きいただき、万一、音質にご満足いただけない場合は遠慮なくご返品ください。商品の到着から30日以内であれば代金を全額お返しいたします...

...本サービスは、このWebサイトでのオンライン購入、弊社へのフリーダイヤル、FAXでお申し込みいただいた方に限り適応されます。直営店などでお買い求めいただいた場合は、ご購入店舗でのお手続きとなりますので予めご了承ください。

30日間返品・返金保証|THE BOSE ADVANTAGE|BOSE Export, Inc. より引用

これを読むと、返金サービスは「Web サイトでのオンライン購入」、「フリーダイヤルでの申し込み」「FAX での申し込み」、そして「直営店などでの購入」での購入に対して適用され、「直営店など」で購入した場合は (例外的に) 購入店舗での手続きになる、と読める。

ここで問題になるのは「直営店など」の「など」の範囲。これは、Amazon などのオンライン・ショップも含まれるのか?

つまり、上の文章は「本サービスは〜に限り適用されます。また、本サービスは、直営店とオンライン・ショップ (除く中古店) でお買い求めの方にも適用され、その場合ご購入店舗でお手続き〜」という風に読めるのではないか?

これを、オンライン・ショップや bose-export に問い合わせてみた所、オンライン・ショップは返金サービスの適用外との答えが返ってきた (お返事を下さった担当者の方々、ありがとうございます)。

というわけで、Bose 社の有名な返金制度は、オンライン・ショップでの購入では適用されない。購入を考えておられる方、返金制度を利用しようと (予め) 考えておられる方は、留意されたし。

2006 年度ルパン三世スペシャル続報

今年に入って、ルパン三世のスペシャル番組 (金曜ロードショーでやってるやつね) ネタを二度に渡って取り上げた。

先日、公式ホームページにて放映日の発表があったので、フォロー。

ルパン三世 セブンデイズ ラプソディ 9 月 8 日放送決定

金曜特別ロードショー より引用

せっかくなんで、eventcast にもイベント登録しておいた。よければ、こちらもどうぞ。

2006-08-24

Six Apart の技術ブログ「Tech Talk Blog」

Movable TypeTypePad、vox などのブログ・ツール & サービスを提供してきた Six Apart が、同社エンジニア主体のブログを始めるとのこと。

...シックス・アパートのエンジニアによるブログがスタートしました。技術的な内容はもちろん、彼らの日々の活動や思いが垣間見えるようなブログになると思います...

Six Apart - Six Apart: Tech Talk blogが始まりました より引用

ブログは日本語で書かれる (ひと安心 :)。

フィードは、概要フィードのみの提供。全文フィード好きなぼくとしては、この方針は一寸残念。せめて、概要フィードと全文フィードの両方を、ユーザー主体で選べるようにしてくれないかしらん。

それはともかく、Six Apart には Perl 界の大物、宮川氏や G-Tools の開発者、金子氏などその道では有名な方々が揃ってる。どんな技術ネタ、ブログ開発の裏話が聞けるのか今から楽しみ。

Gmail Chat に Call 機能

Gmail Chat に、VoIP (音声通話) する機能が追加された。Gmail を英語インターフェースにして、Quick Contact にマウスを持っていく。すると、「Mail」「Chat」「Call」の三つのボタンのついたウィンドウがポップアップする。「Call」をクリックすれば、通話を始められる。

Googling Google に、スクリーン・ショットあり。

ぼくの Windows 環境でも、「Call」ボタンがついた。ただ、Linux の firefoxGmail を開いた所、「Call」ボタンが消えてしまった。Googling Google によると、次のようにある。

some users should have a "Call" button in their Gmail when Google Talk is connected

Google Talk に繋がっている時、Gmail の「Call」ボタンが現れる。

» Call users from inside your Gmail | Googling Google | ZDNet.com より引用

どうやら、Google Talk のない環境では、Gmail Chat 上に「Call」ボタンが現れないらしい。Gmail でメールを見てて、ちょっと声をかけたいって時に便利そう。

