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2010-01-23

Xperia タッチ & トライ・イベントに参加した

2010-01-21 (木)、ソニー・エリクソンが開発した Android 携帯電話 Xperia が DoCoMo より発売されるとの公式発表があった。その公式会見のあった会場で、夜 19:00 から一般人 (?) を招いてのタッチ & トライ・イベントが開催された。運良くイベント抽選に当たったので、Xperia のファースト・インプレッションをエントリーにしてみる。

タッチ & トライ・イベント概要

タッチ

  • 会場: 秘密... (?)。記者会見のあった場所と同じ
  • 日時: 2010-01-21 (木) 19:00-21:00
  • 参加費: 無料
  • 食事: 軽食つき

タッチ & トライ・イベントに参加をしたのは、日経 BP が集めた Android アプリ開発者 100 名と AMN が集めたブロガー 50 名の計 150 名。ぼくは Android アプリを開発したことはないので、ブロガー枠での参加。

(Android 開発者は当然として) 集まったブロガーは、ガジェット系のイベントでよく顔を見る猛者が揃っていた。多くの人は iPhone の所有者だったし、どこで手に入れたのか Nexus One の所有者も居た。そういう意味で、アーリー・アダプター向けのイベントになっていたと思う。

イベントはソニー・エリクソンの中の人の話で始まった。続いて日経 BP が Android Application Award 2010 Spring を開催するという話。この時点で 19:21。それから 21 時ギリギリまでタッチ & トライの時間となった。

会場には、小さなテーブルがいくつも設けられ、一つのテーブルにつき 2 台の Xperia が置かれていた。2 台のうち片方は白色バージョン、もう片方は黒色バージョン。イベントの開始直後は、何十台という Xperia が DoCoMo ネットワークにアクセスを開始して、ネットワークが一時的に過負荷になっていた模様。YouTube の高品質動画を見ようとしたら、読み込みが止まってちと泣いた。

会場の壁には、協賛 (?) の会社が自社の Android アプリを紹介していた。0.5 秒で 9 連写するカメラ・アプリや、Safari で見ているページから「お店」情報を抜き出してアプリの DB に保存し、ロケーション・アラートを送るアプリとか色々あって面白かった。

Xperia

Xperia は、2009 年 4 月発売を予定している。他の会社が割り込まなければ、HTC の HT-03A に続く国内二台目の Android 携帯電話になるだらう。

現在、採用している OS は Android 1.6。それをソニーが少しカスタマイズしたもの。現在リリースされている最新 OS がバージョン 2.1 なので、4 月の発売までに OS バージョンは上がるかもしれない (中の人はきっと OS バージョンを上げやうと頑張ってるんじゃないかと思うけど、間に合うかどうかは分からないよね)。

HT-03A と比べてまず感じたのが、タッチパネルの反応の良さ。HT-03A は感圧式かと思う程反応が悪かったけど、Xperia は静電式らしいレスポンスの良さを感じた。他のブロガーさん曰く、iPhone 3GS には及ばないものの iPhone 3G なみに反応が良い、と。ぼくは iPhone 3GS を持っていないのでその言葉の正否について何も言えないけれど、iPhone 3G なみに良いことは諸手を挙げて賛同する。Xperia ではトラックボールがないけれど、「必要ない」と断じて良い。HT-03A にトラックボールが付いていたのは、タッチパネルの反応の悪さを補うためだったとさえぼくは思っている。

Xperia は外観もシンプル。表に付いているボタンは 3 つしかない。左から、「メニュー」「ホーム」「バック」の 3 つだけ。実際、これだけで十分だと思う。ボタンも棒状でスタイルがいい。画面は 4 インチで大画面。縦持ちにする分には、何ら支障を感じない。ただ、画面が前面のほとんどを占めて (おかげでスタイリッシュな外観になっているのだけど)、横持ちにした時につい画面を持って本機を支えそうになってしまった。これは、使い続けてみないと不便かどうかは分からないかな...

Xperia のアプリ

Xperia にはソニー・エリクソンが開発した独自アプリが搭載されている。主なアプリ (機能?) を 4 つ紹介してこのエントリーをしめたい。

メディアスケープ

音楽・動画・写真を管理するアプリ。端末内の音楽・動画・写真をサムネイル表示する点は他のアプリと変わらない。面白いのは、写真なら Facebook と Picasa Web Albums の写真も一緒にサムネイル表示してくれること。ネットに繋がる携帯ならではの機能で面白い。

タイムスケープ

一種のライフログ・アプリ。着信、メール、SMS、音楽再生、カメラ、Twitter、Facebook、mixi の利用履歴をタイムライン上に表示する。各々の利用履歴を見ることも出来るけれど、それより「全部」の履歴を表示させた画面。一つの時系列に色んなイベントがあったのを見るのは楽しい。

一つ不満を言えば、これは Twitter の閲覧ツールにはなっても入力ツールにはならないこと。タイムスケープのタイムラインを見て、呟きたくなることもあるので、出来ることならタイムスケープの中で閉じて Twitter を利用したい。言い換えると、タイムスケープに Twitter クライアント機能も内含していて欲しいということ。

フォトコミュニケーション

写真の中の最大 5 人までを顔認識。更に、Gmail のコンタクトに付けてる顔写真から人物認識までしてくれる。この機能のおかげで、写真に写っている人の名前が表示されたり、写真の中の顔をタップするとそこから電話やメールの送信画面に行ける。

POBox Touch

まずは Simeji と OpenWnn Flick と POBox Touch の比較動画をどうぞ。

日本語入力で、「子音」を入力したら次に「母音」ボタンが大きく表示される。日本語入力上、絶対に次に使わない文字が隠されたり入力不可能になる。

最初、ビデオを見た時は使い勝手が悪そうと思ったけど (失礼)、実際さわってみると違和感がない。会場に来ていた人達は Android/iPhone のパワー・ユーザーが多かった。つまり、フリック入力万歳な人が多かったわけで (ぼくもその一人)、あまり POBox Touch に感銘を受けていた感じはしなかった。けれど、Android 初心者の人達には、十分な魅力があると思う。特にフリック入力は慣れるまでが大変なので、初めての人に使い易く・分かり易い POBox Touch はいいんじゃないかな。

あとがき

Xperia は、Android 端末として HT-03A をほとんどの点で上回っている。おそらく、これから発表になる iPhone の第 4 世代と比べられるに十分足る製品ではないか? というか (iPhone との二台持ちで) 欲しい。そう思わせるに十分な製品だった。

6 comments:

  1. マルチタッチがなくてトラックボールがないのは
    結構致命的ですねぇ。

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  2. トラックボールは、実際使ってみるとなくても不便にはそう感じませんでした。でも、これは使い込んでみないと分からないことなので、トラックボールを無くしたことが良いかどうかは判断が難しいですね。

    マルチタッチは、私も早く欲しいところです :)

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  3. ディスプレイ自体はマルチタッチ対応らしいので、
    Googleかソニエリが本気を出せば、
    そのうち対応するかもらしいですよ^^

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  4. それは Good News です! ありがとうございます。
    楽しみですね。

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  5. 画面が大きくていいですね。

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