2012-12-13

映画館で映画を観ることに関して、少し誤解をしていたかもしれない

今までの観かた

ぼくは好きな映画をなるべく映画館で観たいと思っている。好きなというのも難しいな。シリーズ物だと前作が面白かったから、という理由で次作にも期待して映画館に足を運ぶ。原作に思い入れがあって映画化されたとなれば、その映像美を楽しみに映画館へ足を運ぶ。あとは友達のお勧めや Twitter での噂に興味をひかれて映画館へ足を運ぶ。もちろん、映画館でかかる予告編なんかも重要な情報源の一つ。とにかく、色んな情報を総合して面白そうと思えば映画館に行く。

映画館の魅力は三つ。大画面高音響一体感

我が家の TV 画面よりも映画館の方が画面が大きい。迫力のある映像が展開される。アクション系の映画や美しい自然を舞台にしていると、映画館で観て良かったと思う。次に高音質と大音響。ぼくもオーディオには凝っていて、下手な映画館より良い音響を自宅で実現できる(と思う)。でも、映画館の様な大音響は無理。周りから苦情が来ちゃう。それに本気になっている映画館の音質には、やっぱりぼくのオーディオ・システムでは届かない。最後は観客との一体感。面白いシーンがあれば一緒に笑い、悲しいシーンでは一緒にしんみりとする。斜め上の斜め上な展開には全員で呆然とするのも、またをかし。

そして、面白かった映画は何度も映画館に足を運んじゃう。これがぼくの映画館の楽しみ方。

少し考えたこと

映画を観るなら、安く観たい。毎月 1 日の「映画の日」は一日千円。レイトショーなら 1200 円。映画館によってはメンズ・デーもある。

こういった「日」を選んで映画館に足を運ぶ。

この行為に最近疑問を持ち始めた。ちょっと映画の観かたを誤解してたんじゃないかと思うようになった。

「映画」はまずシネコンで一番良いシアターで上映される (人気にも依るけど)。一番良いとは、一番画面が広くて、音響設備も調っているシアター。そして、一週か二週かすると他の人気作が上映開始となり、その「映画」は一番良いシアターから陥落して二番手・三番手のシアターへと移る。そして、映画上映最終週にもなると、最もしょぼいシアターで上映される。

ぼくはこの事実に無頓着でいた。安さを重視するため、日どりを先に決めていた。でも、日どりを先に決めるということは、せっかく映画館に行っているのに一番良いシアターで観ない「ケースもある」。それって安くなった値段分の価値があるのかしら?

一般の映画は 1,800 円。映画の日は 1,000 円。800 円の差は大きい。けれど、考え方を変えれば 1,000 円ものお金を払いながら、一番しょぼいシアターで観るのは楽しいものか? 大きなシアター、音響の良いシアターで観ることに、もう 800 円足すことは、それほどバカなことなのか? 800 円分の価値のあることなんじゃないかしらん。

最近、そういうことを考えて本当に好きな映画はなるべく初週に観に行くようにしている (レイトショーなんかは、この点とても助かるサービス!)。

蛇足

映画の日には、面白そうと思ってた映画とかを観ている。別に映画の日を否定する気はないけれど、一年に一回くらいは、本気で観たい映画があるだろうし、そういう映画はちょっと贅沢してもいいんじゃないかな? ってこと。

もちろん、映画公開初週は人が混んでいて、人混みが嫌いという意見もある。そういう人は無理して初週に行く必要もない、と思う。

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