miil
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料
miil という iPhone アプリがある。食事の写真を撮って、アップロードするだけの単純なアプリ。なのだけど、これが滅法面白い。最近、ぼくはこのアプリにハマッてる。どれ位いハマってるかというと、miil エンジニア・セミナーに参加するほどハマってる。
と、主観的な感想を書いても分からないと思うので客観的にレビューを書く。
miil は「食事」に特化した写真 SNS。Instagram の「食事」特化版と言っても良いか。Instagram を知らなければ、Flickr を iPhone 専用・食事専用に特化したアプリと言えば良いかな。なぜ、食事特化型の写真アプリが面白いのか? 理由を考えてみた。
- 食事の写真を奇麗に加工するための仕組みが用意されている
- 食事のカテゴリーが最初から用意されている
- 家で作って食べたことを「自宅」タグで明記できる
- 友達をフォローして、友達の (美味しそうな) 食事を見ることができる
- miil をやってない人にも食事の写真を見せられる (Twitter / Facebook 連携)
1. と 2. は、「食事」の写真を撮ることを美しく・簡単にしてくれる仕組み。普通に食事の写真を撮っても、プロの様に奇麗に撮れない。そこで、食事用に直観的な操作で写真を加工する仕組みが用意されている。食事のカテゴリー (ex. 「ハンバーグ・ステーキ」) がプリセットされているのは、自分でカテゴリーを作る手間が省けて助かる。また、(フォローした) 他の人とカテゴリー表記がブレないメリットもある。
3. は、自炊している人間に優しい仕組み。食事場所には「自宅」と表示されるが、具体的な場所の入力は必要ない。プライバシーを気にせず「自宅」を選択できるのはありがたい。同様に「会社」という食事場所タグも用意されている。こちらも住所入力は不要。
4. と 5. は miil の SNS 的な特徴を良く出している。自分の写真を人に見てもらうのも楽しいし (「食べたい」をもらうと、もっと嬉しい)、他人の美味しそうな食事の写真を見ると自分も頑張りたくなる。あと、毎日同じ様な食事が続くと、少し恥ずかしいので食事に工夫を入れるキッカケになる。こうして、どんどん自分の食事が変わってゆくのも楽しい。
最後に、「食事」の写真しかない、ってのが良い。なんか集中できるっていうのかな、安心できるっていうのかな。そういう雰囲気が好き。
miil を使ってみる
マイページを開く。過去の食事写真一覧が上部に並ぶ。「お知らせ」では、誰がフォローしたとか、「食べたい」が押されたってことを教えてくれる。
さて、食事が出来た。「カメラ」をタップしてカメラを起動。写真を撮る。確認画面が現れる。写真を撮り損ねたら、写真上部の「左向き」マークをタップして、もう一度写真を撮る。
写真の真ん中にある銀ポチで写真を加工。銀ポチの上下で白黒を、左右で青赤を強調できる。お皿が白い場合、白を強調してあげると見た目が栄える (と思ってる)。なので、銀ポチを上へ。
更に、赤身の料理は「赤」を強調してあげると、見た目が良くなる (と思ってる)。ハンバーグとか、トマトとか、赤身の刺身とか。今回は鯵の刺身なので、少し赤い部分がある。銀ポチを右に移動して、見た目を良くする。
写真の加工が終わったら、写真上部の「右向き」マークをタップ。説明ページに移る。
説明ページを上から説明する。まず料理の「説明」。フリー・スタイルで入力。ぼくは「晩御飯」と入れた後、その日の食事の内容を書いている。コース料理の様に一品一品出て来る場合は、一皿ごとに写真を撮り、一皿ごとに説明を加えている。2 番目はジャンル。プリセットされているので、選択するだけ。「刺身」のカテゴリーを見つけられなかったので、「和食 (その他)」に設定してる。3 番目はお店/場所。「自宅」「会社」は住所なしで選択可能。GPS から近くのお店も一覧表示してくれる。外食している時は一覧から選ぶ。最後に Twitter と Facebook に共有するかどうかを選択。
「投稿」ボタンを押すと、写真とコメント etc. がアップロードされる。結果画面が下の写真。はい。綺麗に食事の写真が投稿された。この写真は基本一般公開なので、他人の食事の写真も見られる。美味しそうな写真があったら、「食べたい!」ボタンを押して、コメントを残したければ「コメントする」をタップする。
以上、miil の基本的な使い方を紹介した。
あとがき
話を聞くと、miil は「外食」なのだと言う。画面下に「近所」というボタンがある。このボタンをタップすることで、近場にある miil の写真が表示され、miil 独自の「おススメ店」を見つけられる。
miil にアップロードする写真は、実際に食事に訪れた人の写真なのでリアリティーが高い。近所で、知らない名店を見つけることができるかもしれない。美味しい店をよく見つける人に出会えるかもしれない。更に、知らない場所に行った時に、この「近所」でもって美味しそうな店を探す、なんてことが出来る。
こういう、「自分の楽しい」を「他人の楽しい」に繋ぐのが miil の真骨頂。
ところが、自炊の写真を投稿するのが楽しくて miil をやってる人も多くいる。ぼくもその一人。開発者の想定をユーザーが上回る。サービス開発の面白いところ。自炊写真ばかりを撮っていながら、開発者の想定通りの使い方を知って、もっと面白いサービスなんだと驚く。これも miil の楽しいところ。
miil
カテゴリ: 写真/ビデオ
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