献本された「G メールの使い方がわかる本」を一通り読んだので感想レビュー。献本のあらましは、過去エントリーを参照されたし。
Gメールの使い方がわかる本
三浦 健
目次は、秀和システム書籍詳細からリンクを辿ると読める。
感想
本書は、秀和システムのポケット図解 PC ガイドシリーズの一冊として発刊されており、同シリーズの中では一番ページ数が多い (p.205)。それでも、サイトとメルマガの情報を厳選したように思う。
本の内容は、サイト「Gmailの使い方!」とメール・マガジン「Gmailの使い方!メルマガ版」を再構成し直した感じ。元がしっかりしているだけに、トピックも豊富。いい Gmail の入門書になっている。
この本が対象とする読者は、Gmail の初心者。Gmail を聞いた事がない人にお勧めできるし、Gmail を使い始めたばかりの人にも役に立つ情報が揃っていると思う。ページの半分がスクリーン・ショットになっているのもいい。本書の元になったサイトは、スクリーン・ショットがほとんどないので、初心者には、サイトより本の方がオススメ。
きっと、Gmail の英語版をバリバリ使っていて、Google Operating System ブログや Gmail の使い方メルマガを購読しているパワー・ユーザーは対象にしていない。
なお、ページ下の「MEMO 欄」には、関連サイトの URL が多く紹介されている (割合にして全ページの 1/3 位いが関連サイトの URL かな?)。ウェブ・サイトと違って、その場でリンクを辿れないのが本の嫌なところ。それはさておき、Gmail 好きなぼくでも興味をひかれるページがいくつかあった。URL を提示するだけに留めず、ちゃんとページにしていれば、中級者にも満足な本になったかもしれない。でも、そんなことをすると、今度は逆に初心者向けとしては中途半端に難しくなりそう。そういった判断で、URL を示すだけにしたのかもしれない。本を書く時の難しい所だね。
最後に不満点を一つ。縦書きなのがいけない。この手の本には、英語のサービスが多いし、URL も英数字が使われる。Google Personalized Home や Google Software Downloads for the Mac なんて横文字を縦書きで読むのはツラい。URL も同じく縦書きは読みにくい。横書きの本にできないものか?
おそらく、縦書きなのは、ポケット図解 PC ガイド・シリーズ全体で統一されていることなのでせう。一冊だけ横書きにするのは憚られるんでせう。でも、あえて言えば、「PC ガイド」と銘打ったシリーズで縦書きにすることが間違ってると思う。
あとがき
Web 2.0 関連の本は、廃れるのが早い。なんといっても、開発のスピードが桁違いだから。
Gmail のインターフェースも、英語版には少し変更が入っている。近いうちに、日本語版にも反映されるでせう。Gmail も日々進化を続けてる。最近も POP でメールを取ってくる機能が加わったとか。そういう意味で、本書の旬は、発売から半年程かと思う。
願わくば、来年の同じ時期に、改訂第二版が執筆されんことを!
No comments:
Post a Comment