2007-04-08、Mac Book と一緒に Mighty Mouse を買った。
Mighty Mouse は Mac 専用の赤外線マウス。有線版と無線 (Bluetooth) 版の二種類がある。特徴は三つ。一つ目は、分れ目のない滑らかなボディー。つまり、左ボタンと右ボタンの間に「境界線」がない。ボタンの境界線がないタネは、アイデアそのもの。まずは、ヘルメットを被ってる様子を思い返して欲しい。ここで大きな石が落ちてヘルメットの左側に当たったら、ヘルメットを被ってる人はケガをしないまでも、左側に衝撃を感じるし、ヘルメットも多少なりとも左側にズレるよね。Mighty Mouse は、正に頭の乗せたヘルメットのやうな構造をしている。マウスの左側を押すとボディーの外側 (ヘルメット部分) が左側に沈み込み、中の圧力センサーがその動きを感知して、「左クリック」が為されたと解釈される。右クリックや中クリックも同じ仕組みで認識される。Mac のマウスというと、マウス・ボタンが一つしかないのが伝統だったわけだけど、Mighty Mouse は 3 ボタン・ウマスの機能性と 1 ボタン・マウスの美しく (言い換えればシンプルさ) を併せ持っている。
二つ目は、トラックボール・タイプのスクロール機能。ポインティング・デバイスの一つに、トラックボールなんてのがある。ボール式マウスのボールを直接指でいじくるアレね (下の写真は参考資料)。指一本でマウス・ポインターを 369 度操作出来るのが、トラックボールのウリ。このトラックボールの仕組みを、スクロール・ホイール部分に Mighty Mouse は持って来た。デフォールトだと上下のスクロールしか出来ないけれど、設定で上下左右のスクロール、更には 369 度のスクロールにも対応する。360 度スクロールを使うやうにすると、例えば東南の方向にボールを転がすと、下と右に同時にスクロールする。巨大な写真を見ている時なんか便利!
Logicool ST-65UPi TrackMan Wheel
三つ目は、マウス両サイドについたボタン。これは実質 4 番目のボタンで、ユーザーがマウスを握りしめるやうにすることで動作する。クリックに比べると使用頻度は低くなっちゃうけど、Mac の機能を割り振ることで、かなり快適に利用することができる。
Mighty Mouse の登録
Mighty Mouse は無線マウスなので、利用を始めるにはまず Mac 本体への登録が必要になる。手順は次のやうな感じ。
- Mac のソフトウェア・アップデートを実行。システムを最新の状態にする。
- 付属の「Mighty Mouse Software Install」ディスクから「AppleMouseSoftware.pkg」をインストール
- マウスに電池を入れる
- マウスのスイッチを入れる
- 「システム環境設定」から「キーボードとマウス」を選び、「Bluetooth」タブをクリック。「新規デバイスを設定」をクリックして、「マウス」の登録を行なう。
Mac を買って数日、マウスの設定は後でいいやと放っといたのがいけなかった。付属の「Mighty Mouse Software Install」ディスクをどこかにやってしまって、マウスの登録ができなくって困った。AppleMouseSoftware.pkg がネット上で手に入るかどうかは不明。ぼくは見つけることができなかった。
Mighty Mouse の設定
マウスの設定は、「システム環境設定 > キーボードとマウス > マウス」から出来る。Mighty Mouse の 4 つのボタンに、機能を割り振ることが可能。代表的な機能だけ紹介。
- 主ボタン
- 左クリック相当
- 副ボタン
- 右クリック相当
- ボタン 3
- 中クリック相当
マウスの左側に「副ボタン」を、右側に「主ボタン」を割り振るとあら不思議。あっという間に「左手用マウス」が出来上がる。
この他、マウスの設定ではスクロール方向を「上下のみ」「上下左右」「360 度」から選ぶことが出来る。
ぼくの設定は下のスクリーン・ショットの通り。
あとがき
初めて Mighty Mouse を見たのは、2005 年の夏。丁度、Six Apart でインターンをしていた時のことだった。ギークが集まってる会社らしく、発売とほぼ同時に Mac な人が Mighty Mouse を買っていた。当時は有線バージョンしかなかったけど、スタイリッシュなボディーに憧れた。
Mac Book を買った時、本体だけで済まそうと思っていたのに、Mighty Mouse の白いボディーが視界に入って来た。たちまち、一年半前の憧れが戻ってくる。Apple Store の店員さんから話を聞いたのは、購買への最後の一押しをぼくが欲っていたのかもしれない。
マウスには三千円以上お金をかけたことがなかったのに、呑み込まれるやうにして 7800 円の無線式 Mighty Mouse を買っていた。Apple には魔力がある。Apple Store には魔物が住んでいる...
実際使ってみると感動の連続 (特にマウスならスクロールさえ付いていればいいやというぼくにとっては!)。無線マウスは電池を入れるので重くなりがちだけど気にならない。あ、でも有線のマウスに持ち換えると、「重いマウスをいじってたんだなぁ」って思い知らされる。それでも Mighty Mouse を使いたいって思うのは、ぼくが Apple 信者になりかけてるからかしらん。
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