今回はオーディオのお話。オーディオの世界は奥が深く、ぼくも理解してないことが多々あるので軽めに突っ込む。
F's Garage さんのブログで、こんな話があった。
例えば、オーディオメーカーはHDDにキャッシュするCDプレイヤーを売るってのは?
HDD ではないけれど、メモリーにキャッシュする DAC がある。それが Soul Note という新興ブランドの dc 1.0。定価 252,000 円。
CD トランスポートと DAC
DAC の説明をしませう。
CD プレーヤーは、大きく分けると二つのパーツに分けることができる。一つがトランスポート、もう一つが DAC。
トランスポートは、CD を読んでデジタル・データを取り出すパート。
DAC は Digital to Analog Converter の略で、トランスポートから受け取ったデジタル情報をアナログ情報に変換するパート。
ちなみに、DAC から出力されたアナログ情報は、アンプで増幅され、スピーカーで「音」になる。
閑話休題。量販店で見かける CD プレーヤーは、このトランスポートと DAC がセットになっている。ただ、お金を出すと、トランスポートの機能しか持たない高級品。DAC 機能しか持たない高級品が出てくる。また、普段は CD プレーヤー (トランスポートと DAC の一体型) として使えるけれど、自分の DAC を使わず専用の DAC に出力を回せる機器もある。ぼくの使ってる CEC CD3300R は正にそれ。
といふわけで、Soul Note の dc 1.0 は DAC 専用機といふ位置付けの商品。
dc 1.0 について
dc 1.0 の説明をカタログから引用する。
つながれるトランスポート、プレーヤーの性能にかかわりなく、常に音源に忠実な高精度の D/A 変換を行うため、独自の非同期型ジッターレス Digital Audio レシーバーを開発。
メモリー回路にデータを一時的に蓄えることで送り側とのクロック差分を吸収し、PLL を完全に排除、自身のクリスタルで生成された高品質なマスタークロックによりジッターのないピュアなデータを DAC IC に送ります。
太字は @aka。
この方式なら、CD トランスポート部分を変えても音は変わらないやうに思う。で、そのことを開発者の鈴木氏に直接聞いてみた。すると、これだけやってもトランスポートによって音が変わるといふ。その要因は沢山あるそうで、一例として、CD トランスポートの電源管理がちゃんとできていない場合を挙げておられた。つまり、回路内部でちゃんとアースが出来ていないと、それが CD から取り出した後のデータに影響を与えてしまう、というのがぼくの理解 (だけど難しくてよく覚えていない ^^;)。
そういふわけで、オーディオは奥が深い。
あとがき
この dc 1.0。年末に買う CD プレーヤーの候補にも入ってたりする。今、第三候補くらい。はてさて、どうなることやら。
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