コメント管理ツール coComment に二つの新機能が追加された。一つは、自分のブログのコメントを一括表示する「登録ブログ」機能。もう一つは、coComment の機能をオフにする「ブラックリスト」機能。両方とも、「マイ ココメント」タブからアクセスできる。
どちらの機能についても、解説ページや開発ブログの告知エントリーがないので詳細は不明。手さぐりながら分かったことをまとめてみる。
登録ブログ
「登録ブログ」機能を使うと、予め登録したブログ (おそらく自分のブログのみ) のコメントを集めて表示することができる。また、記事タイトルをその場で編集することも可能らしい。
スクリーン・ショットにあるやうに、「記事を見る」リンクをクリックすると、そのブログの記事一覧が表示される。「記事を隠す」リンクをクリックすると記事一覧は隠れる。記事タイトルをクリックすると、タイトル名を編集できるっぽい (怖くて試してない!)。
なお、この記事一覧から、各々の記事のコメントを見ることは出来ない。コメントを閲覧できてこその coComment だと思うのだけど、何がしたいんだらう。タイトル一覧を表示するだけの機能しかないのかな?
「登録ブログ」機能は、Technorati の機能を使って実装されている。「登録」の手順は、次の通り。
- Technorati のアカウントを取得する
- 貴方の「マイ ココメント」を Technorati に登録する
- 貴方のブログを Technorati に登録する
この手順については、詳細なウィザードが用意されている。ウィザード (のスクリーンショット) に従って作業をすれば、特にトラブルは起きないでせう。
ちなみに、統合ウィザードでは英語版の Technorati を利用している。Technorati は日米同一アカウントで、かつ、日本語版の Technorati でも同じことが出来る。んだけど、英語版と日本語版で Technorati の設定ページの様子が大分違う。ぼくは混乱しそうになったので、統合ウィザードに従って英語版 Technorati で設定を行なった。
ブラックリスト
「ブラックリスト」機能は、coComment のトラッキングを特定のサイトやウェブページで強制オフにする機能らしい。過去には、Google Reader, Flickr, Google Calendar、そして最近では livedoor Reader が coComment の Firefox 拡張と競合して、サービスが使えなくなるということがあった。それで、
おそらく、これから先にも coComment と競合してしまうサービスが出てくると思う。そんなサービスを使う度に、(不具合が修正されるまでの間とはいえ) coComment の自動モードを手で無効にするのは手間でしょうがない。
「coComment を強制的に無効にするブラック・リスト」をユーザーが設定できると助かる。
と思っていたのだけど、その願いが通じたらしい。ここら辺の競合問題については、最速インターフェース研究会の ma.la さんが調べてらっしゃる。
- 最速インターフェース研究会 :: coCommentの拡張機能をいれるとlivedoor Readerの動作がおかしくなるらしいので調べてみた
- ref. coComment - フォーラム / livedoor Reader との競合
閑話休題。ブラックリストにサイトを追加する方法を書きませう。まず、coComment を動かしたくないサイトで、coComment のアイコン (Firefox のツールバーにあるやつね。フッターにあるアイコンではないよ) をクリックする。すると、ポップアップ・ウィンドウが現れる。その中の「coComment の動作を変更する」をクリック。次のやうなウィンドウが出てくるはず。
ここで「グローバルブラックリストへの追加を提案する」にチェックを入れればいいんじゃないかと思う。
なお、コメント入力欄の下に現れる coComment のバーにも「ブラックリスト」というリンクがある。これをクリックしても、上と同じウィンドウが現れる。
「このページのあなたのコメントをすべて削除する」にチェックを入れると、本当に全てのコメントが削除されるのか、それとも一時的にコメントが非表示になるだけでブラックリストからそのサイトを除けば再びコメントが現れるようになるのか、もしそうならブラックリスト入りしている間もコメントはトラックされているのか、怖くて試してないので分からない。
ブラックリストについては分からないことが多い。開発ブログで詳しい説明がされることを期待。
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