2013-05-14

Gmail, Google Drive, Google+ がストレージ容量を共通化・15 GB へ

Google は Gmail と Google Drive と Google+ の容量を「統一」してカウントすることを発表した。統合された容量は、全部で 15 GB になる。なお、Google Apps ユーザーに対しては 30 GB が与えられるとのこと。ストレージ統合は、今後数週間でゆっくりとユーザーに展開される。

今までは Gmail に 10 GB、Google Drive と Google+ (Picasa Web Albums) に 5 GB の容量が個別に割り当てられていた。今回の統合によって、各サービスの垣根がなくなる。

現在の利用量は、Google Drive Storage ページで確認可能。

ストレージ増量オプションは 2 つ (もしかしたら、もっと上のモデルもあるかもしれない)。$4.99/月 の 100 GB モデルと $9.99/月 の 200 GB モデル。今までの 25 GB ($2.49/月) は撤廃。

あとがき

思い返せば、大容量ストレージの始まりは 2004-04-01 の Gmail 発表から始まった。当時、フリー・メールのストレージ容量が 20 MB 程度だった頃に 1 GB の容量をひっさげて Gmail は登場した (最初は招待制だった)。後に Gmail は 2 GB, 7 GB と大きな増量を重ね、日々ストレージ容量を増やしながら 10 GB にまで達した。

人というのは面白いもので、容量が急激に増えても対応してしまうらしい。Gmail の最初の 1 GB を使い尽した人は多いと思うし、10 GB の MAX に近づいている人も少なからずいる。

対抗するサービスも Google にヒケは取らない。Yahoo! Mail (米) は容量無制限だし、Microsoft の Skydrive は最初 25 GB の容量でスタートした (今は 7 GB にストレージ容量が少なくなって残念)。Amazon や Dropbox なども次々と Google を脅かす存在になっている。

ストレージ容量が大きいことがアドバンテージになることを Google は実証してみせた。今、複数のサービスが Google のストレージに迫るか上回るかしている。そして、Google はストレージ統合を行ない、使い勝手の向上を目論んだ。ぼくには、まだ他社サービスを大きく引き離す力に欠けている様に感じられる。Google の第二手を楽しみにしている。

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