Google Talk のない環境 (Mac, Linux, FreeBSD, etc...) でも動くようになると大助かりなんだけど...、それは難しいのかしらん。今後の開発に期待。

livedoor Reader のおすすめフィード集

livedoor Reader の開発陣が、また面白い試みをやってくれた。

  • 「どんなフィードを登録していいかわからない」
  • 「おもしろいフィードを知りたい!」

という人達を対象に、おすすめのフィード・パックを提供するもの。

おすすめフィード・パックは、有名ブロガーさんや livedoor の開発陣が予め用意。ユーザーは、そのパックのうち、気になるものを選んで一括フィード登録をする。パックの中身を見て、ユーザーが更に登録フィードを絞り込むことも可能。パックによっては、フィードがカテゴリーごとに分けられてて、カテゴリーごとの一括登録も可能になってる。

このサービス、先日提供されてた「登録数ランキング」フィードの一括登録機能を改良して作られたものっぽい。「登録数ランキング」に洩れた面白フィードや、厳選フィードを手軽に手に入れるのに使えそう。

ちなみに、現在、用意されてるパックは「アルファブロガーズ」「ネタフルパック」「小鳥パック」「ニュースパック」「世にも微妙なグルメブログ」「担当者のおすすめフィード」「livedoor Blog TOP100」「GyaOパック」「登録数ランキング」「レートランキング」「注目度ランキング」の 11 パック。

これ、自分でパックを作れるようになったりするのかな? ちょっと期待。

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さよなら、kiko

とても悲しいニュースがお盆にあった。オンライン・カレンダー kiko が身売りする。

kiko は、eBay のオークション・サイトで、約 600 万円から競りにかけられている。現在、オークション・ページへのリンクが辿れないので、もう身売り先が決まってしまったのかもしれない。

ぼくは kiko が大好きだった。一時期、開発が止まってログインすら出来なかったけれど、新バージョンになってからの kiko は素晴らしかった。ユーザー・インターフェースは、洗練されてて見易く、対抗馬の Google Calendar30 Boxes よりも進んでた。Wiki を使って一般ユーザーに国際化 (日本語含む) を手伝わせるというアイデアも奇抜だった。毎週のように新機能が追加されて、心躍ってた。

でも、ここ数か月。開発がまたピタリと止まってた。

そして、気付いてみたら競売にかけられるという。好きだったサービスがなくなるのは寂しい。kiko の後を継ぐサービスが現れることを期待する。

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Blogger 7 周年

Blogger が誕生して、今日で 7 年が過ぎたそうな。Blogger 老舗の Hit さんが、早速エントリーにしておられる。

Blogger Beta は、この誕生日前のプレゼントだったのかもね。

そうそう、Hit さんも書いてるけれど、Blogger Beta のロゴが誕生日バージョンに変わってる。Blogger Buzz によると、あれは「犬」なんだって。なんでも「人間の一年 = 犬にとって七年 (1 human year = 7 dog year)」だからだとか。ロゴには犬が一頭しかいないから、ドッグ・イヤーなみに、この 7 年が過ぎ去ったっていいたいのかな。ええと、ごめん。うまく計算できないや。誰かツッこみよろしく。

Google Reader に「unlabeled subscriptions」選択ボタン

Google Reader では、Setting 画面の Subscriptions タブで登録フィードの名前変更、ラベル付けなどが行なえる。この画面では、登録しているフィードがアルファベット順に並び、画面右のフィルターからインクリメンタルにフィード名 or フィード URL or ラベル名で登録フィードを絞り込むことができる。

実はフィルター機能には一つ問題がある。

このフィルターでは、ラベルのないフィードを絞り込めない。

今回、こっそりと Google Reader がアップデートして、「Select」の横に「Unlabeled」というリンクが追加された。これをクリックすると、ラベルの付いていないフィードにチェックが入る。

ラベルのついてないフィードに、ラベルを一括で付ける場合に役立ちそう。

2006-08-23

Google Reader mobile に keep unread 機能

Google Reader には携帯版 (mobile 版) も提供されてる。

この mobile 版、リリース当所は、スター機能も keep unread 機能もなかった。そのため、携帯で読んだ面白い記事を、デスクトップで改めて読み直すことが出来ず使い勝手が悪かった。

後日、スター機能は追加されたものの、記事を未読のままにする keep unread 機能は提供されていなかった。

けど、もう大丈夫。先日、携帯版にも keep unread 機能が追加された。携帯でのショートカット・キーは「#」(ちなみにスター機能のショートカット・キーは「*」)。

