HTML5 がついに勧告候補 (Candidate Recommendation) になった。HTML5 の情報を集めている白石さんのブログの記事が詳しい。
勧告候補後は、Proposed Recommendation (勧告案) を経て Recommendation (勧告) となる。勧告が仕様の最終確定 (2014 年を予定)。ただし、勧告候補になるということは、「仕様を大きな変更がない」ので「皆さん、実装お願いね」ということなので、HTML5 に関してはほぼ仕様が確定したと言っていい (らしい)。
ちなみに HTML5 は、一応これで「変化しない」けれども、次期バージョン HTML 5.1 の Working Draft が現在作成中となっている。
HTML5 勧告候補の意味
さて、今回 HTML5 の仕様が固まってきたことに対してどういう意味を持つのか。白石さんのブログから引用したい。
(勧告候補は) 終わりなき仕様開発作業における、単なるスナップショット以上の意味は持たないのではないかと。
(中略)
スナップショット以上の意味は「ある」と感じるようになりました。
(中略)
それは、実装者にとっての明確な目標が定められたということなのだろう、と。
常に変化し続けるMoving Targetではなく、明確なバージョン番号を持つ静的な目標が確立されたことにより、私たち開発者はその仕様への準拠をブラウザベンダに期待します。そしてブラウザベンダもそうした期待に応えようと、実装の優先順位を静的なバージョンの追随に向けて調整せざるを得ません。そしてそれは、現在のWebが抱える実装度合いの断片化という問題を解決することにもつながっていくでしょう。
Shumpei Shiraishi's Weblog: ついにHTML5が勧告候補に!そしてそれが意味するもの より引用
そんなわけで、実装が明確になることでぼくらプログラマーもより HTML5 を利用しやすくなる。ひいては開発スピードやバグが減り、ユーザーに対しても良い効果が生まれることが期待される。これは嬉しいね。
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