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2009-07-15

オーディオでスパイクの高さを付箋で調整する Tips

オーディオ・システムって面白いもので、ミリ単位でセッティングをいじっても音が変わる。今回は、スパイクの高さをミリ単位で調整するおはなし。

ぼくの持っているスピーカーはトールボーイ型で、スピーカーの水平をスパイクで調整することができる。ところがこの「水平を取る」という作業が一仕事。ぼくのスピーカーはスパイクの 4 点支持になっているのだけど、どこかのスパイクを高くすると、他のどこかと高さが合わなくなってガタついてしまう。

こういう時、よく使われるのが「水準器」と呼ばれるもの。。。なのだけど、これをスピーカーの上に置くと、腰を下げてスパイクを調整して、立ち上がって水準器を見て... の繰り返しでいまいち効率が悪い。スピーカーに高さがなければ、スパイクの高さ調整と水準器のチェックを同時に行なえて良いのだけどね。

audio-technica AT615 スイジュンキ

そこで、スパイクの高さを測ることにした。スパイクの高さを同じにしてあげれば、スピーカーも水平を取れるはず、という考え (もちろん、スピーカーの設置場所が水平なのは大前提)。ここで欲しいのは 0.1 ミリ単位の正確さ。定規やメジャーだと目盛りが大きすぎる。

で、付箋に目を付けた。まだ使っていない付箋を取り出し、これを定規がわりに当ててやる。スピーカーとスピーカー・ボードの間に、付箋がちょうど入る位いが分かり易い。付箋はノリになっている側を使うと、微妙な誤差が減ってなおいい。

スパイクの高さ調整

同じ付箋を使って、4 点全部の高さを揃える。水準器を見れば、水平がきれいに取れているはず。左右のスピーカーで同じ付箋を使えば、左右のスピーカーの高さも揃えられる。

水平を正確に取ったスピーカーは、音の出所がピタッっと定まって、ピアノやヴァイオリンの響きがぼわつかなくなる。チェロ・ソナタを聞いたら、今までピアノが前面に出て来ていた演奏が、ピアノが右奥・チェロが真ん中に定位してチェロの音が主体に聞こえるやうになった。激変の部類。

スピーカーと言わず、スパイクの高さ調整に困っていたら、一度付箋の利用を試して欲しい。

ポストイット7001Rレインボー25P

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