今回の機能追加は、Google Group でのユーザーからの機能要望に応えたもの。Google のサービスは、Google Group で Discussion 用の公開 ML のようなものを開設しているものが多いけれど、その対応はまちまち。その中にあって、Google Reader の Group は、かなり対応がしっかりしている。特に、回答を多く寄せている Google Engineer、Mihai Parparita 氏はぼくが見習うブロガーの一人。おっと、話がズレた。このネタは、また別の機会に書かう。

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Gmail、招待制から登録制へ

招待制で始まった Gmail が、ついに日本で登録制になった。「日本で」と書いたのは、米国では数か月前から携帯電話を使っての登録制が、オーストラリアとニュージーランドでは少し前から登録制がスタートしていたから。

登録は、Gmail のログイン・サイトに行って、「Gmail に申し込む」リンクをクリック。後は、名前・ユーザー名等を記入するだけ。

ユーザー登録画面のスクリーン・ショットは GIGAZINE さんが詳しい。

せっかくなので、Gmail を使うメリットをば。

  • 2.7 GB のメール容量
  • Google Talk (IM) と Google Calendar (カレンダー) との連携
  • 強力なメール検索機能
  • ラベル (タグ) によるメール管理
  • スパム・フィルターとウィールス・チェック
  • POP 対応 (ローカルのメーラーとの連携)
  • モバイル対応 (Gmail mobile)
  • 頻繁なアップデート

特に、IM とカレンダーとの連携は絶妙。

先日も、友人が近くまで来る旨をメールで伝えて来たので、すかさず Google Talk して予定の微調整を行ない (reply by chat)、ある程度煮詰まった予定を Gmail から Google Calendar に登録するということをした (add event info)。

一度使うと、この連携の良さはヤミツキになる。是非周りの人を Gmail ユーザーにして楽しんでみてはいかが。

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2006-08-22

お盆の blogosphere 出来事ブックマーク

お盆の約十日間、帰省をしていた。

観光に行ったり、美味しいものを食べたり、高校野球をテレビ観戦したり、全米プロでのタイガー・ウッズの活躍を見たりと、楽しいことは尽きなかった。コンピューターに触らない一週間というのも、ひさしぶりだった。

さて、戻ってみれば、大量の未読フィードが溜ってた。読んでみると、たった一週間でも blogosphere (ブログの世界) では色んな変化が起きてることが分かる。きっと、ネットに繋がっていたら、ぼくは十以上の記事を書いていたと思う。

でも、今からその記事をアップするのはムリ。数が多すぎる。

というわけで、このお盆にぼくが clmemo@aka のエントリーを書いたとしたら、参考リンクを張っていたに違いないブログへのブックマーク集を書いてみる。※特に気になった件については後で独立エントリーを立てるかも。

お盆の間に起きたことの、ちょっとしたリンク集になるんじゃないかな。

Google Movies onebox

Google の英語インターフェースで、映画タイトルを検索すると、映画予告編 (Google Video) へのリンクも表示されるようになった。

New links in Gmail

Gmail 英語インターフェースには、左上隅に Google 検索と Google Calendar へのリンクが置かれている。このリンク集に、Picasa Web AlbumGoogle Spreadsheets と その他のサービス一覧 へのリンクが加わった。また、同様のリンク集が Google Calendar にも付いた。

TagClick

TagClick なるサービスを使って、Blogger でタグ・クラウドを実現する方法。

Blogger Beta

Blogger が数か月ぶりの大幅アップグレード。ダイナミック・サービス化。アクセス・コントロール機能。ラベル機能。コメント・フィード機能。Google Account との統合。テンプレートの動的カスタマイズ。etc...。この件については、後日エントリーを書くつもり。

Google Talk 新版リリース

Google Talk の新バージョンがリリース。目玉は三つ: 1. ファイル転送機能。2. ボイス・メール機能。3. ミュージック・ステータス機能。ただし、日本語版はリリースされていない。残念。

Google Music Trends

Google Talk のミュージック・ステータス情報から、音楽楽曲の流行をランキングするサービス。Google 版、Last.fm のようなもの。自分の再生した楽曲情報は、検索履歴から確認できる。

はてなで Google

はてなのウェブ検索に Google が使われるようなった。はてなブックマークとの連携もあり面白い感じ。

Google Desktop 4 beta 日本語版

Google Desktop 4 beta の日本語版が公開開始。64bit 版にも対応?

