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2010-07-16

オンキヨー 2.1ch ホーム・システム・モニター記事のまとめ

随分前の話になるが、2010 年 3 月、オーディオ・メーカーのオンキヨーが AMN を通じて 2.1ch ホーム・システムのモニター・キャンペーンを行なった (詳細は過去記事を参照のこと)。

ぼくはこのモニター・キャンペーンに結局申し込まなかったけど、当選した人達がどんなエントリーを書いたのか興味があった。だって、オーディオが好きだからね。それでモニター・エントリーの集約サイトを探したんだけど、見つからなかったので、当選ブロガーをググって探してまとめ記事を書くことにした。

ちなみに募集人員は 4 人だったはずだけど、3 人までしか見つからなかった。当選人数が減らされたのか、ぼくが 4 人目のブログを見つけられなかったのかは不明。もし、4 人目のブログをご存じの方がいらっしゃいましたら、コメントなりで教えて下さると助かります。ぼくが 4 人目を見つけられなかっただけだった。情報を下さった kkariya さん、ありがとうございます。

おさらい

モニター製品は 3 タイプ

  1. ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ"HTX-22HDX"
  2. ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ"BASE-V20HDX"
  3. ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ"BASE-V30HDX"

当選者は、2010-04-30 までに最低 3 本のエントリーを書くこと。うち一本は、以下のテーマのうちどれかであること。

  • 薄型テレビ (32インチ以上) 内蔵スピーカーとの聴き比べ
  • DVD とブルーレイの聴き比べ
  • iPodによる音楽再生

Simple Life in the digital age

Simple Life in the digital age の simplelife さんが提供されたモニター製品は ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ "HTX-22HDX" だった。エントリー数は 3 本。

ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ HTX-22HDX

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simplelife さんは元々 Onkyo GX-70AX (アクティブ・スピーカー) のユーザー。Onkyo 商品には信頼を置いているとのこと。本エントリーでは、モニター記事を書くにあたっての自分の立ち位置から、HTX-22HDX を接続するところへ続き、少し音を鳴らした感想で閉じられている。

ONKYO WAVIO アンプ内蔵スピーカーシステム 15W+15W GX-70AX(B) /ブラック
ONKYO WAVIO アンプ内蔵スピーカーシステム 15W+15W GX-70AX(B) /ブラック

モニター商品が届いてから一週間後の感想エントリー。テレビ (BRAVIA KDL-40V5) と HTX-22HDX を組み合わせて、1. TV のみ、2. HTX-22HDX のみ、3. 両方使用について a). 音楽、b). ドラマ、c). ニュース の各ジャンルごとの感想を書いておられる。TV のスピーカーと HTX-22HDX との併用を基本に考え、スピーカーの置き場所などに困っている旨が書かれている。

simplelife さん最後のエントリーは、モニター・エントリーの締切日 2010-04-30 に書かれた。前回エントリーでは床置きにされていたスピーカーが、台の上にあがっており音質が改善されたとのこと。エントリーの半分はシアター・システムの配置変更について書かれている。どうすることで音が良くなったか、実体験が書かれているので良い。

残りの半分で、本来、2.1ch なシアター・システムを 3.1ch に拡張する試みを行なっている。足りないセンター・スピーカーには、昔から持っていた GX-70AX を流用している。その際の注意点をまとめてあるので、同じことを試みる方には参考になると思う。

Drk7jp

Drk7jp の drk さんが提供されたモニター製品は ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ "BASE-V20HDX" だった。エントリー数は 3 本。

ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ BASE-V20HDX(B) /ブラック

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一本目のエントリーということで、箱から取り出して部屋に設置することが記事の中心。写真が多いこと、設置図を描いてあること、BASE-V20HDX のセッティング手順を細かく書かれていること。非常に良質の記事だと思う。

drk さんは、本機の他のピュア・オーディオ (音楽を聴くためだけの 2ch のオーディオ・システム) もお持ちの様子。そのおかげか、記事に深みがあるやうに思える。

DVD と BD (Blu-Ray Disc) との比較試聴の準備エントリー。

前半はモスキート音を聞いたり、周波数特性の実験をしているが、「周波数特性が優れている=良い音である」というわけでもありませんとしめているので読み飛ばしても良いと思う。

後半は乱立する音声フォーマットの簡単なまとめ。調べているのは、Dolby Digital, Dolby Pro Logic II, Dolby Digital Plus, Dolby TrueHD, Direct Stream Digital, DTS Digital Surround, DTS Express, DTS96/24, DTS-HD High Resolution Audio, DTS-HD Master Audio, Neo:6, MPEG-2 AAC。よくこれだけの数を調べたものだと脱帽。とりあえず、最高位に位置する音声フォーマットは Dolby TrueHD と DTS-HD Master Audio のどちらか、ということで良いのかな?

