エプソンからスマートグラス MOVERIO BT-200AV をモニターで借りている (see. clmemo@aka: EPSON のスマートグラス MOVERIO ブロガー・ミーティングに参加した)。前回の記事で Android の画面を Miracast で転送して MOVERIO BT-200 に映し出すやり方を紹介した。YouTube やニコニコ動画が楽しめる。
今回は、オーディオも豪華にして映画を楽しんでみたい。
EPSON MOVERIO BT-200AV
前回は EPSON MOVERIO BT-200 でやれることだけを書いた。今回は BT-200AV (今、モニターで借りているモノ) を使ってやれることを書く。
BT-200 と BT-200AV の違いは何か。スマートグラス本体に違いはない。違いは付属品にある。BT-200AV には Wireless Mirroring Adapter EHDMC10 という機器が付く。
EHDMC10 を使うと HDMI からの入力を MOVERIO BT-200 へ Miracast 転送することができる! (MOVERIO BT-200 の画面を HDMI 出力することもできるけど、その話はしない)。
背面を見てみよう。
HDMI の 入力 (INPUT) と出力 (OUTPUT)、リセット・ボタン、そして電源給供用の Micro USB 端子がある。今回使うのは、電源給供の Micro USB と HDMI INPUT だけ。
写真を撮るのに、傾ける台が欲しかったので BT-200 を下に敷いた。何か、コレ、エンタープライズ号みたいね。ウン、スター・トレックが見たくなった。というわけで、観る映画は「スター・トレック」に決定。
接続
では BD/DVD を楽しむ用意をしよう。BD プレーヤー Marantz BD8002 から HDMI で映像を、デジタル出力で音声を分岐させる。図にするとこんな感じ。
- (映像) BD8002 → (HDMI) → EHDMC10 → (Miracast) → MOVERIO BT-200
- (音声) BD8002 → MSB Platinum Link DAC plus → Primare I30 → Stellavox PW1 → Bösendorfer VC2
Primare I30, Stellavox PW1 はアンプ。Bösendorfer VC2 はスピーカー。これで映像はスマートグラス、音声はオーディオという図式が完成。
Marantz BD8002 から HDMI ケーブルを伸ばして、EHDMC10 の HDMI INPUT に挿し込む。電源を入れて準備 OK。
設定
設定方法は、前記事をなぞってしまうけど、改めて書いておく。
- MOVERIO BT-200 で MOVERIO Mirror アプリを起動
- MOVERIO Mirror アプリで「Source」を選択
- 「接続機器」を選択
- 「Wi-Fi Direct」にチェックを入れる
- バックボタンで「接続機器」の画面へ戻る
- BD プレーヤーを ON にする
- EHDMC10 の「Wireless/Pass-Thru」ボタンを押す
- 「Wireless Ready」ランプの点滅が点灯になったら準備 OK
- EHDMC10 の「Wireless Connect」ボタンを押す
- 「Link」ランプの点滅が点灯になったら準備 OK
- BT-200 側に接続のポップアップが現れるので「OK」を選択
- BD プレーヤーの画面が映る (まで待つ)
鑑賞
ではスター・トレックを BD プレーヤーで再生してみる (ぼくが持ってるのは残念なことに DVD 版。う〜ん、BD 版を買えば良かった)。
部屋を暗くして寝っころがって見る。横幅 100 cm くらいだったから、16:9 のディスプレイでいうと 45 インチ。うちの部屋に置くには厳しいサイズ。それが目の前に写し出される。イイネ。
オープニングは息つくひまがない。宇宙がきれい。外壁が割けて、人が外に放り出されるシーンの光の明滅とか美しい。ああ、ラスト近く。エンタープライズ号が雲の中から木星をバックに浮き上がるシーンは何とも言えない。このシーン大好き。
BD や DVD の「緻密さ=美しさ」ではなく、ひと昔前の映画館の美しさって感じ。
映像のスムーズさだけど、これはちょっとカクつく。無線だから仕方ないのかなぁ? 動きが早いシーンだけでカクつくわけじゃない。動きが遅いシーンでもカクつく。動きが早いシーンだからといっても、カクつかない時はカクつかない。法則性が見つけられない。頻度はソコソコ。
気になるかと聞かれると... ウーン。「スター・トレック」は何度も見ているので、カクつかれてもあんまし気にならないけど、初めて見る映画で (特に重要な場面で) カクつきがあったら嫌かも。
あとがき
オーディオと連携させて、MOVERIO BT-200AV を使ってみた。大画面 x 高音質を楽しむ方法。ぼくは BD プレーヤーしか持っていないので試せなかったけど、AV アンプを持っていれば Apple TV や Chromecast を使って Hulu といったコンテンツも「大画面 x 高音質」な再生が可能。
プロジェクターや巨大テレビがなくとも、大画面が楽しめるのは心踊る。
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