Writely no invitation

Google のオンライン・ワープロ writely が招待状不要で利用可能になった。

Google Analytics no invitation

Google Analytics で招待状が不要になった。

Google Spreadsheets no invitation

Google Spreadsheets で招待状が不要になった。

Google Groups Update

Google Groups がアップデート。

Google Notifier for Mac

Mac 版 Google Notifier がアップデート。Mac 版には、カレンダー情報の通知機能もついた。

Google と Neven Vision

Google が生体認証・写真認証技術に特化した会社 Neven Vision 社を買収。

Google Maps 上のクーポン

Google Maps 上でクーポン (割引券) を配布するサービスが始まった。

Google WiFi

Google が本社の在る Mountain View 一帯で、無料無線 LAN (WiFi) サービスの提供を開始した。

Gmail の MP3 プレーヤー

Gmail で、添付された MP3 を flash 形式のオンライン・プレーヤーで再生できるようになった。

はてブがどんどんバカになっていく

はてなブックマークで、一部のサイトにばかりが人気ブックマークになる問題について。

Microsoft Live Writer

Microsoft が Windows クライアント・タイプのブログ・エディターを公開。

bye bye, kiko

オンライン・カレンダー・サービス kiko が開発を中止。eBay にて、サービスのコード etc... を競売中。kiko は、非常に優れたインターフェースを持つサービスだっただけに、残念。

Google Webmaster Central

Google Sitemaps が Webmaster Central と名称変更。

Vox

Six Apart 社の Vox 関連記事

Japanize

firefox の Greasemonkey。各サイトを日本語化してくれる。サービスが公式に日本語化されないなら、Greasemonkey で日本語化ラッパーをかけてしまおうというアイデア。秀逸。

戻って来ました

此の儀、内容に合わせて言葉改め致す。

帰省先から戻って来ました。今日から、ブログを再開します。

さて、メール・ボックスとフィード・リーダーには未読が沢山。処理するだけで、大変そうです。

帰省中の記事は、vox@akalife@aka に書くと思います。clmemo@aka での次エントリーは、帰省中に上がった気になるエントリーへのリンク集です。

2006-08-13

Google Spreadsheets でシンプル棒グラフ

idea*idea で紹介されていた、ウルトラ・シンプルに Excel でグラフを書く Tips。試してみたら、Google Spreadsheets でも使えた。これは便利。

方法は簡単。REPT 関数の第一引数に棒グラフで使う文字を、第二引数にグラフ化したい数値のあるセルを指定する。例えば、

   A    B   C
1  foo  12  ||||||||||||
2  bar  8   ||||||||

のようなグラフを書く場合、グラフの部分を次のように関数を書く。

C3 = REPT("|",B1)

グラフ機能のない Google Spreadsheets で、この Tips はかなり重宝しそう。

2006-08-12

シャープ製携帯電話に不具合 その三 - アップデートの告知

シャープ製の DoCoMo 携帯電話で、「特定の言葉を入力・変換すると、端末がフリーズする」不具合に対して、DoCoMo がソフトウェア・アップデートの告知を行なった。

ソフトウェア・アップデートは、機種ごとに提供時期が違う。不具合のある全ての機種に一斉に提供されるのではないので、注意が必要。具体的な提供開始の日程は次の通り。

  • 「SH902iSL(DOLCE SL)」:2006年8月11日(金曜)13時
  • 「SH902iS」:2006年8月17日(木曜)13時
  • 「SH902i」:2006年8月28日(月曜)13時
  • 「SH702iD」:2006年8月30日(水曜)13時
  • 「SH901iS」:2006年8月31日(木曜)13時

ぼくの持ってる SH902i は、2006-08-28 にアップデートが提供され始める。その頃、またアップデートのレビューをするつもり。

2006-08-11

帰省します

此の儀、内容に合わせて言葉改め致す。

今日から、お盆休みに入ります。ネットのない生活を、10 日程過ごす予定です。

その間、記事を書き留めておいて、後日投稿するかもしれませんし、忙しくて何も書けないかもしれません。運が良ければ、携帯でモブログするかもしれません。

ともかく、これから十日は、全くレスポンス出来なくなります。8 月後半に、またお会いしましょう。

Remember the Milk - 複数タスクをメールで登録 - 帰省リストを例に

オンライン ToDo 管理サービス Remember the Milk は、メールからタスクを追加することができる。今回は、複数のタスクを一通のメールで一括登録する方法をば説明しませう。