DVD と BD との比較試聴エントリー。drk さんは、今回が BD 初体験とのこと。

複数のディスクを比較しているが、結論は次の一文を引用すれば十分伝わると思う。

正直いままで映像系に全く興味がありませんでしたが、もうだめですネ・・・(*゚∀゚*)

オーディオ魂に似た何かがムズムズしてきました。結論からすると、DVD 画質と音質にはもう戻れません。圧倒的な差があります。

ONKYO 2.1ch ホームシアター BASE-V20HDX 試用レポート(その3) :: Drk7jp より引用

とにかく BD での視聴が素晴らしいことを強調していらっしゃる。

比較に使われたディスクは以下の通り:

  • マイケル・ジャクソン THIS IS IT
  • くもりときどきミートボール
  • ベオウルフ/呪われし勇者

映像・音声に関して細かくレビューしてある。考察も深い。BD 再生環境をもっと調えたいという想いが伝わるエントリーだった。

KandaNewsNetwork

KandaNewsNetwork の kanda さんが提供されたモニター製品も、drk さんと同じ ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ "BASE-V20HDX" だった。エントリー数は 3 本。

kanda さんは元々 Onkyo GX-70HD (アクティブ・スピーカー) のユーザー。kanda さんも simplelife さんと同じく Onkyo 商品には信頼を置いているらしい。記事の前半は、その GX-70HD の説明。

ONKYO WAVIO アンプ内蔵スピーカー 15W+15W GX-70HD(B) /ブラック
ONKYO WAVIO アンプ内蔵スピーカー 15W+15W GX-70HD(B) /ブラック

後半は梱包開け。本体の他に、付属品、本体背面の写真が綺麗に撮られている。特に本体背面の写真が鮮明で、接続端子が良く分かる (説明も少し入ってる)。

2 本目のエントリーは接続編。BD レコーダーには Sony BDZ-X90 を、テレビには Byd:sign (32 インチ) を利用とのこと。これらを HDMI で接続する。

ケーブル接続の写真説明が詳しいのがいい。

自動スピーカー設定機能 (詳細は後述) の設定手順を写真を混えて詳しく解説している。

最後の記事は視聴の感想がメイン。BD の音再生が良いことだけでなく、DVD の音再生もイイことにも言及している。エントリーで登場したディスクは以下の通り:

  • Michael Jackson: THIS IS IT (BD)
  • The Beatles Love (DVD Audio)
  • The Beatles Mono Box (CD: 2009 Remastered)
  • Star Wars: Episode IV (DVD)

他の人と比べて BD だけでなく様々なディスクを視聴し、感想が詳しいのが特長か。

Digital Life Innovator

Digital Life Innovator の saya さんが提供されたモニター製品は、今回のモニター・キャンペーン中最高峰の ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ "BASE-V30HDX"。それから iPod 用のオプション製品 "ND-S1"。エントリー数は 3 本。

ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ BASE-V30HDX(B) /ブラック

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他のエントリーと同じく、一本目のエントリーはセッティングに重きが置かれている。写真が多くセッティングの参考になる。saya さんの場合、BASE-V30HDX だけでなく ND-S1 との接続もあるので大変そう。

以下、落ち穂拾い

  • saya さんは HDMI 対応のテレビは持っていない
  • (BASE-V30HDX) 5.1ch に拡張できることについて言及 (写真付; BASE-V20HDX も 5.1ch 拡張は可)
  • (ND-S1) iPod Touch からビデオ出力が可能
  • (ND-S1) USB 端子付きで PC 用の USB オーディオ・デバイスになる (Mac も OK)

前半は自動スピーカー設定機能 (Audyssey 2EQ) の説明。実は、スピーカーの数が 2 個だけでも、スピーカー位置によってかなり音質が変化する。スピーカーの数が 5 つになると、スピーカー・セッティングは困難を極める。そこでリスニング・ポイントにマイクを置いてスピーカー出力 etc を「アンプ側」で調整してあげよう、というのがこの機能。

中盤は BASE-V30HDX が持つ多彩なリスニング・モードの説明。手持ちのスピーカーを追加して、さらりと 5.1ch 拡張している。追加したスピーカーはヤマハの NS-10MMTNS-C10MM (センター・スピーカー用)。NS-10MMT をリア・スピーカーに使ったのか、フロント・スピーカーに使ったのかは不明。

後半は軽く DVD と BD の視聴。同じ作品を DVD と BD で比べたわけではない。4 作品の視聴をしているが、ぼくが分かったのは 3 作品だけ:

  • Star Wars: Episode II (DVD)
  • Michael Jackson: THIS IS IT (BD)
  • オペラ座の怪人 (BD)

エントリーの題名にもある通り、テレビに BASE-V30HDX を使う場合は「TV Logic」というリスリング・モードが便利という話。今まで不満に思っていた点、そして「TV Logic」でそれが解消された点などが一ユーザーの視点で書かれているので共感を誘う。

他、BASE-V30HDX から接続機器をコントロールする方法の記述:

  • HDMI コントロールで BD レコーダー BDZ-T55 の操作も可能
  • RI 端子接続で ND-S1 の操作も可能

あとがき

モニター・レビューを読んで感じたのは、BD はすごいけど、シアター・システムを揃えるともっとすごい。そして、それは実際に体験してみないと分からない (らしい) ということ。

こちらもまとめ記事を書いて楽しかった。ただ皆さん、細かくレビューを書いてらっしゃるので、まとめ記事を書くだけなのにすごく大変だった。フゥ

2 comments:

  1. 後一人はKNNの神田さん
    http://knn.typepad.com/knn/2010/04/onkyo-basev20hdx-%E3%81%8C%E5%B1%8A%E3%81%84%E3%81%9F.html
    それなりの方に渡している感じですね

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  2. kkariya さん、情報ありがとうございます。記事に反映させました。神田さんのエントリーも一筋縄でいかない良記事ですね。

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