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2006-02-21

Google Maps API で作った地図には Google Local へのリンクが付く

Google Maps には API が公開されてて、腕に覚えがあれば地図サービスが作れちゃう。clmemo@aka で紹介してきたサービスだと、ブログ人マップはてなマップSLOPE FINDERGoogle Maps API を使って開発された地図サービス。

先日レビューした「ウェブ進化論 (梅田望夫)」によるとはてなマップ

エンジニアが一人はりついて実質五日でできたものですから、トータル五人日というところですね。人月のコスト計算は特にしていませんが、開発費はせいぜい数十万円というところでしょうか

とある。開発は API が公開されて数日後に始められてるそうだから、ノウハウの蓄積されてない状態で 5 日。完璧を目指さなければ、趣味の時間を使って個人が地図をいじられる時代が来てしまった。

さてさて、Google Maps API で作った地図の左下を見て欲しい。「Powered by Google」というロゴが表示されてるのが見えるでせう。実はコレ、Google Local へのリンクになってる。単なる Google の宣伝ロゴじゃないんですな。

しかも、リンク先は Google Local のトップページじゃない。リンク元の地図で見ていた場所が直接表示される。もし、東京の 23 区を見ている途中なら、23 区の Google Local ページに跳ぶし、京都を見てるなら京都の Google Local に跳ぶ。

これはユーザーにとっても便利。例えばはてなマップの写真を見て、休みにそこへ遊びに行こうと思い立ったとする。行くなら、近くの食事処や駐車場もおさえておきたいよね。マップ左下の「Powered by Google」ロゴをクリックして Google Local に行き、「お食事」または「駐車場」と検索する。スムーズに地域検索に移れるわけ。

一方、サービスの提供側にとっても大きなメリットがある。地図サービスを作ると、地域検索との連携をしたくなるものだけど、Google Maps API を使うとそういうのを全部 Google に投げてしまえる。どんなに大したことないサービスを作っても、その後ろに Google Local という優秀な地域検索を持つ事が出来る。言い換えれば、余計なサービスに頭を悩ませず自分の個性あるサービス作りに取りかかれるという事だね。

Google Maps API と Google Local。なかなか侮れませんな。

蛇足

地域検索との連携という意味で、はてなマップの「トリノ」に写真がほとんどないのがもったいない。オリンピックで写真を撮ったら、はてなマップに写真をアップしやうよ。現地に行ってるブロガーは、いないの?

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