昨日、ぼくの twitter の TL はこの話題で持ち切りだった。情報元は Engadget Japanese。
Gears は Google が出してるブラウザー・プラグイン。IE, Firefox, Opera, Safari とほとんどのウェブ・ブラウザーをサポートし、Google Chrome では組み込み済みでリリースされていた。
Gears を一言で言えば、オフライン・アプリケーション開発におけるノウハウのつまったプラグイン。詳しいことは、clmemo@aka: GDD2008「Google Gears から Gears へ」 を参照してもらうとして、大まかな機能を書くとかうなる。
- Local Server (ウェブ・ページをローカルに保存する)
- Web Database (そのまんま。DB)
- Worker Pool (JavaScript のスレッド化)
- Geolocation (現在位置の取得)
そして、これらの機能は HTML5 の API 仕様に含まれている。
どちらかというと、Gears の仕様を HTML5 に盛り込んで行った、という方が正しいのかな?
HTML5 が Gears と同じ機能をサポートすることの意味合いは非常に大きい。まず、仕様が Google 一社に独占されないこと。オフィシャルな仕様になると、開発者は突然の仕様変更などに悩まされなくなるので、開発における心理的なハードルが低くなる。そして、Google も各ブラウザー毎にプラグインを開発しないで済むこと。また、ユーザーに対して「プラグインのインストール」という手間をかけさせないで済むということ。
Gears は他の Gears サポート・サイトのために、すぐには消滅しない。けれど、これからは HTML5 へと道を譲る。それは悲しくも嬉しい。
No comments:
Post a Comment