SearchMash なる検索エンジンが現れた。
Google のウェブ検索とイメージ検索を同時に行なう。スクリーン・ショットは、「Les Miserable」で検索をした所。見ての通り、左カラムに大きくウェブ検索の結果が表示され、右カラムにサイドバー形式でイメージ検索の結果トップ 3 が表示される。更なるイメージ検索の結果を見るには、イメージ検索結果一番下の「more images」リンクをクリックするか、トップバーのプルダウン・メニュー (今は「web pages」と表示されている所) から「images」を選ぶ。
Search Mash という検索エンジン名からして、ぼくは、「イメージ検索」だけじゃなくて、Google News や Google Video とのマッシュ・アップもあるんじゃないかと期待してる。だって面白さうじゃない?
Search Mash の特徴
SearchMash には、三つの特徴的なギミックがある。
一つ目は、検索結果の表示を入れ替えられるギミック。ウェブ検索の検索結果番号をドラッグすると、検索結果を移動できる。スクリーン・ショットでは、2 つ目と 3 つ目の検索結果を入れ替えてる。features ページの説明を読むと、
This is just for fun right now, but we have some ideas for how to use this.
この機能は、今の所、ただのお楽しみでしかないよ。でも、ぼくらにはちょっとしたアイデアがあるんだ。
とのこと。
二つ目のギミックは、URL メニュー。ウェブ検索の URL リンク (緑色のリンクね) をクリックしてみませう。「Open in this window」「Open in new window」「Open cached copy」「More from this site」「More similar pages」という五つのドロップダウン・メニューが現れる。
Google 検索にあるような、「キャッシュ」とか「関連ページ」のリンクがダラダラ出てくるより、ぼくはこっちの方が好き。スッキリしてるよね。
三つ目のギミックは --- ぼくの一番のお気に入り ---、無限スクロール機能 (infinite scroll)。Google 検索みたいに、「次の検索結果ページを表示する」んじゃなくて、検索結果の続きをそのページの下に追加する。
無限スクロールは、ウェブ検索・イメージ検索のどちらでも使える。やり方は簡単。検索結果ページ一番下の「more web pages (more images)」リンクをクリックするだけ。もしくは、「スペース」キーを押し続けるだけ。このショートカット・キーで使える点が、イイ。
画像検索では、
が無限スクロールをサポートしている。SearchMash は、「more images」をクリックしないと次の結果が現れないけど、goo と Windows live は、マウス・ホイールで結果が現れる。まあ、SearchMash がマウス・ホイールを採用しなかったのも分かる。マウス・ホイールを使うギミックでは、フッター情報にユーザーが辿り付けない。フッターを見せるには、iframe を使うしかない。すると、ブラウザー・ウィンドウの中にもう一つスクロール・バーが現れる。シンプルな UI に、iframe のスクロール・バーは邪魔なんだよね。それにページ内検索とかも使い難い。
Google との関係は?
この検索サービスは、Google が UI のテストをするために作ったページとのこと。
CNET の記事を引用しませう。
Googleが、新しい機能をテストするために「Google」ブランドではない検索サイト「SearchMash」を開発した。
GoogleはSearchMashを使って、「Googleのブランド抜きでユーザーインターフェースのアイデアをテストするつもりだ。Googleのブランドというだけで、どういうわけかテストの結果が変わってくるから」と、Search Engine Watch.com編集者のDanny Sullivan氏は、米国時間10月2日付でブログに書き、「なかなか気がきいている」と述べている。
グーグル、「Google」ブランドを出さない検索サイト「SearchMash」を開始 - CNET Japan より引用
そのせいでせう。searchmash の features ページには、機能の紹介エントリーごとに「Is this useful? yes / no」という投票ボタンが付いている。
テキスト・ブラウザーでは?
SearchMash は、テキスト・ブラウザーに対応していない。トップ・ページに行くと、検索ボックスすら現れない。Ajax なブラウザーを対象にしているんでせうね。
SearchMash の UI を、テキスト・ブラウザーに持っていこうとすると、どれも無理があるものばかり。最初から切り捨てるのは賢いのでせう。ただ、それは UI のテストだと割り切ってるから言えること。これらの機能が検索エンジンのデフォールトになったら (テキスト・ブラウザー使いとしては) 泣いてしまう。Google Accessible Search は、そういったことを見込したサービスなのかな?
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