2012-04-09

必ず結果が出るブログ運営テクニック 100 (コグレマサト するぷ) を読んだ

必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意
コグレマサト するぷ

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インプレスジャパン 2012-03-23
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2005 年頃にブームを迎えたブログ。ぼくもブームに乗ってブログを始めた一人。ただ、最近ブログの力が弱くなった様に感じる。理由は、ブログ・サービスが飽和したこと、メジャー・ブログの力が強くなりブログ間の貧富(?)の差が出たこと、そして Twitter, Facebook の台頭。このブログも、2005 年から 2007 年にかけて順調に PV を増やしていたけれども、それから 5 年間、月間 PV はほぼ横這い。4 万 PV/月 付近をウロウロしている。

そんな中、ブロガーに勇気をくれる本が出版された。Netafull のコグレさんと和洋風◎のするぷさん共著の一冊。「必ず結果が出るブログ運営テクニック 100」。全部で 100 のテクニックが載っている。お二人は Mac ユーザーで、Mac 系のアプリの紹介も多いが、Windows 系アプリの説明もほぼ等しくなされている。

本は大きく分けて、「記事を書く」「集客する」「マネタイズする」の三分野から構成される。より楽にネタを集め、より楽に記事を書き、より多く記事を出す。多くの人にブログ記事が目に入るように工夫する。アフィリエイトを利用して、お金を手に入れる。この三分野。「書かれていない事柄」にも触れておこう。本書には、「文章術」に関する記述はない。文章を上手く書きたい人は他に本を求める必要がある。文章術に関しては、それだけで一冊の本になる。小説や論文に関する文章術の本は多いが、ブロガー向けの文章術の本は見たことがない。コグレさんとするぷさんには、「ブログ運営」の第二弾として「ブログ文章術」の本も書いて欲しいところ。

さて、本書の内容。ブログを 7 年やっていれば、既に知っていることも多い。それでも、半分位いは知らないことだった。「ブログを書く」ことはよく分かっているつもりだったけれども、「ソーシャルメディアと連携して仲間を増やす」という意識は低かった。本書を読んで、まずは放置に近かった Facebook に力を入れるようにしてみた。

感銘を受けたテクニック

特に感銘を受けたのは、テクニック 10「記事の中で伝えたい要素は必ず 1 点だけに絞る」というもの。長すぎる記事は分割し、まとめ記事を用意しなさい、というテクニック。NTT R&Dフォーラムの記事で一応このテクニックを使ってはいるのだけれども、本書を読んで分割粒度をもっと小さくして良さそうだと思った。

あと、テクニック 1 「毎日ブログを更新するためのルールを決めよう」。1 日 1 本の記事を書く。最近できていないことなので、ガツンとやられた気分。毎日書いてると肩の力を抜いて書ける様になる、と。そういえば、近頃は記事を書くのに肩に力が入ってた様な気がする。軽めの記事でも良いから、毎日書ける様になりたい。

Emacs では...?

本書では、ブログの下書きを専用エディターで書くことを勧めている。それは Mac のエディター。一方、ぼくは Emacs が愛用のエディターになっている。ブログ用に少しカスタマイズもしている。ニッチな話題だけれども、Emacs エディターでブログ下書きを書く、という話題も面白そうだと思った。

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