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2006-06-13

メモ取りには Gmail

ちょっとしたメモを取る時、どんなツール (or サービス) を使ってる? 結論から先に言おう。ぼくは Gmail の下書きモードを使ってる。その理由をキーワードにすると 6 つ:

  1. Online
  2. Rich Text
  3. Quick Start
  4. Search
  5. Secure
  6. Auto-Backup

キーワードの説明を、対抗しうるサービス (エディター、Yahoo! ノートパッドGoogle Page CreatorGoogle Notebook、BlogThis!、writely) との比較を絡めてしてみやう。

ちなみに、BlogThis! とは、Blogger の編集画面を直接開くためのブックマークレット。

オンライン

ローカルの環境にあるエディターを考えてみやう。使い勝手の上では、一番だけど自分の環境でしか使えない。

例えばネット・カフェ。例えば出張先のコンピューター。出先で好みのエディターがインストールされている保証はない。また、他のコンピューターでメモを読むには、そのファイルを USB メモリーにコピーするか、FTP で転送するか、メモを自身宛てにメールしなくちゃいけない。ある程度、まとまった文章ならともかく、小さなメモにそれほどの手間はかけたくない。

メモを「オンライン」上で作成すると、転送の手間が省ける。いつでも (ネットにさえ繋がっていれば) 読める。

というわけで、ここからはオンラインで「メモ」を作成できるサービスと Gmail を比較をしやう。

リッチ・テキスト

メモであっても、ある程度の rich text は欲しい。例えば、見出しやリスト、ハイパーリンクをメモに含められれば便利に思う。つまり、HTML 程度の編集能力があるといい。

エディターや Yahoo! ノートパッドにはリッチ・テキスト編集能力がない。

一方、Gmail, Google Page Creator, Google Notebook, writely, それに BlogThis! は簡易ながら HTML を編集することができる。

Quick Start

メモを取りたいと思った時に「すぐにメモれる」のは利点の一つに数えられやう。ウェブ・ブラウザーはいつも起ち上げているとして、そこからすぐにメモの編集画面に入れるといい。

そのためには、編集画面へのブックマーク若しくはブックマークレットが用意されていると嬉しい。

Gmail であれば、以下の URL が編集モードへの直接リンクになる。これをブックマークしておくとよいでせう。

Gmail 以外にも、BlogThis! ブックマークレットや Google Notebook はすぐに起動できて便利。

その点、Google Page CreatorYahoo! ノートパッドには、「すぐに編集」にかかるための URL や bookmarklet は用意されてないように思う。ぼくの調査不足かな?

そうそう、ブックマークやブックマークレットを外の環境で使うには、Portable Firefox がお勧め。

Search

メモは書くだけのものにあらず。後で読み返すためのもの。読み返すには、目的のメモを見つけなくちゃいけない。そこで検索!

メモの内容を検索できるサービスは、GmailYahoo! ノートパッド、それに writely の三つ。

BlogThis! と Google Page Creator には検索機能そのものがなく、Google Notebook は日本語の検索が通らないという致命的なバグがある。

Secure

普通、メモは自分用に書く。書いた内容が外に洩れてしまっては、非常に具合が悪い。ぼくは、メモ・サービスというのは、ユーザーが明示しない限り、内容が public (ウェブ公開とか...) になってはいけないと思う。

そういうメモ的な観点から見てみると、BlogThis! と Google Page Creator がよろしくない。

BlogThis! は、もともとブログ・エディターなので「公開」と「下書きで保存」のボタンが並んで置かれてる。ブログを書く人は、「公開」ボタンを押す事に慣れている (よね?) から、公開するつもりのない情報まで「公開」してしまうかもしれない。ケアレス・ミスを誘うインターフェースは使わない方がいい!

Google Page Creator も同じく「Publish」ボタンが置いてある。本来、「Publish」する事が目的のサービスだから、ユーザーが押し易い所にボタンがある。つい「Save」のつもりで「Publish」を押すと、とんでもないことになる。Google Page Creator は自動セーブなので、「Save」に慣れていると、余計始末が悪い。

Gmail でも「Send」と「Save Now」ボタンが並んでいるけど、こちらは「To:」フィールドが空になってる限りメールは送信されない。心配なら、宛先を自分のメール・アドレスに設定しておくとよろしからう。

Auto-Backup

メモの編集中にブラウザーが落ちる危険性は常にある。そんなアクシデントの被害を最小に喰い止めるためにも、自動バックアップ機能があるといいよね。

Gmail, writely, Google Page Creator は自動バックアップをサポートしている。

まとめ

サービスごとに、キーワードについてまとめてみると...

記号の意味は次の通り: ○/● オンライン有/無、□/■ リッチテキスト/プレーンテキスト、◇/◆ クイック・スタート可/不可、△/▲ 検索有/無、▽/▼ 安全か/否か、☆/★ 自動バックアップ有/無。

あとがき

今回の記事では、Gmail を一押しにしたけれど、上に挙げた 6 つのキーワードを満たすようなサービスであれば、どんなサービスでもいいと思う。こんなサービスがメモには良いよ! というのがあれば、どしどしコメント・トラックバックして下さいませ。

2 comments:

  1. 私も Gmail をメモに使っていますが、入力環境は携帯電話を使っています。携帯電話から自分のアカウント宛にメールを送信するのです。これなら外を歩いていてもその場で思いついたことを入力できます。

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  2. さすが Hit さん。携帯を使いこなしていますね! 携帯で取ったメモも、Gmail なら from:mobile-mail-address でフィルタリングできるので、すぐに見つけられますね。よい方法を教えて頂きました。ありがとうございます。

    ちなみに、私はメモ帳と四色ボールペンをポケットに入れて、急場を凌いでいます ;)

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