なお、元ネタは下記 Wiki サイトの「タスクを携帯から登録する」。

メール・アドレスの取得

Remember the Milkの複数タスク登録用メール・アドレスは、「設定」の「情報」タブ、「メール・アドレスのインポート」に記載されている。

メール・アドレスは、ユーザー名+ランダムな英数字+import@rmilk.com という感じになっている。

メールの書式

メールの宛先に、先程取得した複数登録用のメール・アドレスを入力。

メールの題名 (Subject) には、タスクを登録する「リスト名」を入力する。リスト名は日本語でも大丈夫。サブジェクトが空な場合、タスクは「受信箱 (Inbox)」に登録される。

あとは、本文にタスクを一行ずつ書いていく。

※メール・クライアントが、自動改行する設定になっていないか注意

なお、行頭に * or # を置くと、その行はコメントとしてみなされる。

従って一番シンプルなメールの例は、次のやうになる。

To: foo+random123+import@rmilk.com
Subject: リスト名 (省略すると受信箱行き)

# Body
灼眼のシャナ XIII を買う
帰省で使う路線を検索して、結果を印刷する
冷蔵庫の中身をチェック (特に生もの)

複数タスク登録をメールでやるメリット

Remember the Milk はキーボード・ショートカットが充実していて (ref. clmemo@aka: Remember the Milk のショートカット・キー)、タスクの入力もキーボードだけで行なえる。つまり、タスクを入力したいリストを開いて、「t」キーでタスク入力開始。タスクを入力したら、「RET」で確定。これを繰り返せばいい。

ただし、上の説明は英語で入力する場合の話。

日本語の場合、「t」キーを打った後、日本語入力ソフトを ON にしないといけない。そして、タスクを入力し終えたら、ショートカット・キー「t」を押すために日本語入力ソフトを OFF にする必要がある。沢山のタスクを入力しようとすると、これは手間。

メール・ソフトであれば、一行一タスクの形式なので、日本語入力ソフトの ON/OFF を切り替える必要がなく、楽でせう。

もちろん、入力するタスクの数が多くないとメリットはないけどね。

帰省用チェック・リスト

そんなに沢山のタスクを入力することがあるかって?

うん。ぼくは、帰省の時に持って帰る物のチェック・リスト作成に、このメールからの登録機能を使った。

まず、Remember the Milk に「帰省の荷物」というリストを作る。そして、持って帰る物をタスクとみなして、次のようなメールを書いた。

To: foo+random123+import@rmilk.com
Subject: 帰省の荷物

下着 (パンツ)
下着 (シャツ)
靴下
携帯電話の充電器
RHODIA
四色ペン
灼眼のシャナ I-V

これだけの数を、ブラウザー上で入力するのは面倒なんだよね。メールで一気に書けると楽ちん。

メールに書き漏らした物は、後でブラウザー上からタスクを追加する。

帰省の準備中、パソコンを起ち上げとくのもなんだから、準備前にリストを印刷する。印刷したリストには、大っきめのチェック・ボックスが付くので、揃えたものからボールペンでチェックを入れていく。

かなり便利だと思うよ。帰省される方は、是非、一度お試しを。

一つのタスクをメールから追加する

最後に、一つのタスクをメールから追加する場合の補足説明。

一つのタスクをメールから送る場合、「設定」の「情報」タブ、「受信箱のメールアドレス」に書かれているメール・アドレスを使うと、期日やリピートなどの設定もできるようになる。この時、題名に書くのは「リスト名」ではなく「タスク名」。タスクは、デフォールトで受信箱に届く。

参考サイトは以下

テンプレートはこんな感じ。

Subject: タスク名
To: ユーザー名+ランダムな英数字@rmilk.com

# 以下本文
List: リスト名 (受信箱以外のリストにタスクを入れたい場合に使う)
Priority: 優先度 (1 から 3 まで)
Due: 期日 (日本語でも OK。ex. 「金曜」「8/20」「Monday」)
Repeat: 繰り返し (ex. 「毎週」「every week」)
Estimate: 予測時間 (ex. 「2分」「1 hour」)
Tags: タグ (スペース区切り)
URL: URL (説明の必要ないよね)
---
一つ目のノート
---
二つ目のノート
-end-

List:, Priority: 等は最初の頭文字だけでも可。つまり、L: リスト名, P: 優先度 と書いても OK。こまた、これらの項目は省略可。

--- を区切りにノートが書ける。

-end- 以降は無視される。省略は可能。メーラーが自動的に署名を付ける場合、署名部分がノートとして追加されてしまうことがある。-end- は、そういった余計な文字を切り捨てるためのもの。

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2006-08-10

天職探し

名前を入れると、性格判断してくれるサイトとかあるよね。今回、紹介するのは、それの職安バージョン。yukotan さん経由で知った。

ぼくの天職は?

