2012-09-08

Kobo Touch が届いた、使った、楽しんだ?

2012-07-19、予約していた楽天の電子書籍端末 Kobo Touch (以下 kobo) が届いた。スペック等は過去記事を参考にされたし。kobo を使って、ようやく本を読み終えたのでレビューを書く。

箱を開けてみる

開封作業。

kobo

kobo

電源は PC から USB で取る。PC と連携しなきゃいけないのは面倒。市販品で USB をコンセント・プラグに変換するコネクターがあったように思うけど、ああいうのは使えるのかな? バッテリーの持ちが良いので、一か月に一度くらいなら、繋ぐのもやぶさかではないが...

専用アプリ

ライブリー管理用 (?) に専用アクリが用意されている。Windows 用と Mac 用。ぼくのメイン・マシンは Linux なのであせる。専用アプリがないと、最初のアクティベーションができない。Windows/Mac 専用って予約ページに書いてあったっけ?

サブに MacBook を持っているので、何とか事なきを得る。

実際に使ってみたけれど、専用アプリの必要性を特に感じない。kobo 単体で十分なんじゃないかしらん。

購入

ウェブ・ブラウザーで楽天 kobo のページから本を書うか、kobo の中にある検索ページから本を探すか。手軽さから言えば、ウェブ・ブラウザーを使う方が楽。iPad 片手に本を探す。

事前に分かっていたことだけれども、読みたい本がない。昨日のエントリーにも書いたけれども、図書館で借りたり、ブックオフで中古を買う方が安い。わざわざ電子書籍で読みたい! と思う品揃えって、なかなか無いものよ。値段も、紙の本と比べてそんなに安いわけじゃないしね。

読書 —マンガ編—

マンガ喫茶に置いてなくて、でもブログの話題から読んでみたいと思ってた本を買ってみた。杉山敏の「インセクツ」。全 4 巻。合計 2,000 円也。財布に痛い。

インセクツ 1 (バーズコミックス) インセクツ 2 (バーズコミックス) インセクツ 3 (バーズコミックス) インセクツ 4 (バーズコミックス)

一画面に一ページ表示。読み易さは格別良くもなければ、悪くもなし。家の外で読んだら、(画面が反射しない分) もっと良く感じたかも。

快適でないページめくり。ページをめくるたびに、画面がちょっとフラッシュする。読みづらい!! 目が疲れる。やってられない。

コミック一冊の容量は約 40 MB。4 冊で 160 MB = 0.16 GB。kobo はデフォールトで 1 GB のユーザー・ストレージを持っている。単純計算で 25 冊しか保存できない。これじゃあ、ワンピースもキングダムも容量オーバーになっちゃう。外部ストレージ (MicroSD) を追加して 32 GB にしても... ねぇ。その MicroSD の管理が面倒になりそうだし。

kobo はマンガ向けではないと思った。

読書 —本編—

本を 2 冊入手。ライトノベルの「聖剣の刀鍛冶 (ブラックスミス) 」と経済の本「ザ・ゴール」。聖剣の〜 は kobo store で無料キャンペーンやっていたので買った。ザ・ゴールは昔、図書館で読んで面白いと思っていたのだけど、本が厚いのと古本屋でも値が崩れないので買い控えていたもの。

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J) ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

さて、聖剣の〜 を読んでみる。

挿絵が入ると、マンガの様にフラッシュするけれども、本文を読む分には問題ない。レンダリングが一部小さく崩れていたりもすれけれども、あまり気にならない。ページを繰ると、時々前のページ文字が「残っている」ことがある。これはハードの限界かソフトウェアの最適化の問題か? 気にならないといえば嘘になる。できれば修正して欲しいところ。

読んでいて、見開きでない本を読む違和感はあったけれども、概ね最低レベルは越えていると感じた。あとは、魅力的な品揃えになることを期待したい。

あとがき 〜 kobo の兄弟ブランドが発売されるそうで...

端末が沢山出ることは良いね。機能が向上するのは良いね。

でもね。これは「本屋」。品揃えが全てを決める。どんなに良い電子書籍端末であっても、読める本が一冊もなければ誰も使わない。「ストア」がどれだけ本を持っているかじゃなくて、どれだけ「読者」が読みたい本を置いているか。不安半分、期待半分で見守って行きたい。

2 comments:

  1. eInkは漫画向きではないですね。コミックは高精細ディスプレイのiPadなどに読書アプリを入れて読んだ方が断然いいです。テンポよくページめくりができるし、カラーだし。それにコミックは容量を食うのでさしあたって読むのだけダウンロードして、それ以外はサーバーに置いておけるタイプの書店がいいです。

    家の中で読むなら性能の向上した液晶のほうがいいです。アメリカ人みたいにキャンプに行って木陰で一日中読書するとかのような休日を過ごすなら、バッテリーの心配をせず直射日光下で見やすいeInkが断然いいです。このあたりの読書スタイルの違いも日本とアメリカの電子書籍の普及度の違いに関係がありあそうです。

    個人的には外回りの仕事で昼休みに車の中で本を読んだりするので、直射日光下でみやすいeInkの圧勝です。Readerが手放せません。

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    1. 岡野さん、こんにちは。

      > eInkは漫画向きではないですね...

      そうですね。買ってみて、初めて分かりました。iPad でもマンガを読んでいますが、kobo よりストレスなくマンガを楽しめています。

      > コミックは容量を食うので...

      おっしゃる通り!

      > 家の中で読むなら...

      そうですね。今まで eInk なガジェットを持っていなかったので、kobo を買うことで自分の行動パターンが変わるかと思いましたが... 変わる前に、本が揃っていない状況に絶望しています。もしかしたら、アメリカン・スタイルに変化できるのでは、と今でも思っているのですが。

      > ...Readerが手放せません

      フムフム。参考になります!!

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