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2005-07-11

GNU Arch quick start |GNU Arch|

GNU Arch は、最近お気に入りのバージョン管理システム。かなりクセのあるソフトなので、僕自身、 簡単な説明を書いてる。ただ、新規にファイルを GNU Arch で管理しようと思った時、先の文書は冗長に過ぎる。せっかくだから、メモとして残しておきましょ。

html-fold.el というファイル一つを GNU Arch のバージョン管理に (初めて) 置いた時のコマンドを例に。

$ tla archive-setup html-fold--mainline--0.1       ; アーカイブ名の設定
$ tla init-tree html-fold--mainline--0.1           ; カレント・ディレクトリーを対象に
$ tla add-id -i elisp_html_fold_main html-fold.el  ; 新規ファイル登録
$ tla inventory --ids --source                     ; これはファイル登録の確認 (任意)
$ tla make-log                                     ; Emacs 等で新規のログを書く
$ tla import                                       ; アーカイブに登録

登録作業は、以上でお終い。cvs checkout に当たる作業は次の通り。

$ cd ..                                            ; 一つディレクトリーを戻って
$ tla get html-fold--mainline--0.1 html-fold-0.1   ; 先程のアーカイブを checkout
$ cd html-fold-0.1                                 ; html-fold-0.1 という directory が出来てるはず。

スナップショットの作成

どのバージョンを公開したかを覚えるのに、スナップショット・ブランチを使う。html-fold は base-0 (一番最初のリビジョン) を公開したので、これを snapshots--0.1 ブランチに保存する。

$ tla tag -S html-fold--mainline--0.1--base-0 html-fold--snapshots--0.1

-S オプションは、初めてスナップショット用のブランチを切る時に使う。二度目以降は要らない。例えば、patch-12 というリビジョンをスナップショット・ブランチに入れるには次のようにする。

$ tla tag html-fold--mainline--0.1--patch-12 html-fold--snapshots--0.1

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