さあ、せっかくなので、やってみませう。まずは、ハンドル・ネーム「@aka」から。

  • 暫定 ボウラー @aka

微妙だね。

じゃあ、今度は本名の英語つづりで... (あ、. は伏せ字ね。)

  • トワイライト エージェント M....... A....

トワイライト・エージェント。意味分かんないけど、かっこいいね。

最後に、本名 (同じく○は伏せ字)。

  • 合法 マフィア ○○○○

そんなバカなっ!!

Long Tail の駄洒落

山下たつを氏が、Long Tail の駄洒落を書いていた。

ロングテールをロンジテールだけじゃダメなのです!

[を] ロングテールを論じているだけじゃダメだ より引用

面白いのでブックマークしていたら、Long Tail World の satomi さんがそれを見つけて、記事にした。

satomi さんのブログは、英語を交えたスルドイ切り口が特徴。英語ブログの面白い記事を、日本語に訳して下さったりと、参考になる。

で、この駄洒落を英語でどう料理したのかな? と思ったら、こんな風になっていた。

ウマイ!

livedoor Reader に livedoor clip クリップ用ボタンが付いた

Livedoor の提供するフィード・リーダー livedoor Reader が、同社のブックマーク・サービス livedoor clip と連携した。

livedoor Reader の各記事の右隅 (ピン・アイコンの隣) のクリップ・アイコンをクリックすると、その記事を livedoor clip にクリップ (登録) するためのウィンドウがポップアップする。クリップ画面では、「タグ」「コメント」「レーティング」「公開・非公開」が設定できる。

ちなみに、ショートカット・キーは b に割り当てられてる。

フィード・リーダーの中から離れることなく、ブックマークできる点が秀逸。

もう一つ長所を挙げれば、ブックマーク画面が速やかにポップアップする点。ブィード・リーダーとソーシャル・ブックマークを連携させることは、Greasemonkey を使えばあるいは可能かもしれない。FeedBurner の Feedflare 機能を使う方法もある。けれど、いずれの方法でもブックマーク用の画面に遷移するのに、少し時間がかかる。それは、livedoor clip も例外じゃない。

ところが、livedoor Reader のクリップ・ボタンを使うと、ブックマーク画面がピョコリと現れる。あんまりのスムーズさに、びっくりする程。かつて、livedoor Reader が初めてリリースされた時、Bloglines との読み込み速度の差に驚いた諸氏がいたものだけど、今回の livedoor clip との連携も他のブックマーク・サービスを使うのがバカらしくなるほどにインパクトが大きいかもしれない。

このスムーズさは、同じ Livedoor のサービスだから出来ることなんでせう。

一発クリップ機能

一発クリップ機能とは、タグ入力やコメント入力の画面を経ずに、いきなりブックマークしてしまう機能。ショートカット・キー i に割り当てられている。

一発クリップ機能は、デフォールトで OFF になってる。利用するには、「設定変更」から「クリップの設定」タブをクリップ、「一発クリップの設定」で「一発クリップ機能を使用する」にチェックを入れる。

一発クリップを使うと、タグ入力ができない。その代わりに、予め入力するタグを設定できる。前述の一発クリップの設定画面に「あらかじめ入力するタグ」という設定項目があるので、そこにスペース区切りでタグを入力する。

もし、タグを編集したり、コメントを入力したい場合は、ショートカット・キーを使わずに、記事右上のクリップ・アイコンをクリックすればいい (もしくはショートカット・キー b を使う)。

その他のソーシャル・ブックマーク

クリップ・ボタンに関連付けられているのは livedoor clip だけど、これを他のソーシャル・ブックマークに替えることもできる。対応しているサービスは以下の通り。

ただし、他のサービスを使う場合、livedoor clip を使う時ほどのスムーズさは犠牲にしなければならない。また、一発クリップは livedoor clip のみの対応。

というわけで、livedoor clip を使ってない方は、この期に livedoor clip を使い始めてみては如何でせう。