Google Calendar のドメインが取られたと言っては騒ぎになり、Google Base のログイン・ページが出来たと言ってはサービス内容を推測し合った今日この頃。どちらのサービス・インが早いかな? とワクワクしていたら Google Analytics なんて伏兵が登場した (via Going My Way)。
Google Analytics は、Google 版アクセス解析。月 500 万 PV (Page View) まで無料でアクセス解析できる。サービスは最初から日本語で提供されている。登録には Google Account が必要。
他のアクセス解析サービスと同じように、解析する HTML の head 要素内に JavaScript コードを埋め込む。だから、HTML のテンプレートをいじれないようなブログ・サービスでは使えない。Blogger なら、テンプレートを自由にいじれるので、早速登録して解析を始めてみた。といっても、最初の解析結果が出るまで、最長 12 時待たされるとのこと。どんな解析結果が見れるかについては、また機会があったら。
内部トラフィック
アクセス解析で、まずやるべき設定は解析結果から自分自身のアクセスを無視させる (Ignore internal traffic) こと。
Site Meter なんかだと、ブラウザーの Cookie 情報を元にアクセスを無視してくれる設定があったけれども、Google Analytics は IP アドレスではじくしか方法がないみたい。ブラウザーの Cookie が利用する方法だと、複数のブラウザーを利用する場合にブラウザーごとに設定が必要なのが面倒。それに、Cookie の情報をクリアすると設定し直さなくちゃならない。そのかわり IP アドレスが変わっても設定し直さないで済む。一方 IP アドレスを設定する方法ならブラウザーごとの設定が要らない。けれど、Dynamic DNS で IP アドレスを動的に変えてる場合なんかに対処できなくなる。つまりは、どちらも一長一短。
設定は「Analytics 設定」から「プロファイルに適用したフィルタ」で「フィルタを追加」。「プロファイルに新しいフィルタを追加」の「フィルタの種類」で「IP アドレスからのトラフィックを除外」を選び、「IP アドレス」に自分の IP アドレスを入れる。自分の IP アドレスは、Linux なら次のコマンドで調べられる。
$ nslookup `hostname`
気をつけるのは、「IP アドレス」は正規表現として入力すること。正規表現が分からなければ、. の前に \ を置く。つまり、63.212.171.という IP アドレスなら 63\.212\.171\. とする。
ここら辺の説明は、「レポートから内部トラフィックを除外するにはどうすればよいですか」というヘルプにも詳しく書かれているので、そちらも読んで下さい。
プロファイル情報の設定
暇があれば「Analytics 設定」から「プロファイル情報」の編集もしておきませう。とりあえず、「通貨」を「日本円」にして、「レポート ダッシュボード」の「デフォルト」を「ウェブマスター」にしておくと幸せになれると思う。
日本語について
これは僕だけかもしれないし、もう Google 側が対処してしまっていることかもしれないけれど、Google Analytics のページが英語になって、日本語にすることができず困ってしまった。
とりあえず、Google Analytics のページにログイン後、URL の末尾に &hl=ja
を追加するか、
でなく
からログインすることで日本語で表示されるようになった。一応、情報として載せておきます。
嗚呼、Site Meter
clmemo@aka では、アクセス解析に Site Meter を使って来た。これはフリー版でも最新 100 人の referrer 情報、訪問時間、Geo 情報、エントリー・ページ、ブラウザーと OS のシェア、JavaScript の対応情況等が分かるというお優れもの。更に有料版にアップグレードすると、保存されるデータが 100 人から 1000 人に増え、検索キーワードや Referrer の統計情報が見られる。お値段は、2 万 5 千 PV で 月 6.95 $。200 万 PV で月 49.95 $、500 万 PV で 99.95 $。
しかし。Google Analytics は Site Meter が月 99.95 $ (約一万円/月) のサービスを無料で提供しようとしている。
嗚呼、Site Meter。頑張っておくれ。消えたりしないでね。
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