2006 年 1 月 31 日に書かれた TechCrunch のオンライン・ストレージ比較記事で、トップ評価を得たのが Omnidrive だった。
リサーチした13社のうち、3社が本当に抜きん出ていた。オーストラリアに拠点を置く OmniDrive が機能面では確実に群を抜いている。
この時、Omnidrive はまだプライベート・ベータで運営されていた。パブリック・ベータは、春までにスタートするという触れこみだった。やがて、春が過ぎ、夏に入り、紅葉を楽しむ時期になって、ようやっとパブリック・ベータのアナウンスが出た。それは、今日の朝のこと。
早速、アカウントを取って遊んでみた。
概要
まず、Omnidrive の概要を簡単に紹介しませう。
- フリー。
- ストレージ・サイズは 1 GB。
- ファイル・サイズの制限なし。
- Bandwidth は一か月 10 GB (?)。
- 利用スペース・利用 Bandwidth の表示あり。
- アクセス方法は、ウェブ・インターフェース、Windows client, Mac client の三種。
- 基本は、フォルダー管理 (タグ機能が見つからない?)。
- プライベート機能あり。
- 共有機能 (Buddy) あり。
- 公開機能あり。
- API あり。
- RSS 配信機能あり。
- ファイルの複数アップロード可 (プログレス・バーも表示)。
ストレージ・サイズは、10 GB まで増やす予定があるらしい。アップロードできるファイル・サイズに制限はないと書いたけど、5 MB 以上のファイルのアップロードに失敗する。何かドキュメントを読み落としたかな?
ウェブ・インターフェースは、Ajax 化されてて、ファイルの移動をドラッグ & ドロップで行なえる。プライベート化・共有・公開は、フォルダー単位でもかけられる (らしい)。ウェブ・インターフェース上に、ファイルの検索窓は見当たらない。FAQ には検索出来るとあるので、後で検索窓が現れるかも。
面白いのは、ウェブ・インターフェース上での画像と音楽ファイルの扱い。画像をダブル・クリックすると、そのフォルダーにある画像のスライドショーがポップアップ画面内で始まる。音楽ファイルの場合は、Flash の音楽プレーヤーがポップアップして、その場で音楽が聴ける。
Windows, Mac のクライエントは試してないので分からない。
TechCrunch によると、Omnidrive の目玉は、ファイルをローカルにダウンロードすることなく編集が出来る機能らしい。それには、Windows/Mac クライアントが必要なんだらうね。Linux な人は恩恵に与れるのかな? それにしても、どうやったら、そんな事が可能になるんでせう。OpenomyFS みたいな事をやってるのかな?
あとがき
他のサービスと比べると、MediaFire (無制限・無料) にストレージ容量では負けるけど、それ以外は一線の機能と UI を持っているやうに見える。おそらく、UI 的に一番近いのは Box.net。機能的に一番近いのは openomy。TechCrunch のいう、「ローカル・ダウンロードなしの編集機能」が十分使えるなら、一つ抜きん出たオンライン・ストレージ・サービスと言えさう。
ただ、Omnidrive は出たばかりで、よく分からない所も多い。今後の解説・レビュー待ちな所も多いかもしれない。
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